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2018-06

壁の変色の謎が解明した気がする(2018年6月8日夜) - 2018.06.13 Wed

以前から何度かお伝えしています、中塗り仕上げの色むらに関する事を書きます。

壁の色がどんどんと濃くなっていく不思議 - 2017.12.14 Thu

中塗り土・色むらの怪 - 2018.01.13 Sat


というのが以前にこの色むらについて書いた記事です。
色むらの写真を改めて紹介しますと。

P1124022_R.jpg
こんな風になったり。

P1124023_R.jpg
こんな風になったり。

P1124024_R.jpg

P1124025_R.jpg
物を立てかけた場所はこんな風になっていました。

現象の特徴としましては。

①中塗りが乾いたと思われる、塗り付け後一ヶ月以上後から発生。
②それからも半年間に渡って、全体に赤茶けてくる。
③塗って乾いた状態は黄色っぽい。
④物が立てかけてあったような箇所は白っぽくなる。
⑤チリ付近は白っぽくなる。
⑥ところどころに1センチくらいの白い点ができる。
⑦塗ったのは11月くらい。

という材料の中で、なんとなく「凍害?」「白華現象みたいなもの?」くらいの判断でした。
そして、考えていた対策が「凍害を避けるために9月一杯で左官作業を完了させよう」というものでした。

今回、新たに小坂商会さんに土を買いに行く事になって、その前にいつもお世話になっている湯澤左官さんに電話で色むらについて相談しました。
もちろん電話なので、実物も見られず、何かの確信が得られるわけでもなく。

と思っていたら、小坂商会さんに土を買いに行く前日、6月8日の夜に急遽湯澤左官さんが尋ねてきてくれまして、検証していただきました。

しかし、やっぱり決定的な判断はできず。

乾きむら?
ドライアウト?
凍害?
白華現象?
酸化?
どの可能性も捨てきれず、しばらく検証した後に、湯澤さんは帰って行かれました。

しかし、帰ったと思った湯澤さんがまたすぐに引き返してきまして。
「分かりました!これ、酸化ですよ!!」
と。

どうも帰り際にもう一度家の壁を遠くから眺めていて、閃いたようなのです。

酸化という前提で、先ほど書いた現象と照らし合わせますと。

①中塗りが乾いたと思われる、塗り付け後一ヶ月以上後から発生。
②それからも半年間に渡って、全体に赤茶けてくる。
③塗って乾いた状態は黄色っぽい。
酸化によっての変色なので、壁が乾いた後からゆっくりと進行していく。

④物が立てかけてあったような箇所は白っぽくなる。
空気の通りが悪くなった箇所は酸化が遅れる。

⑤チリ付近は白っぽくなる。
チリ付近は、芯になっている荒壁と、チリの木材の両方から水分を吸われるため、早くに乾き、その分酸化しにくくなる。
ある程度の水分が残っていたほうが酸化が促進される。


⑥ところどころに1センチくらいの白い点ができる。
混ぜむらによって粘土がだまになったような箇所は水分がなくて、酸化が起きにくい。

という風に、酸化によってどれも説明できるわけです。

さらにもっと書きますと。

⑧赤く変色したところを試しに削ってみたら、すぐに元の白っぽい色の層が現れた。
酸化現象なので、空気と触れる表面にだけ発生する。
凍害とかだったら多分内部まで変色しているはず。


⑨風の当たり具合によって変色のむらができる。
風が当たる部分は早くに乾き、その分、酸化しにくくなる。

⑩昨年塗った範囲の中では、比較的気密性の高い土間では均一な変色が起こっている。
風が当たらなければ、乾きが均一になり、酸化も均一になりやすくなる。

⑪同じように塗った壁の屋内側と室内側では、室内側のほうが変色が均一で濃い。
同じように塗ったのなら、風の当たる屋外側のほうが早くに乾き、酸化はおきにくくなる。
一方、室内側は風が当たらないため乾燥が遅くなり、その分、酸化もしやすくなる。


という風に、酸化でなら全て説明がつくのですよ。

うーむ。
自分ひとりの思考では酸化という選択肢はなかったな。
湯澤さんに感謝。

原因も分かり、対策についてもある程度進められるような気がします。

まず、屋内側については、昨年秋冬に壁を塗ったときと違って床と天井が完成し、サッシも入り、気密性が確保できております。
なので、屋内側は、参加はしても、あまり色むらは発生しないのではないかと思います。

そして、塗った壁の近くには物を置かない事。
乾いたからといって油断せず、半年間とか、物を置かないほうがよさそうです。

そして、もうひとつ、湯澤さんに大切な事を言われました。
「この色むら、カッコイイですね」

( ̄△ ̄;)えっ?!

じ、実は、GWに遊びに来た侍からも同じ事を言われたんですよ。
「均一な仕上がりよりも、味があって良いじゃん」って。

うーん。
そういう見方もできるかも。
しかも凍害とかではなく、酸化で、土の中に入っている鉄分の作用で、自然の悪戯のようなもので。
そう考えるとあばたも笑窪で、よく見えるかもしれません。

とりあえず今色むらが発生しているところは上塗りしますが、それでもまだ発生するような箇所はそのまま、味わいとして受け入れていこうと思います。

これから左官が始まるというまさにそのときに、自分に新しい視点ができました。
湯澤さん、ありがとうございました☆


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「タケシのニッポンのミカタ!」VTRを確認しました - 2018.04.20 Fri

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この間の水曜日に番組VTRが届きまして、家族で観ました。
なかなか、こう、マスコミに出たものを確認するのが苦手で。
新聞記事なんかも遠目で見て、周辺視野に入れながらだんだんと免疫をつけて、やっと読むくらいですが(笑)
今回は家族みんなで出ているので、勇気を出してみる事ができました。

で、感想。

冒頭に良い感じに使われていて、嬉しかったです☆
デビルがコメント欄に書いてくれたように、典型的で端的な田舎暮らしの例として使われていました。

2日であわせて6時間くらいの取材内容がぎゅっと凝縮されていました。
でも、思ったよりも長く、紹介していただけました。
内容としてはウッドボイラーと太陽熱温水器あたりが丸ごとカットされていましたが、それ以外は大体拾っていただけた印象です。

そして話の組み立て方が上手かったですね。
暮らしの紹介

妻の無言

その理由は?!
(まだ未完成で大変な事になっている!)
っていう組み立てでした。

放送内容について特に訂正したり釈明したりという箇所はありません。
強いて言えば中野さんがご指摘されたとおり、「再生費用1900万円」という部分です。
番組内でも触れられていましたが、そのうち半分、1000万円は屋根代です。
屋根さえもっとマシな状態だったら、古民家再生は決して大金がかかる道楽ではないという事を、改めて伝えたいです。

忙しい中で急な取材でしたが、丁寧に取材し、編集してくださったスタッフの皆さんに感謝申し上げます。

番組全体を通しますと、徳島の藍染めの方が特に印象に残りました。
廃れてしまっている伝統工芸を、移住者たちが中心となって復興し、存続させている。
すごい事だと思いました。
あと、藍の栽培から、染色から、縫製・販売まで全てやってしまう事も驚くと同時に、まさに理想的な仕事のあり方だと思いました。
人任せにせずに、なるべく自分でやるという姿勢は、僕も見習いたいです。

なるべく自給を目指している僕ですが、仕事の自給だけは目途が立っていません。
いつかは自営に戻りたいんですけれどね・・・。
まだまだ嫁さんの了解がもらえそうにありません(笑)

そういえば今日でちょうど放送から1週間ですね。

当日は飲み会で、ギリギリ放送に間に合いませんでした。
それでもリアルタイムで見張っていると、ちょうど放送していたと思われる時間に、瞬間的にアクティブユーザーが100を超えました。
「テレビってすごい!」って思いましたよ。

それからしばらくは訪問者が多かったですが、2日くらいしたらほとんど元通りになりました。
今でも放送前より1~2割多いくらいですかね。

ラーメン屋のときからなんとなくテレビは「瞬発力はあるけれども、持久力は無い」と思っています。
今回もそんな感じですね。
放送をきっかけに少しでも読者さんが増えてくれれば嬉しいです。
僕としてはテレビはテレビとして、やはりブログを書き続け、地道に読者さんを増やしていくだけです。

お祭りは終わりましたので、また無名の古民家再生ブロガーに戻ります☆



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【発掘された記事】畑の開拓と開墾を振り返る - 2016.10.26 Wed

今日ははるか昔に書いた記事を掲載します。
というのも、発掘されてしまったのです。

何気なく「未分類記事があるな・・・」なんて思って、「未分類カテゴリ」を調べてみる。
たまにカテゴリを入れ忘れて「未分類」になってしまう記事があるのです。
そんなのが今回は10個くらい。
それをカテゴリに入れなおしていると・・・。

「下書き」のままになっている記事を発見。
しかも日付は2016年10月26日
1年半も前!!

何かの都合で書き上げた記事を下書きにしてしまって、そのままだったんでしょうね・・・。
読んでみるとちゃんと書けている。
しかも「まとめ」的な記事なので、今掲載してもまあ読める。
ということで、今更ですが掲載する事にしました。

内容は、我が家の廃材置き場が畑に変化するまでの過程です。
以下に続けます。
日付は全て2016年です。
古民家に移住して半年後の記事です。





今日は今までの開拓と開墾の歴史を振り返ってみます。
家庭菜園ブログはたくさんありますが、なかなか開拓や開墾からのものって少ないですよね。
うちより過酷な状況からの畑というのはなかなか見つからず、羨ましいです。

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5月4日。
この辺りから、2年間も廃材置き場になっていた場所の開拓を始める。

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どんどん出てくる廃材を薪にしていきます。
よほど腐朽していない限り、無駄にはしません。

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5月15日。
ようやく廃材があらかた片付く。

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畑作りのことをよく分かりもせず、鶏糞を2袋くらいだったかな、漉きこむ。
まだ序の口ですが、どんどんと石ころが出てくる場所です。

160516-065137_R.jpg
で、翌日には夏野菜の畑らしきが完成。

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8月4日。
薪作りばっかりやっていたので、手が付けられない状態の畑。
でも、夏野菜ってのは脇芽掻きと収穫さえやっていれば何とかなるものです。

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9月4日。
夏が終わって収穫が減った夏野菜畑の撤収を決意。
今思うと、むしろナスやピーマンなんかはまだこれからという時期でしたが、畑を作りなおすためには仕方ありません。

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夏野菜株とマルチと支柱を撤収すると、そこが畑だったとは思えない状態に。

160905-070059_R.jpg
翌日から、畑拡張のために周辺の廃材やらなんやらの片付けを開始。

160907-065341_R.jpg
毎朝の早朝作業で開拓を続けるけれども、なかなか進まない。

160910-103051_R.jpg
9月10日、ようやく開拓が完了。

160910-123215_R.jpg
初めての耕耘機をかける。

そして、ああ、なんということ・・・。
こちらをご覧ください。

9月の天気
10月の天気
赤丸を打ったのがこの開拓が終わった9月10日です。
そしてそれから曇りや雨ばかり続き、結局10月10日まで、丸一ヶ月間もまともに晴れる日は数えるほどしか無かったのです。

という、開拓1年目の畑はいきなり天候不良という自然界の洗礼を受けました。

161023-110354_R.jpg
ともあれ10月23日。
少し遅れ気味、徒長気味の野菜たちがすくすく育っている畑です。

野菜の栽培は何とかできているのですが、土壌改良が長期的な課題です。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
zenhankai@yahoo.co.jp
あるいは
090-1707-2071
までどうぞ。

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