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2013-09

スズメバチの駆除(まとめと動画)(2013年8月25日) - 2013.09.01 Sun

さて、予想以上にうまくいったスミチオンによるスズメバチの駆除。
今日はそのおさらいです。
この方法の長所と短所に分けて検証していきましょう。

【長所】
①安い
まあホント、とにかく安いことですね。
今回かかった費用は、
スミチオン100ml358円
水鉄砲398円
合計746円
です。

対して、業者に頼めば大体5万円くらい(今回の場合は特に、高さがあるので)。

あと、最近では「スズメバチジェット」のような、スズメバチ専用の殺虫スプレーもあります。
ただこれは1本1400円くらいする上に、2~3分くらいしか持ちません。
だから最低3本くらいは用意しないと、弾切れが心配です。
3本用意した場合は4200円か。
あと、そもそも言ってしまうと、今回の巣はとても殺虫スプレーで処理できる規模ではなかったと思います。

というわけで、値段ではスミチオン>殺虫スプレー>>業者という感じになりそうです。

②安全
スミチオンを使った駆除では、自分の感想としては、びっくりするくらい安全でした。
特に1回目の攻撃からスズメバチはパニック状態となり、反撃する気配はまるで無く、必死で巣の水を掻き出している感じがしました。
このように早くからハチの攻撃性を奪えることと、水鉄砲の性能にも寄りますが5メートルくらいの距離から攻撃できることが安全性を大いに高めていると思います。

前述の「スズメバチジェット」は4~6メートルの射程距離を持っているそうです。
まあでも、実際はどうなんでしょうかね?
使ったことが無いので、分からないです。

安全性といえば、何と言っても業者に依頼することでしょう。
防護服も完璧ではなく、強靭な針を持つ個体に刺されることもあると聞きますが、それでも刺されるのは業者さんです。
依頼主にとっては一番安全ですね。

なので安全性についてまとめると業者>スミチオン>>殺虫スプレーとなるかと思います。

【短所】
・ハチの子が食べられない
短所はこれくらいです。
長野県民なら、やっぱり食べたいです。
でも食べるためには煙でハチを追い払ってという、昔ながらの方法で駆除しなければなりません。
素人にはまず無理ですね。

【注意】
今回の作戦では本当に安く安全に駆除することに成功しました。
ただしやはりまったくのノーリスクというわけにはいきません。
この記事を読んで真似される方は、自己責任で、慎重にやってください。
少しのリスクも負いたくない人は、迷わずに業者に頼んでください。


【動画】
この駆除方法はネットで発見したものでしたが、youtubeなどを見ても、この方法での駆除の動画は発見できませんでした。
というわけで、せっかくなのでビデオカメラで撮影。
うん。
照明係をやってくれたあゆみ大工さんの活躍もあって、綺麗に撮れている。
さらにせっかくなので、ビデオ編集。
もう一つせっかくなので、youtubeに公開。


そう、公開しちゃいました!!
世界初?!
「スミチオンによるスズメバチ掃討作戦」です!!

「スミチオンによるスズメバチ掃討作戦」←youtube へはこちらから。

久々に渾身の編集をしましたので、ご覧ください☆



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よろび起こし7・8日目(2013年8月25・26日) - 2013.09.02 Mon

しばらくスズメバチの話題ばかりでしたが、ここからまた本題の古民家再生に戻ります。
引き続きよろび起こし作業の風景で、僕が不在だったときの写真が大半なので、解説も満足に出来ませんが。
分かる範囲で書いていきます。
今日はよろび起こし7・8日目の作業について。
8月25日は僕がスズメバチ駆除の成果を確認しに行った日ですが、僕が帰った後にあゆみ大工さんが来て作業をしていったみたいで、写真が残っていました。
(あゆみ大工さんのカメラの方に)

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これら3本とも、土間上がり框の下の土台です。
迷ったけれども、長い目で見て交換することにしました。

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同じく上がり框の腐朽した柱が抜かれています。
その残されたホゾ穴。

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ジャッキアップされている上がり框を3つのアングルから撮影。
土台が抜かれて、見事に浮いていますね。

と、ここまでが25日の写真。

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26日は再びシンペイさんと一緒に作業しているようです。
土間南側、土台が抜かれた跡に溝を掘って、石を敷き詰めていきます。

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大黒柱の周りも掘って。

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こう、玄関側のほうまで。

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大黒柱とその礎石をいろんなアングルから。
この大黒柱の礎石、すごく立派な石なのですが残念ながら沈んで、傾いて、ずれています。
これをどう直すかが大きな課題。

礎石をどう直すかをあゆみ大工さんとシンペイさんで相談中に、うちの嫁さんが訪ねていったそうです。
嫁さん曰く、
「二人ともすごく楽しそうだったよ☆」

すごくすごく大変な現場であることは誰もが認めることです。
でも施主を含めて、関わっている人みんなが(現在のところは)楽しみながらやっているようで、嬉しい限りです。



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よろび起こし9・10日目(2013年8月27・28日) - 2013.09.03 Tue

よろび起こしの続きです。
懸案の大黒柱下の礎石を持ち上げるようです。

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チェーンブロックで「よっこいしょ」。

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いろんなアングルから。
礎石を入れなおす場所にコンクリートを打つために、砕石(主にコンクリートガラ)が入れられています。

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で、このように礎石をコンクリートで固めます。
今回はこのような施工を、要所要所で行います。

僕も人に説明するときにちょっと困るのですが、「基礎のコンクリートを打つ」というとまるで「ベタ基礎」を作るように聞こえてしまいます。
でも実際にはそういうわけでなく。
礎石が沈まないように固めたりとか、土台と土が触れないようにというためのコンクリです。
つまりは石場建てのままで、基礎と土台は緊結しないんです。

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こちらは家の南西の端。
玄関脇です。


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家の南東の端。
土間の裏口。

130828-094318_R.jpg
再び土間の土台。
中央やや右にアーチ型の面白い石があるのが見えますね。
これは土間の裏口に転がっていたものですが、どうも「おくどさん」に使われていた石ではないか、ということです。

130828-152732_R.jpg
これも土台下に敷くことにしました。
いろんな形の石があって楽しいです。
他に使い道もなさそうだし、目に見える形で「再利用」されるって素敵だと思います。

当初はこうやって土台下に敷く石をどうやって確保しようか、考えていました。
しかしシンペイさんが家の周りを探してみると、出てくる出てくる!!
十分すぎるほどの石が出てきて、自給できそうです。

このようにしばらくは基礎作りが進められていきます。
一方、同時進行であゆみ大工さんは土台用の栗の木を刻んでいきます。



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よろび起こし12・13日目(2013年8月30・31日) - 2013.09.04 Wed

よろび起こしというか、そのための土台作りが進んでいます。
今日掲載する写真もあゆみ大工さん撮影のもの。
そのせいか、大工仕事の写真はなく、相棒のシンペイさんがやっていた土木作業の写真ばかりです(笑)

ちなみに、2日ほどはあゆみ大工さん、大工仲間の建前応援に行っていたようです。

平面図(現状・番号付き)
言葉だけの説明でも解りにくいですから、久々に平面図を出します。
図面の左側が北になります。

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家の南西の端。
玄関扉用の土台の溝を掘っています。

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家の南東の端。
礎石が動いたり、沈んだりしないように固定されていますね。

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土間南側。
庭から発掘してきた角石やら玉石やらをパズルのように組み合わせて、固めております。
芸術的でしょ??
それもそのはず、これをやってくれてるシンペイさんの本業は、石やタイルやガラスを使ったモザイク画のアーティストなのです!!(実話)
だから普通の土建屋さんの仕事とは、一味も二味も違います。

130830-175604_R.jpg
同じくこちらにも製作中。

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玄関扉の土台はここに打ちます。

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これがその溝に入れ込む石。
敷地内のどこかから拾ってきました。
チェーンブロックじゃないと持ち上がらない、重たい石です。

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家の東側から土間を見たあたり。
こちらにあった壁や建具も壊されて開放的です。
このように朽ちた柱も抜かれています。

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朽ちた柱のアップ。
仕口がこんなに朽ちているんですね。
交換です。

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同じところを逆アングルから撮影。
土間から東側を見た光景です。
水道は8ヶ月ぶりに復活しています。

写真では土木作業ばかりで、肝心の大工仕事があまり見えませんが(汗)
作業は順調に進んでいるように見えます。

さて、31日は土曜日で、僕は1週間ぶりに現場入りしました。
そこでまたいろいろなことがあって。
それについてはまた明日以降の記事で書いていきます。



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例えばの話・・・(2013年8月31日) - 2013.09.05 Thu

古民家再生をしていると本当にいろんな人が訪ねてきますし、いろんな人に会えます。
自分でも想像していなかったくらいに。

例えば8月31日(土)は大会引率があったので午後3時くらいから現場入りしましたが、勤務校の卒業生と、あと以前にお宅訪問させていただいたHさんが訪ねていらっしゃいました。
Hさんには野菜をどっさりとお土産に持ってきていただいて。
本当、ご馳走様でした。

そんな来客が帰り、さて、そんなに長時間できないけど、作業するか!
と張り切っていると、再び来客が・・・。

今日のお題は「例えばの話」です。

例えば、その来客さんが、この家の売主の親戚で遠方に住んでいるとします。
例えば、その来客さんが、訳あってこの家周辺の土地をいくつか管理しているとします。
例えば、その来客さんが、「自分も高齢だし、遠方で管理しきれないから土地を手放したい」、「誰か安くでもいいから買ってほしい」と考えていたとします。

「例えばの話」ね・・・。

例えばそれは、うちに隣接している畑だったり。

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例えばそれは、うちよりちょっと山よりの法面だったり。

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例えばそれは、その上の高台の、広大な畑(荒地)であったり。

例えばそれは、その奥の広大な森であったり。

そして例えば、再生計画中で我が家にはまったくお金が無いことをご理解いただいていたり。


「例えばの話」ばかりでごめんなさい。
まだ未確定だし、いろいろと事情が立て込んでいるので。

ただ、一言で言えば、土地が増えるかもしれないのです。
700坪もあるのに、これ以上と地を増やしてどうする?!
という感じもしますが。

家の敷地に関しては、700坪もある割には、蔵などの建物も多く、それほど有効に使える土地ではありません。
だから隣接する土地に拡大するのはいいかなとも思います。

問題はその上の法面やら荒地やら。
うーん。
管理しきれるかなあ??

実はですね、夢があるんですよ。
ラーメン屋台店主から教員へと転身した人生だけど、まだ夢は残っています。
人生に、もう一捻りあってもいいかな。
何年後になるかわからないけど。
で、その「夢」のためにはもう少し広いフィールドが欲しいんですよ。
嫁さんともよく相談しないと・・・。

すみません。
ぼやきというか、独り言みたいな記事になっちゃいました。



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風呂場のはつり作業(2013年8月31日午後) - 2013.09.06 Fri

8月31日の出来事の続きです。
合計9名のいろんな来客が帰られたので、ちょっと遅い時間からですが、作業開始です。

まずは久々に自分のカメラで現場を撮影。

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玄関横に置かれたコンクリート用の砂と砂利。

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土台用の栗材。
僕もちょっとびっくりしたんですが、材木屋さんで栗なんて売っているんですね。
高価だけれども、やはり土台は栗にこだわりたいです。

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そして作業中のあゆみ大工さん。

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あゆみ大工さんに頼まれた仕事はこちら。
風呂場跡コンクリートのはつりでございます。

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まずはコンクリートの上に乗っている土やら茅やらを除去。
やはり「現場は綺麗に」は基本ですからね。
というか、解体してできる「ガラ」は、土間に新たに打つコンクリートの砕石代わりになるので。
なるべくゴミを入れたくないのです。

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まずはこの辺りからやっていきましょうか。

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またもあゆみ大工さんが撮影に来てくれました。

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1時間ちょっとやって、この程度。

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結構コンクリートが分厚くて、苦戦します。
今日はもう夕暮れなので、撤収することにします。

帰る前に現場をもう少し撮影して。

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玄関にあるチェーンブロック。

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駐車場においてある材木。

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なぜか一つだけ。

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噂の大黒柱。

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見事に浮いています。

この日は夕方までの大会引率やら来客やらで作業自体はあまり出来ませんでしたが、なんか再生計画がいろいろと進んでいるなと、そんなことを感じながら帰宅したのでした。



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玄関の基礎作り(2013年9月1日) - 2013.09.07 Sat

昨日の記事の続きです。
風呂場のはつりが一部しか出来なかったので、翌日9月1日(日)はその続きをやりに行きました。

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車を降りてすぐに満開のツユクサを発見。
秋だよなー。

さて、あゆみ大工さんは来られないから、一人でコツコツやっていくかな・・・。
と思って現場で準備していると、シンペイさん出現!!
午前中のみの予定で、基礎を作りに来たようです。

今までシンペイさんのことはあまり紹介してこなかったですが、こういう人です。
シンペイさんの名刺
(シンペイさんのA4サイズのでっかい名刺)

ガラスやタイルや鉄平石などで作品を作っているみたいで。
職人さんとアーティストさんの中間みたいな人ですかね。
そのシンペイさんが我が家の基礎工事を担当してくれています。
だから我が家の基礎は単なるコンクリではなく、なんか芸術的☆

あ、そうそう。
シンペイさんもブログをやっています。
「ごしてぇ~~」な話
うちの古民家の話も結構載せてくれていますし、1週間近くのタイムラグがあるうちのブログと違って、ほぼリアルタイムの状況を確認できます。
僕も平日は現場に行けないので、シンペイさんのブログで進捗状況を確認しています。
ぜひ覗きにいってみて下さい☆

130901-091231_R.jpg
というわけで、僕はお風呂場をはつる予定を変更。
シンペイさんのお手伝いをします。
このモルタルを作る機会で、コンクリートを練っていきます。

「ちょっと力が要るから手伝ってね」
と、シンペイさん。
「え、でも、一人でいらっしゃって。一人だったらどうすんですか?」
と、僕。

「大丈夫☆お施主さんがいることを期待してきたから☆」
こういうことをいう職人さんも珍しいですね。
戦力として数えていただいて、光栄です☆

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玄関の基礎にはこちらの石を使います。
なぜだか分からないけど、敷地のあちこちにこのような石が埋まっているので、それを掘ってきて使います。
シンペイさんの本業は石なので、腕が鳴りますね!!

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で、僕のお仕事。
コンクリートと石がちゃんとくっつくように、石の裏面を磨いていきます。

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で、このようにコンクリートを練り、

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高さがきちんと合うように、水糸を張ります。

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玄関用のメインの石は大きくて2人ではもてないので、チェーンブロックで吊ります。
なんだか可愛いですね♪(シンペイさんが)

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で、嵌めて、高さと水平を見て。

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隙間にコンクリートを詰めていきます。

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こんな感じでいいですね。

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続いてもう少し小ぶりな石を2つ並べていきますが、ちょっとこのコンクリートが干渉しちゃうな。

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ディスクグラインダーでコンクリートの邪魔な部分を切り取ります。

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うん。大丈夫。

で、このあたりで「後は一人で出来るよ」とシンペイさんが言うので、僕は予定していた風呂場のはつり作業に行きました。

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昨日の続きからやっていこう。

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午前中でここまで。
シンペイさんは作業を終えて、帰られる。
僕は昼食を食べて、さて続きをしようかと思っていたら、天気予報どおりの大雨

あーあ。
なんて思いながら。
一部屋だけ残された畳の間で昼寝することにします。
雨の中で無理してもしょうがないからね。

と思って寝ていると、やがて雷を伴った豪雨に。
それと同時にひんやりとした風がどんどん入ってきました。
(その部屋は建具を取り外してあるから、北面と西面が吹きさらし)
さ、寒い。
夏用の作業の格好しか来ていなかった僕には寒すぎる冷気です。
でも、どうしようもない。
唯一の毛布は車の中で、この豪雨の中で取りに行けないしな・・・。
仕方なく僕は頭に巻いていたごく普通のタオルを体にかけて、侘しい気持ちで寝ることにしました。

2時間ほどで雨も収まり、再び作業に戻ることにしました。

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5時半くらいまでやって、これ。

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あんまり進んでいない気もしますが、そのはず。
コンクリートがこんなに分厚いです。

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ガラもこれだけ出ました。
14袋だったかな。
これは新たに打つコンクリートの砕石になるからいいのですが、ゴミになっちゃうのなら結構な量と重さですよね。

午前中のお手伝いは捗ったとして、雨のせいで、はつり作業はうまく進まない一日でした。



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よろび起こし15・16・17日目(2013年9月2・3・4日) - 2013.09.08 Sun

この間の月・火・水曜日のよろび起こし作業風景です。
ちょっと連日の作業で、僕もぐったりしているので、写真メインであっさり書きます。

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9月2日(月)
あゆみ大工さんは墨付け中。

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墨付けもただつけるのではなく、現物合わせをしながらなので、大変時間のかかる作業です。

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9月3日(火)
こちらはシンペイさんの作業。
上がり框の下に基礎を敷く準備をしています。

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このように要所要所に穴を掘って、石を入れていきます。

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その向こうであゆみ大工さんが墨付け中。
墨付けの終わった材はどんどん右側に移されていきます。

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上がり框はこのように、2本の材を接いで出来ています。

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続いて土間の奥。
家の東側にも基礎の準備をしていきます。

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9月4日(水)
コンクリートを捏ねて。

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穴に砕石を詰めて、つき固め、捨てコンを打っていきます。

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このように、水糸の高さぴったりに来るように、調節しながら。

毎日大きな変化があるわけでもありませんが、古民家再生は着実に進んでいきます。



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よろび起こし18・19日目(2013年9月5・6日) - 2013.09.09 Mon

よろび起こしの続きです。
今日もあっさりと・・・。

130905-101742_R.jpg
9月5日(木)
シンペイさんは今日も石を入れていきます。

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その隣ではあゆみ大工さんが今日も墨付け中。
分野は違っても、気の合う二人です。
きっと何か面白い冗談でも言いながら作業していることでしょう。

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あゆみ大工さんのメモ書き。
素人が見ても良く分かりませんが。
栗の土台の長さと、仕口に関するメモ書きのようですね。

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あゆみ大工さんの道具類。
左側の道具は初めて見ます。

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墨壷。
いつも思うんですけど、墨壷って面白い形をしていますよね。

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そしてこちらの写真ではなんと、上がり框が抜かれています!!
すごい!
あんな大きなものが抜かれてしまうなんて。
後で聞いたらやはり、あんまり重いからチェーンブロックで吊ったとのことでした。

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雨漏りの影響が心配でしたが、この辺りの仕口は無傷そうでよかったです。

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シンペイさんは石にボルト用の穴あけ中。
普通のベタ基礎や布基礎のように、基礎と土台を緊結するわけではありません。
それでは石場建ての良さがなくなっちゃいますから。
ただ、よろび起こしのときに土台がずれないように、土台と基礎をボルトで引っ掛けておきます。

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9月6日(金)
今度はディスクグラインダー?

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シンペイさんがなにやら切っております。
多分石のでっぱりが邪魔だったので、切っているのでしょう。

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こちらが石や木材を持ち上げるときに重宝しているチェーンブロック。
左の小さいのはオートレベルの三脚ですが、こうやって並べると親子のように見えますね(笑)



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あれから1年 - 2013.09.10 Tue

今回の記事でちょうど300回目の投稿です。
パチパチパチ。

こんなこと初めてですね。
今までも100回目、200回目の区切りとなる投稿もあったはずなんだけど、見事に忘れていたんですよ。
今回は忘れなかった!!

さて、夏が終わりつつあって、秋の匂いがしてきて。
なんだか懐かしい気分です。
季節が一回りしたんだなと思って、ちょっとジーンとしたり。

去年のあの頃の匂いがして、いろいろと思い出します。
「あの頃」というのは古民家を探していた頃。
8月4日に長野の再生古民家を見に行って、9月13日に辰野~茅野で3軒の古民家物件を梯子して。
今思い出すとここからが怒涛なんですよね。

9月14日深夜に、もう一軒の古民家をこっそり外見だけ見にいって。
9月16日はあちこちに車で古民家探しに行って。
その日の夜にネットで現在の古民家を発見し。
9月17日にその古民家を外見だけ見にいって。
20日に内部を見学して。
あの頃はまだ前の家主が住んでいたなあ。
そしてゴミだらけの、ボロボロの廃屋だったなあ。
ちょっと懐かしさも込めて、古い写真を出してみますか。

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どの部屋も雨漏りで、無事な部屋なんてほとんど無かったよなー。

120920-112527_R.jpg
ゴミだらけだった18畳の囲炉裏の間。
家主はほぼここだけで暮らしていた。

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同じくゴミだらけだった土間。
ここが今、生まれ変わろうとしています。

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足の踏み場が無かった蔵。

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崩れまくっていた下屋。
よくも片付いたものです。

9月22日には保証人さんと会って。
さらに、9月23日には大工のIさんとも下見に行っています。

で、ですね。
一方このころ、我が家族はなぜか釣りにはまっていて、毎週駒ヶ根の大沼湖に釣りに行っていて。
今思うととんでもない勢いで動き回っていますが、当時は出産秒読み状態でしたから、動けるうちにたくさん動いておこうという気持ちはありました。

あとは空いた時間はほとんど、古民家再生の勉強をして。
短時間の間に随分たくさんの知識を身につけたものです。
このときは「この物件を本当に買っていいものかどうか」ということを考える時期で。
屋根の直し方一つとっても、いろんなやり方があり、性能やら予算やらの兼ね合いで考えることは山ほどあって。
例えば70坪の平屋に金属屋根を被せるって、どういう工法があって、どれくらいの期間とお金がかかるのかって、素人のには全然分からないですから。
そういう工法一つ一つと、かかる費用とかを調べていったわけです。

そうこうしているうちに、9月28日に次女の周が誕生して。
1週間くらいは毎日、病院までお見舞いに行って。

退院するとすぐに全半会の仲間で、工務店2代目の侍が下見に来てくれて。
いろんな人に下見してもらって、自分でも調べているうちに、「再生できそう」という目処もついてきて。

11月1日に買い付け証明書を提出。
12月23日に頭金を支払い、まだ完全に自分のものになったわけではないけれども、年明けからぼちぼちゴミの片付けを始めて。
1月24日に残金を支払って、売買成立。

4月下旬まで3ヶ月半くらいをかけてゴミ片付けが完了。
毎週末片付けにいって、3ヵ月半です。
70坪の母屋と蔵2つ、茶室と物置全てがゴミの巣窟でした。

で、4月下旬からGWにかけては、建具、畳、畳下地、根太の取り外しと、建物の不要な部分の解体。
特にGW作業は4日間やりましたが、毎日10人くらいの助っ人が来てくれて、とても助かりました。

そこからはいよいよあゆみ大工さんに入ってもらって、レベルを測ったり、正確な平面図、立面図作りをして貰いました。
とはいっても、すぐには本格的な工事は始まらず。
8月19日から曳き屋さんの春日工業さん、モザイクアーティストのシンペイさんを交えての再生工事が本格着工して、現在に至ります。
そして最初に戻りますが、今のこの空気を嗅ぎながら「季節が一回りしたんだな」と、ちょっと感慨に浸っているわけです。
ビートルズの「ペニー・レイン」なんて聴きながら。

長女は中学生になって、反抗期が始まって、部活で忙しくて、昔みたいに再生工事はなかなか手伝えなくなりました。
次女の周はもうすぐ1歳で、つかまり立ちと、伝い歩きが得意で、こうやって夜な夜なブログを書いている僕にちょっかいを出して、困らせてくれます(笑)
夫婦は結婚3周年を迎えたけれど、まだまだ新婚気分です。
相変わらず破天荒な動きをして、僕を楽しませてくれる嫁さんが今でも大好きです。

300回記念。
季節は一回りし。
古民家はゆっくりだけれども、着実に直りつつあり。
家族は変化しながらも、笑顔がたくさん。
鈴木家は今日も幸せです。



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シンペイさんと基礎作り(2013年9月7日) - 2013.09.11 Wed

先週末の作業の話です。
先週末は9日の月曜日が振り替え休日だったため3連休となり、3日連続で作業に行きました。
まずは7日(土)の話です。

この日はあゆみ大工さんは用事で来られず、シンペイさんと一緒に作業することになりました。
もうひとり、久々にクラスのK君が助っ人で来てくれています。

この日の作業は土間の基礎作り。
平面図11(現状・番号付き)
この平面図で言うと、「い」の部分に基礎を作っていこうということになりました。

130907-084748_R.jpg
あ、こちらの上がり框も抜かれていました。
これにはびっくり。
僕の中ではこの家を象徴するものだったから、一時的とはいえそれが無くなるというのは、本当にいよいよこの家が変わっていくんだなという気がしました。

130907-093857_R.jpg
基礎の話に戻します。
これが基礎を打つ型枠です。

130907-093910_R.jpg
ん?
藁??

130907-094835_R.jpg
まず、型枠の中に砕石を詰めて、つき固めていきます。

130907-094854_R.jpg
K君が砕石作り。
風呂場をはつったときに出たコンクリートガラをもう少し細かくしていきます。

で、ですね。
今回作る基礎ってのが変わってるんですよ。

130907-101652_R.jpg
何と藁を混ぜ込みます
配分はざっと砂2:土1:セメント1を混ぜて、水を加え、藁を混ぜ込みます。
しかもですね、層にするんですよ。
藁の配分とか、土の配分とか、土の種類とかを変えて。
シンペイさんなんて、「この土を入れたら面白いかも」とか言いつつ、どこかの赤土を持ってきていました。
そうやっていろいろと配合を変えて4~5層にして、層の積み重なりを楽しもうというものです。

僕としてはモルタルに土やら藁やらを混ぜ込む時点で面食らっているのに。
さらにそれを層にするなんて。
びっくりしつつ、大丈夫かいやと思いつつ、でもシンペイさんなら大丈夫だろう、と。
きっとシンペイさんのすることだから、適当そうに見えて、実は深遠な意図があるのだろうと思って聞いてみると。
「いや、俺にもわかんねえ。どうなるか楽しみだねえ♪」
などと、笑っていらっしゃったわ。

もうね、「平成の植木等」って呼んでいいですか・・・?

130907-102617_R.jpg
で、その謎のセメントを入れていった様子。

130907-102651_R.jpg
上からつき固めます。

130907-103135_R.jpg
これがですね、その藁。
あゆみ大工さんの田んぼの藁をいただいて使っています。

130907-104508_R.jpg
藁が足りないので、押し切りで切っていく僕。
上手に切ったつもりなのに、なぜか僕の切った藁は長めでした。
以後、藁入りセメントは藁がやたらに大きく、多くなり、「荒縄づくり」のような風体になっていきます。

130907-135322_R.jpg
で、作業していったんですが、流石に3人でやると捗る。
シンペイさんの話では「い」の部分しかやるつもりは無かったらしいんだけど、午前中でほとんど終わってしまったので、午後からは「ろ」のところまでやって行くことにしました。

130907-143235_R.jpg
しかもこちらは、1段目には普通のコンクリートを打っていきます。
「やっぱり1段目はこっちの方がいいよな」
と、シンペイさんが呟いているのが聞こえました。
え?!
なんか今、午前中の作業が覆された気がしたんですけど。
いや、でも大丈夫。
シンペイさんのことだから、きっと深い「読み」があって、2箇所に違う施工法をやっているんだと思います。
(気分、ってことは無いですよね?)

130907-164251_R.jpg
さあ、このように「ろ」の部分にまで基礎が打てました。

130907-174107_R.jpg
最後に藁抜きの、土入りセメントを柔らかめに作り、藁を隠して仕上げていきます。

130907-174144_R.jpg
作業終了時の風景。
大体こんな感じで終わりました。

翌日(日曜日)についてですが。
あゆみ大工さんが来る予定が、急遽来れないという連絡あり。
シンペイさんも翌日は本業のモザイクアートの方に取り組みたいと。
K君ももう疲れきってしまって、翌日は来てくれなさそう。
僕一人か・・・。
一人で何しようかと考えているとシンペイさんが、「基礎作りしなよ」と。
セメントを練る機械とか、一式を貸してくれるそうです。
そうか、それもいいな、手順も分かったし。
施主が出来る部分はどんどんやって、人工代を減らすに越したことはありません。
じゃあ「は」の部分の基礎を打とうか。

そう考えながら、疲れた体を引き摺り、帰路についたのでした。



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雨宮君と基礎作り(2013年9月8日) - 2013.09.12 Thu

土曜日の作業が終わって、翌日は一人で基礎作りか。
やる範囲は狭いとしても、一人は嫌だなあ。
一人でやったら丸一日かかるだろうなあ。
と思って、誰か手伝ってくれそうな人を探す。

そうだ、卒業生の雨宮君。
あいつなら夏休みでずっと帰郷していて、ゴロゴロしているし、古民家再生にも興味があるって言ってた。
そう思って電話。
野人「明日、暇?」
雨宮「暇です」
やったね☆

というわけで翌日、雨宮君と二人での作業が始まります。

平面図11(現状・番号付き)
箇所としては前日できなかった「は」部分。
後は「い」「ろ」の仕上げ。

130908-092329_R.jpg
これが「は」の箇所です。
3箇所しかないので、それほど大変じゃないか・・・。

130908-154044_R.jpg
シンペイさんの機械を借りてやります。
人様の商売道具だし、使い慣れた道具でもないのでちょっとドキドキ。

作業自体は前日やったことと同じなので、大丈夫です。
ガラを砕いて砕石を作って。
砕石を方枠の中に敷き詰めて、つき固めて。
コンクリートや、「土と藁が入ったセメント」を層状に打っていって。
最後に土コンクリートで仕上げ。

作業をして10時に一度おやつ休憩。
休憩中に雨宮君と話していて面白かったのは、彼が人生についてよく考えていること。
それは「自分がどう生きるか」であったり、「人間とは何か」であったり。
そういったことを中学生とか、それくらいの年齢から考えているらしい。
でも、なかなかそういう話にまじめに付き合ってくれる友達もいなく。
(友達がいないのではなく、そういう話題を共有できる人は少ない)

なんだか、わかるなあ。
僕もそういう感覚はあったし、今でもあるから。
「人生はこんなに不思議で面白いのに、何でみんな下らない芸能ニュースなんて見てるんだ?!」みたいなね。

そういう人生そのものに興味を持って自分なりに探求するというのは、年齢を問わずする人はするし、しない人はしない。
多分年齢は関係ない。
ただ、スマートフォンばかりいじっていて、情報過多になっている人は難しいだろうな。
物を考えるためにはまず、情報を減らさないといけないから。

雨宮君と、時々手を休めて人生についての意見を交わしながらの作業は、あっという間に過ぎていきました。

130908-154052_R.jpg
これが午前中終了辺りかな。

土コンクリートで仕上げしていったんだけど、思いのほか時間がかかって。
12時からお昼休憩のつもりが、12時半までやっても終わらなくて、「いいや、残りはあとあと!!」という持ち前の適当さでお昼ご飯にしました。

で、いつものカップラーメンにおにぎりという侘しい昼食を二人で摂ったのですが。
休憩後の作業再開。
ん?
固まっとる。
(当たり前です)

コンクリートは1時間も放置しておくと固まってしまうという、基本的なことさえ失敗して身をもって学ばなければならないこの体たらく。
なのでバケツの中で硬化している土コンクリートを穿り出してフネに戻し、水を加えて再び練る。
紙粘土じゃあるまいし、水で練って柔らかくなるものか??
と、大いに疑問だったものの、この作戦は案外成功。
それなりに滑らかな土コンクリートに戻ってくれました。

130908-154113_R.jpg

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130908-154204_R.jpg
で、そこから2人で2時半くらいまでかけて仕上げたのがこちら。
まずまず綺麗に塗れています。

そこからシンペイさんの大切な商売道具を1時間かけて洗って片付けも完了。

車に乗って帰ろうと思ったら、なにやら車を降りだす雨宮君。
ん?
「ブログに写真、載せて下さいよ」
といいつつ、ポーズをとってる。
え??
今までブログに載せてくれるなという人はいたけれど、載せてくれってのは初めてだよな。
「自分が再生に参加したという痕跡がほしい」
のだそうです。
ふむふむ。
そういう考え方もあるか。

130908-154533_R.jpg
というわけで掛矢をもってポーズする雨宮君。

130908-154548_R.jpg
もうワンショット。

そうかそうか。
そうと分かっていたら、もっと作業中の風景を撮影してあげたのにな。

この日の作業はなんだかんだで4時くらいには終了。
2日連続の土木作業は疲れました。
特に腰が痛い。
翌日の作業もあるので、早めに帰路に着いたのでした。



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第二種電気工事士試験の結果 - 2013.09.12 Thu

さっきの記事に抱き合わせてもよかったんだけど、一応「一つの記事に一つのテーマ」という感じでやっているつもりなので、続けて投稿します。

今日、第二種電気工事士の試験結果が郵送されてきました。

電気工事士 合格通知
というわけで、合格しました。
やったね☆

後は手数料5,200円を払って、交付申請に行くだけです。

これで法律上は民家の電気工事をできるようになります。
ただ、技術的な部分はどんどん抜けていってしまうから、気をつけないとな。

現在は借家だし、古民家はまだまだ電気工事という段階ではありません。
だからしばらくは使わない資格です。
実際に施工するときには、また参考書を片手にすることになりそうです(笑)



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ウマ作り前編(2013年9月9日) - 2013.09.13 Fri

3連休作業の最終日、9月9日(月)の出来事です。

この日は「刻み」に入ると言われていました。
刻み。
つまりあゆみ大工さんがこれまで墨をつけてきた土台(栗材)をいよいよ切って、仕口を作っていきます。

「鈴木さんにも刻んで貰うから、あったら鋸とノミを持ってきてください」
え??
僕みたいな素人が刻んじゃっていいんですか??
と、聞くと、
「仕上げは僕がやるとして、荒削りくらいまでだったら出来ますよ」
とのこと。

あらまあ、自分の家の材を刻めるなんて身に余る光栄です。
で、前日にホームセンターで物色。
自慢じゃないけど僕はノミはもちろん、鋸さえも買ったことがありません!!
なんかね、いつも拾ったの使ってるんですよ。
今回の古民家でも、ゴミ片付けのときに4本くらい発掘されたので、必要なときはそれを使っていました。
だから僕の使う鋸はいつもボロボロ&サビサビ&刃こぼれだらけ。
でもこんなボロい鋸にも良いところがあって、それは切れないのを鋸のせいにできるということです(笑)
というわけで僕は永年、鋸を拾って使っては文句を言い、自分の技術を省みないという怠惰な生活を送っていたのであります。

そんな僕が30年の人生で始めて買う鋸。
どうしましょうか。
熟考の末、
ゼットソー硬木250
ゼットソー硬木250というのを選択。
何と言っても刻むのは硬い栗材ですからね!!

で、ノミはやめました。
やはりホームセンターのノミはいかにも素人という感じでかっこ悪かったし、以前にM君のところに行ったときに「ノミを研ぐのは1時間くらいかかるんですよ」と言って苦労している彼を見たから。
どうしても必要ならいざ知らず、生半可な気持ちで持ったり維持するのは躊躇われる道具です。

さて、新品の鋸を持ってやる気満々で現場入りする僕。
そんな僕に対してあゆみ大工さんが、
「僕はまだ墨つけの続きをやるんで、その間、鈴木さんはウマ(作業用台)を作ってみましょうか
と。
ウマですと?!
ふーん。
ウマね。
まあ、たしかに、必要だよね。
自分用のウマね。
マイ・ウマね☆

オーケーオーケー。
作りましょう。
さくっと作りましょう。
さくっと作って、予定通り刻みに入りましょう。

などと私は、非常に軽い気持ちでウマの製作に入ったのでございますよ。
今思えばこれが、大いなる苦難の始まりであった。

130909-094630_R.jpg
まず、あゆみ大工さんが持ってきたのがこちら。
どこぞやの「何か」の遺物。
うーん。
なんでしょうね?
江戸時代の「ハードル」とかかな?
「これをベースに、足を付けていきましょう」
とあゆみ大工さん。

オーケーオーケー。
足をつけるのね。
楽勝じゃん。

130909-094501_R.jpg
で、まず、足用に手ごろな材料を、廃材の山から拾ってくる。

あ、せっかくなので全工程を書きましょう。
①足用の材に墨をつけ、60センチの長さに切る。
②足用の材にホゾ穴用の墨をつけ、角ノミで穴を開ける。
③角ノミで開けた穴を、ノミで綺麗に整える。
④ハードルの足をホゾ穴の下端のところで切断する。
⑤ハードルのホゾ穴のところに借り栓をする。
⑥借り栓をビス留めする。
⑦借り栓を③であけたホゾ穴の大きさに合わせて切る。
⑧楔を8つ作る。
⑨楔用の切込みを入れる。
⑩楔を打ち込む
という、大まかに10工程。

で、まずは慣れない差し金を使って、足用の廃材に墨を回していきます。

130909-102722_R.jpg
で、切っていく。(あゆみ大工さん撮影)

あのですね、言っちゃいます。
僕、あゆみ大工さんと出会ってから、「来世は大工さんになりたい」と思っていました。
それくらい憧れというか、自分もやりたいという気持ちでした。
でも、この場で訂正します。
「自分には大工さんは無理です!!」(多分)

もうね、一言で言えばへたくそ。
どれくらい下手かと言いますと、最初のこの足を60センチに切っている時点、この時点で鋸が折れました(涙)
理由は簡単。
技術が拙くて上手に切れない上に、力任せに切っていたからです。
だから、ヘニョン、バキ!!
みたいにして刃に亀裂が入りました。
でも、完全に刃が切断されたわけでもないから、我慢して使い続けましたけどね。
刃も折れましたが、僕の心はもっと折れました。
でもこんなところで断念するわけには行かないから、亀裂の入った鋸を我慢して使って、何とか60センチの足を4本切り出しましたけどね。

そしたら今度はその足にホゾ穴を墨つけしていきます。
幅は1寸、長さはハードルの足(これが4本とも微妙に大きさが違う)にぴったりあわせて。
さらに言えば足の表裏両方に墨つけしていきます。

130909-112900_R.jpg
で、このように角ノミでホゾ穴を開けていきます。
まずはあゆみ大工さんがレクチャー。

130909-113310_R.jpg
このように開きました。
初めて見る角ノミに感動です。

ただこの角ノミ、貫通する穴を開けるときには両面から開けていかないといけないのね。
理由は片面からのみであけて貫通させると、バリが出てしまうからだそうです。
なるほど。
そんなことは露知らず、裏面の墨つけなんて適当にやっていましたよ!!

もうね、無理。
今回使っているような古材(廃材)って全然まっすぐじゃないんですよ。
曲がったり、反ったり、捩れたり。
直線はまだあるとしても、直角の場所がほとんどありません。
そんな中で素人が差し金を使っても・・・。

だから表裏から角ノミを入れたら、ズレまくったホゾ穴になってしまう気がします。

130909-121618_R.jpg
という不安を抱えつつも、とりあえず一本やってみる。

そうこうしているうちに、嫁さんと次女が昼食を食べにきました。
次女は本日から保育園の「お試し保育」にデビューで、午前中のみ登園してきました。
天気もいいから、久々に現場でみんなで食べようということです。

ご飯を食べ終わってから、恥ずかしながら鋸が折れてしまったことをカミングアウト
みんなに笑われる。

あゆみ大工さんが自分の鋸を持ってきて、鋸の挽き方をレクチャー。
こういうことが大好きな嫁さんがやってみる。
130909-130828_R.jpg
僕よりも上手で悔しいです。
やっぱり僕は気が短くて、早く切ろうとするから無駄に力が入っちゃうんだよな。
あゆみ大工さんは、
「鋸を引くときは、鋸自体の重さを使って、時間に任せて」
といいます。
なるほど。

そうやっていくつか切ってみた木っ端。
家の造作に使うわけではありませんが、その辺にあったパイン材です。
これがまたバームクーヘンにそっくりで。
(バームクーヘンは「切り株」という意味だから、当然といえば当然だけど)
そりゃもう、大きさといい、色といい、質感といい、年輪の具合といい・・・。
なので次女にあげることにしました。

130909-132616_R.jpg
バームクーヘンもどきを貰って、満面の笑みで喜ぶ次女。
本当に愛想のいい子です。
(最近やんちゃに動いているので、鼻を擦り剥いています)

こうしてのんびりとしたお昼休憩は過ぎていきました。



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ウマ作り後編(2013年9月9日) - 2013.09.14 Sat

お昼休憩の後、ウマ作り再開です。
ウマ作りは案外時間がかかって、今日は材料は刻めないかな。
うーん。
夕方くらいまででウマを作り終わって、残りの時間は風呂場のはつりの続きをするか・・・。

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うららかな日差しの中、帰って行く嫁さんと周。

130909-133439_R.jpg
奥ではあゆみ大工さんが墨付けを再開。

130909-134337_R.jpg
午前作業ではホゾを1つ開けたところで終了になったので、午後一番の作業ではその続きをします。
この写真は僕とあゆみ大工さんを同じ構図に収めた、嫁さんこだわりの一枚。

130909-144107_R.jpg
で、4つ掘れたら、今度はノミでそのホゾを整えていきます。
というのも角ノミで掘る穴は割りと粗くて、仕上げをする必要があるからです。
この作業もノミを使い慣れない僕にはとても難しい作業。
2時半くらいまでかかってやっていると、あゆみ大工さんから、
「頑張って下さい。その穴が仕上がると全工程の半分よりちょっと手前くらいだから」
との声が。
え?!
まだ半分も行ってないの?!

僕がえらくショックを受けていると、
「いや、これで半分くらいかな。ははは」
と誤魔化すあゆみ大工氏。

普通は人間というのは先の見通しが立つとやる気が出るものですが、今回の場合は辛すぎる見通しが分かったせいで、絶望感が湧いてきました。
・・・。
こりゃウマを作るだけで1日終わるかもな。

もう一度工程を書きましょう。
①足用の材に墨をつけ、60センチの長さに切る。
②足用の材にホゾ穴用の墨をつけ、角ノミで穴を開ける。
③角ノミで開けた穴を、ノミで綺麗に整える。
④ハードルの足をホゾ穴の下端のところで切断する。
⑤ハードルのホゾ穴のところに借り栓をする。
⑥借り栓をビス留めする。
⑦借り栓を③であけたホゾ穴の大きさに合わせて切る。
⑧楔を8つ作る。
⑨楔用の切込みを入れる。
⑩楔を打ち込む
確かにこの時点では③が終わったところなので、工程数だけで考えると半分もいっていません。

130909-0946301_R.jpg
続いて④の工程。
ハードルの赤線のところで切断します。
また墨を回して、鋸を挽いて。
墨が回しづらい。
そして鋸が挽き辛い。

130909-162458_R.jpg
何とか1箇所切断。

130909-163055_R.jpg
鋸を引きづらい理由は写真の通り。
このハードルはやはり江戸時代のものらしく、えらく古いです。
それが最近発掘されて、しばらく雨ざらしに。
だから濡れています。
そして、仕口の部分で切るので、その辺りには土らしきものが溜まっています。
濡れた木も、土も、鋸に激しく目詰まりします。

130909-164253_R.jpg
4本とも切断して、こんな感じ。

130909-170123_R.jpg
厚さ1寸の仮筋用の唐松を切って、溝に嵌めていきます。
この唐松がまた硬かった!
固定は今回はビス留めで。
こだわって栓にしたかったけど、そうすると作業時間が2時間ほど余計にかかるらしい・・・。

130909-170914_R.jpg
固定してこんな感じ。

130909-173525_R.jpg
4本ともに固定していきます。

130909-173530_R.jpg
で、今度はその「借り栓(っていうのかな、名前の詳細は忘れた)」を、足の大きさに合わせて切っていきます。
最初の段階で掘ったホゾは、ハードルの足の大きさに合わせてありますから。

130909-183031_R.jpg
4つともそうやって切断すると、ホゾにこうやって入ることができました。
でもこれではぶかぶかな感じです。
ここから楔を打っていきます。

この時点で時刻は18時30分
いつもならとっくに作業終了している時間です。
しかしこの日はあゆみ大工さんと2人で「せっかくだから最後までやっちゃいましょうよ」という合意の下、遅くまで頑張ることにしました。



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楔を打つ(2013年9月8日) - 2013.09.15 Sun

(今日の記事はスティーブ・ジョブズのプレゼン風に始めます)

やあ。
今日は君達にいいことを教えてあげよう。
君達が見落としがちで。
でもとても大切なことだ。

まずもって、僕が言いたいことは、
「君達は楔(くさび)を甘く見ていないか??」
ということだ。

どうだろう?
胸に手を当てて、よく思い出して欲しい。

すみませんジョブズさん。
楔を甘く見ていたのは僕です。

いやー、楔ってすごいですね。
甘く見てましたわ。
まずもって、楔の構造を誤解してた

楔に対する誤解
僕が楔に対して抱いていた誤解を教えてあげよう(再びジョブズ風)
なんというか、ホゾに隙間があって、そこに木を打ち込んだらいいみたいな。
図解の通りです。
メスのほうの木は透明で表現してあります。

楔の本当の仕組み
一方、あゆみ大工さんに教えてもらった本当の楔はこんなでした。
オスの仕口に楔用の切れ込みを入れて、そこに打ち込んでいきます。
すると本当にオスとメスが固定されて、動かなくなります。

なるほど。
こんな仕組みだったのか。
ちっとも知らなかった。

130909-183058_R.jpg
で、雇い栓を作ったのと同じ唐松材で、楔を作っていきます。
まずはあゆみ大工さんにお手本を書いてもらって。

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同じように書いて、切っていきます。

130909-185634_R.jpg
あまり上手ではありませんが、8本作れました。

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最後にオスのほうの仕口に、切れ込みを入れていく。
もう最後ですが、8本入れないといけないので、辛かったです。

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できた☆

130909-192748_R.jpg
あとは楔を打ち込んで、余分な部分を切り落とすだけ。

丸一日かかっての、感動の完成なので、動画で撮っちゃいました☆


130909-193130_R.jpg
こうしてできた馬がこちら。

130909-193405_R.jpg
材木を乗せてみた感じがこちら!!

どうです、みなさん?
「さっさと作って、刻みに入ろう」
「夕方までに終わらせて、残りの時間でコンクリートをはつろう」
なんていう甘い見通しは見事に打ち砕かれ、終わったのは7時45分!!

もうね、自分も疲れたけど、あゆみ大工さんもよく付き合ってくれましたよ。
こんな遅くまで。
ど素人の僕が手間取っている姿を温かく見守ってくれました。

もうね、本当にすごい。
僕だったらね、そんな素人の作業を待たされたら、
「遅えんだよ。このトーシロが。バカバカバカ!!」
なんていう心温まる言葉を浴びせながら、さっさと帰ってお風呂でも入っちゃうところですが。
遅くまで付き合っていただき、ありがたいやら、申し訳ないやらです。

せっかく作ったこのウマが現場で有効活用されるといいな☆



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台風の被害(2013年9月16日) - 2013.09.16 Mon

珍しくリアルタイムの記事です。

今日は各地で台風の被害が大変だったようですね。
情報としてはちょっと聞いただけですが、どうも僕の地元の隣町豊橋市に上陸して、そこから北上し、長野県は飯田の辺りを直撃したのだとか。
飯田といえば伊那谷の南端ですから、まあつまりは伊那谷をかすって行ったと。

長野県に来て10年以上になりますが、ここまで台風が接近してきたのは初めてだと思います。

かく言う僕は、今朝3時までちょっとした大仕事(えらい矛盾した表現だな)をやっていて、朝は5時半に起きて出発し、小諸市まで大会引率。
寝不足でフラフラになりながらの運転で、なおかつ暴風雨。
あちこちの道路が水溜り状態になったり、倒木があったり、路面状況は最悪でした。

古民家のほうは大丈夫かなあ。
なんて、ちょっと心配しつつ。
だって現在はジャッキアップして、柱が浮いていますからね。
そんな状態で強風を食らったらと思うと、ぞっとしますよ。

と思っていると、お昼くらいにあゆみ大工さんからメールあり。
「木が折れて、蔵が塞がれました」
とのこと。
えっ??

蔵が塞がれたって、倉庫として利用している燃えた蔵のほうは、倒れそうな木なんてあったかいや?
それとも「崩れた蔵」のほうは、そりゃ周囲に木も多いけど・・・。

とはいっても、連絡を受けたときに僕がいたのは小諸。
すぐに駆けつけられる距離ではありません。
ようやく仕事が終わって現場に行ったのが午後5時。
で、現況を確認してみると・・・。

130916-165629_R.jpg
ドーン!!
周囲に木があるわけでもない場所に、目を疑うような大木が落ちています。

130916-165700_R.jpg
現場にいたあゆみ大工さんに聞いてみると、木はここから落ちてきたということでした。
写真の真ん中の、木肌が出ている部分。
ヒノキがこの部分で2股に別れていて、その片方が強風で折れてきたということです。

台風による倒木
模式図で書くとこういう感じになります。
敷地の北西辺りのヒノキが折れて、「雷で燃えた蔵」の屋根でバウンドしたのち反転し、蔵と母屋の間に落ちたと。

うん。
ある意味ラッキー。
本当に水路を挟んで横はお隣さんの敷地だから、そちらに倒れていたらエラいことだし。
蔵の屋根に引っかかったりとか、母屋に当たったりしても大変だし。
実害の少なそうな場所に運よく落ちてくれました。

ただし、心配なことが。
倒木の片付けはまた時間をかけてやればいいけど。
蔵の屋根。
ただでさえ燃えてダメージを受けて、雨漏りをしている屋根です。
今回の倒木のせいで、余計に被害を受けた模様。
うーん。
修理するか、それとも放棄しなければならないかもな・・・。
とりあえずは雨の日に被害状況を確認しますか。

木については以前にも書いたとおり、屋根より高い木は全て切り倒して、材木にしていきます。
今まさしく、見積もりを取ってもらっている最中。
あーあ。
もうちょっと時期がずれていたらこんなことにならなかったのかもな。

まあでも、タイミングに関して文句を言っても仕方ないですね。
自分にできる範囲のことをやっていきましょう☆



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柱と土台の刻み1・2日目(9月10・11日) - 2013.09.17 Tue

墨つけもだんだん終わりに近づいてきて、いよいよ材木を刻んでいきます。
ただしここで問題が。
あゆみ大工さんが当てにしていた助っ人の大工さんが来れなくなってしまったのです。
どうも消費税増税の関係で、今年の大工さんたちは忙しそうですね。
もちろんあゆみ大工さんが一人で、墨つけが完了してから刻んでいってもいいのですが、一人だとやはり時間がかかります。

そんな話をあゆみ大工さんとシンペイさんでしていたみたいで、あゆみ大工さんが、
「シンペイさん、木なんて刻めないよね?」
と冗談で聞いてみると、
「俺、実はさ。刻めるんだよね」
とシンペイさんからのナイスな返事。
なんですかこのおじさんは?
イケメン過ぎます(笑)

どうも聞いてみるとシンペイさんは、30年位前に松本の有名な大工さんのお手伝いをしていたそう。
だから刻めるし、道具も持っています。
でも従来予定していたような助っ人の大工さんが来るのなら自分の出番は無い、と遠慮して今まで言わなかったそうな。
出番ですよ、シンペイさん☆

というわけで、作業開始。

130910-091924_R.jpg
まずはこの大黒柱用の栗材を運びます。
1尺角で長さは4尺。
2人でも持てない重さです。
駐車場に保管してあったので、チェーンブロックで持ち上げてから軽トラに載せて玄関まで移動。
そこからまたチェーンブロックで玄関まで下ろして、コロで移動していきます。

130910-093735_R.jpg
で、再びチェーンブロックで持ち上げて、ウマにのせていく。

130910-094736_R.jpg
シンペイさんの刻みが始まります。
まずは角ノミで穴を開けて。

130910-133314_R.jpg
30年ぶりの腕が火を噴きます。
「しくじった」
と本人は述懐するけれども、僕には分からない。
(そういうことは知らぬが仏か・・・?)

130910-133323_R.jpg
鋸を使うシンペイさん。
かっこいいですね♪
※逆光だと大抵の人はかっこよく見えます

130910-170245_R.jpg
これは土台の「継ぎ」ですよね。
オスとメスが作ってあります。

130911-091956_R.jpg
今度は丸鋸を使って。

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土台に敷居用の溝を刻んでいるのかな??

130911-102441_R.jpg
ふーむ。
すごいなあ。
楽しそうだなあ。

130911-155157_R.jpg
こちらはあゆみ大工さんの作業。
腐朽しまくった大黒柱を・・・?

130911-180019_R.jpg
大胆に切断していきます♪

130911-180031_R.jpg
もう少し遠くのアングルから。
こうやって腐朽している部分を切断して、新しい栗材で根継ぎしていきます。

刻みはどんどん進んでいきます。



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大黒柱の刻み(2013年9月10・11日) - 2013.09.18 Wed

今日は2日間にかけて行われた、大黒柱の刻み作業を見ていきましょう。

130912-092448_R.jpg
まずは前日の続きで、大黒柱の腐朽している部分を切り取っていくのですが・・・。
写真のように、馬鹿でかい丸鋸をで切っていきます。
こんな使い方しちゃっていいんですか??
なんて素人ながらに思っちゃいますけど。
「うん。僕も無茶かなって思ったけど、案外できちゃった☆」
と後日に語るあゆみ大工さん。
大物です。

130912-120238_R.jpg
で、不要な部分がストンと落ちる。

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別アングルからも撮影。
綺麗に落とせたのがよっぽど嬉しかったんでしょうね(笑)

130912-133000_R.jpg
で、鉋をかけて。

130912-153218_R.jpg
切れ込みを入れたところを、ノミで取っていく。

130912-205451_R.jpg
ふむふむ。
こんな感じ。

130912-205611_R.jpg
別アングルから。

130913-161052_R.jpg
こちらは根継ぎ材のほう。

130913-161106_R.jpg
鋸で切って。

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ノミで彫って。

130913-214445_R.jpg
根継ぎ側も完成。

なんだか今までの作業と違って、きちんと工程が撮影されていますね。
やはり現場にとっても、「見せどころ」というか、「山場」というか、だったのでしょう。
多分撮影してくれたのはシンペイさんだと思いますが、ありがとうございます。

明日の記事では、大黒柱を刻んでいる間に同時進行で進んでいた、シンペイさんのほうの作業を紹介します。



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シンペイさんの刻みと鉄平石(2013年9月12・13日) - 2013.09.19 Thu

今日は昨日の記事であゆみ大工さんが大黒柱を刻んでいた間の、シンペイさんのお仕事について書きます。

130912-153239_R.jpg
土台用の栗材を刻んでいますね。
なかなか美しいアングルです。

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こちらは玄関から延長の辺りですね。
元々埋まっている石に、ディスクグラインダーで切り込みを入れていきます。

130913-103510_R.jpg
で、叩いて表面を荒らしていきます。

130913-111338_R.jpg
で、もって来たのは鉄平石。
伊那谷ではありませんが、すぐ近くの諏訪・佐久地方で産出される石です。
建築用の造作に使われることが多く、特に諏訪地方はこの鉄平石で屋根を葺くのが富裕層のステータスだったとか。
面白い石ですね。

130913-131233_R.jpg
で、その鉄平石を敷いていきます。
多分さっきの工程で石の表面を荒らしていたのは、モルタルが着きやすくなるようにでしょうね。

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今度はディスクグラインダーで・・・?

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ドリルで石に穴あけです。

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なるほど。
石が硬くて、ドリルの切れ味が悪くなるから、ディスクグラインダーで研ぎながらやっているんですね。

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木も石もコンクリートもいじれる、スーパーおじさんです。


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なんか、竹をいただいた(2013年9月14日) - 2013.09.20 Fri

先週土曜日の話。

なんか最近、書くことが溜まっていて、追いついていないです。
常に1週間遅れの記事を書いているような・・・。
それでも日々の作業内容とか工程を書くくらいで、精一杯なんですよね。
本当は予算のこととか、書くべきこともたくさんあるのですが。
まあでも、書くことがたくさんあるってのはある意味幸せなことなので、焦らず、1日1記事、1記事1テーマな感じで続けていこうと思っています。

んで、先週土曜日の話ですってば。
この日は勤務校のPTA作業日だったので、朝から夕方まで通常勤務。

で、昼頃にあゆみ大工さんからメールあり。
「知り合いから2トンダンプ一杯の竹を貰いました」
とのこと。

なんですと?!
午後からの仕事は学校整備作業で、残業なんてする雰囲気ではなかったので、定時に職場を出て現場に向かいます。

130914-164031_R.jpg
現場に着くと、あゆみ大工さんはいなくて、シンペイさんが一人で木を刻んでいました。
「なんだ。本当に見に来ちゃったのー?」
と、シンペイさん。
「シンペイさんの大工作業を見に行きますね♪」
と、ネット上でやり取りしていた後だったので。

130914-164329_R.jpg
間近で大工仕事を見たことなんてほとんど無いからよく分からないけど、問題なく刻んでいたと思いますよ。

130914-153748_R.jpg
ついでに、ずっと見たかったこちら。
大黒柱の根継ぎ材です。
仕口がすごく複雑そうで、かっこいいですね♪

130914-164611_R.jpg
で、不要部分を切り取られた大黒柱を確認。

130914-164605_R.jpg
現物は初めて見ました。
なんだか神々しくもあります。

130914-164956_R.jpg
もうひとつ、問題の竹を確認。
よく分からないけど、左官屋さんが持ってきてくれた奴だから、木舞竹としては問題ないはずです。
種類は真竹だそうな。

竹が降ろしてあったのは駐車場の隅の方。
別に邪魔じゃありませんが、翌日は雨なので、濡れないように動かしておきます。

130914-173715_R.jpg
このように母屋の軒下に。
50本くらいあったので、移動させるだけで30分以上かかりました。
長い物で7メートルくらいあり、運びにくかったです。

翌日は雨の中で1日作業。
大人しく竹割をしているのがいいかな。



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初めての竹割り(2013年9月15日) - 2013.09.21 Sat

9月15日(日)の作業です。
世間様は3連休ですが、僕は仕事の都合で、この日しか現場作業できませんでした。
この日の助っ人は、クラスの生徒のOMさん。
助っ人としては初めての女子です。

130915-084854_R.jpg
主な作業は竹割として、まずはこちらをやっちゃいます。
基礎の型枠はずし。
全部外しても、ものの30分で終わっちゃう作業ですが。

130915-090121_R.jpg
杭をハンマーで叩いて、左右にぐいぐいと揺すって、引き抜いていきます。


型枠はずし。

130915-091509_R.jpg
抜いた杭はこのように纏める。
ホームセンターでバイトしているOMさんが綺麗に束ねてくれました。

130915-102525_R.jpg
つづいて、竹割り。
竹はいろいろな太さがありますが、太さによって竹割りの種類も変えていきます。
今回はとりあえず「4つ割り」「8つ割」「10つ割」の3種類を用意しました。
(「6つ割も必要ってことがわかって、すぐに買い足すんですが」)

竹割りは慣れている人なら一人で上手にやっていくのでしょうが、不慣れな僕達には二人一組でやるのが楽なように感じました。
一人が竹を股に挟んで、竹割りを持ち、もう一人が掛矢で叩いて、竹に竹割りの跡をつけます。

130915-102648_R.jpg
で、その跡に沿って、鉈で切れ込みを入れます。

130915-102722_R.jpg
必要な切れ込みが入ったところで、改めて竹割りを入れていって。
(鉈で切れ込みをいれずに、竹割りと掛矢だけで割っていくと、竹割りが破損します)

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こうやってゴーンゴーンと打ち付けていきます。

130915-102946_R.jpg
竹を打ちつけるところはこのように、杭打ちをして作ってもらいました。
本来なら屋外でやって、大きな岩にでも打ち付ければいいのですが、台風前の大雨が降っていたので土間でやることにしました。

130915-103046_R.jpg
ある程度のところまで竹割りが入ったら、今度は立ててやります。

130915-103105_R.jpg

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130915-103212_R.jpg
で、このように割ります。
※いろいろな方法を試しているうちに、最後まで横方向で割った方が楽だということになりましたが、途中までこの方法でやっていました。


竹割り。
この動画の場合は細い竹を4つ割りにしたので、結構スムーズに割れました。
太い竹を8つ割り、10割りにするのは竹にもよりますが、大変な作業です。

130915-141301_R.jpg
こちらが割った竹。
ここから節やささくれを取ったり、太さを揃えたりして、整えていきます。

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一方、あゆみ大工さんは大黒柱の下に、物を入れるための溝を作ってくれています。

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ノミで彫って。

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物入れの蓋に署名をするあゆみ大工さん。

10時くらいから嫁さんと娘二人も来てくれました。
娘は部活の大会で出かけたのですが、雨で中止になったのだとか。
娘はテスト直前だったのでそう永くは居られませんが、お昼までなら手伝うということで、節取りをしてもらいました。


嫁さんが撮っていた動画。
あゆみ大工さんの刻み作業を中心に、庭の風景だとか、竹の節取り作業などが出ています。
この家の遠い親戚とかいうお年寄りが訪問してきて、この家の歴史を喋っています。
(みんな忙しくて、ゆっくり聴く余裕が無いけど・・・)

というわけで、家族はお昼ご飯を食べたら帰り、助っ人のOMさんも午後2時までで帰り。
ああ、一人か。
一人じゃ竹は割れないよな・・・。
と思っていたら、3時ちょっと過ぎに敷地に入ってくる車あり!!

クラスのKY君でした(よく手伝いに来てくれる彼)
KY君はこの日はアルバイトがあるから来れなさそうってことで聞いていたのですが、急遽来てくれました。
さすが、担任想い☆

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さっそく竹割りをしてもらいます。
1本目を割った時点でへとへとになり、「来るんじゃなかった・・・」みたいな表情を見せてくれるKY君。

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夕方。
作業終了くらいの風景。

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こちらは古色を試し塗りした端材。
乾かさないと色味が分からないので、実験しています。
もっともこの画像では暗くて、投光機のオレンジの光があるので色味は伝わりにくいですが。

竹割りをやってみると、思いのほか楽で楽しい作業だということが分かりました。
本当に割れなかったのが4~5本くらいあって、それは苦労し、手も痛くなりましたが。
今回、急遽いただいてしまった竹は50本くらい。
この家の壁を全て塗るのにはあと何本必要なんだろう?
分からないけど、まだまだ竹割をする必要がありそうです。

さて、竹割りという大切な仕事をした一日でしたが、この日の夜に、もうひとつの大仕事が待っていたのです。



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後世に残すもの - 2013.09.22 Sun

あゆみ大工さんから以前から言われていたこと。
「大黒柱の下に物が入る空間を作るから、何か入れないですか?」

130915-141307_R.jpg
こちらがその溝。
3寸角で、深さが1寸あります。
これくらいだと強度にはまったく問題ありません。

ふーむ。
入れるものねえ・・・。
なんとなく思ったのは、今までのブログ記事とか、撮り溜めた画像とか入れようかなということ。
昔の人はお金(小判)を入れたそう。
だから今でも、古い家を解体・改修する際は大黒柱の下を確認するのだそうです。

お金たってもなあ。
小判ならまだしも、現代の紙幣や硬貨なんて入れても価値は出ない気がする。

家族にもその件を話し、みんなでそれぞれ入れるものを用意しようということになりました。
じゃあ僕はやっぱり、データでも入れよう。

というわけでいろいろと調べたんですが、現在一般的なSDカードやUSBフラッシュメモリでは長期保存に向かないんですね。
何でも、電子を固定することによって情報を保持しているため、長い目で見ると情報が蒸発(自然放電みたいなもの?)してしまうらしいのです。
だから、実用的なデータ保持期間は5~10年程度だとか。

ちなみに、次にその大黒柱の下が開けられるのは、おそらく100~150年後。
この家の次回の大改修のときか、あるいは取り壊されるときです。
(僕の予想だと、この家は2200年頃あるいはもっと持つと思うので、100年おきくらいの大改修をして、住み続けてほしいところですが・・・)
改修にしても取り壊しにしても、大黒柱の下は必ず確認されます。
今回入れるものが後世の人の目に触れないとしたら、核戦争や何らかの天変地異で人類が滅んでしまったときくらいです。
なので、後世の人が確実に開けてくれる場所なわけです。

データ保持期間5~10年のメモリじゃ駄目だよな。
というわけでネットで探したら、ありましたとも。
素晴らしい製品が!!

メモリーボールト
SanDiskのMemory Vaultでございます♪
驚異の100年以上の寿命を誇ります!!
容量は16GBでこれも十分。
お値段は6980円で、これも立派!!
日本では輸入品をごく僅かな店で扱っているのみ。

6980円かあ・・・
高いなあ。
もったいないなあ。
そんだけあればいろいろ買えるなあ。

いろいろと調べてみると、何とか4980円で売っているサイトを発見。
まだ高いけど・・・。
思い切って買っちゃいました。

130912-190028_R.jpg
パッケージ。

130912-190243_R.jpg
パッケージを開けたところ。
説明書は日本語以外のほとんどの言語で書かれています。
あとはUSBのケーブルと、左上の黒いのは本体とケーブルを入れるソフトケースです。

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本体とパソコンはこのジャックから接続します。

130916-024329_R.jpg
こちらが本体。
ずっしりと重く、重厚感があります。
かなり頑丈なつくりです。

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パソコンと接続して、電力が供給されるとこのように光ります。
しかもちょうど蛍そっくりな感じで、柔らかく点滅します。
あら、かわいい♪
無機物そのものな外見なのに、なんだか生命でも宿していそうな雰囲気がします。

さてさて。
誰しもが突っ込みそうな、
「100年持ったとしても、100年後にUSBなんか無いんじゃねーの?」
という問題ですが、僕もそう思いますよ。

ただ、現在でもオープンリールを再生することは可能です。
規格としてはとっくに廃れてしまっても、それを再生する手段はどこかしらには残ります。
多分大丈夫です。

このように、データを保存する手段は手に入りました。
では、中に入れるデータを用意していきましょう。



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大黒柱へ入れるもの(2013年9月16日) - 2013.09.23 Mon

さて、それでデータを入れるメモリは届いたから、中身を用意しましょう。

まずですね、手紙を書きました。
後世の人へ宛てて。
なかなか時間が無い中でしたけれども、それでも何とか頑張って9000字くらい(原稿用紙換算すると30枚くらい)書きました。

内容はというと、まず現代の世界について説明して、あと自分のこととか、この家のこととか、後世の人に伝えたいこととか。

いやあ、大変でした。
何が大変って、「現代の世界」について書けない。
なんか、いつも新聞も読んでるし、ラジオニュースも聞いて、ネットニュースも見ているのに。
いざ書こうとすると、自分がいかにこの世界のことを知らないかを痛感しました。
なんとなくは知っているけど、きちんと自信を持って説明できることはほとんど無い。
社会科の教員なのに、情けないですね。
なので不確かなことは調べ調べ書きました。

この手紙の内容については長くなってしまうので、別の記事にします。
手紙については念のために紙媒体とデータ(open office,ワードパッド,メモ帳の3種類)で入れることにしました。

後はせっかくなのでこのブログも入れることにしました。
といってもブログはそのまま入らない。
手間でしたが、一つ一つの記事を手動でPDF印刷していきました。
他にも方法があったかもしれないけど、PDFが形式としては一番長く残りそうな気がしたから。

でも、このPDF化が大変で!!
甘く見ていました。
だってこのブログ、既に記事が300を超えています。
PDF化するときにはブログ一つ一つの記事をワープロソフトに貼り付けて、それをPDF印刷してきます。
それこそ手動で。
1記事を1分でやったとしても、300記事なら5時間
そしてこの作業、実際に効率化してみても、やっぱり1記事1分が限界だったので、やっぱり5時間。
二晩かかりました。

100年保存3
忙しい中、半徹状態でやっていったPDF化作業。
ちなみに枚数にすると1記事1枚~20枚程度で、合計は2000枚を超えると思います。
うちの母親はパソコンなんて持っていないから、いつかはこのブログを印刷して渡して上げようなんて思っていたけど、考え直した方がいいな・・・。

100年保存1
メモリのメインフォルダ。
「古民家再生」「全半会」「結婚式の写真」そして手紙が入っています。

100年保存2
「古民家再生」フォルダの中身。
実際に僕が使っているフォルダをほぼそのままコピーしておきました。
写真が10GBちょっとあって、ちょうどのサイズでした。

100年保存4
これでメモリの容量はほぼ使いきった感じ。
まだ入れることはできますが、もう時間切れ。
この時点で午前3時くらい。
5時半には起きて、嵐の中車を運転して小諸まで行くんだよな(汗)
もう寝よう!!
って感じで寝ましたよ。
2時間だけ。

DSCF3647.jpg
翌日、僕が大会引率をしている間に嫁さんと娘が入れるものを準備。
お金と、長野オリンピックのピンバッジ。

DSCF3648.jpg
後はこの日付けの新聞。

以上が大黒柱に埋め込むものです。
続いて、「後世への手紙」を載せます。



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後世への手紙(2013年9月11日あたりに書いた) - 2013.09.23 Mon

続いて「後世への手紙」を転載します。
明日の記事にしようかと思ったけれど、書く内容どんどん溜まっているので、本日2つ目の記事にしました。

以下、青字の部分が転載ですが、一部売主の個人情報に関する部分は省略しました。

【後世の日本のみなさんへ】

後世のみなさんこんにちは。
鈴木良と申します。この家の主です。
私は1983年5月11日生まれの30歳です。
この手紙が開かれている時代は、西暦でいうと何年ですか?
日本の状況、世界の情勢はいかがですか?

この手紙は我が家の大黒柱の下に仕込んでおきます。
この手紙が開かれるのは、100年後か、150年後か。
それが我が家が再び大改修を迎えるときならば、幸いです。
我が家が取り壊されるときならば、残念です。
いずれにせよ何年後か、誰に読まれるか分からない手紙を書いています。

私がこの手紙を書いている現在は西暦2013年9月11日。
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件からちょうど12年が経過しました。
2011年3月11日の東日本大震災からはちょうど2年半です。
(福島第一原発については私たちの世代から後の世代に渡す「負の遺産」になってしまいました。申し訳なく思っています。無事に廃炉は進んでいるでしょうか?あるいは完了したでしょうか?)

現在の状況について書いたらキリが無いですが、思いつくままに書いていきます。

政治情勢としては、現在は「第2次安倍内閣」です。
民主党による政権交代は3年半で終わりました。
現在は憲法改正(主に9条と96条)が議論されています。
消費税は現在は5パーセントですが、これから8パーセント、10パーセントと増税する見込みで、これもまた議論されています。
TPPについては、私は参加することは大反対ですが、日本は交渉のテーブルについており、このままだと加盟してしまうことと思います。
そうすれば関税撤廃による国内農業へのダメージのみならず、国民皆保険制度、司法制度にまで大きな影響があり、日本はアメリカの経済政策の下敷きになってしまうのではと、私はとても危惧しています。
後の世代で「TPP加盟しないほうが良かった」と言われているのでしたら、これもごめんなさい。我々の世代の政治家や経団連が判断を間違えました。

経済状況については日本はバブル経済のダメージからまだ脱しきれずにいます。
「失われた10年」なんて呼ばれていますが、私が物心ついてからもずっと不況で、むしろ好景気というものについて、あまりイメージが湧きません。
GDPは2010年に世界2位の立場を中国に明け渡しました。
「産業のコメ」と呼ばれ、ドル箱であった半導体産業は、韓国やアメリカに圧迫されて、いまや撤退寸前です。
半導体に限らず、日本経済を牽引してきた家電メーカーはどれも、韓国をはじめとする外国勢に押されています。


文化や技術に関してはどうかといいますと。
2010年頃よりアイフォンを初めとするスマートフォンが爆発的に流行して、この間は高校1年生の8割がスマートフォンを所持しているというニュースがありました。
私は「いつでも、どこでも、世界に」繋がれてしまう道具を、人々が(特に若者が)所持して使うことに対して、大いに危機感を抱いています。
私は2つ折のいわゆる「ガラパゴスケータイ」(このような呼び方は、後世ではとっくに廃れていることでしょう)を使用しています。
ニュースを見ると腕時計型のスマートフォンや、グーグルグラスなどの、更に便利そうなものが試作されているということです。
それらは実用化されたでしょうか?
あるいは、とっくに過去の遺物になっているでしょうか?
他の技術では、ips細胞の研究で山中伸弥教授が2012年ノーベル生理学・医学賞を取りました。まだ実用段階に至ってはいませんが、これから先、更なる医学の進歩がありそうです。

世界の情勢はといいますと。
アメリカは第二次世界大戦後も朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン侵攻、イラク戦争と10年おきくらいのペースで戦争を続け、現在は、シリアに化学兵器使用の疑惑をかけて戦争を仕掛けそうな情勢です。
しかしアメリカは、これは後世ではもっとはっきりとした評価が固まっているでしょうが、永らく続く覇権主義、「世界の警察」としての行動が、イスラーム原理主義者を初めとする、多くの反対勢力を作り出し、強い覇権を持ちつつも、一方で常にテロリズムに怯えています。

そのアメリカに変わって、中国が台頭してきそうな気配です。
現に中国はGDPでは日本を超えて世界2位の座にいます。
人口は13億人を超えています。
しかしそんな中国でさえも、2028年にはインドに人口で追い越される見込みです。
21世紀は中国が世界の覇権を握るというのが、大方の予測ですが、私はそのことには懐疑的です。
チベット、ウイグルを初めとする民族が独立を望む中で、毛沢東以来続く中国共産党の一党独裁体制のままで国を維持できるとは思えないからです。
この問題については後世ではとっくに結論は出ていることでしょう。
私もあと50年近く寿命が残っていますので、これからも世界情勢については興味深く見守っていきます。

もう一つ、私は一個人として、後世の皆さんに謝りたいことがあります。
それは地球環境のことです。
みなさんの住んでいる地球は如何ですか?
ちゃんと空は青く、澄んでいますか?
日本の四季の移ろいは、相も変わらず美しいままですか?

地球をなるべく美しい状態で後世に引き渡すのは、我々の使命だと私は思います。
しかし、我々に何ができるかというと、せいぜい自分自身の生活に無駄を無くすくらいが精一杯です。
もっと大きな規模の環境問題をどうにかせねばなりませんが、無名の一市民ではあまりにも無力です。
現在の世界は、まさに高度資本主義社会の中にいます。
商業主義の中で、色んな大切なものが犠牲になっています。
それは例えば地球環境だったり、人間個人の幸せであったり。
今の我々の生活は大量生産、大量消費、大量廃棄で成り立っています。
そうしないと経済が回りません。

環境問題の根本的な解決法は単純です。
そういった無駄の多い経済活動をやめればいいのです。
ただ、その単純なことが出来ません。
経済活動の無駄を無くした国は、経済的には没落してきます。
それは外国からの経済的搾取を受けることを意味します。

では、世界全体が資本主義の無駄を無くせばいいのかというと・・・。
それが出来れば理想的ですが、とても難しいです。
なぜならば先進国のような「持てる国」は、その優位な状態を保ちたいですし。
発展途上国のような「持てない国」はどんどん発展して、先進国に追いつきたいですから。
なので、環境問題を知っていつつも、「他国より抜きん出よう」というあくなき経済競争は続いていきます。
それは個人においても言えることで、「他人より豊かな生活をしたい」という欲望において、際限なく消費活動を続けております。
私自身も、問題意識は持ちつつも、その状況に何か変革をもたらせるわけではありません。
せいぜい自分が出来る限りの無駄のない生活をして、せめて自分の家族の生活だけでも循環させるくらいしかできません。
あとはほんのささやかですが、周囲の親しい人にシンプルな生活を広められればと思います。

さて、ここまでは私の生きている21世紀初頭の世界についてマクロな視点から述べてきました。
続いて、この家の事。そして私の家族のことを述べます。

この家は詳しい築年数は不明ですが、江戸末期頃の建造と言われています。
年号で言えば「安政から慶応」あたりのはずです。

この家の主は江戸時代は代々、庄屋をやっていたと聞いています。
そして明治期以降は議員に転進しました。
私が辿れる範囲では戸田由丸という人が江戸末期頃の当主と考えられます。
その息子の由美という人が議員になりました。
最初は長野県の県会議員に、そして第29・30代内閣総理大臣の濱口雄幸の秘書官になりました。
そして1931年に濱口雄幸が暗殺された後は衆議院議員になり、最後は埼玉県大宮市長(第2代)になりました。
その後は詳しいことは分かりませんが、公職追放となり、この家に隠居したということです。

(売主についての個人情報のため、中略)

私が売りに出ているこの家を発見したのは2012年9月14日のことでした。
私について説明しますと、私は1983年5月11日に愛知県蒲郡市で生まれました。
2002年、18歳のときに信州大学に進学するために長野県に来て、大学卒業後は4年間、長野市の安茂里という所で屋台のラーメン屋を経営していました。
そしてラーメン屋をしながら、日本大学の通信教育で3年間勉強し、教員免許を取得。
2010年4月より長野県の地歴公民科の教員として採用され、箕輪町にある箕輪進修高校に着任しました。
その後2010年8月8日に店の常連であった妻のSと結婚し、当時10歳であったSの長女のMと親子になりました。
2012年9月14日というと私が29歳、妻のSが35歳、長女のMが12歳(小学校6年生)、そして、次女のAがあと2週間で誕生するという時期でした。
(ここの記述は家族の名前はイニシャルにしました)

私たち家族はもともと古民家に住みたいという願望はあったので、インターネットでの古民家物件のチェックはしていたのですが、その年の夏より本格的に古民家探しを始めました。
長野市で1軒、辰野町で2軒、茅野市で1軒、伊那市の美篶で1軒の古民家を下見し、それでも希望通りの物件が無かったので、自分の足であちこちを回り、不動産情報に頼らない物件探しをしていた矢先のことでした。
私たち夫婦は廃屋同然だったこの家を一目で気に入りました。
この手紙が読まれる頃にはもう取り壊されているでしょうが、母屋の北東側にある蔵は半q分崩れており、母屋の西側の蔵は2010年頃に落ちた雷のせいで焼けていました。
母屋は茅葺屋根が腐ってほぼ全ての部屋で雨漏りをしていて、特に西側の6畳間(ここはお風呂と洗面所にする予定です)と、東側の2つの10畳間はひどい状態でした。
でもこの家に自分たちの求める理想郷を見出し、再生のための計画と、予算を組み立てていったのです。

その後は2012年12月23日に手付金を支払い、翌年1月下旬に購入となりました。
1月の始め頃から家のゴミ片づけを始め、4月一杯までかかってゴミ片づけを完了。
それからは畳と床と建具と取り払って、不要であった下屋部分を取り壊しました。
このあたりまではほとんど本職の方の力を借りず、自分たち家族と、仲間たちの力でやりました。
それからしばらく時間を空けて、2013年8月19日頃より本格着工となりました。
これを書いている現在は土間の基礎工事や土台の取替え工事をしていて、ついでに腐朽している大黒柱も根継ぎをします。
その際に、「大黒柱の下に物を入れられますよ」と大工さんに言われて、何か後世に残したいものは無いかと思い、この手紙を書いている次第です。

あまり時間が無い中で、急ピッチで書いている手紙ですから、内容が上手にまとまらない点は許してください。

最後に、私が後世に伝えたいことを記します。
後世に何かを伝えると言うのは、おこがましい事でもありますが、一方で私たちの世代が先祖から授かったものを後世に伝えるというのは、我々の使命でもあります。
「先祖から授かったもの」というのは、この地球であったり、この家であったり、あるいは思想、価値観、智慧、そしてこの日本という国の良さです。
ただ、そのように「先祖からのものを後世に伝える」という考え方をしている人は少ないらしく、どんどん古い価値観が破壊されているように感じます。
新しいもの、便利なものばかりを重んじている人が多いように感じます。

後世の皆さん。
地球は、日本は、伊那谷は美しいですか?
皆さんは幸せですか?

拙い表現となりますが、私が30年間の人生で発見したことです。
私たちの人生はとても「美しい」です。
そして、我々は「幸せになるため」に生まれてきました。
それが私たちの人生での、唯一の目的です。
だから、幸せを追求してください。
しかし、気をつけて。
本当の幸せというのは決して他人を不幸にしたり迷惑をかけること無く、「周囲や地球そのものとの調和」の中で実現するものです。

幸せになるために、分かりやすい方法があります。
それは便利を放棄して、不便を積極的に選択することです。
不便を仕方ないものとして受け入れるのではなく、積極的に選択することです。

便利を追求しても、幸せになれないというのは、我々の世代で発見できました。
もうたくさんです。
便利な道具を使うことで時間を節約してできた余暇を、人間というのはそこまで上手には使えません。
最初こそ喜んでも、じきに持て余し、怠惰な時を過ごすようになります。
そしてそのような時間の使い方は人生の消耗であり、心も体も健康にはなれません。

あえて不便を選択するのです。
仕事や趣味の時間ももちろん必要ですから、可能な範囲内で。
家事や育児などにあえて手間と時間をかけるのです。
人間の生活というのは本来そういうものです。
何でも便利がいい、家事の時間は少なく、楽な方がいい。
そういった価値観が、我々の世代を不幸にしたと私は考えています。

人生の時間の大部分を生活の維持に追われても、それが人間の本来の生活です。
日が沈み、また昇るように。
春に雪が溶け、小鳥が囀るように。
我々が続けていくべき生活のスタイルだったはずです。
今の時代は何でも「合理化」が求められています。
「合理化」というのは一見良いように見えますが、非常に非人間的なものです。
無駄を排除し、無駄から生まれるあらゆる「見えざる効用」を排除します。
違うのです。
我々がすべきだったのは便利な生活でも、合理的な生活でもなく、持続可能な生活だったはずです。
自分たちの子孫の繁栄を願って、そのための環境や価値観を受け継いでいく。
決して自分たちの世代だけがよければ良い訳ではないのです。
残念ながら、近代以降の世界は加速度的に進化を速めてしまいました。
進化の行き着く先は「破滅」しかありません。
急げば急ぐほど、早くに破滅に至ります。
そのことに我々はもっと早く気づくべきでした。

そういった思いもあって、私はこの廃屋を買い取り、直しています。
築150年くらいの家ですが、私の代での大修繕があって、あと100年くらいは大きな修繕は必要ないようにしておきます。
木は樹齢の倍は使えるということですから、維持の仕方にもよりますが、2200年頃までは問題なく維持できると思います。
そこから先のことは私にも分かりません。
ただ私が生きているこの時代でも築400年くらいの古民家も残っていますし、法隆寺の五重塔のように1400年くらいの長きに渡って建っている建物もあります。
維持の仕方次第ですね。
今回の修繕でも大変に気を遣いましたが、修繕の際は無垢の材料を使い、金物の使用は最小限に抑えてください。
なるべく自然界から得られ、自然に還る材料を使ってください。
それは木、竹、土、石、藁縄、漆喰などです。

家そのものは最新の住宅のように、堅牢なつくりではありません。
基礎は石場建てと言って、礎石の上に柱や束が乗っているだけです。
筋交いも使っていません。
しかしこれこそが、先人達の智慧です。
地震などの揺れに対して強固に耐えるのではなく、建物自体が揺れながら、躯体の緊結されていない接合点(仕口)から揺れを逃がすのです。
これを柔構造といいます。
私はこれを究極の免震構造と思っています。

今回の大改修でこの家は、永年の茅葺き屋根を捨て、金属屋根を被せてしまいます。
これは現代では茅葺きを葺き替えるのは1500万円くらい(年収の5倍くらい)かかり、たとえ葺き替えたとしても、囲炉裏で燻し続けない限りは20年もすれば寿命になってしまうからです。
なので、苦渋の選択として、金属屋根を被せることにしました。
ただし、従来の茅葺きの上から新たに木下地を組んで、金属屋根を葺きます。
この工法はいわば「茅葺きの缶詰」と呼ばれています。
板金と下地を取り外せば、いつでも茅葺きに戻せます。
後世に、なかなか難しいことですが、再び江戸時代のような循環型社会に戻れたのであれば、茅葺きに戻す方が正しいと思います。
茅葺きを維持するための循環とは、身近なところでの茅場であり、降ろした後の古茅を肥料として使える田畑であり、またそれを葺くための人手です。
太平洋戦争以前までは各地に「結(ゆい)」と呼ばれる共同体が残っており、20軒ほどの家族が協力して、毎年交代で一軒ずつの家を葺き替えていくということをしていたそうです。
しかも降ろした茅は良質な肥料となり田畑が肥えるので、屋根は長持ちさせるのではなく、むしろ積極的に葺き替えをしていったといいます。
つまりそれは、金銭をかけずに、材料は近場で調達し、使い終わったものも近場で有効利用するという循環です。
このような循環はもう二度と我々の手には戻ってこないかと思いますが、それでも後世に一縷の望みは託したいです。

話が行ったり来たりで恐縮ですが、もうひとつ。
みなさんの時代も資本主義社会ですよね?
私は共産主義者(これこそ皆さんの時代では遺物かもしれません)ではありませんが、一方で資本主義社会にも懐疑的です。
少なくとも現代のような、行き過ぎた資本主義社会については。

資本主義社会ではほとんどの価値がお金に換算されます。
そしてその中にある企業はほとんどが「最大利益」を追求します。
彼らが望むのは「人々の幸せ」ではありません。
あくまで会社の利益です。
そしてその利益のためにどんどんと新製品を開発し、「これを買えば便利」「これを買えば人生バラ色」「これを持ってないと時代遅れ」と言わんばかりのコマーシャルを流し、消費活動を煽ります。
そのようにして売られている新製品のほとんどが、我々の幸せに結びついていないのは前述の通りです。
一方、企業の中にあっても、ごく一部の経営者・役員・資本家以外の労働者は、会社のために労働力を捧げ、搾取されています。

結局のところ我々は、人生の本質である「幸せ」に無関係な商品を買わされ、それを買うために働かなくてはなりません。
お金というものは、我々の労働力(時間と言ってもいいです)を切り売りすることによって稼がれます。
もちろん労働が「やりがい」や「自己実現」に繋がるもので、その対価としての賃金をもらえるのならいいのですが、どうもそうとは思えない状況が、年間3万人程度の自殺者を出す現在の日本からは窺えます。

とはいっても、私自身もそういった資本主義の問題点に気付きながらも、その中で生きるしかありません。
歴史的実験で失敗した共産主義に今さら活路があるとは思えませんし、貨幣経済を脱して、100パーセント自給自足の生活をすることもできないからです。
つまるところ私にできることは、資本主義社会の問題点をきちんと認識して、それに踊らされないようにする(不要なものは買わないようにする)ことくらいです。
でも、それで十分だと思っています。
(前述の問題に繋がりますが、国民みんながこの資本主義のまやかしに気付き、消費活動を控えた途端に、この国の経済は破綻します。難しい問題です。今の生活を続けようと思ったら、やはり自転車を漕ぎ続けるしかありません)

自分の世代でできなかったように、自分にできなかったように、後世に対して完全・完璧な解決を求めているわけではありません。
つまるところ、このような社会や自分の問題点に対して、知りつつ、把握しつつ、向き合いつつ、真摯に生きていくことが我々の唯一の道であるという気さえします。
ただし、逃げないでください、諦めないでください、目を背けないでください。
あなた達は私から見たら遥か「後世」のはずですが、あなた達の世代にもまた「後世」はいるはずです。
逃げずに、諦めずに、目を背けずに自分達の世代の問題点をきちんと後世に伝えてください。
希望と共に。
それが私がこうやってやっているように、あなた方の世代の役割です。

繰り返すようですが、大革新や大きな進歩は不要です。
それよりも持続可能な社会を作っていってください。
この星の回転のように、脈々と、笑顔のこぼれる社会を繋げていって下さい。
およそ10億年後、いつかこの星の寿命が来る「定めなき時の終わり」まで、希望を繋げていってください。

人類の繁栄と、この星の美しい営みが可能な限り永く続くことを願っています。

2013年9月11日
鈴木 良





以上で転載終了です。
長い手紙に付き合ってくださり、ありがとうございます。
お礼申し上げます。



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大黒柱の下に物を入れる儀式(2013年9月16日) - 2013.09.24 Tue

さて、それでは大黒柱の下に品物を入れていきましょう。
ちなみにこの日は睡眠不足でふらふらしながら無事に小諸への引率を終え、現場に着いたのは午後5時近かったです。

そしたらこんな風に、
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大きな枝が落ちていてうんざりびっくりしたんですけどね。

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こちらが綺麗に彫っていただいた、物を入れるための溝です。

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入れるものは現場でパッキング。
大黒柱に根継ぎする栗材は生だし、雨漏りもしている箇所なので、防水はしっかりします。
と言っても、入れるスペースも限られているので、ジップロックを二重にしただけですけど。

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蓋の裏側にあゆみ大工さんと我が家で署名します。
字が上手な嫁さんの担当。

130916-173502_R.jpg
署名はこんな感じ。
なんか大工さんの署名ってもっと達筆で、格式高いイメージがあったけど。
あゆみ大工さんの署名は可愛い丸文字です。
数字も普通のアラビア数字だし・・・。
茶目っ気がある人ですね(笑)

130916-173716_R.jpg
蓋の表面にはこんな呪文を書く。
これで後世の人は絶対に開けてくれます。

130916-174352_R.jpg
で、蓋をして、釘で止めていきます。
4箇所を止めるので、我が家とあゆみ大工さんで1本ずつ打ち込みました。

130916-174321_R.jpg
打ち終わった結果がこちらです。
どうですこの感じ!!
1尺角の神々しい栗材の底に、「開けちゃだめ(はぁと)」の文字。
このミスマッチな感じが最高に好きです!!

後世の人はこれを発見してどう思うだろうな。
バカだと思うかな。
「うちの先祖はお茶目だ」
なんて思ってもらえたら嬉しいな♪



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古色塗りを始める - 2013.09.25 Wed

先週の話。
ちょっとした合間に手伝いに行ったのですが、いよいよ古色塗りが始まりました。
と言っても、刻みが終わった材から順次ですけど。

130919-090850_R.jpg
こちらは柱用のヒノキ材。
角ノミで彫った貫穴をノミで程よい大きさに広げていきます。

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で、今度は丸鋸を使って切断。
人生初の丸鋸にドキドキです。

130919-105514_R.jpg
続いて古色塗り。

古色塗りは色々な方法があるようですが、あゆみ大工さんのやり方はこうです。
①弁柄(黒・赤)と墨汁を混ぜて水で薄めたものを刷毛で塗り、半乾きのうちに乾拭きする。
②柿渋を薄めたものを様子を見ながら二度塗りする。
という感じ。

弁柄というのは酸化鉄から作られた顔料です。
黒・赤・黄などいろんな色があって、古くから使われています。
柿渋は未熟な柿を粉砕・発酵させたもので、タンニンを多く含みます。
これも昔から木材の保護や防腐に使われています。
塗りたては無色透明に近いのですが、紫外線を浴びると変色して、赤っぽいというか、茶褐色になっていきます。

ここで相違点を二つ。
僕が以前から調べてあった方法と、あゆみ大工さんのやり方とは微妙に違う点があります。
まずは、一般的には黒色を出すために松煙(松を不完全燃焼させて作った煤)を使うらしいのですが、あゆみ大工さんのやり方では墨汁を使います。
まあこれは、墨汁も煤から作るらしいから、あまり変わらないか。

もうひとつは、一般的な方法では柿渋を薄めてから弁柄などを溶いて塗りますが、あゆみ大工さんの方法では弁柄などの水溶液を塗って乾かしてから、柿渋を二度塗りします。
感覚としては色をつけてから、柿渋でトップコートする感じかな。

これらの手法の微妙な差異が、どのような違いをもたらすのかはまだ分かりません。
でも、あゆみ大工さんのやり方も、文化財とかを直すときに用いられている方法だそうで、こちらも本式の一つなのでしょう。

今は古色染めもあまり余裕が無い中の急ぎ作業だけれども、とても奥深くて面白いですね。
いつか余裕ができたら、自分好みの配合とかもやってみたいです。
何も古色だけにこだわらず、あえて赤っぽい天井とかも面白いよなあ・・・。

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続いてシンペイさんの作業。

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既にある柱に、新たに貫穴を彫っていきます。
ウマの上でやっても大変な作業なのに。
既に立っている柱で。
しかも煤けていて硬くて、真っ直ぐでもない古材で。
さぞかし大変な作業なことでしょう。
シンペイさんのぼやき声が聞こえてきそうです。

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見事、貫が通りました!

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という施工があちこちで続いていきます。

130919-141417_R.jpg
お?!
珍しくシンペイさんがかっこいい表情を見せている!!

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あと、嫁さんが来て草刈をしてくれました。
ここで開拓した道を使って、竹取物語が始まります。

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こちらも根継ぎの柱。
ただの根継ぎだけでも大変そうなのに、さらに貫穴も施工してあります。

やっとこさ再生作業らしくなってきました!!
ゆっくりですが、現場は着実に前進しております。



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燃えた蔵の屋根が限界・木を片付ける(2013年9月21日) - 2013.09.26 Thu

先週金曜日、2013年9月20日。
僕がいつもどおり職場で真面目に勤務していると、昼休み時間にあゆみ大工さんからメールあり。
「雷で燃えた蔵の屋根がそろそろやばい」
とのこと。

えーと、以前にも書きましたね。
この記事です。
9月16日に伊那谷を通過した台風のせいで、ヒノキの木の上部5メートルほどが折れて、蔵の屋根を直撃しました。
枝はそのままバウンドして、蔵の前に落ちたんだけど。

蔵の屋根はただでさえ、4年ほど前に雷が原因で起きた火災のせいで傷んでいて、木部はボロボロ、トタンはベリベリでした。
それでも何とか3分の2部分はもっていて、再生用の資材や道具置き場として重宝しています。
それが今回の枝で、屋根にとどめが刺されたようでした。
落ちてきた枝を見ると、先端部分が折れていました。
先端部分は屋根に突き刺さったままだったのです(汗)

とりあえず現況確認のために、その日の夕方に現場に行く。
あゆみ大工さんと相談。
蔵はもったいないから、屋根の駄目な部分を剥がして、ブルーシートをかけましょうとのこと。
そして母屋の再生が一段落したら、蔵を再生しようと。

手始めに、翌日の土曜日にブルーシートをかけることになりました。
雨が降るにやっておきたいですから。

でもねえ、蔵の屋根に上るのか・・・。
ただでさえボロボロでおっかないうえに、以前に焼けているしなあ。
乗って大丈夫なのか?
などと思いながら車を運転して帰ったら、ラジオでやっていた週末占いがまさかの最下位(涙)
こんな・・・、命がけのことをやるときに限って。
ラッキーアイテムが饅頭だったので、買って帰って、家族で食べましたよ。
普段は占いなんて気にしないけど。
こういういざというときの神頼みというか、験担ぎというのは大切です。

というわけで一夜明けて、運命の日当日。
僕は半分死ぬ覚悟で、現場入りしました。
大げさかもしれないけど・・・。

あゆみ大工さんは用事で、来られるのは午後からです。
なので、午前中の作業はまずこちら。

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折れた枝の片付けでございます。

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別アングルから。
写真では確認できませんが、先端2メートルくらいが折れていまして、蔵の屋根に残っていました。
こいつを片付けていきます。
いやあ、久々にチェーンソーを使うなあ。(1月半ぶり)

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まずは枝を落として。

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薪にしやすい大きさに玉切りして。

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片付け完了。
ものの1時間でした。

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この時点でまだ10時過ぎくらいだったので、続いてやった作業はこちら。
割ってある竹の手入れです。
以前の竹割りでは、ほとんど割るだけで手一杯でした。
割ったままで放置されている竹がこんなにあります。
これらの節やささくれを取って、太さをそろえていきます。

130921-114041_R.jpg
1時間半やった成果がこちら。
数えたら60本できました。
1時間40本のペースです。
もっとも、ただ節を取るだけなら1本20秒くらいなんですけどね。
たまに混ざっている太さが不揃い(両端で太さが違う)なものを整えるのが時間を食って、平均するとこれくらいのペースです。

さて。
12時になったのでご飯を食べて、あゆみ大工さんが来るのを待ちましょう。



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蔵の屋根を撤去する(2013年9月21日) - 2013.09.27 Fri

午後1時ちょうどから、あゆみ大工さんがいらっしゃったので、まずは屋根の現状確認。

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まあ、こんな感じです。
ボロボロのベリベリで、ところどころ穴が開いてしまっています。

もうひとつ重要なことは、ここの部分からは屋根には上がれません。
というわけでこちらから上ることにしました。

130921-130848_R.jpg
このように、蔵の左側3分の1の部分が焼け落ちているので、その妻方向にはしごをかけて上ります。
僕も上って現状確認。

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あー。

130921-130733_R.jpg
うー。
あんまり上りたくないなあ・・・。
という感じの屋根の状況。

130921-130737_R.jpg
もうひとつ、はしごの上から母屋を見るとこんな感じ。
かっこいいなあ。
母屋にブルーシートをかける前にこの視点から見たかったものだ・・・。

さて、では屋根の撤去はどうしたものか考えていると、あゆみ大工さんが、
「僕が落として来るんで、下で待っていて下さい」
と。

すごいなあ、この人は。
本当にやっちゃうんですか?
それでは撤去開始です。

もうね、余計な解説なんて不要ですよ。

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と、まあ。
ここまでものの15分。

130921-133001_R.jpg
割と涼しい顔で笑いながら出てくるあゆみ大工さん。

130921-133134_R.jpg
「あー。こりゃ、えらい騒ぎだねえ」
(と、いつもの調子で)

130921-133151_R.jpg
そりゃ、えらい騒ぎですわ(笑)
本当に大工さんってすごいなあ。


せっかくなので動画も撮っておきました。
ノーカットで15分弱です。
あゆみ大工さんの勇壮な姿が見られますよ!!

そしてびっくりするのが、こんなすごいことをやっている最中も、いつものように談笑しながらやっていること。
やっぱり大人物です。

それでは作業はゴミの片付けと、ブルーシート被せに続いていきます。



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こちらでもまた、季節が一巡り(2013年9月28日) - 2013.09.28 Sat

ちょっと前に「古民家を見つけて1年」みたいなことを書いたけれども、今日は次女の周(あまね)の誕生日。
こちらでも季節が一巡りしました。

同時に今日から嫁さんは育児休暇を終えて、職場復帰しました。
1年ちょっとぶりの仕事。
そして、1年ちょっとぶりの共働き。
僕も今まで以上に家事育児に参加しないとなー。
というわけでもないけど、今日はさっそく次女を保育園まで送っていきました。
父ちゃんの初仕事♪

で、いつもどおり夕方まで現場で作業して、帰宅。
家では周のお誕生日祝いの準備をしていました。
こういうときに張り切るのがうちの嫁さん。

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まずは障子にこんなのが貼ってあって、「すごいな」と感心していると・・・。

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「HAPPY BIRTHDAY」の横断幕(?)

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爺ちゃん(僕の父親)から届いた電報を持って喜ぶ周。

130928-185532_R.jpg
で、嫁さんから渡されたのが、こちらの付箋。
「箕に子を入れ、『秕(しいな)は出て行け、実は残れ』と言いながら揺すります」ですと??

130928-185540_R.jpg
「子の悪いところは出て行ってほしい。良い所だけ残ってほしいと、願いを込めて行う行事」
ふむふむ。

何でも、子どもの1歳の誕生日に一升餅というのを背負わすのだそうです。
僕はちーっとも知らなかった。
第一、僕の育った実家はお金のかかること、面倒なことはやらない家だったんです。
もうね、毎日が平日。

まあいいや。
とにかく子どもに餅を背負わすのですね。
(全国的には一生の餅が多いけど、嫁さんの実家の佐久地方では重箱につめた餡ころ餅だそうです)
そして、子どもを箕に入れて、呪文を唱えながら揺すると。
やってみましょう。

130928-190012_R.jpg
まず、嫁さんが箕を持ってきました。
あ?!
それは古民家から大量に見つかった箕ではないか?!
この間、嫁さんが古民家に来たときに箕を洗っているから、なんか変だなとは思っていました。
こんなところで使うとは。

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で、周に餅入りの重箱を背負わせて、箕に入れます。

130928-185721_R.jpg
で、僕がそれを持ち上げ、呪文を唱えながら揺する。
『秕(しいな)は出て行け、実は残れ♪』
これが結構大変。
周も大きくなったなあ。

130928-185923_R.jpg
そして何回か揺すった後に,箕の上に立たせます。
だ、だけど・・・。

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重箱が重い!!
周さん、撃沈です。

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そしてわんわん泣く。
でもこの、「泣く」ことにも意味があるらしいんですけどね。

僕も伝統行事とか、季節の行事とかって大切にするほうだけど、嫁さんには感心します。
こんなに昔ながらのことを、忠実にやっていこうとするんだから。
古民家に住んだら、もっともっとこういうことを大切にできるんだろうな。
楽しみです。

130928-190909_R.jpg
続いて料理。
まずは寸胴鍋一杯のおでん。

なぜ「おでん」かというと、周が生まれる直前にもおでんを作ったのです。
いつ生まれても良いように。
そして生まれちゃうと忙しいだろうから、作り置きの意味で。
そしたら見事、おでんを作った翌日に予定日どおりで生まれてきて。
生まれてから、退院までの一週間は、毎日おでんを持ってお見舞いに行ったのです。
そして病院の電子レンジを借りて温めて、病室で家族揃って夕食をとっていました。
だから今でもおでんというと出産を思い出すし、出産を思い出すためにもおでんを食べたいなと思ったわけです。

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あとの料理は嫁さんが作ってくれました。
赤飯とか。
まだ肝心の周が離乳食しか食べられないので、誕生日とはいっても華やかなご馳走を並べるわけではありません。
ただいつもよりほんの少し手の込んだ料理を並べるだけです。

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主役の周の離乳食はいつもより豪華な感じ。

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重箱に詰めた餡ころ餅。

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で、食べ終わった後に出てきたのが、デザート。
こちらはゼリーですが、赤ちゃん仕様の調味料抜きです。
黄色い星は南瓜のゼリー。
下の赤いゼリーはトマト。
ちゃんとした味があるのは薄切りの葡萄くらいなもの。
嫁さんとしては、「たまには離乳食を体験しましょう♪」みたいなノリでしょうか。
禅味な味がしました。

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こちらは周用の誕生ケーキ。
こちらも離乳食なので、味付けはありません。
素材の禅味を味わいます。

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うん!幸せそう♪

食後は、出産用CD(出産時に聴くために編集した洋楽)を聴きながら、周の写真のスライドショーを見ました。
ゆったりした音楽を聴きながら見る家族の写真は、どれも幸せそう。
こうやって時々は家族についてゆっくり振り返る時間もいいですね。
家族に「ありがとう」。
今日も鈴木家は幸せです。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

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あるいは
090-1707-2071
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