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2013-10

柱を土台に入れる(2013年10月6日午前) - 2013.10.12 Sat

10月6日は午前中のみあゆみ大工さんがいらっしゃったので、一緒に作業しました。
作業内容はというと。
昨日の記事で柱の間に貫を通しましたが、今度はその柱の下に土台を敷き、土台に柱を挿していきます。

131006-100027_R.jpg
まずですね、基礎の上に土台を敷いていきます。

131006-100035_R.jpg
昨日の記事に書いたとおりですが、基礎と土台には鉄筋を入れる用の穴が開いています。

131006-100057_R.jpg
真上から覗くと基礎に開けてある穴まで見えます。
そして、基礎の穴の中にはボンドが充填されています。

131006-100106_R.jpg
これは・・・、鉄筋って呼んでいいのかな?
グラインダーで面取りしてあります。
これを落としていきます。

ただ、土台と基礎の2つの穴は微妙にずれているので、落とすだけではすんなりと基礎の穴まで落ち込みません。
穴の上から棒を突っ込んで、土台と基礎との間にも何かを突っ込んで、おっつけながらアシストしなければなりません。
地味な作業です。

131006-100244_R.jpg
うまく行くと鉄筋は奥まで入り込み、基礎に充填されているボンドが溢れてきます。

この段階では、ジャッキアップされているので、柱が宙に浮いています。
そのジャッキを緩めると自然に降りてきて、ホゾが納まるという寸法。
ただし一つ問題があります。

131005-161847_R.jpg
これは昨日の記事の写真ですが。
ジャッキアップの都合で、柱が随分と斜めになった状態で宙に浮いているのです。
このまま降ろしても絶対にホゾは納まらないので、僕が外側から押しながら、柱一本一本を収めてきます。

131006-111153_R.jpg
2人でやったので途中の光景を撮影する余裕はありませんでしたが、このように納まりました。
まだこの段階だと、完全に入りきってないんですけどね。

131006-111155_R.jpg
どんどんジャッキを緩めていきます。
この辺りに絡んでいるジャッキだけで6本くらいありました。

それをゆっくり緩めていきます。
これも大変な作業ですね。
絡んでいる全てのジャッキをゆっくりと、平等に緩めなければなりません。
不均等に緩めると、建物に負担がかかります。

131006-111211_R.jpg
ここで地味すぎる問題が発生。
このように他所のジャッキで持ち上がっていたところに掛けたジャッキは、最大限に緩めても外れなくなっています。

131006-111219_R.jpg
そこで急遽、別のジャッキを使って建物を持ち上げ、救出します。

131006-111237_R.jpg

131006-111242_R.jpg

131006-111442_R.jpg
うまく行きました。

131006-111916_R.jpg
これで柱を入れる作業は完了。
貫も綺麗に納まっています。
実測から、墨つけ、刻みと時間がかかったこの作業、無事に収まってあゆみ大工さんも満足げです。

131006-113049_R.jpg
次にシャチ栓を完成させていきます。

131006-113056_R.jpg
このように栓を打って、余分な部分を切って完成です。


ここまでで僕は出番も終わったものだから、自分の作業に戻っていたんですよ。
で、お昼のチャイムが鳴って、あゆみ大工さんが「休憩にしましょう」って。
僕も作業を切り上げて、土間に行ったわけです。

で、あゆみ大工さんは大黒柱の横で何かしていたんだけれども。
僕が土間に入った瞬間辺りで、あゆみ大工さんの上に何かが降ってきたんですよ。
5寸角で長さ2尺くらいの横架材が。
それは運よく、あゆみ大工さんの肩というか、腕の辺りに当たったんだけれども。
結構でかくて、重い材だったからな。
頭にでも当たったら、ただではすまなかったでしょう。

「あはは。いま僕、死にそうだったよね??」
あゆみ大工氏はいつもの調子で笑っておりましたが(汗)
くれぐれもお気を付け下さい・・・。



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Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

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