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2017-03

薪小屋の設計 - 2017.03.19 Sun

時間軸はあれこれしますが、大量の単管が手に入ったということで薪小屋の設計の話をします。

その前に薪の規格の話。
イエルカの薪ストーブは最長で60センチ以上の薪が入るので、我が家の場合は45センチの長さで薪作りをしてきました。
標準より長めだと思います。
ところが、これが使い勝手がイマイチ。
こういうのは実際に使ってみないと分からないことですが、いくら60センチ以上が入るといっても、基本的に燃やすのは燃焼室の中央付近ですので、やはり標準的なサイズである40センチのほうが横に置いたり斜めに置いたりという融通が利くという意味でより良いということが分かりました。
なので、今シーズンからは40センチで薪を作ろうと思っています。

一方、1シーズンで使う薪の量。
これがまだ分かりません。
我が家はまだコロ薪を多く使っていますし、規格どおりの45センチで作った薪もほとんどが針葉樹で、しかも半分くらいは火事で炭化したような薪であったり、朽ちてスカスカになったような薪です。
現在の印象ですと、1シーズンに8立米もあれば十分だと思います。
余裕を見ても10立米。

一方、仮に薪棚を作るとして、3列並べるとします。
普通は通気のことも考えて1~2列だと思いますが、現在の薪の積み方が3列ですし、ちゃんと2年間の乾燥期間を経るのならば3列でも十分に乾燥すると判断しました。

すると、薪棚が幅4メートル、高さ2メートル、奥行きが140センチ(40センチ×3列と、列同士の間隔が10センチ)にすると、これだけで9.6立米。
1年分としては十分な大きさです。

しかし、いくら敷地が広いとはいえ幅4メートル×奥行き1.4メートルの薪棚というのは場所をとります。
母屋の近くに置けば邪魔で、敷地の隅に置けば母屋から遠くなります。
現在がそうでありますように、薪の導線は短いほうが良いに決まっています。
ということから考えまして、薪棚をいくつも並べるよりも、薪棚同士を並行に結合するような形で一つの薪小屋にしてしまったほうがよいと考えました。
単管はたくさんあるのですし。

そして、母屋の近くに茂って森のようになっている箇所があるので、そちらを開拓しようということになりました。
ここならば母屋に近く、現在は完全なデッドスペースですので、邪魔になりません。
鬱蒼としている場所を開拓する良いきっかけにもなります。

では、設計。
久々にスケッチアップを立ち上げます。

設計の基本は、単管がいくらたくさんあるとはいえ、ヤギ小屋などの今後の用途を考えると、なるべく節約する方向で。
あと、割とキーになるのが屋根材のポリカ波板で、これが6尺だけが安くて、他の長さとなると割高になるという特徴を持っています。

薪小屋01
まず、自分の考えるままに柱を配置していきます。

薪小屋08
分かりづらいので書き入れますと、薪はこういう向きで3列に積み上げていきます。
ここで書き入れた1区画と、もう一つ奥の区画を合わせて9.6立米の1年分とします。
全部で3年分と、あと真ん中右寄りにあるのは通路です。

薪小屋02

薪小屋03

薪小屋04
という風に、梁桁まで配置しました。
なぜ今回スケッチアップを使ったかといいますと、単管特有の前後の絡みを見ながら設計したいからです。
たとえば、これで言いますと梁は柱より奥に来て、桁は梁の上にあって、柱より外側に来るんだなということが分かります。
きっとこういう絡みがいい加減だと、組みながら困ることになると思うのです。

さて、ここまで設計しておいて、一つ大きな変更。

薪小屋05
右側にもう1年分の区画を増設しました。
本来であれば丸2年乾かすという周期であっても、3年分のストックの余地があれば十分にローテーションしていけますが、もう1年分のスペースを余分に作ります。
こちらは正規の薪置き場ではなく、薪として積み上げられない規格外のコロ薪などを積み上げたり、あるいはウッドボイラー用の燃料を保管するために使おうと考えています。

薪作りでコロ薪が大量に出てくることは経験済みですし、ウッドボイラー用の剪定枝も多少は乾燥させないと煙が多く出てしまうことを学んだからです。
なので一番右側の区画はまきを積み上げるのではなく、もう少し汎用的なスペースだと考えてください。

この場合は一つ問題点がありまして、前述のポリカ波板の問題です。
さっきまでの大きさであれば6尺を2枚使えば屋根の長さが足りたのですが、拡張によって6尺と7尺を使わなければ屋根の長さが足りなくなりました。
前述のようにポリカは割高になりますが、それでも汎用スペースを作ったほうがよいと判断しました。

薪小屋06
あとは、柱を必要な長さに延ばしまして、母屋をつけます。

薪小屋07
そして、垂木を流します。
実際には垂木の上に1.5尺くらいのピッチで野縁を打って、そこにポリカを固定します。
ポリカは柔らかいので、垂木のピッチはもう少し密にしたほうが良いかもしれません。

屋根勾配はポリカの棟波板に合わせて3寸勾配としました。

薪小屋全体は幅6.5メートル、奥行き4メートルとなりまして、かなり巨大です。
しかし、前述の密生地を開拓しますとこれくらいの面積は問題なく確保できます。
単管も十分にあるし、なかなか良い計画ではないかと思っています。

薪を積み上げる部分の床は、単管を並べても良いですし、あるいは単管を節約するためにワイヤーメッシュとコンクリートブロックという組み合わせも考えています。
側面部分も同様です。
単管を並べても良いですし、ワイシャーメッシュでも良いと思います。

あと、全体的に強度が弱ければ、筋交いを追加することも考えています。
なにせ単管という材料は余り扱ったことがないので、強度とか、しなり具合とかが分からないのです。

もう一つ、現状で単管が錆びていることも考えまして、単管組み立て後、野縁を打つ前あたりのタイミングで全体に錆び止めを塗ることも検討しています。

薪小屋の着工は早くても4月上旬辺りからとなりますので、アドバイスがありましたらお願いします。




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● COMMENT ●

スケッチアップを使いこなしてますね~。私は諦め、相変わらずエクセルで図面を描いてます。(^_^;)

ブログの最後の図を見て思ったのですが、母屋を前後に450~500mm伸ばし、そこにも垂木として野縁を付ければ、雨の吹き込みが防げると思いますが…。そのためには4mの単管を母屋にするなら、小屋の奥行きを3m程度にしなければなりませんけど。
あるいは2.5m単管を連結部品で繋ぎ、5mにすれば小屋の奥行きは4mのままで行けますね。

ポリカ波板の品質の事ですが、ホームセンターで扱っている物は強度が低い時があります。
釘を外してハンマーで叩いた時小さなひびがクモの巣状に出来て驚いたことがありました。
このような品物は、多分劣化が早いように思われます。
その事があってからは、大工さん相手の建材屋さんで買うようにしています。
ウッドボイラーの排気筒の件ですが、くれぐれもボイラー本体に雨水が行かないようにしてください。
木酢が発生すると良くないと思いますので。炉内の送風管に錆が発生しているように見えましたから。

Re: タイトルなし

>素人大工さん

妻方向への屋根のせり出しは僕も考えているところでありまして、僕の構想では垂木の上につける野縁を長めにつければよいと考えていました。
ただ、雪の加重のことを考えると、素人大工さんの提案のとおり、母屋を延ばして、垂木も付けが方が良いですね。
いいアドバイスをいただけましたので、プランを改良しようと思います。
ありがとうございました。

Re: タイトルなし

>みっちゃん

なるほど。
ポリカもいろいろなのですね。
ホームセンターで扱っているのはJIS規格のものと非JISのものがあります。
建材屋さんで買うか、あるいはホームセンターでもメーカーを確認したほうがよさそうですね。
もう少し値段やらメーカーやらを調べてみます。

ウッドボイラーの件もアドバイスをありがとうございます。
最近は晴天続きなので、また雨が切った折に雨水の具合を確認してみます。


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野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
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