辰の部屋のビフォーアフター(後編) - 2018.10.22 Mon

2018年1月21日。
ようやく辰の部屋の再生に本格的に取り掛かるときが来ました。
辰の部屋の再生のそのものは、昨日の記事の最後で取り上げたように、2015年5月に荒壁を塗ったところまでで中断していました。
古民家移住が2016年3月26日なので、それから2年近く経ってから、ようやく再生の運びとなったのです。
というのも、理由はいろいろとありますが、一番は画像のように辰の部屋が古材の置き場となっていたから。
これら古材の移動先がないことには、手のつけようが無かったのです。
このあたり、まるでフリーセルのゲームをやるように移動先を捻出しながら、再生工事というのは続いていきます。
今回は蔵に移動させました。

古材を移動させて露わになるのが、この箪笥階段。

別アングルから。
この箪笥階段は解体した蔵から取り出したもの。
母屋のどこかで使おうかとも思ったのですが、あまりにも大きく、持て余し、結局使わずじまい。
今回、辰の部屋を再生するのにあたって、どうにも邪魔だったので処分しようかとも思いました。
駄目もとでブログで「欲しい人いませんか?」と呼びかける。

2018年1月27日。
運よく、読者の武田さんが貰ってくれるということで、来てくれました。
あまりに大きく、運搬も大変すぎるので、解体することに。

2018年2月12日。
古材も箪笥階段もなくなって、すっきりしたところから辰の部屋の再生が開始。

2018年2月15日。
根太まで完了。

2018年2月18日。
床断熱まで完了。

2018年2月25日。
畳下地まで完了。

さらに同日、天井に取り掛かります。
天井はこの状態。
半分は天井根太が消失し、半分は残っています。
しかし残っている半分も、根太は貧弱で、腐朽しています。
作り直す必要あり。

2018年3月4日。
天井作りに先立って、こちらの小壁に小舞を掻きました。

2018年3月18日。
天井作りが始まる。
天井大引きをボルトで補強。

2018年3月20日。
廻り縁が完了。

2018年3月21日。
天井根太が完了。

2018年3月27日。
天井板が完了して、これで天井は完成。

2018年6月2日の様子。
後は壁ですね。
まだ荒壁のままです。

2018年8月7日。
壁を仕上げて、さらに拭き掃除。

2018年9月19日。
完成間際のラストスパート。

2018年9月21日。
無事に完成。




最後の写真はこのビフォーと似たようなアングルです。
見違えるほど綺麗ですし、新しく壁を作ったりなんかしているので、同じアングルには見えませんが。
以上。
5回にわたり3箇所分のビフォーアフターをまとめてお送りしました。

これで卯・午・巳以外の部屋は完成したことになります。
母屋の完成も見えてきた・・・?
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辰の部屋のビフォーアフター(前編) - 2018.10.21 Sun
また例によって写真が37枚もありますので、2回に分けてお送りします。

辰の部屋はこちら。
この図は左側が北になっているので、辰の部屋は家の北東の端にあります。
ちなみにほとんどの部屋が雨漏りしていた我が家ですが、雨漏りの酷い順は酉→寅→辰。
3番目に雨漏りが酷くて、開かずの間だったのが辰の部屋です。

2013年2月10日。
多分辰の部屋で一番古い写真。

同日。
辰の部屋は使われなくなった箪笥の巣窟となっていました。

2013年4月28日。
ゴミの片づけがあらかた終了。

同日。
建具を取っ払う。
右に移っている作り付けの棚は、辰の部屋の重要な目印です。

2013年4月29日。
床の解体が始まる。
寅の部屋もそうだったのですが、雨漏り避けのためにビニールシートが敷いてありました。
でも、このビニールシートが雨漏りの被害を悪化させているような気が・・・。
水が滞留するし、乾かないし・・・。

同日。
床の解体。

同日。
床板を取っ払う。

2013年5月4日。

同日。
根太も解体。

2013年5月11日。
あゆみ大工さんによるよろび計測。

時は流れて2014年2月23日。
いよいよ辰の部屋の補強工事が始まっています。

同日。

20147年4月9日。
雨漏りの被害で、ほぼ折れている柱。

時は流れて2015年2月1日。
敷居とかが入って、小舞掻きまで終わっています。

2015年3月28日。
ここの面はこれから小舞を掻くところ。
実は蔵を一つ解体したときに、その古材やら箪笥階段やらは全てこの辰の部屋に収納しておいたのです。
それらが見えますね。

2015年5月23日。
GW作業が終わって、無事に荒壁も塗り終わったようです。
今日はいったんここで切ります。
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寅の部屋のビフォーアフター(後編) - 2018.10.20 Sat
解体が終わって、再生が始まります。

2014年1月17日。
添え柱を入れています。

2014年2月23日。
ジャッキアップしながらの、再生工事。

2014年3月8日。
この部屋は桁まで腐って折れていたので、難工事です。

2014年4月11日。
腐っている柱を金輪継ぎで継いでいきます。
奥が寅の部屋。

時は流れて、2015年1月5日。
小舞を掻いている最中かな。
寅の部屋は雑然としています。

2015年2月1日。
小舞を掻き終わった寅の部屋を外から見た様子。

2015年4月19日。
GW作業前で切羽詰って、夜作業。
寅の部屋と辰の部屋を区切る小壁が腐っていることに気づいたので、急遽小舞かき。

2015年4月29日。
GW作業直前の小舞掻き。
全半会の由香里さんが手伝ってくれました。

2015年5月23日。
GW作業中は忙しかったので、寅の部屋に関する写真はなし。
既に荒壁が塗り終わっています。
そして寅の部屋はこのような荒壁のままで長らく放置されたのです。

時は流れて2017年8月20日。
古民家に移住して1年半が経過した頃。
ようやく寅の部屋に取り掛かろうかなという状態になりました。
寅の部屋は見事に、廃材置き場状態。

同日。

同日。
まずは廃材を退かしていきます。

2017年8月27日。
根太まで完了。

2017年9月3日。
断熱材まで完了。

同日。
別アングルから。

同日。
畳下地まで完了。

2013年9月18日。
天井作りに取り掛かる。
天井には何もありません。

2017年9月23日。
廻り縁まで完了。

2017年9月24日。
天井根太まで完了。

2017年9月24日。
天井板を貼って、天井が完成。

2017年11月19日。
壁の仕上げ塗り中。
これで完成のはずが、色むらが出てしまって、完成はお預けとなったのでした。

2018年1月14日。
サッシを入れる。

2018年7月31日。
改めて、中塗り仕上げが完了。
武田さん夫妻と一緒にやりました。

2018年9月19日。
完成間近のラストスパート。

2018年9月21日。
完成となりました。



と、いろんなアングルから。

最後の写真は昨日出したこの写真とほとんど同じアングルです。
新たに壁を作り、小壁を作り、建具も取り替えて。
別の部屋のように見えますね。
綺麗になったものです!!
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寅の部屋のビフォーアフター(前編) - 2018.10.19 Fri
過去写真を漁っていたら50枚にもなってしまったので、前編後編に分けます。

2013年2月3日。
実は寅の部屋は立て付けが悪すぎて、長らく「開かずの間」だったので、購入前の写真はないのです。
ゴミ片付けの最中の、天井付近の写真ですね。

同日。
寅の部屋の床付近。

2013年2月10日。
床下を確認するために、ためしに床板をはがしています。
・・・。
こんな家を買ったやつは誰だあ?!
って、叫びたくなってしまうくらい、物凄い家ですね。
何でこんな家、買ったんだろう?
当時はなんとも思わなかったのでしょうか?
感覚が狂っていたのかもしれません。
「おらぁワクワクしてきただ」
なんて、能天気なことを考えていたのかもしれません。
今、はっきり言います。
こんな家、買ったら絶対に苦労します。
苦労しました!!(もうすぐ丸6年)

同日。
なんでしょうね、この床。
畳?
土?
氷?
多分、畳が腐って、土になりかけたものが凍ったのだと思います。

2月11日。
寅の部屋と隣の18畳間の間にあった作り付けの棚。
調味料とか食器とかが満載です。

解体。
置くが寅の部屋です。

解体後。

2013年4月28日。
建具を取っ払いました。
正面が寅の部屋。
奥が辰の部屋。

2013年4月29日。
畳の撤去を開始します。

同日。
畳をはがし、床板もはがしていく。

同日。
床板の撤去が完了。
手前が寅の部屋。

2013年5月4日。
床板撤去後の寅の部屋。
根太が歯抜け状態ですね。
抜けているところの根太は腐っていて使い物にならないものです。

同日。
炬燵の跡が見えます。

2013年5月4日。
GW作業。
助っ人が電気配線の撤去をしてくれました。
奥が寅の部屋。

2013年5月6日。
1年目のGW作業が終わり、建具も畳も床も撤去した古民家。
右奥が寅の部屋。
床が残っているところが、昨日紹介した2つの納戸です。

2013年5月11日。
再生に先立ってレベルを計りに来たあゆみ大工さん。
右手前が寅の部屋。
という、今日は寅の部屋の再生前~解体までをお送りしました。
それにしても本当に酷い家、酷い部屋です。
何せ寅の部屋は家の中では2番目に雨漏りが酷い部屋でしたから。
よくもまあ、こんな家を購入したものです。
6年前の僕は。
続きはまた明日☆
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納戸のビフォーアフター - 2018.10.18 Thu
今日はまず、2つの納戸をまとめて。

2013年1月6日。
古民家を購入したばかり、再生も始めたばかりの頃。
納戸の一番古い写真です。
このように納戸の限らず、家中どこでも物だらけでありました。
あと、たしか、納戸なのに畳敷きだったと思うのですよ・・・。

2013年2月10日。
既に解体してありますが、このようにでかい押入れのようなものが後付されていました。
今思えば、2つの納戸はこの押入れによって分断されていたのでした。

2013年2月16日。
大学の後輩の前枝君がやってきて、一緒に作業。
さっきの押入れを解体。

203年2月17日。
家中にたくさんの神棚がありましたが、特にこの納戸には集中していました。

同日。
棚の中も物だらけの様子。
ひたすらゴミの片づけを続ける日々。

3年もの月日が流れて、2016年1月16日。
そろそろ納戸の再生に取り掛かる時期がやってきました。

同日。
反対側の部屋。

「上から」がセオリーなので、天井解体をします。

同日。
そういえば納戸と部屋を区切る小壁も無くて、欄間だったんだよなあ。

同日。
天上解体中。

同日。
天井解体完了。

2016年1月17日。
天井根太も解体。

同日。
反対側の部屋。

2016年2月7日。
天井を作り直して、欄間には小壁を作る。

同日。
小壁に石膏ボードを貼るところまで完了。
小壁はここから2年半このまんま。

2016年2月11日。
今度は床を解体。

2016年2月19日。
床を作り直し中。
確か、フローリング材への漆塗り作業と同時進行だったような気がする・・・。

2016年2月27日。
荒床まで完了。
荒床も仮固定のまま、ダンボールで養生して、完了。
そのまま2016年3月26日に古民家に移住。
納戸は床は荒床にダンボールのまま、小壁は石膏ボードのまま、未完成の状態で住み始める。

また時は流れて、2018年8月17日。
ようやく納戸の施工を再開。
やっぱり仮使いとはいえ、物を入れてしまうと、なかなか施工再開しづらくなってしまうものです・・・。
石膏ボードにBドライを塗る。

2018年8月18日。
中塗り仕上げの完了。

2018年8月20日。
フローリングを張り終える。
後はフローリングに漆を2回塗るだけ。

2018年9月8日。
納戸が完成。



という感じに、とてもかっこいい納戸が出来上がりました!!
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