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2016-04

捨て貼り・柿渋・バックアップ材(2016年2月14日) - 2016.04.01 Fri

今日から新年度ですね。
我が家は移住、長女の進学、チビ2人の転園(入園?)、僕の転勤と、大きな変化が重なった春だったので、それらの変化もお伝えしたいところですが、以前にお伝えしたとおり4月10日まではオフラインですので、平常どおりの予約投稿の記事をお送りします。

昨日の記事の続きです。
ちょいちょいした作業ばかりが続きます。

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やるべきは捨て貼りの調整。
我が家の捨て貼りはケチって無謀にも荒野地で作ってしまったのです。
荒野地の厚さは4分(12mm)。
ただし、後から知ったのですが、荒野地というのは厚さにムラがあって大体10mm~15mmといったところです。
結構なムラですな(汗)

それを入れたのは半年も前で、今となっては後の祭りですが、フローリングを打つ前に直してしまうことにします。

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というわけで、荒野地1枚当たり18本打ちつけてある釘を延々と取っていく。
この箇所は山ヒコさんに鉄砲で打ってもらった箇所なので、スクリュー釘で抜けづらい・・・。

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剥がしてみて計ると厚さは15mm
こりゃ段差になるわけだ。

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剥がして、入れなおすという面白くもない作業を午後一杯続けていく。
本当に面倒です。
剥がすのが面倒。
新しい板を探すのが面倒(12mm厚からの誤差の少ないものを探す)。
元々の板の寸法どおりに切り出すのが面倒。
そして終わっても、数ミリの誤差がましになる程度なので、達成感らしきはない。

さてこの日、夕方5時過ぎから、父親夫妻が愛知県瀬戸市から来てくれました。
いや、すごい時間からの助っ人だな。
二人には掃除をして貰って、写真はなし。

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そんな掃除を続けていた夜8時くらい。
この埋め木をした柱がボロボロなんだよな。

以前にブログの読者さんより「痛んだ木材は柿渋をベタベタに塗布すると、荒れた手にハンドクリームを塗ったような感じで復元する?ましになる?直る?」というようなアドバイスをいただきました。

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ということで塗ってみる。
塗りたては濡れているので画像のようにツヤツヤしているのは当然だけれども、一晩たってどうなるかな・・・。

そして父親夫妻と夕食に行きました。

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夕食後、再び現場に戻って作業。

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18畳間と8畳間の境界なのですが、碍子配線を通すための穴が開いているのです。
それを埋める方法を模索中。
いつもなら和紙で目貼りをするけれども、違う方法を考えてみる。

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使ったのはこちら。
サッシが納品されたときのクッション材です。
これがですね、その辺で売っているバックアップ材とそっくりな素材でできているのです。
これを丸めて埋めてみました。

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はい。ダメ。

遠くからの引きの角度だと思いっきり見えてしまいます。
結局、いつもどおりに目貼りをしました。



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台所照明の配線をする(2016年2月17日) - 2016.04.02 Sat

2月17日の作業についてです。
午後7時半くらいから作業を始めます。

この日にやるべきは電気配線。
18畳間の台所付近です。

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こちらの二つがちょうどシステムキッチンの真上に来る辺り。

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さらに、薪ストーブエリアにも一つ。

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3路スイッチを使うわけでもないし、こんな単純な回路だけれども、念のために複線図を描いて施工する。

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スイッチはこれ。

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あとは、電球をぶら下げる袋打ちコード。
この袋打ちコードの施工がまた面倒なんですよね。

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袋打ちコードに苦戦しつつも施工完了。
まだ応急なので白熱球です。

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全体像。

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薪ストーブ側。

僕は裸電球が大好きなので、照明はこれくらいシンプルな方がいいです。

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結線はこんな感じになりました。

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帰る前に時間と体力がちょっと余ったので、和紙の古色染め。
8畳間辺りの天井を塞ぐ用です。



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グラスウールを引き上げ、ミラフォームを押し込める(2016年2月18日) - 2016.04.03 Sun

2月18日の作業についてです。

漆塗りを始めなければならない。
漆塗りをするためには、18畳間を高温多湿にしなければならない。
18畳間を高温多湿にするためには、天井断熱を入れなければならない。

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というわけで、天井断熱を用意。
近くの綿半に売っているので、軽トラを借りて運んできました。

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ところでこの断熱材、100mm厚の5坪分で5,480円と安いんだけれど、ちょっと不思議。
ネット通販ではほぼ見かけない。
近くの建材屋さんでも扱っていない。
なのにネットで調べると、シリーズで結構いろんな製品を出している。
地域性か、あるいは独自の販路でもあるのだろうか・・・?

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こんな重くてでかいもの、梯子じゃまず上げられないし、かといって梱包を解くとめちゃめちゃ膨らんで扱いに困るので、梱包のままでロープで引っ張りあげる。

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嫁さんと二人でよいしょよいしょ。
このために、嫁さんの休日に合わせて買ってきたのです。

断熱材を運び上げた時点で僕は一旦出勤。

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夜の8時半から再び作業。
注文してあった45mm厚のミラフォームが届いていたので、納戸の床にはめ込んでいきます。

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こんな感じで、右側の納戸は完了。

こういう押出法ポリスチレンフォームはスタイロフォーム・カネライトフォーム・ミラフォームの3種類を扱いました。
どれも同じようなもののはずだけれど、ミラフォームが一番扱いやすいかな。
本当に感覚的に、個人的に。

スタイロフォームは若干硬い気がします。
カネライトフォームは柔らかいけれども、若干脆い気がします。
ミラフォームが適度な柔らかさと柔軟性を持っているような気がします。
ただ、素人がちょっと触った程度なので、気のせいかもしれませんけれどね。



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納戸の床断熱が完了(2016年2月19日) - 2016.04.04 Mon

2月19日の作業についてです、
この日は午後3時より現場入りしました。

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現場には赤松のフローリング材6坪半分が届いていました。

フローリングは庭木から製材したサワラ材が残っているのですが、何せ柔らかい。
そして、家全体の必要量には足りない。
柔らかいので漆とも相性が微妙(漆を吸収してしまうので、たくさん漆が必要になる)。
というわけで、悩みましたが、台所・玄関小上がり・トイレ用に赤松を買いました。
サワラは納戸に使います。

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では作業開始。
こちら側の納戸の断熱材を嵌めていきます。

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まあ、こんな感じで。

この時点で5時半。
続けて、番付けして取り外しておいた捨て貼りを入れようと思ったんだけど、断念。
やはり、厚みがマチマチです。
確か納戸は畳敷きだったと思うのですが、その畳下地はとてもフローリングの捨て貼りには使えません。

じゃあ、捨て貼りはどうするか?
荒野地?
いやいや、また厚みの問題が発生する。

じゃあ、捨て貼り用の無垢板を買う?
これが正解なのだろうけど、嫌。
なぜかというと、今までの洗面所、トイレ、小上がり、台所は全て荒野地で済ませてきたのに、一番どうでもいい納戸だけ良い捨て貼りを入れたくない。
という感情的、不合理な理由。
金銭的にも程度としても、他の部屋と比較して、納戸らしい使用で結構。

というわけで選んだのが12mm合板。
ああ。
古民家野郎さんに呆れられそう(汗)
こんな水に弱く、信頼できない新建材。

まあでも仕方ない。
安いし。
厚みは整っているし。
初期強度はあるし。
施工はしやすいし。
耐久性は・・・?
水を使わない納戸だから大丈夫??
いや、でも、家の中心だから湿気は心配だな。

そんな不安を抱きつつ、不条理な理由で合板を注文したわけです。

さて、それでは夜はどうするか。
この調子だと、フローリング材も届いたことだし、翌日から漆塗りが始められそう。
ならばその準備だな。



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18畳間小屋裏に断熱材を敷き詰める(2016年2月19日) - 2016.04.05 Tue

昨日の記事の続きです。
材料も届いたし、漆塗りを始めなければなりません。

時間としては午後5時。
うーむ。
翌日からやるか。

ということで、この日の夜はまだ漆塗りの準備。
小屋裏に断熱材を敷いていきます。

漆を乾かすには高温多湿の環境が必要で、そのためにストーブと加湿器を使います。
とはいっても、断熱材を入れた方が暖房効率はいいですからね。

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まずは小屋裏の掃除。
集塵機をかけます。

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そして防湿シートの敷き詰め。
グラスウールにも防湿面はありますが、何せ信じられないくらい薄くて弱いビニールなので信用なりません。
後から後悔しないためにも防湿シートを敷くことにしました。
1メートル幅の長さ50メートルで5,980円。
高いですね・・・。

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こちらが以前に持ち上げたグラスウール。

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防湿シートを敷きます。
ほぼ透明なので、見た目は分かりにくいです。

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電気配線のところはこうやってスリットを入れて。

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敷き詰め完了。

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続いてグラスウールを開封。
むくむく膨らみます。
やはり梱包状態で上に持ち上げてから開封して正解だったと改めて実感します。

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という感じで、二重に。
本当はもっと切ったりとかして、きっちり入れないといけないのですが、とりあえずは漆塗りのための応急な感じです。



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漆塗りの段取りいろいろ(2016年2月20日) - 2016.04.06 Wed

2月20日の作業についてです。

朝から漆塗りを始めたいところだけれど、まだ段取りが色々と。
漆塗りを初めて、フローリングを貼って、システムキッチンが入ってと、18畳間のやるべきことは山積みなので、今しか出来ないことを片付けておきます。

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まずはキッチンパネルの下地。

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一応できているのですが、手直ししたい。
画像のように上端が膨らんでいます。

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石膏ボードを取り外して。
原因は胴縁の下地となっている間柱の不良です。
まあ、レーザーも下げ振りもないときに入れた間柱なので・・・。

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で、胴縁材を荒野地材に交換。
これで15mm→12mmになり、少しはましになりそうです。

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石膏ボードを入れなおしてこんな感じ。

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何がまずかったかというと、やり直す前は石膏ボードと縁材との高さの差が3mmあるかないかだったのですよ。
それだとコーキングを打つ余裕がギリギリだったので、その部分を改善するのが主目的だったのです。

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11時前、雪が降ってきました。

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続いて、フローリング予定地の捨て貼りが不良な部分を交換します。
以前から繰り返し書いていますが、荒野地を使ってしまったので、厚さが不均等な部分があります。
目に余る部分は交換しました。
手間なんだよなあ・・・。

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続いて、漆を乾かすためのスペースを作ります。

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18畳間の半分、9畳のところで13畳分(サービスしてくれたので、それ以上)の材料を乾かすので、桟木を2段で置けるようにしました。

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あとは、暖房効率を高めるために目貼りをしたり。

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つづいて、この石・フローリング・畳の見切り材も漆塗りするのできれいにします。

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はい、綺麗。

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なんだかんだでこれらの段取りに手間取って、この時点で午後2時40分。
漆塗りのための準備はまだまだ続いて、なかなか始まりません。



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漆塗り準備完了(2016年2月20日) - 2016.04.07 Thu

漆塗りの準備がまだ続きます。

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漆は何せ高温多湿でないと乾かない。
ということで薪ストーブをつけるために薪を準備。
これだけあれば一晩は足りるかな・・・?

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では、久々に燃やしてみます。
今回はネットで見かけた、「上から着火方式」を試してみました。
通常は下から「焚きつけ→太い薪」という順にしたり、あるいは焚き付けのみを燃やしてある程度炎が安定したところで薪を入れたりしますが、この方式では下から「太い薪→焚きつけ」という順番で重ね、上から着火します。
「炎は上にあがる」という論理からいうと逆行していますが、こういうつけ方があるらしいのです。

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効果は・・・、よく分かりません(汗)
ベテランでもこういうつけ方をする人がいるところを見ると、理に適っているのでしょうが、初心者の僕にはまだ分かりません。
そして、このときは漆で手一杯なので、薪ストーブの焚き方を探求している余裕はありません。

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さらに、ヨツールの温度計も設置しました。
煙突屋さんは「温度計が無くても、勘で分かるようになるよ」とのことだったのですが、初心者なので勘では分かりません(汗)

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気温は5℃くらいかな。

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数分後。
炎はメラメラと燃えていても熱はほとんど薪ストーブ本体やら煙突やらに吸収されているので、温度は上がりません。

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部屋を温めるのと同時に加湿をする必要があるので、ボールを蒸発皿代わりにして2つ置きました。

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こちらが漆を塗る赤松材です。
左端に小さく見えますが、あそこに温度計と湿度計を置きました。

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着火から1時間後。
ストーブから離れたところにある温度計は12度。
まあ、離れているし、暖気は上に溜まっているのでこんなものでしょう。
本当はサーキュレーターでも回して空気を攪拌したかったのだけれど、漆屋さんに「埃が降ってくるかも」と言われたのでやめました。

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湿度は65%。
理想ではないけれども、十分に許容範囲です。

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暖房を強めるために石油ファンヒーターを点けて、加湿器もつけて、これで準備完了です。
午後4時10分。
人生初めての漆塗りを始めていきます。



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漆塗りが始まる(2016年2月20日) - 2016.04.08 Fri

昨日の記事の続きです。
午後4時10分。
漆塗りを始めます。

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赤松のフローリング材をウマに設置。

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使うのは200gチューブ入りの漆と、ヘラ。

漆は1kgで26,000円でしたが、200gのチューブに小分けされていると2,000円アップの28,000円となります。
漆屋さん曰くこれで軟木でも10坪塗れるということですが、さてさて・・・。

あ、ちなみに手にはビニール手袋とその上から軍手を着けています。

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左手にチューブを持って、少量垂らしながら、右手のヘラで伸ばす方式です。
以後、カメラを触れないので、施工の写真は減ります。

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とりあえず1枚塗り終わったところ。
ヘラで一通り伸ばしたら、今度は拭き取ります。
拭き取りはケーク紙という専用のものも売っていますが高いので、漆屋さんは「2回目の塗りまではボロ布で拭いても大丈夫」とのことでした。
ということでシーツウエスを使って拭き取ります。

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塗りたての表面。
よく分かりませんが、油性のものを塗ったのでとりあえずツヤツヤはしています。

漆というのは不思議な液体で、硬さはメープルシロップか、あるいは温かい所においたハチミツくらいです。
粘度はありますが、十分に垂れますし、そして切れは悪いです。
エンジンオイルとも似ているかな・・・。

そして、作業をしての感想はとにかく暑い。
真冬の格好でやっていたら暑くてしょうがないので、脱いで、結局は上下ともヒートテックの下着1枚になりましたよ。
それでも暑く、一晩で飲み物を3リットルくらいも飲みました。

塗るのにかかる時間は幅5寸長さ2メートルのフローリングで、拭き取りまで含めて1枚5分ちょうどです。
1束12枚だったので、ちょうど1束1時間でできます。
休憩無しでやれば。

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という風に塗れたそばから桟積みしていきます。
右側が古いものになります。
画像からも分かりますが、塗ってからしばらく時間が経つと漆というのは茶色く変色するようなのです。

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午後8時半。
気温20℃ちょっと。
足元でこれだから、自分のいる辺りは暑いです。

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湿度は65%。
ふむふむ。

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短いのを塗って。

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最後にフローリングと畳との見切り材を塗って1度目の塗りは完了。
時間は午前2時20分。

初めての慣れない作業で色々とあったせいですが、やはり時間がかかりました。
休憩や夕食も込みで10時間です。
6.5坪で10時間。
単純計算でぶっ通しでやると、見切り材を含めても7時間。
余分な3時間は夕食や休憩や、段取りが悪くて他の準備をしたり、そういうことです。
なかなか計算どおりに捗るものではありません。

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寝る前。
室温は22℃くらいをキープ。

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湿度は落ちて58%といったところ。
ありゃりゃ。

とりあえず寝ます。
めちゃめちゃ暑かったので、寝袋もろくにかぶらずに寝ました。



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漆塗り2回目が完了(2016年2月21日) - 2016.04.09 Sat

昨日の記事の続きです。

前日からぶっ続けで作業をして午前3時頃に寝た僕は、そのまま10時頃まで眠り続けました。
さて、それでは2度目の塗りをしなければ。

以前にも書きましたが、締め切りは2月29日(月)です。
この日にシステムキッチンが入りますので、それまでに漆を塗ったフローリングを貼らなければなりません。

この日は2月21日(日)。
あと1週間ありますが、この日のうちに2度目の漆塗りを終えておくと物凄く助かる気がします。

未経験のフローリング貼り作業も待っていますし。
ちなみに今回使ったMR漆は条件が整えば8時間で硬化します。
漆屋さんのいうには、「中まで乾くにはもう1日置いた方がよい」とのこと。
ただ、この日の午後から塗るとしたら、最初の方で塗った板は、既に塗ってから丸1日くらい経っています。
なんか大丈夫な気がします。

漆の乾く時間はいまいち分かりませんが、ここで塗っておけば出足としては好調だよなあ。
後は乾かして、3回目を塗ってまた乾かして、貼るだけだもんなあ。
などと、自分の体力と、漆の乾く時間と、残された時間とを考慮しながらしばし悩む・・・。
まあいいか。
とりあえず買い物。

漆板を磨くための紙やすりを買いに行きました。

漆を塗って乾くと板が毛羽立つので、塗り重ねる前に紙やすりをかけて滑らかにします。
1回目は400番、2回目は600番でかけます。

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ということで、紙やすりをかけて順番に束ねなおしました。
ん?
ちょっとべとつく?

漆というのは、これからやる方も苦労するでしょうが、乾いたというタイミングが分かりにくいです。
さらっとしていても、力を入れて触るとべとつく気がします。
板のどこかが塗りムラなどでべとつくと、それが指について、何を触ってもべとつくような気がします。
触れば触るほどによく分からなくなってきます。

ヤスリをかけると、ヤスリが未乾燥の漆で目詰まりする気がします。
後日にまとめますが、このときの漆はまだ未乾燥でした。
だから2度目の塗りをするのは早かったのです。

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ともあれ、束ね終わった漆はこんな感じ。
この時点で午後2時13分。
2度目の塗りを始めます。

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終了は午後11時36分。
9時間くらい?

まあ、夕食とかもありますから、理論値どおりにはなりませんわな・・・。

ともあれ、未乾燥漆に重ね塗りという失態を犯しながらも、2度目の塗りまでは完了したわけでございます。



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移住完了のご報告 - 2016.04.10 Sun

みなさま、大変永らくお待たせしました。

3月25日に移住前夜の記事を出し、翌日には移住の報告ができたらいいな、とかいいながら、丸2週間も放置してしまいました。
(相変わらず、作業日報的な記事は予約投稿で続行しておりましたが)

なぜ2週間も報告ができなかったのかといいますと。
そりゃ理由は色々とありまして・・・。

移住でバタバタして忙しかったから。

当たり前!!

今日まで古民家にはネット環境が整わず、ネットするためにわざわざ寒くて汚い前の家に行っていたから。

この環境でも更新はできる!!

では、なぜか?
一番の理由はですね・・・。

家族の集合写真が今日まで撮れなかったから
です。

ああ、そんなこと・・・?
なんて言われちゃいそうですが・・・。
これが案外大変だったんですよ。

やっぱり、落ち着かないとなかなか集合写真なんて撮れませんし。
女衆は「こんな作業着で・・・」「お化粧が・・・」と、コンディションにこだわりますし。
そして何より、撮ってくれる人がいない。
我が家、訳あって現在は三脚無しです。

とはいっても、ついにネット環境が整う今日まで来てしまったので、写真を撮る事にしました。
カメラは自転車のサドルに載せて(笑)

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ちなみに、3年前に撮った写真はこちら。
撮影日は2013年5月6日です。(GW作業最終日)
2013年1月に再生が始まって、ゴミ片付けが終わって、GW作業で助っ人を得ながら下野などの解体、建具の取り外し、床の解体が終わったところです。
不要な箇所をあらかた取り去って、「さあ、ここから再生が始まるぞ!!」という瞬間の写真です。

その日のことを書いた記事では、この写真にこんな言葉が添えてありました。

嫁さんの希望で、土間の上がり框の辺りで家族写真を撮ってもらいました。
3年後、再生が終了したときに、同じ場所で家族写真を撮るつもりです。
家がどう生まれ変わっているのか。
あるいは、家族はどう変化しているのか。
もしかしたら家族が増えているかもしれません。
そんな3年後の変化を楽しみにやっていこうと思います。


ついでなので、その日の記事もリンクしておきますね。
2013.05.22 GW作業終了(2013年5月6日午後)

さて、前置きが長くなりました。

ブログ本編は2ヶ月近く遅れていてネタバレになってしまうので、今日は1枚、家族の集合写真だけを載せます。

160410-185911_R.jpg
じゃーん!!

ほぼ同じ場所での撮影です。
再生後の写真の方が家族が若干左寄りになっていますが、まあ、柱からも分かるそんな位置関係です。

いかがでしょうか??

僕自身はあまりに激しいビフォーアフターに唖然としております。
(ビフォーがひどすぎるw)
よくこんな家を、ここまで直したものです。

今日のご紹介はこの玄関での集合写真のみです。
が、その内側は「推して測るべし」という感じです。
そして、家族の表情が全てを物語っているような気がします。

さて。
古民家の住み心地はどうなのか?
移住後の作業の予定は?
などなど、気になることはたくさんあるでしょうが、ここまでにします。

書きたい事はたくさんありますよ。
特にリアルタイムのネタで。
でも、今の僕にも僕の家族にも、なかなか余裕がありません。
大切なことをじっくり書く余裕がありません。
以前も書きましたが、何せ移住と、僕の転勤と、長女の高校進学と、チビ2人の保育園入園が全て重なっている春ですから。
今もダンボールだらけの古民家で、日々の暮らしに一生懸命です。

なので、残念ではありますが、明日からのブログでは再び本編に戻って、漆塗りの続きから時系列に沿ってお送りします。

ただ、移住自体は時事性が強いので、古民家の住み心地や再生そのものについてご質問がありましたらいつでもお受けします。
コメントやメールでもいいのですが、これから数ヶ月はネット環境が悪い(家族の寝る部屋にPCがあって、消灯後に使いづらい)ので、相変わらずレスポンスが悪くなると思います。
込み入った内容、急ぎの用件でしたら遠慮なく090-1707-2071(鈴木)までご連絡いただければと思います。

移住については本編で詳しく書きます。
それはさておき。
とにかく予定通りに移住できてほっとしました。
そして、予想よりもはるかに住みやすい古民家にも大満足しております。

ここまで手伝ってくれた累計数百人を超すであろう助っ人のみなさん、ありがとうございました。
影に日向に応援してくださったブログ読者のみなさん、ありがとうございました。
そしてなにより、こんな粋狂な僕に我慢して付き合ってくれる家族にありがとう。

みなさんのおかげで何とか暮らしております。
鈴木家は今日も幸せです。



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ユニットバス・洗面所・玄関の配線をする(2016年2月22日) - 2016.04.11 Mon

2月22日の作業についてです。

前日に漆の2回目を塗り終わって、この日はそれが乾くのを待ちながら電気工事をすることにしました。

160222-201849_R.jpg
まずはユニットバス。
換気扇のカバーを外します。

160222-201856_R.jpg
その中にさらに端子カバーというものが。

160222-201915_R.jpg
端子カバーを外すとこんな風に端子が現れます。

160222-205533_R.jpg
そこにVVFとアース線を差し込み、それぞれを天井裏に逃がします。

160222-210909_R.jpg
アース線はこのようにユニットバスの隙間から下ろせたので、このまま地面に埋設しました。

160222-211101_R.jpg
で、換気扇のカバーを被せます。

160222-215216_R.jpg
無事に点灯したので一安心。
ペーパー電気工事士の僕にとってはなかなかスリルある作業でした。

ちなみに換気扇側のスイッチは奮発して、タイマースイッチにしました。
4000円くらいしたかな。
まあでも、換気扇はタイマーで使った方がいいので必要な投資です。

160222-223259_R.jpg
つづいて、洗面所の配線をしました。
スイッチはとりあえずはぶら下げておきます。
まだ柱を掃除していないし、亜麻仁油も塗りたいので、それまではスイッチは固定できません。

160222-223307_R.jpg
洗面所側。

160222-223757_R.jpg
洗濯機側。
と、洗面所の電灯も配線できました。
電灯はまだ仮に白熱球ですが、住むまでにはLEDに替えます。

160222-235413_R.jpg
続いて、同じく仮の白熱球で土間の電灯。

160222-235445_R.jpg
この入ってすぐの電灯は、入ってすぐの単独のスイッチで操作することにしました。
画像の真ん中にぶら下がっているものです。
土間からも、小上がりからも押しやすい高さに設置します。

これで我が家の玄関にも電灯が点きました。

160222-235605_R.jpg
外から見たところ。
うーん。
やっぱり電球はいいですね。
家らしい温もりが生まれました。

この時点で0時くらい。

この日も現場に宿泊です。
漆を乾かすためにヒーターと加湿器の面倒を見ないといけないので。



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漆パニック(2016年2月23日) - 2016.04.12 Tue

2月23日火曜日。
午後から現場に行って漆の3回目を塗るつもりでした。
でもなあ・・・。
乾いていない気がする・・・。

触ってみると乾いているんだか、いないんだか・・・。
べたつくのは未乾燥の漆か?自分の手がベタベタしているだけか?
もう、わからない。

僕は多分漆にかぶれない人間ですが、頭の中は漆でかぶれました。
もう、漆のことで頭が一杯。

2月23日火曜日。
この日に3回目を塗っておきたい。
そうすれば2月26日金曜日まで乾かして、それから金土日と3日間かけて(予備日含む)フローリングを貼り、2月29日(月)のユニットバス設置を悠々と迎えることができる。
フローリング貼りだって始めての作業だし、時間に追われて突貫工事でやってもきっといい結果にはならないだろうから、時間的に余裕を持ってやりたい。
そのためにはやはり、この日のうちに漆を塗りたい。
でも乾いていない・・・、気がする・・・。
という葛藤。

漆が乾いていないのは理由は分かっています。
温度と湿度が足りないこと。
温度はまずまず。
20℃近くはある。
でも、漆が置いてある床面はそれよりも低温なはず。
さらに、隙間風のあるような場所ならば、なおさら低音なはず。

それより何より湿度。
50%くらいしかない。
薪ストーブは空気が乾燥するから、石油ファンヒーターだけにしました。
加湿器は2つに増やしました。
それでも足りないから、練炭コンロでもお湯を沸かしました。
カセットコンロでもお湯を沸かしました。
ポットも蓋を開けて加湿器代わりに置きました。
それでも50%くらい。
2つ合わせて6時間で5リットルも出る加湿器の蒸気はいずこへ??
というくらい湿度が上がらない。

なんとなく分かった気がするんですよ。
多分部屋を取り囲む土壁が吸湿しています。
なるほど、土壁は呼吸するから選んだんだけれど、それがこんなところで仇になるとは。
いくら湿気を作っても、壁がどんどん吸湿するものだから、結果的に室内は50%に保たれます。

18畳間は広いしなあ。
天井も3mもあって高いしなあ。

漆屋さんに℡。
漆の現状を伝え、アドバイスを求める。
と言っても、漆屋さんだって実際に見てみて、触ってみないと乾いたかどうかなんて分かるわけがない。
「乾いてないかもしれないですねえ・・・」と独特の福井弁で繰り返すのみ。
ただ、曰く、未乾燥の漆に重ね塗りをすると更に乾きにくくなる上に、艶も落ちると。
最悪の場合、いつまでも乾かないままの漆になってしまうと。
そういうことだそうです。

ということで、この日の午後の漆塗りは断念しました。
2日後の午後にずらします。
とはいっても、このままの環境で2日間待っても乾くわけがない。

どうにもこうにも漆だけは乾かさないといけない。
そして失敗は許されない。
時間的なリミットは迫っているし、今回の漆塗りのフローリングは、フローリング代と漆代とで既に10万円を超える出費になっている。
それが失敗で、「材料も無駄になりました」では済ませられない。

ということで、漆を乾かすために強攻策に出たのでした・・・。



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簡易漆風呂を作る(2016年2月24日) - 2016.04.13 Wed

漆が乾かない。
原因は温度と湿度が足りないこと。

漆を乾かしている部屋が18畳間で広すぎて、天井も高すぎて、なかなか温度が上がらない。
土壁はどんどん吸湿するので、湿度も上がらない。
手持ちのヒーターと加湿器をフル活用してもダメでした。

ならば狭いところに移るしかない。
乾かすフローリング板はざっと7坪分。
乾かすのにもそれなりの面積が必要。
桟積みすれば面積はそんなに要らないけれど・・・?

乾かすのに使える部屋は一つしかない。
既にほぼ完成している4畳の洗面脱衣所です。
あそこならば狭い。
天井も低い。
六面が一応は塞がれている。

ということで、洗面脱衣所で漆を乾かすべく、行動を始めたのでした。

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160223-213613_R.jpg
といって、まずやったのが洗面脱衣所へのコンセントの設置。
さっさとフローリング板の引越しをしたいところですが、色々と下準備があるのです。

漆を乾かすのにヒーターと加湿器は使いますからね。
そのためにコンセントを作りました。

続いて、洗面脱衣所を養生していたシートを剥がして、丁寧に集塵機をかけ、新しく養生しなおしました。
埃が漆についてはいけないですし、この部屋のフローリングは未塗装なので、それ自体が汚れたり傷つくのも防がねばなりません。

160223-231446_R.jpg
で、漆板を引っ越します。
狭い中で乾かすので、苦肉の策で桟積みしました。
桟積みをすると桟木を載せる漆板の両端辺りが犠牲になりますが、元々板の両端は割れなどが入っていて使えない場合が多いので、この際仕方ないです。

160224-000621_R.jpg
という風にして、全ての漆板を引っ越しました。

160224-001303_R.jpg
そこにヒーターと加湿器を置きます。

古民家平面図0001
今回、漆を引っ越したのは⑤の部屋です。
ここは変則のL字をしていて、3畳の洗面脱衣所と1畳の洗濯機置き場という感じです。

160223-221313_R.jpg
3畳のほうで漆を桟積みしたので、僕はこの1畳のスペースで寝ました。
ヒーターは3時間おきに「延長」のスイッチを押さないといけないので、泊り込みで面倒をみます。

まったく「立って半畳寝て一畳」とは申しますが、この1畳のスペースというのは寝るのにはジャストフィットで、気持ちよかったですよ。

160224-063137_R.jpg
その日は疲れたので、温度湿度の変化を見ずに爆睡。
翌朝に見たらこんな感じでした。

26℃の55%か。
ふむふむ。
まだ壁が吸湿しまくっているから、6時間くらいの加湿では足りない感じかな。
でも、いい兆候です。

160224-063203_R.jpg
高温多湿なので、外から持ってきたデジカメが思いっきり曇っています。

160224-063207_R.jpg
そして流石のペアガラスも結露状態。
数値上はまだ湿度は足りない感じですが、かなり蒸し暑く、このままいけば漆は乾きそうな気がします。

このようにして簡易漆風呂が完成したのでした。
梅雨の時期ならば常温で漆なんての簡単に乾くと思います。
2月の長野県という最悪の環境だからこそ、こんなに大変な思いをするわけです。

みなさんも漆を塗る際は、時期にお気をつけください。



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肋骨骨折と漆塗り3回目(2016年2月23日・24日・25日) - 2016.04.14 Thu

2月23日。
即席の漆風呂に入れた漆板は順調に乾いていきました。
やはり漆というものは条件さえ整えば順調に乾くようです。

このまま念のためにもう1日乾かすとして、24日の午後から三度目の漆塗りができるかな、と考えていました。
そんな2月23日夜。

いつもどおり夜作業。
電気配線とか。

ところでここ最近、1週間近く肋骨が痛い。
最初は背骨でも寝違えたのかと思っていたんだけど、時間が経つにつれて肋骨に痛みが集中してきた。
ヒビでも入っているのかな・・・?
なんて思いながら作業をしていると・・・。

天井裏配線作業で梯子を降りていると、ポキッと音がしまして。
えー、折れかかっていた肋骨が完全に折れたようです(涙)
激痛とまではいかないけれど、痛みは3倍増くらい・・・。
作業に支障があるくらい。

あー、やばいやばい。
慌てて嫁さん(看護師)に電話する。
嫁さん「病院に行った方がいいんじゃない?固定するためのバンドをくれるよ」
とのこと。

じゃあ、翌日に病院に行くとして、この日はこの日でできることをやろう。

・・・。
痛くてほとんどできません。
何をやるにも力が入りません(涙)

160224-210838_R.jpg

160224-210847_R.jpg
ということでこの日にできたのはこのようにスイッチを2つ作ることだけ。
9時半くらいには寝ました。
まあ、連日の作業でしたから、いい休養にはなりましたけれども。

翌日、病院に行く。
8時に受付したのに、呼ばれたのは14時(汗)
混み過ぎ!!

診察して、処方箋薬局まで終えたら15時。

結果はやはり肋骨骨折でした。
特にきっかけが無いから、疲労骨折じゃないかということ。
そういえばなあ、電気工事とかで上向きにインパクトドライバを使うときに確かにわき腹に振動というか、負荷が伝わっていたもんなあ。

そんなわけで色々とあって、現場に着き、乾いた漆板を運んで磨き、漆塗りの準備ができたのは午後6時を過ぎていました。
午後一番から漆塗りをする予定だったのに、病院やら色々で遅れまくり。
でもこの日のうちに漆塗りをしないと間に合わないので、強行します。

160225-181332_R.jpg
今までの教訓で、ずっと中腰というかしゃがんでの作業はきついので、ウマの上にこうやって漆板を山積みにして、立ったままで作業ができる高さにしました。
まあ、幾分かは楽になった気がします。

午後6時に作業開始。
今までの経験からすると、ノンストップでやっても終了は7時間半後。
午前1時半。
そこに夕食やら、休憩やらも必要。
やるしかない。

ということでやりましたよ。
体力と精神力の要る作業でしたがやり遂げました!

160226-030600_R.jpg
午前3時6分。
全ての板を塗り終え、漆風呂に移動。

それから片付けをして、寝たのは午前4時。

そして6時には起きて、自宅に戻ってシャワーを浴びて出勤。
若さゆえにできるということで・・・?

ああ、そういえば、漆塗り2回目のときにラジオで面白いことを言っていました。

アルピニスト 野口健 × プロフリーダイバー 篠宮龍三 ~「高さ8,848m」と「深さ115m」 極限を知る2人の初対面トーク! 
という番組だったのですが、その中で、

「僕たちよく人から『無理しないでくださいね』って言われるけど、そもそも無理しなければ8000メートルを超す山に登るとか、水深100メートル以上に潜るとか、そういうことできないよね」


というのがありました。
ちょうどそのとき、漆という強敵と戦っていた僕は激しく頷いたものです。

そうそう。
無理しなければ、偉業なんて達成できない。

だから僕は、無理してでもこの古民家を再生させる!!
そんなことを考えました。



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納戸の荒床を貼る・8畳間天井の隙間塞ぎ(2016年2月27日) - 2016.04.15 Fri

2月27日の作業です。

あ、そういえば、昨日の記事で大切なことを書き忘れていたので、追記します。

肋骨骨折の件ですが、疲労骨折の診断が出たところまでで話が止まっていました。
そのままドクターストップがかかるかと思いきや、何も無く。
古民家再生の話をお医者さんにしても「それは凄いですねえ」程度の好感触(笑)
「安静にしてくれ」とは言われませんでした。

その場で痛み止めの湿布を貼られ、バストバンドを装着すると急に楽になりました。
これならば作業できそうです。
というわけで、「安静」と言われなかった(言い忘れたのかもしれないw)のをいいことに漆塗り3回目を強行したわけです。

そして翌日、2月27日。
160227-154953_R.jpg
夕方から現場入りをしまして、届いていた荒床を貼ることにしました。

160227-155349_R.jpg

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160227-191018_R.jpg
という感じです。
時間が無かったのでまだ固定はしません。
固定は助っ人が来れば助っ人にやってもらいましょう。

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160228-002030_R.jpg
そして、夜は夜半過ぎまでかけて8畳間の天井を和紙で塞ぎました。

という、チマチマ作業をしながら漆風呂の面倒を見て、漆の乾燥を待ちます。
翌日はいよいよ台所のフローリング貼りです。

ところで、漆を塗り始めたのが2月20日。
フローリングの貼りはじめが2月28日。

ここまでの8泊9日間はぶっ通しで現場に泊まりこみました。
漆の面倒を見るために。
2月28日に漆が乾いて、貼れるようになって、やっと漆との戦いが一段落したわけです・・・。

漆については書きたいことがたくさんあります。
近いうちにまとめますね。







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漆塗りの成果とフローリング貼り準備(2016年2月28日) - 2016.04.16 Sat

怒涛の漆塗りが終わった2月28日。
いよいよ漆板を貼ることになりました。

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台所予定地に集塵機をかけます。

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そして最後の最後まで、こういう段差が気になったので、いくつかの捨て貼り板を張り替えました。
まったく。
無駄な手間です・・・。

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そして、乾燥が終わった漆板を運び入れました。

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ん?

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ところどころに白い模様ができています。
漆屋さんが「乾くためには湿度が必要だけれど、結露すると白くなってしまう」と言っていたのは、まさしくこの現象でした。

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特にこういう風に、桟積みの桟木に沿ったラインで白くなっているので、結露であることは間違いありません。
桟積みしてあった付近に隙間風があって、その隙間風が当たるところだけが結露したのでしょう。

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とても幸いなことに、白くなったのは10枚程度で、しかも全面ではなく、局所的なものでした。
一歩間違えれば板代と漆代とそしてかけた手間、全部が無駄になるところでした。
不幸中の幸いでした。

この程度のダメージなら、駄目な板はシステムキッチンの下になる位置に配置するなど、工夫で回避できます。
見た目が駄目なだけで、漆板としての性能は変わらないでしょうし。

160228-112523_R.jpg
そんなわけで色々とありましたが、お昼前には漆板を貼る準備が整いました。
これから初のフローリング貼りに挑戦します。



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台所フローリング板を貼る(2016年2月28日) - 2016.04.17 Sun

昨日の記事の続きです。
お昼前、11時30分くらいからフローリングを貼っていきます。

160228-114307_R.jpg
まず1列目。
運良く、というか具合良く、この部分の直角は出ているようで、ただ直角に切っただけで上手く入ってくれました。

1列目を固定する前に、一旦ここで一旦お昼休憩。
フローリング貼りという大仕事の前に体制を整えます。

160228-132335_R.jpg
そして作業再開。
今回は両端の部分だけにですけれど、フローリング用のボンドを使うことにしました。
以前に山ヒコさんにやってもらったときには木工用ボンドでしたが、やはりフローリング用ボンドの方が床鳴りするリスクは少ないようです。

初めて扱いますが、なんか、こう、色といい、見た目といい、モンブランを搾り出しているような・・・。

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で、貼り付け。
もう後戻りできません。

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隠し釘で固定。

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どんどんと貼っていきます。

基本的な手順としては、
①フローリング板の余分な部分を切断
②切断面を小カンナで面取りして、更に断面に古色付け
③仮入れ
④ドリルで下穴開け
⑤ビスで固定

やり方は色々あるでしょうが今回は、
・ボンドは両端の列にしか使わない
・フロアネイルではなく50mmの細ビスで固定
・荒床ではなく、その下にある根太に向かって細ビスを打って固定
というやり方にしました。

ボンドを最低限というのは、ボンドは高い上に、やり直しが利かないからです。
あと、何十年というスパンでみると、ボンドそのものが劣化して床鳴り等の原因になるとも考えられます。
いつか床を解体したり、フローリングを貼りなおす際にも全てを壊さないといけません。

フロアネイルを使わずに細ビスを使ったのは、やり直しが利くとか、そういう理由です。
引っ張り強度も細ビスの方があると思いますし。

160228-183853_R.jpg
あと、貼っているうちに、隙間が空いてしまう箇所が出てきました。
真っ直ぐ、隙間無しに貼っているのになぜだろう?
理由は色々ですが、板自体の加工精度だったり、あるいは、加工後の暴れだったり。
特に今回は、漆を塗るためにわざと高温多湿の環境に置いておいたので、その分暴れたのかもしれません。

理由はともあれ、そのような隙間を無視すると次の列が上手く貼れなくなっていきます。
ズレは残って、どんどんひどくなっていきます。
かといって、手の力で矯正できるほど簡単ではありません。

そんな時、設備屋さんに教わったのですが、このように端材をつっかえ棒のようにして叩き込むと矯正できます。

160228-212847_R.jpg
8割方が終わりました。
この時点で午後9時半。

初めての作業ということもあって、時間をかけて慎重に進めています。

160228-220639_R.jpg
最後の方の列を貼る前にやるべきことが。
調理家電用のコンセントがまだ入っていません。

160228-224338_R.jpg
捨て貼りを切り欠いて入れました。
こういうことで時間を食います。

160229-003948_R.jpg
最後の2列は普通には入らないので、こう山折りにして、せーので折りこみます。
やり直しが利かないので緊張しましたが、何とかなりました。

最後の2列もビスを打てないので、ボンドと隠し釘で固定しました。

160229-012812_R.jpg
結局全てが終わったのは午前1時半。
初めての作業とはいえ、12時間以上もかけてやっていたことになります。
使った道具は写真の通り。

現場作業っていつも思うんですけれど、物凄いたくさんの道具を使います。
だから、一仕事終えた後の片付けも大変です。

160229-013546_R.jpg
ともあれ、台所予定地が完成しました。

漆板が白くなっている箇所は、昨日の記事で述べた、結露の影響を受けた板です。
システムキッチンで隠れるようになっています。

いかがですか?漆板は?
僕的には惚れ惚れする感じです。
漆を塗って乾かす過程は本当に大変で苦しかったですが、出来上がった床を見ると「やってよかった」と心底思います。

片付けまでして、現場を出たのは2時を過ぎていました。
翌日はいよいよシステムキッチンが入ります。



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システムキッチンが入る(2016年2月29日) - 2016.04.18 Mon

前日(?)に午前2時くらいまでフローリング貼りをやって、ギリギリ間に合った翌日。
2月29日の作業です。
この日は予定通りシステムキッチンの施工をやって貰いました。
間に合ってよかった。

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朝、現場に着くと既に資材が運び込まれており、

160229-093147_R.jpg
養生もされておりました。

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これ以降、僕は邪魔にならないように洗面所で作業をしながら、キッチン屋さんの作業を盗み見ていきます。
本当はずっと見ていたいところですが、やはり邪魔になってしまうし、自分のやるべき作業もありますからね。

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さっそく手間取らせてしまったのがレンジフード。
以前の記事でも書きましたが、キッチンパネルの下地が真っ直ぐではありません。
レーザーで見てみると上下で2センチほどもずれていることが分かりました。
このままではレンジフードもそれに合わせて、傾いた状態でついてしまう。

ということで、キッチン屋さんが機転を利かせて、手元にあったユニットバス用のパッキン材を応用して、真っ直ぐになるように入れてくれました。
ありがとうございます。

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天板を運びます。
うちのシステムキッチンは長さ2700mmの幅1050mmというタカラでは最大規模のサイズなので、結構な大きさと重さがあります。

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という感じで、合間合間で覗いて撮影しました。

そして、6時過ぎくらい。
「完了しましたので、我々は撤収します」
との挨拶を受け、見に行くと。

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おー!!
できておりました。
カッコいい!!

照明との相性もいい感じ。
漆とも古民家ともいい感じ。

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反対側から。

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そして漆の床。

いかがでしょうか。
評価や感想は色々だと思います。
古民家にシステムキッチンを入れてしまうこととか。

でも僕は、この感じが好きだし、カッコいいと思ってしまいます。
何というか、コントラストだと思うんですよ。
古いものの中に新しいものが入って、際立つ。
茶色や黒系の落ち着いたトーンの中に、白いものが入って際立つ。

これらのコントラストがミスマッチになったらもちろん失敗だけれど、我が家の場合は成功な気がします。
「陰と陽」、「新と旧」のコントラストがいい方向に働き、それぞれの個性を引き出しているように感じます(自画自賛しすぎ??)。

ともあれ、一ヶ月前の1月29日から課題になっていたシステムキッチンが無事に入って、ほっとしました。

移住まであと一月切っています。
長いラストスパートが始まります。



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洗面所の漆塗り1回目(2016年2月29日) - 2016.04.19 Tue

2月29日の作業についてです。

昨日の記事の通り、この日はキッチン屋さんが1日がかりでシステムキッチンを据えてくれました。
それで結構あちこちに資材を広げているものだから、僕は邪魔にならない洗面所で作業をすることにしました。

6.5坪分のフローリング板への漆塗りは完了したので、続いて洗面所のフローリングに漆を塗ります。
洗面所の場合は既にフローリングを貼ってあるので、漆を後塗りするパターンです。

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とはいっても、漆塗りの前にやるべきことはたくさんあります。
まずは、洗面所の柱掃除。

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例のごとく、壁塗りの際の養生不良(?)で、掃除がたくさん必要です。

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なんか、こう、差鴨居とかですね、やたらと煤けているものがあります。
かと思えば、ここだって、すぐ隣の差鴨居はちっとも煤けていなかったりして。
これなんかは擦っても取れないくらいしつこい煤だったので、諦めました。

160229-162932_R.jpg
更に、入念に集塵機をかけます。
埃や砂があると漆塗りのときに困りますから。

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こういう壁際のところも濡れ雑巾できれいにしていきます。

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さらに、ここのフローリングは庭木を製材したものなので、節辺りで欠けているものがあります。

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こういうものです。

160229-171231_R.jpg
そういうのは、先ほど写真で出ました「フシック」というもので埋めます。
節専用のパテです。
結果はいかに・・・?

あ、そうそう。
先に書いておきますけれど、このフシック、扱いが難しいです。
製材所が使っていたので、同じものを取り寄せていただいたのですが、素人には使いこなせません。
というのも、製材所の場合は、モルダーでフローリングを作ってから、フシックで埋めて数時間乾かして、そして超仕上げカンナで仕上げるという手順を踏みます。
僕のような素人の場合は、乾かしてから超仕上げカンナというわけにはいきません。

フシックは半練くらいの硬さです。
これで節を埋めて、ヘラで余分な箇所をこそげ取ります。
ただ、半練で、硬い歯磨き粉みたいなものなので、ヘラでこそげただけではやはり周辺にフシックが残っちゃうんですよね。
だから、固く絞った布で拭きます。
当然大雑把にしかふけません。
乾いてないフシックに布が触れると、フシックが削れます。

乾いていないフシックは布に負けて削れます。
乾いたフシックは濡れ雑巾では取れません。
という感じなのです。

だからプロのように、半乾きで超仕上げカンナを通すというやり方でないとあまりいい仕上がりにならない材料なのです。

しかも、もうひとつの欠点も後述します。

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ともあれ、漆塗りをすることになりました。
開始は午後7時半。
2坪だからなあ。
何時間でできることか・・・。

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まずはヒーターと加湿器を置く場所だけ先に塗って、それらを設置します。
ここは洗面所で隠れる部分なので、跡が残っても大丈夫です。

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そしたら1畳の洗濯場から。

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後は、奥から逃げ道を作りながら。

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終わったのは午後11時。
やはり床に塗るのは作業性が悪いので、2倍の時間がかかりましたね。

あと、フシックの欠点をもうひとつですが。
この写真でいうと、加湿器の左下の箇所です。
丸く、漆が乗っていない箇所がありますね。
あそこがフシックを塗った箇所です。

余分なフシックは雑巾で綺麗にぬぐってあるのに、何らかの作用が働いて(残って?)、あのように全く漆が乗らない箇所が出てしまいます。

僕は元々フシックの施工を途中で諦めたので、このようになってしまった箇所は最低限です。
しかし、まったく意味が分かりません。
漆というのは奥が深く、僕のような素人には理解できないようなことがたくさんあるのです。



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最後の敷居を入れたり、色々と(2016年3月1日) - 2016.04.20 Wed

3月1日の作業についてです。
移住まで4週間を切った時期ですので、ラストスパートで、可能な限り夜作業を行っています。

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まずは前日に塗った漆の具合を確認。

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条件は整っているので、順調に乾きつつあります。

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続いてこちら。
玄関小上がりと8畳間との境界です。
ここはずっと敷居を入れることなく、保留になっていました。
ここは壁が絡んでおらず、敷居を急いで入れる必要が無かったですし、敷居なんて早くに入れてもいいことは無いですからね。
ずるずると先延ばしにしていました。
でもまあ、8畳間に畳を入れたり、小上がりにフローリングを入れる際には敷居が入っている必要があるので、入れることにしました。

まずはこの小上がりの捨て貼り、余分な部分があるので切ります。
このように敷居に当たってしまう部分を丸鋸で切断しました。

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で、敷居を入れます。
これで家中全ての敷居が入ったことになります。

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続いて台所フローリングのボンドも乾いたところで、隠し釘の頭を取ります。

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さらにキッチンパネル枠の隠し釘も。
全然取らずに放置してあったのを取ります。

ラストスパートという名の、チマチマした作業が続きます。



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トイレの床貼り前編(2016年3月2日) - 2016.04.21 Thu

3月2日の作業です。
相変わらず夜に作業しております。

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この日やるべきはトイレのフローリング貼り。
もう移住まで4週間を切っているのに、まだトイレも洗面台も無いのです。

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こちらが件のトイレ。
建築業に携わっている人なら常識だと思いますが、こういう狭いところこそアラが目立つので、難易度は高くなります。
しかも台所の場合はシステムキッチンで隠れるだとか、家具を置くだとかで「逃げ」ができたのですが、トイレの場合はそんな逃げ場がありません。
基本的には全ての面が現れることを前提に作らねばなりません。

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特にですね、フローリングの両隅。
洋間ではないので巾木はなく、しかも先に畳寄せ(雑巾摺り?)が入っています。
つまりは一切の「逃げ」なくして、フローリングの両隅をきっちり光らなければならないわけです。

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そんな難易度の高い中で、1枚目を入れます。

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両隅も案外きっちり入りました。

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ボンドと隠し釘で固定します。

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2枚目以降も同じように入れます。
毎回光って、そして自在アングルを使って切っていきます。
難しくは無いですが神経を使いますし、時間もかかります。

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台所の場合と同じように、フローリングの癖で上手く入らないときは、つっかえ棒を使って入れていきます。

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そうこうしているうちに畳屋さんが来ました。
畳屋さんの仕事というのは初めて見ましたが、カッコいいですね。
大工仕事の場合は墨(鉛筆や色鉛筆も)を使って印を打っていきますが、畳屋さんは目打ちをトンと荒床に刺して印にします。
確かに墨よりも見やすいですし、荒床を相手に仕事をする職方ならではだと思います。

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あと、なんかこういう四方に伸びる定規らしきもので部屋の寸法を測ったり。

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畳のサンプルも踏ませていただきました。
なるほど。
確かにスタイロフォームと木質ボードの畳の方が踏み心地は柔らかいです。
藁床の畳の方がしっかりしています。

長くなったので、後編に続きます。



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トイレの床貼り後編(2016年3月2日) - 2016.04.22 Fri

昨日の記事の続きです。

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トイレの床貼りも最後の2列です。
一番端の一枚は柱分を切り欠かなければならないので、こういう風に目測で生け捕ります。

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まあまあ上手く入りました。

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で、最後の2枚は例の山折り作戦で、うまく行くかどうか仮入れをします。

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上手く入りそうだったのでボンドを塗布。
前回の台所を貼った時の教訓で、ボンドは捨て貼りの方に塗りました。
どうせ同じことなので、フローリング板に塗るよりも捨て貼りの方がいざというときのリスクが少ないです。

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で、上手く入りました。

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我ながら、ぴったり入って感心しました。

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最後に隠し釘を打って完成。

この時点で10時。
少し早めですが、区切りがいいので作業を切り上げて帰宅しました。



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洗面所の漆塗り2回目(2016年3月3日) - 2016.04.23 Sat

3月3日の作業です。
洗面所の漆塗り1回目分が乾いたので、2回目を塗ります。
やはり、条件さえ整えば漆はいとも簡単に乾きます。
大切なのは温度湿度と、そして余裕を持って乾かせる時間(工期)です。

今回は3月5・6日の2日間で大阪から古民家野郎さんが漆塗り体験に来てくれることになりましたので、それに合わせて3日に2回目を終わらせます。
すると、古民家野郎さんが来る頃には十分に乾いていることでしょう。

ところで、漆塗りの記事って地味です。
写真のビフォーアフターが劇的には変わりません。
まあ、左官作業の「大斑直し→中塗り」よりはマシですが(笑)

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洗濯機置き場辺りのビフォー。

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アフター。

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脱衣所辺りのビフォー。

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同じくアフター。

まあ、2度目となると艶は増します。

ただ、拭き漆について書いているHPなどを見ると、本当に艶が増すのは3~6回目あたりらしいのです。
我が家の場合はそれほどツヤツヤにしたいわけではなく、防水性などの漆の性能が主なので、3回塗りまでですけれどね。

今回かかった時間は2坪で4時間。
やはり貼ってあるフローリングに塗ると、2倍程度の時間がかかるようです。



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洗面所の漆塗り3回目と建具洗い(2016年3月6日) - 2016.04.24 Sun

3月6日の作業です。

3月5・6日の2日間で大阪からブログ読者の古民家野郎さんが、長野市から全半会のsyuさんが来てくれました。
本当、最後の3週間は今までの助っ人のオールスターで。
みなさんよく来てくれました。

で、あいにく3月5日は勤務校の卒業式。
というか、自分のクラスの卒業式。
だから僕の代わりに現場に入っている嫁さんに監督をお願いして、僕は午後4時過ぎに現場入り。
その日は建具洗いとか、掃除とかをみんなでしてくれたみたいだけれど、写真は無し。

作業もそこそこに、ご飯に行って、それからは土間で宴会。
古民家野郎さんとお会いするのは2回目ですが、古民家談義に花が咲きました。

で、翌3月6日。
古民家野郎さんが来てくれたのは、何も手伝いだけが目的ではありません。
なにせご自宅の再生工事で忙しい方ですから。

目的は漆です。
元々システムキッチンのワークトップには漆を考えていたらしく、さらに我が家のようにフローリングに塗ることも検討中。
ということで、我が家の漆板の仕上がりが気になっていたらしいのです。

漆板を見ることが目的ならば、せっかくだから塗りも体験してもらおうということになりました。
洗面所の3回目の塗り。
仕上げなので本来ならば助っ人にはお任せできないところですが、古民家野郎さんならば特別です。
ご自身の再生工事に役立てていただけるということもありますし、施工に対する意識の高さは折り紙つきですから。

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ということで、生まれてはじめての漆に挑む古民家野郎さん。
まずは床面のヤスリ掛けから。

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syuさんは建具を洗ってくれています。

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古民家野郎さんはヤスリ掛けを終えて塗りに入っています。
一通りのやり方は僕がレクチャーして、後はお任せしました。

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まだ途中ですがこんな感じ。
やはり3回目となるとかなりの艶が出ますね。

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syuさんはかくれんぼ中です(笑)

さて、この日は午後4時くらいまでかかって古民家野郎さんは漆塗りを終え、大阪に帰っていかれました。

・・・。
えーと。
なぜか洗面所の漆塗りを終えた写真を取り忘れました。
まあ、先ほど出した写真の延長です。
とても綺麗になりましたよ☆



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屋内の電気配線を行う(2016年3月6日) - 2016.04.25 Mon

3月6日の自分の作業です。
花形である漆塗りを古民家野郎さんにお譲りしたので、自分は地味な電気工事に勤しみます。

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という風に、納戸の配線をしたり。

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こちらは8畳間の電灯。

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続いて、土間。

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後は、今までやった電気配線も含めて、ステップルで固定したり、ジョイントボックスを設けたり。
あ、本当に地味でしたね。

写真ばかりで内容はスカスカですが、今日はここまで。
明日からは漆塗りについてまとめようと思います。



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漆塗りのまとめ(1)そもそも漆にした理由 - 2016.04.26 Tue

一昨日までの記事で漆塗りが完了したので、漆塗りについてまとめてみようと思います。

そもそもフローリングへの塗装に漆を選んだ理由を思い返してみますと、

京都で町家に出会った。

という本を読んだからだということを思い出しました。
もう3~4年位前に読んだ本です。
その本の中で、筆者夫妻がセルフで漆を塗っている記述があったのです。
「なるほど、漆という手があったか」と、僕も漆を選択肢として入れた感じです。

時は過ぎて、去年のGW作業。
助っ人の古民家野郎さんや武田さんに漆塗りの話をすると一様に驚かれ、その気になりました。←単純
まあ、他人に驚かれると「やってやろうじゃないの☆」と思うのが人情ってものですよね。

ただ、そのときは荒壁塗りの真っ最中。
5月の頭。
漆塗りをするならば温度と湿度の関係で6~7月がベスト。
間に合うかな・・・?

結果的には全く間に合わなかったです(汗)
フローリング板の製材はギリギリ間に合ったけれど、漆塗りに必要な環境が間に合わなかったです。
漆塗りに必要な環境は色々とありますが、少なくとも壁が無くて、埃がバカバカ入ってくるような環境ではダメです。

だからその時点で漆塗りはお流れに。
古民家野郎さんと武田さんにもその主旨の説明はしたはず。
「やっぱりね・・・」程度のリアクションだったと思います。

では、フローリングに何を塗ろうか。
それをずっと考えていた去年の夏~冬。

フローリングの塗装は大きく分類すると2種類しかありません。

①ウレタン系塗装
〈長所〉
・一度塗ってしまえば30年くらいはメンテナンスフリー
・水に強い

〈短所〉
・傷がついたらプロにしか補修できなく、致命的
・最初が一番綺麗で、後は劣化していく一方
・木が呼吸できない

②オイル系塗装
〈長所〉
・木の呼吸を妨げない
・使い続けると味が出てくる

〈短所〉
・ほぼ毎年塗りなおす必要がある
・水にはそれほど強くない

とまあ、このようにウレタン系塗装とオイル系塗装とでは、ほぼ正反対の性質があるということが分かります。
特に赤字で書いた部分。
ここが大切ですね。

メンテナンスフリーで劣化する一方か、毎年メンテナンスする必要があるけれども味が増していくか。
メンテナンスフリーで味が増すなんて、そんな都合のいい話はないのです。

あと、我が家の場合は家中のほぼ全てが畳。
フローリングを貼るのは台所・トイレ・洗面所・玄関小上がり・納戸のみ。
つまりは水であり、防水性も大切なのです。

もうひとつ、柿渋という選択肢もありましたが、これもなあ。
防腐性、防水性もありますが、如何せん主力として期待できるものではありません。
効果を維持するためにはそれこそオイル系塗装のように、塗りなおしていかなければなりませんし。
しかし、柿渋は塗り重ねるほどに色が増していくので、防水性を維持するために何度も塗っていたらきっと真っ黒になってしまうでしょう。

ということで、ずっと迷っていました。
嫁さんに何度も相談しながら。

先ほども書きましたが、メンテナンスフリーで、しかも味が増していく、そんな都合のいい話はないのです。
漆以外は・・・。

そんな時、自分にぴったりな漆を発見したのでした。



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漆塗りのまとめ(2)MR漆というものを発見 - 2016.04.27 Wed

さて、フローリング材が呼吸できて、メンテナンスフリーで、経年とともに味が出て・・・。
という夢のような塗装を探していたら、結局振り出しの漆に戻ってしまいました。

しかし漆には弱点がいくつか。
①高い
②三度塗りは必須で、手間も時間もかかる
③かぶれる
④なんか難しそう
⑤高温多湿でないと乾かない

この中で特に⑤の乾燥条件というものがネックでした。
一般的には乾燥条件は温度24~28℃、湿度70~85%といったところです。
普通に考えれば梅雨時しか無理そうです。
この条件下なら、これも一概には言えませんが1~2日で乾くようです。

その中で出会ったのはMR漆というものでした。
他もNOA漆とか、LTH漆とか、DRM漆というものもあるようです。

これらはアルファベットがついていて胡散臭いですが、紛れもない天然物の漆です。
どういうことかというと、僕も専門家でもないし、理系でもないので詳しい説明はできませんが、要するに天然の漆(生漆)を機械の力で十二分に攪拌(くろめる)することによって分子構造を均一化し、従来よりも乾きやすく改良した、ということらしいのです。

どのくらい乾きやすいのかというと、MR漆なら温度25℃ 湿度45〜50%の乾燥条件で4〜5時間で乾燥ということらしいのです。

この乾燥条件ならば梅雨時でなくても、ストーブと加湿器の力を借りればできそうな気がします。
時期とすれば2月。
薪ストーブが入って、天井も壁も全て塞がった頃。
薪ストーブで室温をあげながらやれば何とかなりそう。

ということで、とりあえずは漆フローリングのDVDを購入して、勉強しました。
そして福井県の箕輪漆行という会社に問い合わせて、直に色々と聞くことにしました。
2月には箕輪漆行さんの営業さんがたまたま長野県に来るということだったので、直にお会いして話ができました。

MR漆の値段は1キロで29160円(税込)。
他の塗料に比べたら滅茶苦茶高いですが、漆の中では特別高いものではありません。

これでどれだけ塗れるかというのをはっきり言うのは難しいです。
まず、塗る木が硬木か軟木かで2倍くらいも消費量が違います。
軟木の方が漆の吸収量が多いため、たくさんの漆を消費するからです。

また、塗り手の技量によっても変わります。
技量が高ければ、手早く薄く延ばして、拭き取るために、消費量は少なくなります。

電話で質問したときには「1kgあれば軟木でも3回塗りで10坪はいける」という説明でしたが、僕の場合は3回塗りで7坪くらいしか塗れませんでした。
材は赤松です。
赤松は針葉樹の中ではまずまず硬い木ですので、ちょっと電話で答えていただいた方の説明の方がちょっと誇張が入っているように思います。

あくまで僕の実体験ですが、これからやろうという方は、「軟木で1kgで7坪」というのを一つの目安にしていただけたらと思います。

まあつまりは3万円弱で7坪が塗れるわけです。

ちなみに漆を塗ったフローリング材の既製品は、1坪で10万円とかざらにします。
それだけ手間が必要な作業ということです。



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漆塗りのまとめ(3)拭き漆の方法 - 2016.04.28 Thu

今日は漆塗りのやり方について書きます。
フローリングの拭き漆についてです。
僕は素人で、漆塗りにしても3回塗りでわずか10坪くらいの経験しかありません。
ただ、ネット上にある情報も発信者によってまちまちなことが多く、結局のところ「地域差・個人差がある」程度のことかもしれません。
となると、壁塗りと同じように僕の経験談もDIYレベルでは参考になるのではと思います。

【準備するもの】
フローリング板
漆(チューブ入り)
ヘラ(3寸幅くらい)
ケーク紙(あるいはウエス)
紙やすり(400番と600番)
ビニール手袋
軍手
ウマ(作業台)
(ヒーター)
(加湿器)
(飲み物)

【準備】
①作業中は手に漆がついていてあちこち触れないし、出入りもできないので、忘れ物無く、必要なものを全て作業部屋に入れておくことが必要。
②手袋は「ビニール手袋→軍手」の二重にする。
③作業部屋自体の温度を乾燥に適した「20℃以上、60%以上」に調整しておく。例えば真冬の作業の場合、寒い作業部屋で塗ってから、急に高温多湿のムロ(漆風呂)に入れると、結露して駄目になってしまうため。
④かなり汗をかくので、飲み物は必須。僕の場合は7坪塗るのに9時間くらい作業して、2リットル以上のスポーツ飲料を飲みました。汚れた手のまますぐ飲めるように2リットルのペットボトルで置いておくと便利です。


【1回目の塗り】
やり方はごく簡単です。
①ウマにフローリング板を載せて、漆を垂らして、ヘラで伸ばす。
②前面に伸びたら、ケーク紙で拭き取る。
以上。
5寸巾×2メートルの材で1枚当たりきっちり5分かかりました。
僕の使った材料は1坪分で12枚束だったので、つまりは1坪1時間きっかりです。

【乾燥】
漆塗りで難しいのは乾燥です。
高温多湿の時期を選ばないと本当に大変なことになります。
MR漆なら温度25℃ 湿度45〜50%の乾燥条件で4〜5時間で乾燥というのが一応ネット上では公表されていますが、実際にはもっとかかります。
安全確実に考えると、温度20℃以上、湿度60%以上で36~48時間くらいを目安にした方が良いです。
これはメーカーの営業さんも言っていたことです。
特に、表面だけでなく、中までの乾燥を考えるとこれくらいの時間が必要です。

条件が整えば、後は気長にやれば乾きます。
まずいのは、速く乾くという情報を鵜呑みにして、短い工期で予定を立ててしまうことです。
焦ってもいいことは無いので、その点は気をつけてください。

【2回目の塗り】
2回目の塗りに入る前に、400番の紙やすりで軽く磨きます。
漆を塗って乾いた板は毛羽立っているためです。
このときに紙やすりに半乾きの漆が目詰まりするようでは、乾きが甘いです。
本当に乾いた場合は、紙やすりには白っぽいサラサラの漆の粉が乗るだけです。
そして、生乾きの状態で次の漆を上塗りすると、ますます乾きが遅くなりますので、注意が必要です。
生乾きって事に気付いたら、作業を中断して、もう1日くらいは乾かして下さい。

ちなみに紙やすりは僕はたくさん買ってしまいましたが、実際にはそんなに消費しません。
7坪分でも、2枚くらいで足りてしまいます。
適当な大きさに切って使ってください。

ちゃんと乾いていたら、ヤスリ掛けをして、2回目の漆塗りです。
やり方は1回目と変わりません。
使う漆の量は1回目の1/3くらいまで減っているはずです。

【2回目の乾燥】
1回目と一緒です。

【3回目の塗り】
2回目と一緒ですが、使う紙やすりは600番になります。
「仕上げなので丁寧に」というのがDVDでの説明です。

【3回目の乾燥】
変りません。


とまあ、文字で書けばこんなものです。
問題はかかる時間と、疲労。

僕の場合は一度に7坪。
これでも十分きつかったけれど、まあ我慢すればできる限界かなと思います。

7坪で、休憩とか食事を挟んで9時間くらい。
全く休憩無しで7時間ですが、これができたらかなりの超人です。
休憩時間を最小限に減らしてもやっぱり9時間くらいかな。
余裕を考えると10時間は欲しいです。
本当に疲れる作業ですから。

朝8時から始めたら、17時には終わる。
と書けばそれまでですが、作業と休憩だけで1日が終わるのはきついです。
まあ、仕方ないですけれどね。

7坪でこれですから、欲をかいて10坪とかやったら、単なる修行ですね。
7坪でも十分に修行でしたが。

疲れは色々です。
中腰としゃがむ姿勢が多いから、足腰とつま先が疲れます。
つま先は最後は痺れて、1週間くらい痺れが取れませんでした。
そして、目も疲れます。
失敗できないので、神経も疲れます。
単純作業なので飽きます。
例えば壁塗りも単純作業ですが、あちらはまだ土を漉したり、混ぜたり、運んだり、塗ったりという動きがありますが、漆塗りは本当に塗っては拭きとっての繰り返しです。
そして、壁塗りほど出来不出来がはっきりしたり、自分の腕の上達が実感できたりということもないです。
こういうこと一つ一つが、地味に精神的につらいです。
だから、ラジオがお友達です。

以上がざっとした方法ですが、漆のDIY情報の少ない中に突撃していった僕はいくつかの失敗を犯しました。
失敗には普遍性があるので、こちらの方が参考になると思います。
その失敗については明日書きます。



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漆塗りのまとめ(4)僕が犯した4つの失敗 - 2016.04.29 Fri

今日は漆塗りで僕が犯したいくつかの失敗を紹介します。

①1回目が生乾きの状態で2回目を塗った
漆塗りのよくある失敗だと思います。
もっとも初歩的にして、もっとも決定的にして、もっともありがちな失敗です。

ちゃんと乾いてから、重ね塗りをする。
これがちゃんと艶と強度のある漆板を仕上げるためには欠かせません。
生乾きで重ね塗りすると、漆板としての性能が落ちるのもありますし、乾きがますます遅くなります。
営業さんは「半永久的に乾かなくなる」というようなことを言っていましたが、流石にそれは大げさとしても、本当に乾きは遅くなります。

じゃあなぜ生乾きで重ね塗りをしてしまうかですが。
それは工期からくる焦りもありますが、やはり、「乾いたか、乾いていないか、なれないといまいち分からない」ということに尽きると思います。
一度でもちゃんと乾いた漆板に触れるとわかるようになります。
それまではあまりよく分かりません。
乾いたような、乾いていないような・・・。
表面だけ乾いて、中はまだ・・・?
みたいな、半信半疑が続きます。

そして、漆は高温多湿の条件が揃わなければいつまでたっても乾かないので、それも生乾きの可能性を増やしています。
「怪しいからもう一日乾かそう」なんてやっても、結局条件が整わなければ同じことです。
本人的には「念のために1日余分に置いたから大丈夫」なんて考えてしまいますがね。

②ヤスリ掛けで力を入れすぎた
いや、どうもこれはそうとも言い切れないのですが、そんな気がしています。
ヤスリ掛けはくれぐれも軽く、撫でるように。
そして①のように漆が生乾きだと、ヤスリ掛けをするときに余計に力が入ってしまいます。
力を入れなければヤスリがかからないようであれば、生乾きの方を疑って下さい。
ヤスリがけは本当に表面の毛羽を取るくらいで十分です。

③1・2回目の漆塗りまでは、ケチってウエスを使った

これも失敗とは言い切れないのですが、なんとなくそうしない方がよかったのかな・・・、と思っていることです。
一応、解説DVDでは、漆の拭き取りはケーク紙を使うようにと説明されています。
しかもそのケーク紙、一度に2~3枚を取って、くしゃくしゃに丸めて使うのです。
ちなみにケーク紙は100枚で1000円。
1枚10円です。
高いなあ。

ということで、営業さんに相談したら、「1・2回目までは下塗りなので、ウエスで拭き取っても大丈夫ですよ」との返答。
ウエスは毛羽がつかないように、シーツウエスを使いました。

でもなあ、やはりウエスとケーク紙ではだいぶ違います。
ウエスは本当に余分な漆をみんな吸い取る感じ。
ケーク紙はそこまで吸着力がないというか、滑りが良いというか、漆を絶妙に残したくらいで拭き取っていく。
多分ケーク紙なんていう漆拭き取りに専用の紙があるということは、やはりそれだけ適したものなのでしょうね。
だから、本当に艶やかな漆板に仕上げるためには、漆を絶妙に残してくれる(=程よい厚さの塗膜を作れる)ケーク紙で3回とも拭き取った方がよい気がします。

ちなみに、ケーク紙の使用量。
先述のように、DVDでは「一度に2~3枚」ということでしたが、そもそもDVDで見本に塗っている板は長さ4メートルで、我が家の板の2倍。
だから、僕の場合はケーク紙をケチって使うことにしました。
1枚の板を2回拭く様にします。
下拭きと仕上げ拭き。
で、仕上げ拭きのケーク紙はあまり汚れないので、これを次の板の下拭きに回します。
下拭きのケーク紙は汚れまくるまで使い倒します。
このサイクルを繰り返すと、結局板1枚につき1枚のケーク紙を使用するのみとなります。
7坪使っても84枚で、840円です。
いくらケーク紙が高価と入っても、漆の値段に比べたら消費税にもならない微々たるもので、ケーク紙をケチって、漆板の仕上がりが悪くなるのは完全な本末転倒です。
漆3回分と、板の材料費を合わせると2万円/坪とか、それ以上になります。
全体から見ると微々たるケーク紙をケチって、失敗することがないようにしてください。

④漆板が結露して、台無しになった
最後にして、最大の失敗です。
そして、上記3つと違って、本当に致命的な失敗です。

160228-111626_R.jpg
以前にブログでも触れました。
我が家は真冬に漆塗りをしたので、乾かすために人工的に高温多湿の環境を作る必要がありました。
試行錯誤の結果4畳の洗面所を漆風呂と化すことが出来たのですが、そこが逆に高温多湿になりすぎてしまって。
漆が乾くのにはよい環境だったのですが、恐れていた結露が発生しました。
周囲が氷点下のところで、その空間だけ高温多湿だったので、恐らくちょっとした隙間風によって結露したのだと思います。
その結果が写真のような状況です。
隙間風を浴びた部分のみ、結露して白くなっていました。

他の失敗ならばまだリカバリのしようがあります。
生乾きならば、条件を整えて乾かしてやればいいです。
艶が足りない、塗りが下手とかならば、気が済むまで重ね塗りを繰り返せばよいです。
とまあ、どうにでもなるのですよ、手間さえ惜しまなければ。
しかし、この結露による白化現象は多分リカバリできません。
我が家の場合は被害が局所的だったので、どうにか被害箇所をシステムキッチンで隠れるところにはして誤魔化すことが出来ました。
しかしこの被害が局所的でなかったとすると、ぞっとします。
板と漆を合わせて13万円くらいの材料費と、30時間ほどの作業全てが無駄になるところでした。

真冬に無理して塗る場合は特にですが、結露にはご注意下さい。

以上、僕の犯した4つの失敗でした。
これから漆塗りに挑戦する人は、参考にしてみて下さい。



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漆塗りのまとめ(5)漆のお薦め度と施工の条件 - 2016.04.30 Sat

漆についてのまとめはとりあえず最後にします。

今日は「漆のお薦め度と施工の条件」ということでお送りします。
ちょっといまいちなタイトルですが、あまりいいのも浮かばなかったので。

さて、漆を実際に塗ってみて、暮らしてみて、一月以上になりますが、実際のところの感想とお薦め度をお伝えします。

漆自体はとてもお薦めです。
漆そのものの高価さ、施工の手間、施工の時間は大いにハードルですけれども。
それらのハードルを越えてしまった今となっては、満足感しか残りません

お薦めポイントを列挙しますと。

まず、漆板そのものが美しいです。
古色とは全く異なる、色味と艶を出しています。

160306-130729_R.jpg

次に、とても丈夫です。
と言っても万能ではありませんけれどね。
物を落としたり、引き摺ったりすると当然ながら傷はつきます。
ただ、傷がついたときのダメージがウレタン塗装とは異なり、許せる範囲での「経年の傷」みたいに思えます。
また、防水撥水効果も十分で、洗面脱衣所で使っていますがいつも快適です。

そして、踏み心地、歩き心地がいいです。
我が家は玄関小上がり、台所にそれぞれ専用スリッパを置いたのですが、漆板の歩き心地がいいので、みんなスリッパを使っていません。
なんというか、ペタペタ感がありません。
歩き心地というのは特に洗面脱衣所においては重要で、お風呂上りに漆板の上を素足で歩いていると幸せになれます。

という、お薦めポイント満載の漆板なのですが、前述のように高い高いハードルがあります。

価格はどうでしょうかね。
漆が3回塗りで7坪で29160円。
4165円/坪。

比較対象はとりあえずオイルステインでメジャーなオスモカラーで。
アマゾンで見ると2.5リットル(2回塗りで約10坪分?)が19440円。
もっと大きな10リットルもありますが、あまり大きなのはいきなり買わないと思うので、2.5リットルで考えます。
1944円/坪。
やはり半額以下ですね。
ただ、HPを見ると、日常のケアとしてオスモウォッシュアンドケアーだとか、オスモワックスアンドクリーナーだとか。
そういうものが必要らしいので、ここにランニングコストがかかると考えた法がいいです。
漆のランニングコストは0円です。
水拭きor空拭きで十分です。

ウレタン塗装でも比べてみましょう。
詳しくないので、アマゾンさんがお薦めしてくれたカンペハピオ 水性ウレタン床用ニス 3分つやとうめい 3Lが7668円で約6坪分です。
1278円/坪となります。
あまり知りませんが、オイルステインと違ってメンテナンスの費用はかからないと思います。

と、ここまで見るとやはり漆は高いですね。
ただ、ウレタンは別として、オイルステインはランニングコスト(メンテナンス費用)がかかるので、長期的に見ればまた分かりません。
漆板の寿命は一応100年と言われています。
漆メーカーが「百年ふろーりんぐ」と銘打っています。

あと、値段は比べましたが、実際には無塗装の板を買ってきて自分で塗装する人はほとんどいないと思います。
フローリングを買う時点で塗装の種類を選ぶことになります。
漆に関しては塗装済みのフローリングは10万円/坪とかしますので、大富豪にしか使えません。

では、施主施工で漆を塗る場合の実際と問題点ですが。
これがちょっと難しいです。

漆に限らず、塗装をするためには部屋の六面がちゃんと塞がっていて、埃が入ってこない状態にしなければなりません。
まあ、でも、これは簡単か。
今の家は部屋の六面なんてさっさと固まっちゃいますからね。
壁塗りや建具の調整でいつまでも時間がかかる古民家再生とは違います。

で、可能な限り塗りやすい梅雨か、夏季にやるか、あるいは暖房と加湿器を併用するかですが。
これも何とかなります。

難しいのは工期や、職方との絡みですね。
施主施工でやる場合に、六面を固めて、床は捨て貼りまでにしておいてもらって、その捨て貼り状態の部屋を作業部屋にして、漆板を3回塗って乾かして・・・。
出来上がった漆板を、また大工さんに貼ってもらって・・・。
というのは、職人さんも、現場監督も、設計士も嫌がるでしょうね(笑)
工期が延びて、しかもその間に何も出来ないですから(埃がたつから)。

それならむしろ、無塗装の状態でフローリングを貼って貰って、そこに塗装する方が現実的な気がします。
新築の現場のことは詳しくないので、僕の予想ですけれどね。
ただこれも、フローリングを貼った後に施主が漆を塗って・・・。
となると、また現場がストップしちゃうので、結局のところは床は無塗装のままで養生してもらって、そのまま完成~引渡し~施主施工・・・。
という順番になると思います。
例えば施主施工で内壁を塗るような場合はこのパターンのはずです。
いずれにせよ、引渡し前の現場で施主施工が入ることをプロが喜ぶわけがありません。
引き渡して責任の所在を区切ってから、「後はお好きにどうぞ・・・」となると思います。
でも、このパターンならハードルは下がるような気がします。

今の家はフローリングだらけだろうから、例えば1軒で35坪のフローリング面積があれば、漆代は約15万円。
お。
現実的な数字ではありますね。

でも、塗るのにかかる時間が1回で70時間。
3回塗ると210時間。
急にハードルが上がりました(汗)
貼ってあるフローリングに塗るのは時間がかかるので、5坪当たり10時間で計算しました(貼ってない板なら7坪で8~9時間)。

210時間かあ。
1日10時間やるとして、21日。
毎週末土日だけ作業するとして、3ヶ月。
出来なくはないですね。
15万円の予算と、3か月分の休日。
これだけでメンテナンスフリーの、呼吸する、経年で味が出るフローリングが手に入ります。
お薦めですよ。

オイルステインのこととか、ウレタンとそうのこととか、新築現場のこととか、自分が詳しく知らないことも今回の記事では書いています。
間違っていたらごめんなさい。



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野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
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あるいは
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