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2017-03

ヒートパイプ式太陽熱温水器の実力 - 2017.03.20 Mon

太陽熱温水器の設置が終わって、我が家の給湯システムは一応の完成を見たのですが、今日の記事では設置したばかりのときに太陽熱温水器でどの程度のお湯が沸かせたかを報告します。

P3010762_R.jpg
まず、以前の記事でも書きました、設置直後の水温。
正午頃ですが、ここから見る見る曇っていきまして。

P3010771_R.jpg
夕方の段階で27℃。
まあ、曇っていたわりにはよく上がった感じです。

さて、この暖まったお湯が翌朝にはどうなったかということですが、これが24℃
一晩でたったの3℃しか下がっていません。
この時期なので、外気温はもちろん氷点下ですよ。

断熱材で覆われているヒートパイプ式太陽熱温水器の保温能力はかなりのものです!!

で、設置2日目の3月2日。
この日は一日中の曇り。
水温はほぼ上がらず。

設置3日目の3月3日の朝。
前日がほとんど温まらなかったせいで、朝の水温は22℃。

P3030777_R.jpg
この日はよく晴れて、夕方に帰ってくると56℃
3月だというのによく上がりました。

タンクが200リットルなので、200×34で6800kcalの熱を蓄えたことになります。
大体人間の消費カロリーの3人分くらいですね。

ウッドボイラーの経験で言うと、水温が50℃を超えると、ガスを使わない給湯が出来ることがわかっているものですから、この日は太陽のお風呂にすることにしました。

給湯を開始してもガスボイラーは作動しません。
ソーラーユニットで適温に調合されたお湯は、ガスボイラーを素通りして給湯されていきます。

P3030780_R.jpg
浴室内のリモコンももちろん燃焼マークが付かないままです。

P3030781_R.jpg
これが太陽熱100パーセントのお湯です!!
見た目は単なるお湯ですが。
見た目が普通であることで、お湯っぽさが増し、疑いようのないお湯であることが証明されるのです!!(謎)

P3030782_R.jpg

P3030783_R.jpg

P3030786_R.jpg
ところで、太陽熱温水器タンクの水温計を見ていると、このようにどんどんと水温は下がっていきました。

ちなみに言いますと、浴室のリモコンを見張っていました限り、浴槽のお湯が9割溜まるまでは燃焼マークはつかず、最後の最後で燃焼マークが付いたので、太陽熱温水器からの給湯温度が足りなくなってきてガスボイラーで沸かし直したことが分かります。

しかし、先ほどの写真のように、太陽熱温水器の水温計を見ていると、それよりも遥かに早いスピードで太陽熱温水器の温度は下がっているのです。

この辺りにはからくりがあります。

太陽熱温水器
直圧式では、常にタンクが満水状態で水道圧がかかっている必要があります。
なので、給湯で出力されると、常に同じ分量の水道水が入力されて、タンク内の圧が保たれるようになります。
このときに冷たい水道水が入力されるので、もちろんお湯を使うほどにタンクの中の熱は薄まり、温度が下がることになります。
50℃のお湯が200リットル沸いたとしても、50℃のお湯をそのまま200リットル取り出せるわけではないのです。

ただ、先ほどの写真のように、水温計は見る見る下がっていったのに、最後のほうまでガスボイラーが点火しなかったということは、最後のほうまで太陽熱温水器からの出力では十分な温度が確保されていたことを意味します。
普通に使ったお湯の量だけ冷たい水が入力されたと考えると、それは起こり得ないことですが。

そのからくりはこの模式図のとおりです。
給水の管で下のほうから給水されますが、給湯側の管はタンクの一番上のほうに伸びているのです。
つまりは、冷水が給水されることによって、比重の違いによってお湯が上部に集まっていくので、基本的にはお湯が出力されるようになるのですね。
なるほど。
原始的な仕組みだけれども、素晴らしい。
となると、50℃のお湯を200リットルそのまま取り出すのは不可能としても、それに近いことは出来ます。
もっともこの仕組み、お湯の連続使用が前提で、時間が経つほどにタンク内のお湯と水は混ざって均一に近づいてしまいますがね。
それでも、単純ながら良い仕組みだと思います。

ちなみにもう一つ。
タンクに挿してある水温計は長いです。
正直、どの位置の水温を示しているかは分かりません。

給湯とともに水温計が見る見る下がっていくところを見ると、案外真ん中か、下のほうの水温を示しているような気もします。



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Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
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自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
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