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2018-12

古民家物件を見に行ってがっかりする事も多いだろうけれども・・・ - 2018.08.09 Thu

空き家物件巡り総論・伊那谷の特徴について - 2018.08.03 Fri

長らく開いてしまいましたが、この記事の続きを書きます。
前回は物件探しについて、伊那谷の地域性からの特徴を書きました。
結局は「不動産に掘り出し物は無い!!」ということでしたよね(笑)
今日は伊那谷に限らず、あちこちで直面するであろう、古民家のがっかりポイントを紹介します。
あくまで一般論の話ですよ。

僕の場合は、2012年夏に4件の古民家物件を下見して、5件目で購入を決めました。
そのがっかりポイントを羅列していきます。

①長野市の物件
×とにかくでかい。普通のでかさではなく、薪ストーブの販売をやっていたので、トイレがたくさんあったり、そのくせ居住空間が少なかったりという、変なでかさ。
×しかも高い
×実は古材を使って建てた、新しい物件だった

②辰野町の物件
○300万円くらいでとにかく安かった
○川のせせらぎはいい感じ
×天竜川の支流を上がったところの集落で、駅からも国道からも遠い
×谷あいの集落なので、日当たりが悪い。冬はほとんど日照が無いのでは?
×中途半端なリフォームのせいで、昭和の安普請の家にしか見えない。古民家なんだけれど。

③辰野町の物件
○大正浪漫なつくりで、いい感じ
×駅からも国道からも遠い
×高い。売主側に事情があって、値下げできないらしい?
×狭くは無いけれども、ヤギを飼えるほど広くは無い。割と密集地。

④茅野の物件
○ほとんどリフォームされておらず、古民家そのままの姿を残している
×トイレ風呂台所が無く、作らなければならない
×ヤギを飼うほどの敷地を確保するためには、宅地の横の土地もついでに購入する必要がある
×駅からは遠い
×国道のすぐ横で、しかも傾斜の関係で、人間の頭くらいの高さを車が走っている。凄くうるさい。下見していてもかなり気になった。
×確か母屋だけで800万円くらいだったはず。プラスの土地を含めると結構高い

⑤伊那市の物件
○土地は広い。ヤギを余裕で飼える。
○駅からも国道からも近い
○ほとんどリフォームされておらず、古民家そのままの姿を残している
○構造体がとても太い
×茅葺の屋根が腐って、雨漏りが酷い。床が抜けている部屋もある
×母屋が大きすぎて、持て余す
×トイレも風呂も台所も現状のものは使えない
×雨漏りで下屋が崩壊している
×蔵が雷で半焼
×家全体がゴミだらけ
×売値が1300万円で、予算オーバー
×敷地がジャングル状態で、母屋も開かずの部屋があって、全容を把握できない

④の物件は購入を真剣に検討して、やっぱり赤字部分の理由でやめました。

⑤は今住んでいる家です。

まあ本当に、がっかりするポイントはたくさんあると思うのですよ。
・昭和のダサいリフォーム
 →仕方ない。やり直すしかない
・狭い集落に密集
 →昔の人は助け合いながら暮らしたんだから、仕方ない
・日当たり悪い
・駅や国道が遠すぎる
・駅や国道が近すぎてうるさい
・柱や梁桁が細い
 →雪国でないかぎり、細いのは当たり前。仕方ない
・高い
・リフォームが大変

ただ、やはり「掘り出し物が無い」からには、こういうことも含めて値段がつけられているわけです。
立地云々につきましては、そういうことがあるから、取り壊されずに残っているわけです。
いい立地だったら古民家なんて残さずに、別の利用をしています。

というわけで、特に古民家を探している人は、探している過程でがっかりする事が多いと思います。
そういう状況だからこそ「物件の状況」「自分の望むもの」「譲れないもの」をテーブルの上に並べて、考えてみる必要があります。

あ、あと、「掘り出し物が無い」と散々書きましたが、古民家は他の物件に比べると掘り出し物が眠っていると思います。
矛盾していますが。
ただ、最初から「掘り出し物を探してやろう」と思っていると、夢破れてしまいます。

ではなく、マイナスポイントを「克服できる」「我慢できる」「気にならない」という風に考える事で、普通の物件が「掘り出し物」になっていくのです。
その振り幅が大きく、普遍性が無いゆえに、「自分とっては掘り出し物」って思える物件に出会える可能性は・・・、普通の不動産よりは高いのではないでしょうか。

⑤の物件。
とても掘り出し物には見えないですよね。
でも、僕にとっては掘り出し物でした。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

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