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2013-03

屋根で大迷走(5)大迷走が始まるまでの経過 - 2013.03.01 Fri

まだまだ大迷走中の屋根ですが、現在までの経過を纏めておきます。

屋根の改修自体は物件を発見したときから検討を始めました。
そして、過去の記事に書いてきたとおりですが、
・茅葺きを維持する
・茅葺きの上から板金を被せる
という選択肢を潰して、茅を降ろし、小屋組みを作り変えるというところまでプランは進んでいったわけです。

さらにそこから、
・瓦
・銅板
という選択肢を潰し、
第1希望:ステンレス
第2希望:ガルバリウム
という、屋根葺き材を選択するにいたりました。

ここまでが、物件を見つけてから3週間以内の出来事です。

さらに、板金の葺き方については、
image-yokobukiwood.jpg
このような一文字葺きで、日鉄住金のエバールーフ「横葺きウッディー」なんてどうだろうという選択にいたったわけです。

そんじゃあ、板金屋さんに見積もりしてもらおうってことで、愛知県で侍が取引している板金屋さんに見積もりをお願い。
侍の予想だと「ガルバリウムで150~200万円、ステンレスで250~300万円だろう」とのことでした。
ところが11月上旬に出てきた見積書では、ガルバリウムで360万円という、当初の予定を上回る価格が出てきてしまったのです。
これには侍さえもびっくりしていました。
しかもステンレスに関しては、高額になりすぎて現実的ではないから、今回は見積もらなかった(板金屋さん談)。
とのことです。
侍の感触では、おそらくステンレスにしたらガルバリウムの2倍(700万円)、あるいは1000万円近くになってしまうかも、とのことでした。

いやー、困った。
屋根と床と躯体で1000万円で納めようって予定なのに、屋根だけでほとんど持っていかれそうです。
ってことで、T開発に相談。
T開発の付き合いのある板金屋さん(M板金)で、「ステンレスで300万円」という素敵な価格の見積もりを貰いました。

これならいけるんじゃない??
ってことでそれまで先延ばしにしていた売買契約を2012年末に完了。

ただ、問題が。
M板金さん、見積もりは素敵ですが、こちらの希望している「エバールーフ」をご存じないとか・・・。
えーと。
日鉄住金ってのは日本に2つくらいしかない、板金屋根の最大手だと思うんですけれど。
しかも知らないっていうか、ネットで調べても分からないとかいわれて。
いやー、ネットですぐ出てきますって。
よほどそういうことに疎い人かもしれない。
別にいいんですけれどね。
永年自分の主力とする板金工事を黙々とやってきて、業界自体には詳しくなくっても。
結局のところそういったところ(個人の零細で職人気質)の方が、値段は安いと思いますし。
ただ、エバールーフにしたときにいくらになるかっていう見積もりがいまだに出てこない。
3ヶ月くらい経っているのに・・・。
不安です。

そんなわけでT開発も他の板金屋さんにも当たってくれているようです。
ほんと、売買契約は終わって、もう面倒を見る必要は無いのに、T開発の社長はよく面倒を見てくださいます。

そして、板金の施工業者と正式な見積もりが決まらない状態のところに、今回の「茅を降ろすor降ろさない」という、最初の頃に潰されていた選択肢がぶり返されて。
ぶり返してきたのは侍のお父さんなんですけどね。

その話をされたときには僕としても「いや、最初に消した選択肢だし、茅を残すデメリットが大きいから止めた方がいいと思う」と断りました。
しかし、その直後にうちに来たM君からは「可能なら残した方がいいですよ」と言われ・・・。
見習いとは言え、古民家再生の仕事を1年間やってきて、更に自分自身も茅葺きの上から板金という家に住んでいるM君に言われると、迷ってしまいました。

じゃあ茅を残すという選択肢も考えようか、ってなったのが現在のこの「屋根で大迷走」シリーズの始まり。

うーん。
ここまでで結構なボリュームになってしまった・・・。
大迷走が始まってからの経過はまた明日書きます。
多分。
あ、最後に一言。
「大迷走」っていうけれども、それまでに経過だって十分に迷走していますね。
「小迷走」ってところでしょうか(笑)


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屋根で大迷走(6)大迷走が始まってからの経過 - 2013.03.02 Sat

今日は午前中は卒業式で、これから職場の小旅行です。
その合間にちらっと更新だけして出かけます。
コメントのお返事は明日しますので、ご容赦下さい。

さて。
ゾンビのごとく復活した選択肢、「茅葺きの上から板金を被せる」について。
検討しようにも、侍は下地の作り方を知らない、M君も知らない。
どうしよう。
ってなわけで、M君の勧めで長野県の板金組合に電話し、茅葺きの上からの板金工事をやったことがある業者を紹介して貰うことにしました。

板金組合から紹介されたのは、物件から車で10分ほどのところにあるI板金。
気が早いもので、さっそく現場に行って、現場からの電話です。
「うちはやったことがないけれども、組合の理事ということで紹介されました」
とのこと。
やったことないじゃん(汗)
って、ちょっと前途多難。
まあでも、すぐに現場を見てくれたフットワークの軽さはいいな。

その翌日に、今度はI板金が茅葺き職人さんを連れて現場を見に行ったようで。
「板金を被せるには茅の補修が必要」
とのことでした。
そんで、とりあえずこちらの希望をちゃんと聞かないことには見積もりも出せないとのことなので、I板金を訪ねることにしました。
それが2月21日(木)のこと。

I板金はこの辺りではそこそこ大手みたいで、10人くらいの社員を抱え、新築の元請とかもやっているそうです。
板金を母体とした、なんでも屋さんですね。
事務所の外にはタカラ・スタンダードの看板もあります。
設備屋さんも兼ねているのかな。

そこで分かったこと。
①大工さんに下地さえ組んで貰えれば、茅を降ろそうと降ろすまいと板金は葺ける。それによる制約は生まれない。
②板金でも瓦屋根そっくりに見えるものもある。
③確かにメンテナンスを考えると、ステンレスがいい。しかし、最近のガルバリウムは随分と品質が向上しているのも事実。
④茅葺きを残した場合は薪ストーブを諦めないといけない。ここは煙突屋さんもやっているから、言えること。
⑤うちの屋根面積だったら、ガルバリウムでも600万円以上はする。
⑥なんだかんだいってうちの様な茅が傷んでいる状態では、残すことはお勧めしない。

なんだか信用できるんだか、出来ないんだか。
まずもっていうと、
④に関してはM君は全否定しました。
「茅葺きで薪ストーブって家も沢山ありますよ!!」って。
確かにネットで調べても沢山出てくる。
M君曰く「むしろ茅葺きだからこそ、薪ストーブをいれるべき!!」
とのこと。
確かに煙突屋さんとしては、火災とか怖いから、嫌がるだろうけどね。

⑤に関しては以前の見積もりだと、ガルバリウムで360万円(侍紹介の業者)、ステンレスで300万円(T開発紹介の業者)と、安い見積もりが出ている中で、「600万円でも安いくらい」と。
これはいまだに分かりにくいんですが、屋根板金って業者によって値段の差がありすぎます。
よく分からない。
侍曰く「そういったいろんな事業に手を広げているところは、人件費とかの問題で無駄に高くなるよ」とのことです。
なるへそ。

⑥は、これも良く分かりませんね。
施工実績がある人に言われたら「なるほど」と思うんだけど、実績がないからなあ。
すごく一般論的な見方をして、「どの道茅を降ろした方が確実」という感じではないかと思います。

いや、これを言っちゃうをおしまいなんですが。
そもそも、板金組合の紹介の仕方がいい加減。
こちらの要望を伝えてあるのに、ただ単に近場で大手で理事(つまり組合に貢献している)のところを紹介しただけ。
すごく安易な紹介の仕方だと思います。

でもまあ仕方ないし、I板金のポリシーにも共感できるところはあったので、見積もりはお願いしておきました。
担当の方はすごく親切だったんですよ。
ど素人の僕に2時間も、懇切丁寧に説明してくれて。
ただ、値段とか、施工実績とかの兼ね合いで、僕の物件とは相性が悪いかもしれないですけれど。

板金組合はあてにならないので、次に物件の近場の板金屋さん(板金組合に所属しているところ)に片っ端から電話をすることにしました。

何件かの板金屋さんは「やったことがない」ということでしたが、その中で一軒だけK板金というところがやったことがあるとの返事をくれました。
しかも、電話した翌日にさっそく見に行ってくれるそうです。
やはりフットワークが軽いと嬉しいですね。

で、見積もり後のK板金と相談。
やはり茅は傷みすぎではないかとのこと。
でも自分は板金屋で、木工事は専門外だから、詳しい人に聞いてみるとのことです。
助かります。
ただ、値段がI板金みたいになってしまうと無理なので、あらかじめどれくらいになりそうか聞いてみると、
「ガルバでざっと170万円」
とのことでした。
安い!!
何でこうも違うんだろう。
でももちろん、詳細な見積もりを頼むともっと違う値段が出てくる可能性もありますけれどね。

後は侍にも何回か電話。
彼も下地の組み方が分からないで困っているそう。
僕なりにネットとか板金屋さんで調べた内容は伝えてあるんだけどね。

ただネットは写真がざっくり載っているだけだし、板金屋さんはやはり大工仕事に関してはそれほど詳しくないので、「よく分からない」というのが正直なところのよう。
要するに「茅葺きに板金下地を作ったことがある大工さん」を探さないことには、話は進まないようです。
そうすれば現状の茅を残せるかどうかとか、あるいは施工費用とかも見えてくるかと思います。
うーむ、大変だ。

今のところの侍の見立てでは、茅を残すと木の材料代は減っても、人工代が2倍以上かかる気がする。
とのことです。
上手なやり方を見つけないと、手間ばかりかかってしょうがないということですね。

わかった。
もう少し調べていきましょう。
茅を降ろすか、残すか。
3月いっぱいには遅くとも結論を出すつもりです。


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特別な豚カツ - 2013.03.03 Sun

今週末は作業できませんでした。
昨日は昨日の記事のとおりで。
今日は午前中いっぱい地区児童会の会議と買出し。
午後からはタカラ・スタンダードのイベントに行って、それから蔵の片付けに行こうとは思っていました。
しかし、古民家を覗いてみると、先週我々が土間に固めておいたゴミはそのまま(汗)
保証人さんがインフルエンザにかかってしまって、処分場に持っていけなかったそうなのです。
じゃあ、今日の午後に無理して片付ける必要は無い。

なぜなら、明日の午後は卒業式の振り替え休日なので、仕事はお休み。
午後からは、このブログにいつもコメントをくれるUITTG BABYをはじめとする3名の生徒が手伝いに来てくれるそうです。
若い男手を借りて、はかどるかな。

というわけで今日は趣向を変えて、久々に我が家の食生活の話。
相変わらずの緊縮財政中の野人家であります。

最近、よく食べているもの。
130221-191141_R.jpg
豚カツでございます♪

いやー。
再生計画には気力と体力を使いますからね。
こういったものを頻繁に食べて、精気を養わないと。

ん?
何か違和感が??
アップで見てみましょう。

130221-191311_R.jpg
薄!!

およそ豚カツとは思えない薄さです。
でも確かに、「カツレツ」という表示で売っていました。

値段はというと、6枚入りで300円のところを半額
つまりは1枚25円!!

25円というとですね・・・。
sugurubigkatsu.jpg
こんな駄菓子のビックカツ(魚のすり身)でさえ30円なんですよ!!

駄菓子よりも安い!
野人家の主菜でございます♪
ソースとカラシをたっぷり付ければ、おかずとしての実力は十分!!

まあ実際には他のおかずとかつけて、こんな感じの食卓です。
130221-191532_R.jpg
えーっと。
この日は日付を見ると、2月21日ですね。

・豚カツ、たっぷりの千切りキャベツ添え
・ジャガイモの煮っ転がし(ちゃんと下揚げしたやつ)
・しらすおろし
・シメジと長ネギの味噌汁

米飯代を込みで考えても、1人前100円を切っていますね。

慎ましいけれども、栄養たっぷり、愛情たっぷりの食卓です。
多分料理が好きで、安いなりに工夫するのが楽しいからいいんでしょうね。

こんな緊縮財政の食卓を続けていきます。
おそらく3年くらい。
再生計画が一段落するまで・・・。

あ、でも今日はひな祭りなので、ちょっとご馳走を作っています(今日は嫁さんが)。
これから夕食なので、また後ほど報告するかもしれません。


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ひな祭り - 2013.03.03 Sun

続けてまた家族の話で投稿を。
せっかく嫁さんがご馳走を作ってくれたので。

今夜はひな祭りなので、お祝いをしました。

料理はこんな感じ。

130303-192716_R.jpg

130303-192721_R.jpg

130303-193128_R.jpg
五目ちらしで作ったケーキ。
今回は素を使わずに、一から五目ちらしを作ったそうです。

130303-192749_R.jpg
松風焼きで作った菱餅。
去年の春に作った蕗味噌が添えてあります。
ピンク色はハムで、緑は青海苔です。

130303-192755_R.jpg
ハマグリのお吸い物。

130303-192857_R.jpg
アボカドの刺身。

130303-192849_R.jpg
きゅうりとわかめの酢の物。

130303-192905_R.jpg
雛あられ。

130303-192837_R.jpg
ほうれん草のおひたし。

なんだか一部、ひな祭りとは関係ない料理も含まれていますが(汗)

ここまでは割と例年通りのメニュー。
でも今年は、僕がびっくりするような料理がありました。

130303-200945_R.jpg
桜餅でございます。
普通に食卓に並んでいたので買ってきたのかと思いきや、今年は手作りだそうです!!
素晴らしい。

全体像はこんな感じ。
130303-192941_R.jpg

お金は無いけれど、我が家は今日も幸せです。



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すっきりしない・・・ - 2013.03.04 Mon

屋根の葺き替えではなく、応急処置について。

今日は予定通り、午前中は仕事、午後からはUITTG BABYをはじめ3人の生徒と一緒に片づけをしました。

で、生徒達が来るまで、古民家の敷地内を散策。
雪の溶け具合とか。
あと、屋根の応急処置だとか。

屋根の応急処置については、いろいろあって、まとめてみるとこんな感じです。

タッキーさんより波板を使って16万円程度でできるという見積もりをもらう。
大工さん(T開発が仲介している)がブルーシートで全面を覆う形で、10万円でやるという話が出てくる。(この話はT開発社長が持ってきたので、僕と大工さんとの直接のやり取りは無かった)
僕としてはより安く、前面を覆え、しかもブルーシートはどの道必要なことから、T開発経由の方を採用することにしました。
これが2月3日(日)のこと。
で、すぐに施工すると。

その間、大雪が降ったりして、不安になって何回か見に行きました。
P2100992_R.jpg
そしたら、こんな感じで、屋根全体の5分の1だけ、覆ってあって。
これを確認したのが2月10日(日)のこと。
うーむ、思ったよりも遅いけど、まずまず進んでいるかあ。

それからまた大雪が降ったりして、2月13日あたりに見に行くと、施工は全然進んでいない様子。
進捗状況について不安だったので、T開発に電話すると、
「施工は完了しているよ」
なんて言われ。

10万円で屋根全面のはずが、なぜかT開発の社長は「10万円で屋根の一部」と解釈しており、本当に1面だけ覆っておしまい。
なぜ1面だけで良いかと思ったかはいまだに不明。
こちらは念を押して「全面」と確認したはずなのに。

その後T開発と大工の間で「追加で16万円で全面をやる」という話になり。
そうなるとうちとしては総額26万円なので、「ふざけるな!!」状態。

そしたら間に立って困ったT開発社長が「うちが10万円負担するから勘弁して」と。
ここまでがこれまでの経緯。

約束としてはどんな内容かというと、「26万円(うち10万円はT開発で負担)で屋根全面をブルーシートで覆い、春頃、覆いが不要になるまでそれを保持する。つまりは大工が定期的に見に来て、風などでめくれていたらその都度補修する」というもの。

T開発の負担もあって、こちらとしても折れ、この条件を飲んだわけです。
でも不安。
工事の進捗状況を何回か見に行きました。

で、今日の状況。
130304-132552_R.jpg
これは北側の部分。
ブルーシートが足りなかったのでしょうか?
覆い切れていないです。

さらに、
130304-132645_R.jpg
西側、ちょうど玄関の上の辺り。
左側はちゃんと留まっているのに、右側はめくれているのは気のせい??

施工は終了している感じ。
全体を覆った雰囲気ではありますが、なんだか納得いかない・・・。

文句言っていいですかね??
こちらが納得いかない箇所。
①連絡がない
結局最初から最後まで大工からもT開発からも応急処置の進捗状況について連絡がなかった。だからうちも不安になって何回も見にいったし、半月前のときは不安になって「続きはまだですか」って聞いたら、「もう完了しているよ(向こうが勝手に思っていた1面の部分だけ)」なんていわれ。
今日のだって、完了したなんて連絡がない。道具類は撤収されていたから、完了したんだろうけど。

②完成形が見えない
「全体を覆って、それを保持する」という約束なのに、完成時にどのような状態なのか分からない。
本来なら施主に連絡して、両者で確認しあうべきではないのかな?
「これで完成です。かぜでめくれて、このかたちが崩れてしまったら直します」と。
だから今日発見した微妙に覆えてない部分と、めくれてしまったような部分も分からない。
最初(完成時)からそうだったのか、完成後に崩れてしまったのか。

③そもそもいい加減
今日確認したような不完全な場所を一切許さないというわけではないんです。
何せ大きいし、難しい物件ではあるから。
完璧に出来るわけがないってことは分かります。
だからこそ施主立会いの下で「予算の中で精一杯やりましたがこれが限界です。一部覆えていない場所もありますが、大目に見てください」という確認が必要じゃないでしょうか?

④やっぱりタバコのポイ捨て
2月10日のときに敷地内に大工のものらしいタバコが沢山落ちていて、T開発に抗議しました。
そしたら数日後に来た答えが、
「施工している大工はタバコを吸わない。大工が目撃したのだけれど、不良少年達が古民家の敷地内でたむろしていたらしい。タバコは彼らのだろう」
というものでした。
それを聞いて僕も、勝手に大工のせいにした自分を恥じ、該当の記事にも訂正文を入れたわけです。

でも、そしたらですね。
前回の作業のとき、2月23日(土)でしたが、その日は家族で片付けに行きましたが、屋根の施工をしている大工も一緒だったのです。
今まで何回か顔を見たことはありましたが、70歳くらいで、無愛想な感じだなという印象でした。
そしたらですね、嫁さんと娘が目撃してしまったんですが、その大工がくわえタバコで仕事をしていて、何本かポイ捨てしていたそうです。
もっとも、嫁さんがその話を僕にしたのは、大工が帰ってしまったあと。
仕方なくT開発にまた抗議しておきましたが。

⑤施工が遅かった
屋根の応急処置の話は9月からずっとあったんだけれど、なんだかんだやれなくて、1月の末になってしまい。
5月の茅おろしまで間もないし、もう良いかなと思いつつ、T開発からの「すぐにやるから」みたいな話もあってやることにしました。
でも結局施工に1ヶ月かかって、終わったのが3月のはじめ。
ブルーシートはゴールデンウィーク辺りにはめくりそうです。
たった2ヶ月間のために26万円(16万円)orz


以上、いろいろと述べましたが、やっぱり納得できないのでT開発に抗議しようかな・・・。
なんだかな。
すっきりしません・・・。


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若い3人の力を借りて蔵の片付け(2013年3月4日午後) - 2013.03.05 Tue

昨日の片付けについてです。
屋根の応急処置で釈然としないなあとか思いつつ、生徒が来るまで庭木の剪定をして。

2時近くになってやってきました。
ブログにいつもコメントをくれるUITTG BABYとK君の2名。
作業の前にちょっと家の中とか散策。

2人とも家の中を見るのは初めてです。
UITTG BABYはネットで古民家の場所を確認して、以前に勝手に見に来たらしい。

将来は土木関係の仕事をしたいというUITTG BABY、古民家の基礎や構造を見て。
「うわー。貧弱だわー」
「終わってんな。この家」

などなどの、心温まる感想を言ってくれました。

一通り見た後に、UITTG BABYが「お風呂に入りたい」と言うので、入れてあげました。
130304-142058_R.jpg
ありえないほど狭いお風呂に入って喜ぶUITTG BABY。
何がうれしいんだか・・・。
あ、今回は生徒の顔が出てきますが本人の了承は得ています。

お風呂に入って満足したところで、作業開始です。
今日の作業場所は火事で燃えた蔵の続き。
雷で燃えた蔵の模式図
簡単な模式図みたいなのを書いてみましたが。
先週末からやっているのは模式図でいうと、右下の部分。
床面積で言うと、蔵全体のたった30パーセントほど。
なのに全然片付かないです・・・orz。

しかも蔵のその他の部屋に関しては、片付けていないどころか入れなくて、現状さえ確認できていない状態。
物事には順序があるので、まずは右下部分を片付けてからになりますが、他の部分を開けるのが今から怖いです。

さて、じゃあ、右下部分の片付け。
まずは現状確認と行きましょう。
ここは先週末に家族で半日掛りで片付けた場所です。
この程度まで片付きました。
130304-143038_R.jpg
入り口に立って右側のあたり。
先週の片付けの成果が見えます。

130304-143045_R.jpg
右斜め前。

130304-143053_R.jpg
左斜め前。
130304-143100_R.jpg
左手辺り。

なんだか成果が見えない寂しい状態ですね(汗)
でも侮るなかれ。
前回の着手したときには足を踏み入れることができない状態でしたから。
こうやって入り口に立って撮影できるだけでも大きな進歩なのです。

さあ、片づけを始めていきましょう。
90リットルの袋を沢山買ってきたので、可燃ごみと不燃ごみに分別していきます。

と、作業が始まってまもなく。
UITTG BABYが何か割ってます。

あ!!
それうちが確保してあった石盤!!


戦中の学校生活を語るのに欠かせない貴重な石盤が、UITTG BABYの手で見るも無残に割られてしまいました。

うーむ。
でも仕方ないよな。
うちが確保してあるものを先に説明して置かなかった僕も悪いし。
UITTG BABYのような若輩には石盤の民俗学的価値なんて分からなくて当然。
ああorz

気を取り直して作業は進んでいきます。
途中、もう一人N君という生徒も合流してきました。
一番遠い子は20キロ近く離れた場所から、よくもまあ自転車で来てくれたものです。

130304-144510_R.jpg
こんな感じで、はかどるはかどる。

今日の記事はこれくらいにして、はかどった作業の内容はまた明日の記事に書きます。


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蔵の片付け前半戦(2013年3月4日午後) - 2013.03.06 Wed

3月4日の片付けの続きです。

いつもどおりですが、続々と面白いものが発見されてきます。
130304-150314_R.jpg
大量のお椀??
昔は冠婚葬祭を自宅でやっていたから、そのときのものかな?
その割には形もバラバラだし、安っぽい。
・・・。
処分で。

130304-145908_R.jpg
UITTG BABYが「先生!これ見てくださいよ!!」って差し出すのは、
僕にも一瞬分からなかったけど留守番電話
はー。
昔はこんな感じだったんだ。
ちっとも知らなかった。
というのも、我が家は未だに留守番電話が無い
じいちゃんの形見の黒電話が現役ですから。
もちろん処分です。

130304-153739_R.jpg
大量に出てきたのがこの「松下館」という、粗品。
タイムカプセルという謎の容器に入っていたんですがね。

なぜ「松下館」というと、ここの前の住人は電気店を経営していまして、
ナショナル(現パナソニック)との関係が非常に深かったんでしょうね。
それに加えて、高度経済成長期やバブル期は
粗品がやたらに豪華です。
だから、こんな意味不明なものが大量に配られたのでしょうが。

調べてみるとこんなものが出てきました。
へえ。
1970年の大阪万博の記念品ね。
値段を見るとなんと3000円!!
まあ、落札価格でなく、出品価格だからいいんだけどね。
価値はあるのかな。
こんなものが10個くらい出てきて、生徒は1個ずつ喜んで持って帰りました。
僕はもちろん要らないから、残りは処分したけど。

ただ感心したのは、タイムカプセルに入っていた本。
130304-153755_R.jpg
こんなに小さいのにちゃんと文字が印刷されていて、読めるんですよ。
万博だけあって、日本の技術力を誇示していたのかな??

他にはこんなものも。
130304-153959_R.jpg
「そり残しヒゲ発見鏡」??
よくわかんない。

開けてみて分かりました。
130304-154029_R.jpg
ああ。
なるほど。
凹面鏡になっているから、拡大されて見えるのか。
だから剃り残しが発見できるわけね。
せっかくだけど、新品のくせに劣化しまくっているので処分で。

いろんなものが発見されたけれども、生徒達がもっともテンションを上げていたのは
鶏の置物(謎)
メッキで、手のひらに乗るくらいの大きさで、やたらに重いやつ。
何でこんなものを喜ぶのだろうか。
彼らには1つずつ持たせましたが、僕が見向きもせず、写真にも撮らず。
まったく誰がどのようなものを喜ぶのか、分からないものですね。
K君なんてそれまでは
「なんで俺、部活で疲れてるのに来ちゃったんだろう・・・」ってな、
微妙に後悔している感じだったのに、鶏を確保した途端に
「今日はこれだけでも来た甲斐がありました!!」なんて・・・。
まったくもって分からないものです。

ちょっと残念だったのは、自分がその鶏をちゃんと見なかったこと。
そんな余裕ないし、しげしげと眺めて自分がほしくなっても困るから・・・。

そんなこんなで2時間ほど、午後4時まで作業をし、我々はおやつ休憩をするのでした。
カントリーマームとアルフォート(さすがにおやつくらいは買って行った)を食べながら。

片付けの後半戦と成果は明日書きます。


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蔵の片付け後半戦~成果(2013年3月4日午後) - 2013.03.07 Thu

昨日の続きです。
2時間ほど働いて4時になってので、ちょっとおやつ休憩。
カントリーマームとアルフォートを食べて。

休憩後は片付け再開前に、蔵の他の部分を開けてみようってことになりました。
雷で燃えた蔵の模式図
このように、現在は入れるのは右下の30パーセントほどの領域だけなんですよね。
他の部分は現況確認すら出来ていない。

左下の扉は僕が2月の頭くらいにバールで開けようとしたのですが、駄目でした。

じゃあってことで、若い3人が開かずの扉に襲い掛かります。
130304-160605_R.jpg

130304-160616_R.jpg
バールでのこじ開けを試みるUITTG BABY。
でも、開きません。
無理に開けようとすると、扉そのものが壊れてしまう感じ。

それじゃあ別のルートってことで、左手に回って、瓦礫の山をよじ登ります。
ここからなら何とか入れそうですが、それでも入れるのは蔵の2階部分。
無理ではないけれども、危険なので止めておきました。
さすがに生徒には危険なことはさせられません。
また近いうちに、僕がヘルメットでも被って登ってみようと思います。

さっきの左手の扉も壊そうって生徒は言うけれども・・・。
やっぱり今作業している右下の領域だよなあ。
あそこが片付く前に他を開けてもしょうがないし、ましてや壊して開けてしまうと、閉められなくなってしまうし。
まずは出来るところからやるってもんでしょう。

生徒は好奇心旺盛で、開けてみたいんでしょうけど。
最初は乗り気じゃなかった生徒達も、鶏の置物をゲットしたあたりからテンションが上がり、蔵の進入口を探す辺りでは「次はいつ作業するの?」「えー、その日じゃあ俺、来れないよ」なんてことを言い出す始末。
かわいいですね。

ちなみに左下の扉、壊れかけた隙間から中を覗くと、そこは現在作業している右下の領域ほどゴミはないにせよ、屋根や壁に穴が開いた結果、風雨にさらされて、それはそれはおぞましい状態でしたよorz

さて、蔵への侵入は次回以降にするとして、作業を再開しましょうか。
130304-164044_R.jpg
作業途中はこんな感じですね。
蔵の手前がゴミ山になって行きます。
これを可燃ごみ・不燃ごみ・金属類・ダンボール・紙類・取っておく物という風に分別していきます。

後半で発見した面白いもの。
130304-170257_R.jpg

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N君が座っている三角形の不思議な椅子。
どう見ても三角木馬にしか見えません。
生徒達も大喜びです。

130304-164059_R.jpg
ついでに見つかった革ベルトらしきものをのように振り回すN君。
そうか。
君はそういう趣味なのか。

130304-171112_R.jpg
子ども用のぞうり?
鈴がついていてかわいいですね♪

130304-171804_R.jpg
沢山出てきた下駄。
中には高下駄もいくつか。
欲しい気もするけれども、キリが無いので処分です・・・。

130304-164106_R.jpg
ダンボールで顔を隠すUITTG BABY。

130304-164113_R.jpg
こちらはK君。
若いっていいですね。

そんなこんなで6時まで働いて、この日の成果です。
130304-174902_R.jpg
入り口から右手。

130304-174911_R.jpg
右斜め前。
うーん。はかどりましたねえ!!

130304-174918_R.jpg
左斜め前。
まだ結構ありますが、先が見えてきました!!

130304-174926_R.jpg
左手。
この下駄箱から履物類が大量に出てきました。
もう少しです。

130304-174946_R.jpg
もう一つ、こちらはフラッシュ無しの写真ですが、それまでの投光機に加えて、生徒が発見された裸電球をぶら下げてくれました。
蔵の真ん中に明かりができて、作業がはかどりました。

続いて、ゴミ置き場になっている土間周辺です。
130304-180707_R.jpg
土間の入り口から見た感じ。

130304-180749_R.jpg
土間左手の不燃ごみ。

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土間右手の可燃ごみ。

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土間左奥の金属ゴミと、家電類。

130304-180824_R.jpg
土間右奥の可燃ごみ続き。

130304-180726_R.jpg
ダンボールは土間に入らないので、軒下に纏めてあります。
奥が霞んで見えますってば・・・。

ちなみに自転車は程度のいいほうを1台、UITTG BABYが貰ってくれるそうです。
現場で直して、乗って帰るとか。
君んちって20キロくらい離れてると思うんだけど・・・。

そんなこんなで、はかどった午後でした。
若い力よ、ありがとう。

今回手伝ってくれたのはみんな工学科の生徒で、本人達にとっても多少の勉強になると思います。
そして何より嬉しかったのが、作業を進めるうちに3人とも
「古民家再生って楽しい!!」
って言ってくれたこと。
これが最大の成果だと思います。

僕は無名の教員で、こうやってブログでチマチマと発信することしか出来ませんが、こうやって現場の作業を通じて若い人たちに何かしらの影響を与えられたとしたら、それはとても嬉しいことです。

みんなまた誘うから、ぜひ手伝いに来てくださいね!!


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薪ストーブの置き方プラン1(2012年11月上旬) - 2013.03.08 Fri

話はちょっと逆戻りして、今日は昨年11月上旬に考えていたこと。
薪ストーブの話です。

時期的には物件を見つけて1ヵ月半。
「買い付け証明書」というものを提出したけれども、まだまだ本当に買っていいものか思案しているところでした。

僕は火が好きなので、古民家に住む際にはぜひとも薪ストーブをと考えていました。
なにせ、生まれてこの方ずっと借家暮らしなもので・・・。
借家に薪ストーブを設置した猛者なんているんですかね?!
というくらい、まずもって許可をくれる大家さんはいないでしょう。

で、その置き方ですけどね。

こんなプランを考えていました。
薪ストーブプラン①
すんません。
また下手な断面図です。

まずは薪ストーブは土間に置く
これはもう、利便性は最高でしょう。
どの道、薪を置いたり、灰を掻き出したりするんだから。
土間に置いておけば部屋が汚れる心配も無く、掃除も楽です。

ついでに、天井を取っ払って、勾配天井にする。
古民家でよくある感じですが、梁や小屋組みを見上げられるようにします。

さらに、このままじゃあ暖気が上に溜まってしまうので、シーリングファンをつけます。
シーリングファンなんて回したら寒いんじゃないの?
って僕も思っていたんですが、
暖気を攪拌するときにはシーリングファンは上向きに回すらしいです。
なるほど。
すると暖気が壁伝いに降りてきて、寒くないわけね。

古民家の小屋組みには、ちょうど真ん中のところに大きな土壁があります。
よく分からないけど、防火だとか、耐震性だとかの理由ということです。
古民家平面図
その土壁は、この平面図で言うとちょうど真ん中の縦に区切られているラインがありますが、このラインの真上にあります。
だから、このラインで小屋組みも居住空間も断熱してしまえば都合はいいんです。
平面図で言うところの左半分は冬場は使わなければいいですし、どうしても使うなら石油ファンヒーターもありますから。

ふむふむ。
と、ずっと考えていたプランではありました。
せっかく古民家に住むんだから、立派な梁を眺めながら生活したいなー。
なんて考えながら。

ただ、このプランには大きな心配要素が。

暖房面積がやたらに広くなってしまうんですね。
うちの物件が大体65坪。
それに対して、薪ストーブの大型機種の暖房能力がこれも大体65坪。
うーん。
大丈夫??

今回のプラン①で考えると、暖房面積は家の約半分だから、32坪くらい。
薪ストーブの能力が65坪に対して、暖房面積が32坪・・・。
うーん。

もちろん数字だけ見ると「余裕じゃん」なんですがね・・・。
このプランのように勾配天井となると、床面積は32坪でも、容積は馬鹿でかくなってしまいます。
なにせ、うちの屋根は2階建ての家より高いですから。

しかも、断熱性や気密性は低い。
頑張って高気密高断熱仕様にしても、そもそもの建物の性能は覆えない。
一方、こういった外国製薪ストーブの性能ってのは、北米や北欧の環境に基づいて計測されています。

つまりは外気温はここくらいに低いけれども、家の断熱性能は日本よりかなり進んでいる。
なーんか、大丈夫かなあ・・・。

しかも伊那市辺りって、薪ストーブのメッカだから、薪の確保が大変なんです。
余所の地域のように、無料で手に入るなんて運がよくない限り無理そう・・・。
暖房面積が増えるほどに、洒落にならないほどの薪代がかかりそうです・・・。

どうしたものかな、という風に考えている最中に、前出のイエルカの薪ストーブに出会いました。
そうだ。
イエルカに会ってきて、薪ストーブを見るのはもちろんだけど、置き方についても聞いてみよう。
そう思って中川村に出かけていったのでした。

その続きはまた明日・・・。


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薪ストーブの置き方プラン2(2012年11月上旬) - 2013.03.09 Sat

さて、自分なりに考えたプランを持ってストーブ作家であるイエルカ・ワインさんのところを訪ねたのですが、そこで沢山のアドバイスを貰いました。

曰く、暖房面積(容積)は小さく。

古民家再生の場合だとみんな天井板を取っ払って、梁を見せたがるんだけど、それは暖房から考えたらとても非効率的になってしまう。
僕のプラン①の様にシーリングファンを用いても、結局のところ暖房容積の大きさがあると、そもそもの熱量が足りなくなる。

だから、とにかく暖房面積は小さく。
これが大原則だそうです。

そして、
曰く、全館暖房をするのではなく、必要な部屋を暖める。

これも現在主流となっているような発想とは違っていますね。
極論を言えば、必要な部屋ごとに別々に薪ストーブを置いた方がいいと。

確かにイエルカの家は1階に薪ストーブが3つ、2階には石油ストーブが置いてありました。

他にもいろいろとアドバイスはいただいたのですが、今回のテーマとは外れてしまうので割愛。

結局のところ、イエルカのアドバイスを参考にプランをこのように変更しました。

薪ストーブプラン②

変更点はというと、
①土間ではなく居間に薪ストーブを置く。
 土間が20畳もあるので、居住空間ではない土間を暖めるのは非効率的だから。

②天井断熱をとって、居住空間に暖気を閉じ込める。
 その代わり、土間は勾配吹き抜けのままにし、梁や小屋組みを見上げられるようにする。

といった感じです。
居間に薪ストーブを置くので、薪の保管・運搬のアクセスや、灰の始末などをどうするかは工夫が必要そうですね。
また、プラン①の様にシーリングファンを使用しないので、暖気の攪拌は出来ません。
うーん。
暖房容積が小さくなるから、攪拌はそれほど必要ないかな。
それとも、そもそも薪ストーブは輻射熱だから攪拌はあまり関係ないかも・・・。

暖房面積については、断面図だけでは表現できないので、平面図で説明していきましょう。
古民家平面図(暖房面積1)
プラン①ではこのように土間にストーブを置いて、右側半分を暖める予定でした。
それ以外の部屋を使う際には石油ファンヒーターでも使おうという感じで。

古民家平面図(暖房面積2)
プラン②ではこのように居間にストーブを置いています。
赤で囲ってあるところが普段の暖房面積です。
居間と台所の18畳分だけを普段は暖めます。
特に冬場は基本的には18畳間に家族が集まるようにすれば問題ないでしょう。
必然的に家族が集まってきて団欒も出来るし、照明なども節約できます。

一方ピンクで囲ってあるのは、準暖房面積というか、余裕や必要があったら暖房する場所です。
こればっかりはやってみないとわかんないですね。
再生計画を進めてみて、どの程度の断熱性や気密性が確保できるのか、あるいは薪の費用がどのくらいになるのか。
それによって大きく変わってくるところだと思います。

例えば断熱がしっかり出来ていて、更に薪が余るほど確保できるのなら、建具を開けはらってピンクの領域全体を暖めていくことも出来ると思います。

逆に断熱が微妙、薪が高いなどのばあいは、建具を閉めてとにかく赤い18畳間だけを暖めるようにすればいいのです。
ピンクの領域は、例えば使用する時にはちょっと前から石油ヒーターで暖めておくなどの使い方になります。

それは本当にやってみないと分かりません。

イエルカのアドバイスに従って練っているこのプランですが、まだまだ分かりませんね。
というのも、やはりイエルカとうちとでは条件が違う部分もかなりあるんです。

まずは、イエルカのうちは断熱や気密という概念がほとんどないこと。
そして、イエルカのうちは山の中に1軒だけあるので、薪の確保に困らないこと。

うちは逆ですね。
すなわち、断熱や気密はするけれども、薪は多分買わなければならない。

とりあえずはプラン②の方向で進んでいます。
どの道、無駄が出なさそうなプランではありますから。

でも薪ストーブって、設置や断熱のプランだけではなくて、もっともっと考えなきゃならないこともあるんだよな・・・。

煙突とか・・・。
メンテナンスとか・・・。

その話はまだ勉強不足なので、またいつか。


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蔵の片付けと開拓(2013年3月10日) - 2013.03.10 Sun

今週末は昨日が大会引率、そして今日の午前中は娘の地区児童会の歓送迎会でした。
せめて午後からだけでも行こうかと準備をしていると、横殴りの雨orz
ああ。だめじゃん。
ってことで、3時くらいまでゴロゴロしていました。

3時過ぎには雨もやんだので、一人で古民家へお出かけ。

ただ片づけをしようにも、保証人さん、ゴミの処分が進んでいませんよ(汗)
2週間前から一度も処分した形跡がありません。
つまりは、先週の月曜日に生徒達と片付けた
130304-180707_R.jpg
この状態のまま。
一人でも蔵の片付けは出来るけれども、肝心のゴミを置く場所がない。

でも、ちょっとやるかと、やってみる。
130310-161035_R.jpg
小間板??
何かの蓋を再利用して作ったような・・・。

130310-161331_R.jpg
巨大なしゃもじみたいなやつ。
味噌を作るときとかに使うのかな?

130310-161637_R.jpg
多分作りかけの階段。
そうとしか見えない。

この辺りまでやって、ああ、もういいやなんていう気分になっちゃいました。
ゴミを置く場所がないから、まったくはかどりません。
蔵の片付けはまた今度。
今日は違うところをやろう。

って、何をやるかというと。
それは今までなかなか出来なかったこと。
庭木の伐採です。
つい最近まで雪がかなり積もっていましたからね。

古民家の敷地2
敷地はこんな感じで、今日は赤い印を打ってあるところをやりました。

それがですね、もう大変で。
庭木の手入れとか、そういった次元じゃないんですよ。
もうね、一言で言えば「開拓」
それくらいの規模です。
ついつい「開拓」なんていう、新しいカテゴリまで作っちゃいました(笑)

まず、手をつけたのがこちら。
130310-164509_R.jpg
低木(1)っていう印が打ってあるやつです。
ちょうど蔵と母屋との中間にあって、微妙に邪魔。
先週の月曜日に生徒を待っている間に枝切り鋏で切ってはみたものの、案外切りにくく、いっそのこと伐採してしまえと。

どうやって伐採するかというと、片づけを始めた頃に母屋で見つかった電動チェーンソー。
ヤスリを買ってきて目立てをし、オイルを補充して準備万端です。

って、涼しい顔で書いてますけど、チェーンソーなんて使うのは生まれて初めてですよ。
目立ての仕方とかはこの間M君に教わったけれど・・・。

恐る恐る細めの枝を切ってみると、なんだ、切れるじゃん。
キックバックさえ気をつければ、それほど難しいものでもなさそうです。
しかもこのチェーンソー。
電動にしてはそこそこ良い代物らしいのですが、いかんせん電動。
つまりは、負荷がかかったときにはキックバックする前に、モーターが止まるんです。
力は足りないけれども、ある意味安全仕様(笑)

そんなこんなで、慣らし運転を兼ねて低木を切っていきました。
ただ、低木って大体そうだろうけれども、根っこの辺りから複雑に枝分かれしている。
だから切る際にも、パズルゲームのように順番を工夫しないと、危なくて仕方ない。

頑張って切りましたよ!!
130310-173917_R.jpg
すっきり♪
ああ、でも、抜根の仕方はこれから勉強します(汗)

130310-173237_R.jpg
続いてはこちら。
低木で出来た生垣というんでしょうか。
なんだか二重に低木が生えています。
大きいほうはチェーンソーで切れるとして、小さい方はどうしようか。
と思って触っていると、案外抜けました。
頑張るとね。
きっと雪とか霜のせいで、弱っているんでしょう。
春になって生命力を取り戻す前にやっつけた方がいいかもしれません。
ただ、抜けるといってもかなり力が要りますけどね。
ところどころ鋏で切りながら、半分くらいまで抜いていきました。

ちなみにこの生垣の奥はこんな感じになっています。
130310-173254_R.jpg
これはもう、紛れもない「荒野」
ここは駐車場にするつもりなので、ゴールデンウィーク辺り、仲間が集まってくるまでにはきれいにしておきたいものです。

次に、低木を抜くのにも疲れたので、もう一度チェーンソーの快感をと、こちらの低木に狙いを定める。
130310-174005_R.jpg
これは低木(2)ってなってるやつです。
母屋の軒下辺りにある。
現在邪魔しているってわけでもないけれど、再生計画の中では絶対に邪魔になる。
仮説足場を組めないとか。
なので切っちゃいましょう。
130310-175345_R.jpg
いいですね。
すっきり。
ちなみにここまで、切った低木は家の隅に積んであります。
敷地が広いので、そういったスペースに困らないのはありがたいです。
いちいち処分してられないので、野積みにして土に帰るのを待ちましょうかね。

130310-180743_R.jpg
最後に低木を抜いた成果を写真に撮ろうとしたけれど、既に日暮れでこんな感じにしか写りませんでした。

さて、今日はおしまい。
これからは開拓もどんどんやっていかないと、足場が組めないな。
今までは古民家再生のことばかり勉強してきたけれど、そこにプラスして伐採とか抜根の勉強もしないと・・・。


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トンネルを抜けると雪国 - 2013.03.11 Mon

今日から新しいシリーズである「住宅考・生活考」を始めていきます。
ずっと書きたくて、再生計画が一段落している合間に書いていこうと、温めていたこと。
この間の週末はあまり作業ができなかったので、今週から断続的に始められそうです。

「住宅考・生活考」のタイトルどおり、住宅を通じての生活のあり方について書いていこうと思います。
おそらくは僕の人生観を交えながら。
独善的な自論もありますので、時には読む人を不快にさせるかもしれないけれど・・・。

依然としてこのブログのメインは「古民家再生」ですが、ときどき、箸休め的に書いていきます。

さて、初回のテーマは「トンネルを抜けると雪国」です。

国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国であった。


いわずと知れた名作、川端康成の『雪国』の書き出しですね。
物語のふくらみを予感させるような、見事な書き出しです。
僕はこの一文に、古き良き日本の価値観が入っていると考えています。


トンネルを抜けると雪国。
この文には主語がありません。
トンネルを抜けたのは誰でしょうか?
乗っていた乗客でしょうか?
汽車でしょうか?
それとも汽車の車輪でしょうか?
分かりません。

我々日本人が元来使っていた日本語は、主語をあまり必要としないんです。
これは「主語+述語+目的語」なんていう構文を必要とする、大部分の外国語からするととても奇異なことです。
『雪国』をサイデンステッカーという人が英訳した文章では、
The train came out of the long tunnel into the snow country.
となっています。
直訳すれば、
その汽車は雪国へ通じる長いトンネルから出てきた。
となり、原文にはなかった汽車という主語をわざわざ作っていることがわかります。

一方、先ほど述べたように日本語には主語がない。
現在の我々が使っている日本語もそういった部分はありますが、古文では特にそうです。

例えば高校生が勉強する古典では、敬語表現が大事になってきます。
文章の敬語の向きに着目すれば、おのずと隠されている(省略されている)主語が分かるからです。
だから敬語表現を理解できて、主語を発見できれば、古典の勉強の半分は終了です。
残り半分は助動詞と古文単語ですか・・・。
まあ、社会科が専門の僕がでしゃばってもいけないですが、大枠は間違っていないはずです。

じゃあなぜ、日本語には主語がないのか?
これは非常に難しい問題です。

これについては専門家諸氏の見解があると思いますが、僕は「永らく日本が地縁・血縁を母体とした農村の集団社会だった」ことが大きな要因ではないかと思っています。
つまり何をするのも共同。
その中では個人や「我」といったものに重きが置かれなかった。
「自分」と「他者」、「我」と「汝」(ブーバー哲学じゃないけれど・・・)を明確に区別する必要はなかった。

これこそが日本人の本来の姿であり、それが崩れてしまったことが、現代社会の各種問題の根本的原因となっていると思います。

我と汝、内と外を明確に区別せず、あえて曖昧さを残し、調和を重んじる。

例えば土間。
屋内でありながら、屋外でもある。
来客者は土間まで入ってから「ごめんください」と声をかける。
玄関であり、物置であり、作業場であり、接客場であり、社交場である。

例えば縁側。
これも屋内でありながら、屋外でもある。
特に濡れ縁は。
家から庭への出入り口であり、通路であり、社交場であり、沢山の来客があるときには襖を立てかけて置ける。

例えば襖。
閉じているんだか、閉じていないんだか、曖昧な仕切り。
閉じれるけれど鍵はないし、音も気配も漏れてくる。

こういった外や他者との境界が曖昧な仕切りで囲まれているのが、本来の日本の住居であり、本来の日本人の生活です。
それが現代ではすっかり失われています。

土間は狭い玄関に。
縁側はサッシの窓や壁に。
襖はドアに。
畳(またいつか書くけど、これこそ汎用性抜群)でさえも、新築の家には申し訳程度に畳スペースがあるだけ。
そしてどこも鍵がかかって、内と外を明確に区別しています。
あまつさえ警備システムすら備えて・・・。

僕は懐古主義者ではありません。
便利な現代生活を享受する一人ですから。
でも、現代生活にどっぷり浸かる気もありません。
本当の幸せを考えた場合、現代生活には間違っている部分も沢山あるから。

とにかく住居という部分においては、古き良き日本人の生活を再評価し、古民家再生を選んだわけです。
正直、新築物件とか沢山見ても、どれも住む気はしませんでした。
注文住宅で僕の要望に適う家を建てれば、それこそ道楽みたいな値段になります。
(というか、建築基準法の問題で、本当の伝統工法の住宅は建てられないか・・・)
だから、本当の意味で伝統の重みがあり、工夫する余地のある古民家再生なのです。

社会全体は変えられませんが、自分の生活は選べます。
僕に出来ることは、自分が正しいと思う生活を選んで、こうやってささやかに発信していくことだけです。


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畳礼賛 - 2013.03.12 Tue

「住宅考・生活考」の第2弾です。
タイトルはエラスムスの『愚神礼賛(ぐしんらいさん)』から取りました。

生まれてから7軒の家を渡り歩いてきたけれども、一度もフローリングの家に住んだことが無い。
というか、一つも畳以外の部屋は無かった。
そんな29歳。

うーん。
珍しいといえば、珍しいのかな?

嫁さんも似たようなもので、うーんと、5軒くらい住んで、どれも畳だったはず・・・。

そんな夫婦です。
そう、だから、フローリングのメリットが見えない。

えーっと、硬いでしょ。
で、冷たい。
スリッパが必要。
寝転がるためにはじゅうたんが必要(?)
布団はえーっと、ベッド?
ソファーも要るの?
掃除はしやすいの??

ごめんなさい。
デメリットをあげるというか、半分質問になっちゃいましたね。

というように、フローリングのことはほとんど分かりません。
なのに、物件情報を見ても、ほとんどの家はフローリングという不思議。

僕の考える、フローリングのイメージ。

LDKなら、
ダイニングテーブルを置いて、
ソファーと、テーブルを置いて、
絨毯を敷いてって感じですかね?

寝室や子ども部屋なら
ベッドを置いて、
デスクを置いて、
余裕があったら絨毯を敷いて(あるいはクッションを置いて)、
小さなテーブルを置いてって感じですかね??

あーっと、イメージでした。

なんだかですね、フローリングのスペースの使い方ってよく分からんのですよ。
例えば寝室で6畳の広さでってなると、ベッドとデスクとテーブルを置いたら、狭くないんですかね。

一方、畳の部屋はというと、
そもそも、厳密な意味で寝室や居間を分けても意味が無い。
畳の部屋ならどこでも、布団を敷けば寝室になり、座卓を置けば居間になる。
我が家もそうです。
居間が夜になれば寝室ですから。

僕は汎用という言葉が好きですが、畳や和室はまさしく汎用ですね。
学習机は勉強のために、ダイニングテーブルは食事のために、ソファーはくつろぐためにと、用途が限定されているのがもったいなく感じるんです。
(別に学習机でご飯を食べたり、ダイニングテーブルでくつろいだりしても良いんでしょうが・・・)

ああ、そういえば、最近はLDKに子ども用の学習スペースを作ってるところもよく見かけますね。

生活に必要なことは、茶の間に座卓があれば足りてしまう気がするんですが。
食事も、勉強も、家事も、接客も。
そして夜は座卓をどけて、布団を敷く。
以上。

日本人が畳を捨てたことによって、それを補ういろんなものが必要になってきている気がするんですが。
それにプラスして、新築の家とかでは、本当に申し訳程度に1部屋だけ和室があったり、LDKに小上がりの畳スペースがある不思議。
畳が欲しいのか、要らないのか、ちょっとだけ欲しいのだろうな・・・。
おそらくこれからも一生、畳とともに生きていく僕から見たら不思議です

うちの物件は7部屋くらいありますが、多分ほとんどが畳の間になると思います。
1部屋(普段は使わないスペースの作業部屋?)くらいは無垢の杉板を貼るかもしれませんが。

これからは畳を知らない子どもも増えてくるのかな。
日本人として、少し寂しく思います。

最後に畳のデメリット。
①費用がかかる
新品の畳が1畳で12,000円くらい。
裏返しが1畳4000円くらい。
表替えが1畳6000円くらい。
一度貼ったら15~20年くらいはノーメンテ(ワックスがけは必要)のフローリングに比べると、そりゃ費用はかかりますわな。
でもこれも工夫次第で、新品の畳でもゴザを敷いて、ゴザは表裏を使って4~5年くらいは持つとすれば、それほどの費用ではありません。

②ダニの温床となり、アレルゲンとなる
これは絨毯や布団だってそうだけど。
言ってしまえばダニなんてどこにでもいるもの。
人間が普通に暮らすだけで、1年間に1万匹以上のダニが口に入るといいます。
アレルギーを発症するのは、生活習慣そのものに原因があるかと思っていますが・・・。

③安物は質が悪い
安物の畳は中国製で、イグサを青く染めてあります。
そんなところを赤ちゃんがハイハイとかして、ペロペロしたら良くないですよね。
健康を考えるとそれなりの畳を選ばなければなりません。

④体にやさしくない部分もある
例えば冬場に畳の上に座っていると、お尻が冷えてきます。
座布団を敷けばいいんだけど。
でも直接の冷えとは別に、やはり床近くに体を置くというのは、床下からの冷気のようなものを感じます。
床下断熱すれば、だいぶ緩和するのかな?
冷えという観点から言えば、ソファーに座って、ベッドに寝る方が体には優しいと思います。
また、足腰の弱い人がいる場合も、座ったり立ったりが大変ですね。
椅子とベッドの方が楽ではあると思います。
ある程度は体に厳しい環境の方が、人間ってのは丈夫になれると思うんですが、これはまだまだ自分が若いからそう思うだけかなあ・・・。


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土間礼賛 - 2013.03.13 Wed

昨日の記事では居住スペースとしての畳の汎用性を述べていきましたが、今日は土間です。

土間ってのは難しいですよね。
居住スペースではないし。
かといって屋外でもないし。
玄関にしては無駄に広いし。

以前にちらっと書きましたが、土間が持っている機能を羅列していくと、
1 家の出入り口としての玄関
2 雨の日でもいろんな作業が出来る作業場
3 ちょっとした来客に対応できる接客場
4 井戸端会議できる社交場
5 屋外用の道具をそのまま置ける物置
という感じになると思います。
他には、現在ではあまり見られないけれども、昔の台所はほとんどが土間でしたよね。

特に⑤の物置としての機能は、最近ではシューズ・イン・クローゼットなんてものが設計されたりして。
つまりこれは、歩いて入れるウォーク・イン・クローゼットなんてものがありますが、それの亜種(?)として靴のまま入れる物置なんですね。
で、そのシューズ・イン・クローゼットは普通の物置(屋外にある)とは違って、玄関の横にある小部屋となっているわけですが。

こういったものがアウトドアをする人とかに「便利だわー」といって持て囃されているわけですが、
そのまんま土間じゃん!!
って、僕は思うわけです(汗)
日本人が元来持っていた土間が、お洒落な横文字になっただけな気がします・・・。
要するに土間に作り付けの棚か何かをつけて、目隠しすれば良いんじゃないでしょうか・・・。
家もアウトドア道具はたくさんあるし、農作業具もある程度は土間に置けたら便利だと思います。

あと、土間でも、特に三和土(たたき)が良いですね。
三和土は土と消石灰とにがりを混ぜて、叩き固めたものです。
これは梅雨の時期は湿気を吸収してくれ、冬の乾燥する時期は、湿気を放出してくれるそうです。
特に乾燥の時期は三和土に水を撒いて、湿らせておくと良いとか。
機能的ですね。
土間コンクリートなんてものもありますが、いかにも味気ないです。

実は僕が今の物件で一番気に入っているのが、土間なんです。
意外ですよね。
僕も意外でした。
茅葺屋根でも囲炉裏でも大黒柱でもなく、土間を気に入るなんて。

玄関を入ってすぐの20畳の土間と、上がり框と、6畳の小上がりが大好きです。
まさしく、我が家の「顔」と呼べるものではないでしょうか。

んー。
広くて、
ひんやりしていて、
薄暗くて、
上は吹き抜け(この家で唯一)で、
というのが良いのかなー。
自分でもよく分からんです。

もう一つ、土間に付随して、玄関も好きですね。
障子と雨戸の2重扉ですが。
両方とも木の戸車がついています。

いろんな家を見てきたけれども、玄関が障子なんてのは他に見たことがありません。

あー、でも、嫁さんは嫌がるだろうな。
見るからに耐久性が無さそうだし。
防犯性の欠片も無いし。

と思っていたら、この間、嫁さんが何気なく、
「ねえ、再生しても玄関は障子のままが良いよね」
と(笑)

おお。
僕と同じことを考えていてくれたか。

我が家は世にも珍しい「玄関扉が障子」という家になりそうです。
ただ、立て付けの悪さとか、耐久性の問題をどうにかしないとな・・・。

話はちょっとそれましたが、そんな汎用性に富んだ土間が、どんどんと減っているのが非常にもったいなく感じるのです。
多くの住宅が敷地をやりくりして、建築も坪単価をやりくりしてという状況の中だと、どうしても作っている余裕が無いでしょうけれども。
うちみたいに広い土間を持てるのは、本当に贅沢なことだと思います。

最後に、土間の最大のすごいところは、屋外と屋内の緩衝地帯となれるところ。
屋内ではないけれども、屋外でもない。
昔の人はやっぱりこうやって緩衝地帯を設けて、緩やかに区切っていたのだと思います。

みなさん。
再生した我が家に遊びに来る際には、ぜひとも玄関は勝手に開けて、
土間に入ってから声をおかけください。


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子ども部屋不要論 - 2013.03.14 Thu

こんなことを言ってしまうと世間のほとんどの人を敵に回してしまうのでは、と危惧しますが、
僕は「子ども部屋は不要である」と思っています。

いや、幾分かのメリットはあるかもしれないですけれどね。
デメリットのほうがはるかに大きいです。

僕の好きな建築家の宮脇壇は子ども部屋について
「親が子ども部屋を拵えて、学習机を用意したら、それでも勉強しないのは子どもの責任と、自分たちの親としての責任を放棄している。一種の免罪符として子ども部屋を利用している」(要約:野人)
と述べています。
僕の考えもまさしくそのとおりです。
子ども部屋や学習机やお塾・家庭教師の有無に関わらず、勉強する子はするし、しない子はしないんです。
またこれは宮脇氏の著書にもよく出てくることですが、日本人は
「箱(ハード)を用意してあげれば、中身(ソフト)がついてくる」
という、幻想を持ちすぎだと思います。
子ども部屋を用意すれば子どもは勉強をし、リビングを用意すれば家族が団欒し、家事室を用意すれば苦手だった家事が得意になる、というような。

じゃあ、子ども部屋の持つデメリットはというと。
これが多いんですよね。

① 家が居心地よくなってしまう

なんだか僕がとんでもない人間みたいですが(笑)
特に思春期の子どもにとって、家があまり居心地が良いのはNGです。
もちろん居心地が悪すぎるというか、「居場所がない」って子どもが思っちゃうのもだめですけどね。
まずもっていうと、現在あるような不登校や引きこもりの大きな原因がこの「子ども部屋」であると、僕は見ています。
子どもがひとりっきりになれる部屋を持つことによって、家族との関係も希薄になっていく。
逆に自分の部屋がなければ、引きこもりなんてなれないですし。
思春期の子どもにとっては、自分の親がうるさくて、自分の家が窮屈なくらいがちょうど良いんですよ。
そうすれば若いエネルギーを外で発散しようと、部活とかいろんなところで力を発揮できるし。
高校卒業後も実家にパラサイトするなんてことがなくなります。
(補足ですが、僕は高校を卒業したら最低でも4年間くらいは県外にでも出て、一人暮らしをするべきだと思います。その後、就職をするタイミング、転職をするタイミング、結婚をするタイミング、などさまざまな折に実家に帰るという選択肢を持っていれば良いわけで。夫婦間の問題というのは、大部分は4年程度の一人暮らしの経験があればそもそも発生しないものだと思います)

②子どもが図に乗る
ますますとんでもない人間ですね。僕って(汗)
一人っ子政策をやっている中国ほどではないにせよ、日本も子どもの地位が高すぎて、無駄に甘やかされています。
自分のプライバシーがあって、自分専用のスペースがあるなんてのは、学生になってアルバイトをして、下宿でも借りて実現すれば良い話。
本来ならば自分専用のスペースを持つというのは大変なことなのに、それが無償で自動で与えられてしまう日本の不思議。
モデルハウスとか、どの家にも子ども部屋はある。
謎の前提。
(これも余談ですが、日本の子どもたちが変になってきている原因の一つに「無駄に一人前扱いされる」というのがあるらしいです。教員になったときの初任者研修でもその話が出ました。例えば昔は子どもが買い物を出来るのは駄菓子屋くらいで、店のおばちゃんが子どもを「子どもとして」相手していた。ところが今は駄菓子屋が無くなって、子どもはコンビニでもスーパーでも平気で買い物をするようになった。コンビニ・スーパーでは店員はどんな客に対してもマニュアル通りの敬語で対応する。店員が子どもを一人前の客として扱い、敬語を使う。一人前でないのに、お金を払えば一人前扱いされる。このひずみがいけないそうです。そう考えると子ども部屋を与えるのがいかに良くないことか分かります)

とまあ、挙げていけばきりが無いですが。
大まかなデメリットは以上です。

とはいうものの、我が家には子ども部屋(長女の部屋)があります。
自己矛盾していますね(汗)

それは一つには、2年半前ですけれども、結婚から引越し・転校という一連の過程を娘(当時小学校4年生)が非常に渋っていたこと。
渋っていたといえばお上品ですが(汗)
要するに、大反対していたのです。
そりゃそうですよね。
それまでの母親との二人暮しから、僕みたいな人間が家庭に入り込み、一緒にいるだけでも苦痛なのに、引越しや転校で自分の友達とも引き離され。
娘が反対するのも分かります。

その中で娘に「新しい家っていいかも」と思わせる材料として「新しいお家(といってもめちゃめちゃ古いけどさ!!)に行ったら、自分の部屋がもらえるよ」という条件を持ち出したのです。
それにはもう一つ理由があって、母一人子一人の家庭では、母子が必要以上にべったりし、人間関係がそこで完結してしまうことがあります。
家の娘もそうでした。
「自分が母親の人生の全てであることが当たり前」という感覚といいましょうか。
まあでも、これはどんな家庭の子どもでも、ある年齢までは当然の感覚ではありますが・・・。

ちょっと自己弁護ですが小学校4年生の娘に、引越しというタイミングを機に、徐々に親離れさせようと思ったのです。
一人で寝て、一人で起きて、自分の部屋を自分で管理する。
というような。
それに、我が家は6畳が2間に4畳半が1間の間取り。
うち6畳1間は独立しているというか、襖で他の部屋と繋がっていないため、使いにくいんですよね。

とはいっても、娘に無条件でいわゆる子ども部屋があるわけではありません。
まず、仕切りは襖ですから、昨日書いたように、閉まっているようで閉まっていません。
親が入るときにはノックもしませんし、声もかけません。
あくまで家全体が共用スペースである中の、娘が管理しているスペースのような感覚です。
あと、暖房も一切置いていません。
最初の僅かな期間は置いていたんだけど、娘が部屋に一人でいて、テレビ(これは娘の部屋のみにある)を長時間見るようになったので、取り上げました。
だから、特に冬場は娘は基本的に居間にいて、部屋にいるのは寝るときと、あと毛布を被りながら見たい番組のみ厳選して見ています。

さて、子ども部屋が不要であることと、我が家に娘の部屋がある言い訳を述べてきました。

じゃあ、僕の考える理想の形はというと。
子ども部屋は不要でありながら、やっぱり必要なんです(汗)
えっとですね、厳密に言えば不要なのは「子ども専用の個室」です。
だから、ある程度の広さの大部屋(畳に限る!!)を作って、そこを子どもたちに共同で使わせれば良いんです。
2人兄弟なら6~8畳、3人兄弟なら8~10畳といった具合に。
そんで、小さい頃なら区切る必要は無く、ある程度成長するにしたがって、緩やかに占有スペースっぽくしていったり。
よくある似たようなアイデアで、やはり将来はパーテーションで区切ることを前提とした、大き目の子ども部屋もありますが・・・。
大掛かりなパーテーションや、アコーディオンカーテンなんて要りません。
区切るなら屏風で十分です。
畳にぴったり合うでしょ(笑)

日本の歴史をさかのぼれば、平安貴族だって個室みたいなものを持たずに、大広間に屏風や御簾といったもので、緩やかに間仕切りされていたわけです。
必要があれば緩やかに区切り、不要になればすぐに取り外せる。
よくあるように、子どもが自立した後も子ども部屋だけが残り、親が持て余すことも無い。
これこそが日本人が本来持っていた知恵ではないでしょうか。

ちなみにこのアイデアを長女に言ったら(つまり次女と同じ部屋になる)、微妙な顔をしていました(笑)
そりゃ現在のような、個室が無くなってしまうのが不満でしょうけれども。

娘よ。
自分の欲しいものが自動的に与えられるほど、世の中は甘くないんだ。



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鍵をかけないという選択 - 2013.03.15 Fri

(今日の記事は嫁さんとよく相談し、公開することにしました)


僕は生まれてからこの方、家に鍵をかけたことがほとんどありません。
実家では僕が小さいときには、小さいダイヤル錠をかけていたかな。
一人暮らしのときは、ほぼかけず。
結婚してからはほんの数回、長期で留守にするときのみ・・・。

田舎だからか、必要ないと思ってしまうんですよ。
鍵をかけるのが面倒ではなくて、あえて鍵をかけない選択をしているというか。

昔、5年かもうちょっと前か、「鍵と日本人」みたいなテーマの文章を読んだことがあります。
そういうテーマの本だったか、あるいは本の中の一章だったか、記憶が定かではありませんが。

その中で語られていたのは、
「そもそも近代に至るまで、日本の庶民は鍵を持っていなかった。これは古代から鍵の文化が発達した諸外国とは大きく異なる」
「鍵をかけないことによって、日本人は家と外との区別を曖昧にし、共存の意識を大切にしていた。家の中はいつ他人が入ってきても良いように整えられ、家の周辺は家の中と同様に掃除された」
「西洋化によって日本人がそれまでに無かった鍵の文化を取り入れ、内と外とを区別したことによって、日本人が本来持っていた良さが失われた」
「それは言ってみれば、内がよければ外はどうでも良いという意識であったり、地域社会の崩壊であったりである」
という趣旨の文章です。

すみません。
本来ならば原典を引用すべきですが、見つからなかったもので・・・。
たしか、単なるエッセイとかではなく、歴史学者か民俗学者の書いた本だった気はするのですが。

とにかく僕はこの説に大いに共感したしだいであります。
もっとも、それよりずっと以前から鍵はかけてないんだけどね。
うちにも鍵はありますよ。
ただ、かけないだけ。
必要ないから。

これはですね、難しい問題です。
地域性だとか、人生観そのものの問題になっていきますから。
そして「鍵をかけない」という選択にはそれなりの勇気と覚悟が必要です。
極端な考えとは承知ですが、興味がありましたら読み進めてください。

鍵をかける必要性ですが、それは一番にはもちろん「防犯」のためですよね。
だから「うちは鍵をかけない」と言ってしまうと、
「お前ん家は田舎だから良いよな」とか言われてしまいそうですが。

防犯といって、まず思いつくのが「空き巣」ですよね。
うーん。
これはうちには盗まれて困るものは無いからいいや・・・。
程度の認識。

(そういえば母親もよく「うちに泥棒が入ったら、逆に貧乏を気の毒がって、お金を置いて言ってくれる」って言ってました。小学生の僕に対してww)

世間の皆様がどの程度、金品を自宅に置いているかは知りませんが、そんなにたくさん置いているんですかね??

って話をすると、きっと「お金が盗まれるんならまだしも、命を取られたらどうするの」みたいな話になっていくかとは思いますが・・・。

えーと。
殺人ですか。
何の恨みも無いのに殺人とか発生しちゃうんですかね・・・。
あとは、強盗殺人ですか。
時々は発生しているみたいですね。

あー。
もちろん知っていますよ。
テレビを見ない僕でも。
時々はそうやって、強盗殺人とか、強姦殺人とか、通り魔とか、そういった痛ましい事件が発生しているのは。

でも、そういった事件が怖いから、鍵をかけるというのもなあ・・・。

まずですね。
殺人事件の発生件数はどんどん減っています。
戦後間もない頃に比べると2分の1~3分の1程度に。
変化したのは報道の仕方です。
センセーショナルに報道しすぎるので、どんどん物騒になっているように感じるのです。
(その裏に鍵屋さんや警備会社がいるかどうかは知りませんが)

それに、どの家にも鍵がかかっていて、見ず知らずの人が尋ねてきても決して玄関を開けないという社会のほうが、僕にはよっぽど物騒というか、殺伐としているよう見えますけれどね。

殺人事件で死ぬ確率は1年間で0.00016パーセント。25万人に一人。
もちろんこの中には強盗殺人以外の無理心中だとか、虐待死とか、縁故殺人もたくさん含まれます。
一方、
自殺で死ぬ確率は1年間で0.023パーセント。大体4500人に一人。
交通事故で死ぬ確率は0.0077パーセント。1万3千人に一人。

このあたりの統計の取り方は、いろんなやり方があるので数字のずれはあるでしょうが。
(交通事故死者数でさえも警察と厚生労働省で基準が違う)
大まかなところでみると、自殺で死ぬ確率は交通事故の3倍、殺人の55倍ということになります。

さらに言えば、これは線引きが難しいですが、家庭内でも縁故でもなく、被害者に何の原因も無い殺人事件は、年間20~30件(0.00002パーセント、500万人に1人)だということです。

こんな僅かな確率でも、危ないものは危ない、防犯は絶対に必要って言われれば、そりゃそうですが・・・。
宝くじでも買ったほうがよさそうですね。

結局ですね、どこまでやるかという線引きと、デメリットとの兼ね合いだと思うんですよ。
どこまでやるかってのは、鍵をかけるだけでは不安で、警備会社と契約したり、防犯カメラをつけたり、護身用の武器を用意したり。
たいていの人は費用との兼ね合いで、鍵くらいで済ませているのでしょうが。

デメリットについては、難しいですね。
うまく説明できません。

ただ僕には、人々が防犯に気をつけるほどに、世の中が殺伐してくるように見えます。
たまに何かの用事で、面識の無い家の訪ねるときは、玄関チャイムを押して、インターホンでカメラ越しに観察されて、用件を伝えると玄関の鍵を開けられ、訝しげにこちらを見られる。
なんだかなー。
っていつも思います。

田舎なせいか、逆の家も多くて、チャイムを鳴らすと「どうぞ、(鍵は)開いてますよー」って声が聞こえていて、こちらから開ける。住人は笑顔で迎えてくれる。
なんて方も多くて、ほっとします。

やっぱりですね、内と外を必要以上に区別するのはよくないと思うんですよ。
地域の中で生かされているんだから。
家の前の道はみんなの道、地域の子どもはみんなの宝。
理想論かも知れないけれども、僕はこんな意識をこれからも失ってはいけないと思います。
そんな連帯意識を失ってしまう、きっかけの第一歩が「鍵をかける」ではないかなー、と思うわけです。

鍵をかけないと犯罪の被害にあうというデメリット。
でも確率はほんのわずか。
鍵をかけると失うものがある(気がする)というデメリット。

そして感覚的なものですが、ごくたまに鍵をかける瞬間、カチリという音と共に、自分の心にさえも冷たい鍵がかかる感触があります。
そして、暖かだった家は、冷たく閉ざされているように感じます。
本当に感覚的なものですが。
きっとこういったものっては、慣れていないからであって、すぐに慣れるんでしょうね。
ただ、この微妙な感覚に慣れることによって、自分の大切な何かが欠落していく気がするんです。

昔の日本はどうだったんでしょうかね?
僕は民俗学には詳しくないので、よく分かりませんが。

どこに住んでいようが、鍵をかけるか否かは、きちんと考えて選択していく。
そんな社会が素敵だと思います。
鍵をかけることだけが当たり前になってしまうのではなく。

というわけで、我が家はこれからも鍵無しで行きそうです。
古民家に引っ越した際はさらに、障子戸が玄関扉となって、ファジー極まりない状況になります(笑)

最後に、鍵をかけるかけないのみで全てが線引きできる問題ではなく、鍵をかける人みんなが「自分がよければ良い」と考えているわけではありません。
鍵をかけないけれども傍若無人であったり、鍵はかけても地域に貢献してらっしゃる方もたくさんいるはずです。
その上で、我々日本人にとっての「当たり前」が戦後の短期間に急激に変化している、そのことを危惧するしだいです。
そういった趣旨の文章とお捉えください。



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蔵の燃え残った1階部分の片づけが完了(2013年3月16日午前) - 2013.03.16 Sat

しばらく「住宅考・生活考」の記事ばかりだったので、読者離れしていますが(汗)
昨日、保証人さんと連絡が取れて、土間のゴミ処分が3週間ぶりに出来たようなので、今日から作業を本格的に再開できました。

今日は夕方から部活の送別会なので、それまでは作業できそうです。
まずは午前中は娘と2人で現場入りしました。

130316-094940_R.jpg
土間の右手前。
まだ幾分かゴミが残っていますが、保証人さんも6往復も運んでくれたそうです。

130316-094932_R.jpg
土間の右奥。
久々に土間っぽいですね。

130316-094924_R.jpg
土間の左手前の小上がり。
この板の間の部分は午後に養生しておきました。

130316-094916_R.jpg
土間の左手奥の小上がり。
テレビとか以外は片付いています。

さて、やっていきましょうか。
久々の作業に、腕が鳴ります(笑)

まずは現況をおさらいしておきましょう。
ちなみに前回やったのはおよそ2週間前、生徒達とやったときです。

雷で燃えた蔵の模式図
雷で燃えた蔵の右下の部分ですね。

130304-174902_R.jpg
入り口から右手前。
かなり片付いています。

130304-174911_R.jpg
入り口から右奥。
ここも成果がありましたね。

130304-174918_R.jpg
入り口から左奥。
この辺りが今回のメイン作業場となりそうです。

130304-174926_R.jpg
入り口から左手前。
ここも片付けないと。

さて、週末のたびに親父に駆り出されている、かわいそうな娘と一緒に作業開始です。

130316-105046_R.jpg
羽釜・・・。
全半会でもう少し大きなのを使ってるけど、一応取っておくか・・・。

130316-105318_R.jpg
大量に出てきた樽と桶。
こんなに深いやつは何に使うんだろう・・・。
水汲みとかかな。

130316-105417_R.jpg
土間に臼があったのでずっと探していた杵。
やっと見つかりました。
これで餅つきが出来そうです。

130316-105157_R.jpg
何かに再利用されていた板。
カブトビール?
かわいいデザインですね。
調べてみると、こちらで復刻しているようです。
ふーん。半田市。
実家の近くじゃん!!

130316-115656_R.jpg
全面障子張りの不思議な棚。

130316-113604_R.jpg
謎の道具。
家に帰ってから嫁さんに見せたら鋤簾(じょれん)ではないかということです。

130316-112023_R.jpg
熱帯魚の飼育グッズ。
以前に出てきた大量の鳥かごといい・・・。
この家は維持・管理もできないのに、とにかくいろんなことに手を出していたようです。

130316-114457_R.jpg
スキーのストック。
竹製です。

130316-113521_R.jpg
この家は農家でなく庄屋だから、基本的に農機具は出てこないんだけど。
珍しく出てきました。
コロコロして、畑を耕す奴です。
名前は知らない・・・。

130304-143053_R.jpg
それとですね、この画像の左奥に何か棚みたいなものが見えるんですが、片づけが進むにつれて全貌が明らかになりました。

130316-120927_R.jpg
巨大な長持です♪
こんなのを横倒しにして、棚にしていたんですね。
利口なんだか、もったいないんだか・・・。

130316-121920_R.jpg
でっかいカンジキ。
金属製ってのは初めて見ました。

130316-123333_R.jpg
ガラス製の尿瓶。

130316-120941_R.jpg
大量の茣蓙(ござ)と筵(むしろ)と菰(こも)。

130316-124523_R.jpg
何気なく出てきたひやむぎの箱。
開けてみると・・・。

130316-124503_R.jpg
蛇の抜け殻(滝汗)
こんなところにいらっしゃったのね・・・。
燃えてからは扉がスケルトンだったから、蛇が入ってきても仕方ないか・・・。
これから暖かくなると、蛇にも気をつけて生活せねばなりませんね。

130316-124634_R.jpg
新品のガスレンジ。
取っておくか・・・。

そんなこんなで9時半に作業を始めてから4時間。
13時半に作業終了。
こんなに長くやるつもりはなかったんだけど、もうちょっとで終わりそうだったからついつい延長しちゃいました。
でもその甲斐あって、午前中の作業領域は完了。
その成果を見てください。

130316-131411_R.jpg
入り口から右手前。
蔵から出てきた謎の建具類をまとめてあります。
再生の中で使い道があればいいし、そうでなければ解体して燃料にします。
先週発見した、作りかけの階段も置いておきました。
後は大量に出てきた箕(み)だとか。

130316-131416_R.jpg
入り口から右奥。
完全に片付いて、掃き清めた後に、桶・樽類を置いておきました。
全部で30~40くらいかな。
これも使えるものは使って、使えないものは燃料です。

130316-131420_R.jpg
入り口から正面。
大量の無垢の廃材を置きました。
基本的に燃料用です。
これに限らず無垢材で出来たゴミ類はなるべく捨てないようにしています。
貴重な燃料ですから。

130316-131424_R.jpg
入り口から左奥。
長持と筵。
長持の中も目一杯筵を詰めてあります。
何に使うかはまだ内緒で。

130316-131429_R.jpg
入り口から左手前。
この棚は完全に片付きました。

さて、蔵から不用品を撤去できました。
これは作業全体に大いなる進展です。
というのも、これで母屋の外に、雨風をしのげる倉庫を確保できたということ。
母屋再生の際に外さなければならない建具・畳・畳下地のうち、再利用可能なものを保管できます。

母屋にはゴミ類はほとんどなくなったので、本来ならそういった色んなものを外す作業をするところでしたが、保管場所がないばかりに停滞していたのです。
これで再利用可能なものを、安全に保管して置けます。
でもまだ、その前にやることが山積みなんだよな。

最後にこんなものを。
130316-125939_R.jpg
粗品ですか。
すごいネーミングですね。
そういえば、母屋から謎のハート型バケツが大量に見つかっていました。
やっと正体が分かりましたよ。

さて、午前中の作業終了。
ちょっと遅めの昼食をとって、午後からは一人で作業再開です。


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開かずの扉を蹴破る(2013年3月16日午後) - 2013.03.18 Mon

今日は娘の卒業式で、一日休みをいただいたのでこんな時間に更新です。
昨日は一日中の作業で、疲れきってしまって、ブログも書かずに9時に寝てしまいました。

さて、16日(土)は午前中は長女と1時半までかかって、蔵の燃え残った1階の片づけを完了しました。
午後は一人の作業です。
といっても、遅い昼食を食べて、再び現場に着いたのは3時近く。
5時半には近所で行われる部活の送別会のために移動しないといけないので、2時間ちょっとしか作業は出来ません。

じゃあ、どの作業をしようか。
翌日は丸一日作業できるので、おそらく蔵の燃えてしまった部分を片付けていくと思います。
そのための段取りをしようか。

って、目に付いたのが蔵周辺。
130316-152602_R.jpg

130316-152555_R.jpg
写真ではそれほどでもありませんが、実際には燃え残った丸太とかでかなりごちゃごちゃしています。
これを片付けておいた方が、翌日の作業はスムーズだよな。
ってわけで、チェーンソーで片付け。

130316-171537_R.jpg
こんな風になりました♪
でもこれってどうしよう・・・。
取っておけば薪ストーブに使えるのかな・・・?

それが終わったら今度は、蔵の扉にかかりましょう。
雷で燃えた蔵の模式図3
左下の領域を片付けていくので、バールでも開かない扉を蹴破るしかありません。
ただ、蹴破った後に野生動物が入り放題になっても困るので、右下部分の片づけが終わるまでは手を付けなかったわけです。

130316-162020_R.jpg
蔵の扉って三重になっているんですね。
一番内側の扉(写真に写っている木の扉)は蹴破らないと開かず。
一つ外側の扉は閉まらず。
でもよく考えると、一番外側の観音扉を閉めれば、扉を蹴破っても大丈夫そうです。
一番外の扉が閉まることを確認。

130316-162056_R.jpg
じゃあ、かかりましょうかね。
この扉は生徒達が開けたがっていたので、ちょっと気が引けますが。
生徒達よ、ごめん。
開けちゃうよ。

ゴーン、ゴーンと何度が蹴飛ばします。
開きました。




Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
130316-162350_R.jpg

破れた扉をどかします。
130316-162431_R.jpg
ドーン
( ̄□ ̄;)

なんとなく崩れているなって予感はしていたんですが、やっぱり2階床が落ちていたのね・・・。
これじゃあ片づけをしようにも、2階床が中途半端に落ちているため、危なくて入れません。

幸いにも入り口から入ってすぐ右側がタンス階段となっていました。
130316-163421_R.jpg
これを登ること自体はそれほど危険でもなさそうだったので、まずは2階に登って、全容を確認することにします。

130316-162819_R.jpg
2階(だったらしきところ・・・)。
よくわかんないでしょ?
僕も良く分からんかったです。

2階の雨ざらし部分で発見したもの。
130316-162652_R.jpg
意味不明な紙粘土細工。
図工の時間に作ったようです。

130316-162658_R.jpg
大量のお膳。
翌日明らかになりましたが、この家はお膳だけで200くらい、お椀で400くらいありました。
冠婚葬祭を自宅でやっていたとはいえ、わけが分からん。

2階床はほとんどありませんでしたが、タンス階段の頂上から、断面図でいうと右上のところ(午前中まで片付けていた、燃え残った2階部分)に行けました。

130316-162829_R.jpg

130316-162837_R.jpg

更に奥の部屋。
130316-162857_R.jpg

蔵の他の部分や母屋ほどではありませんが、そこそこに物は残っていますね。
といっても、このときはヘッドライトを持っていかなかったので、ごみについて目視できたわけではありません。
暗い中を手探りでフラッシュ撮影して、確認しました。

最後にもう一度、1階部分から撮影。
130316-163518_R.jpg
うーん。ひどい。

さて、どうしたものか。
どういう手順で片付けたらいいかな。
とりあえずどんな手順で片付けるにしても、ヘルメットが必要になります。
ヘルメット持ってないや・・・。
送別会が終わってからホームセンターに行って買ってこようかな。

あれこれ作業をしたり、考えたりしている間に時間になりました。
130316-171652_R.jpg
何年ぶりだかに外扉を閉めて、送別会へと向かうのでした。


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崩れかかった2階を壊す(2013年3月17日午前) - 2013.03.18 Mon

引き続き、本日2回目の投稿です。
今週は水曜日にも作業が出来そうなので、古くなってしまう前にさっさと記事を書いてアップしなければなりません。

前日に閉店直前のホームセンターに駆け込んで、なんとかヘルメットは買ってきたので、朝から作業が出来ます。
ヘルメットを被って、ゴーグルとマスクをつけて、完全防備です。

とりあえず前日と同じようにタンス階段を登って、全容確認。
130317-091111_R.jpg

130317-091108_R.jpg

130317-091116_R.jpg
いやー。
天気が良くて、清々しいですね。
気持ちがいいです。
すごい開放感ですね。
信じられますか?
これ、蔵の中なんですよ(汗)

見つかったもの。
130317-090645_R.jpg
大量の小箱。

130317-093035_R.jpg

130317-090826_R.jpg
カルタ?

いろいろと考えて思ったのは、梁を切って落とさないといけないということ。
燃えた蔵の断面図
断面図で言うとこんな感じになっています。
雨で腐朽した梁が中途半端に落ちているんですね。
図で言うと右側の部分だけ。
しかも下の瓦礫に引っかかって、完全には落ちていません。

130316-162431_R.jpg
昨日の記事の写真で見ても、やっぱり梁が引っかかっているのが確認できます。

だから下から片付けるのは自殺行為。
上から片付けようにも、落ちかけた梁の上には乗れない。
やっぱり梁を落とすしかないですね。
130317-094012_R.jpg
でも。
梁の上には2階の床がありますが、そこには家財道具や瓦礫と一緒に、大量の土が。
屋根に乗せてあった土ですが。
このまま梁を落としてしまうと、この大量の土も下の瓦礫と一緒になってしまうなー。

130317-094021_R.jpg
というわけで、下に箕を置いて、バールで土を落としていきます。
そんで、箕に溜まった土を外に捨ててきます。
ね、お利口でしょ。

って、そんなの甘い甘い(笑)
いくらやっても埒が明かず、挙句にバールが届かなくなってきたので作戦失敗。
やっぱり梁ごと落とすしかなさそうです。

130317-094832_R.jpg
うーむ。
梁の上に2階の床板か・・・。

130317-094918_R.jpg
手前の2階の床板を外して、梁をむき出しにします。
チェーンソーで切れないことはないな。
ただ、チェーンソーが挟まってしまうのと、梁が落ちた衝撃で蔵自体が崩壊するのが心配だけど・・・。

今までいろんな危険なことをしてきた人生でした。
ヒッチハイクで乗せてもらった車に自殺用の包丁が詰んであったり。
モンゴルの地吹雪の中でジープがスタックしたり。
暴風雨の北岳の山頂でライチョウを捕まえたり。

あはは。
キリがないや。

とにかく、またここで危険な賭けをせねば先に進めません。
多分大丈夫。
タンス階段の上の屋根は燃え残っているので、タンス階段はとりあえず安全地帯。
蔵自体が崩壊しない限り大丈夫。
後は、梁が落ちたときに自分の退路が塞がれてしまうかもしれない。
これも大丈夫かな。
万が一ふさがれても、チェーンソーとバールがあれば脱出は出来そうです。

というわけで、作戦決行。
130317-095042_R.jpg
んー。怖い。

そんな風におっかなびっくりでやっていたら、案の定、もう少しってところでチェーンソーが挟まりました(汗)
動きません。
まったく。
トーシロ丸出しのチェーン捌きのせいで、言わんこっちゃない!!

(ちなみに焦っていたので、チェーンソーが挟まったところは撮影し忘れました)

さて困った。
どうしよう。
こうなった以上は、もうちょっとで梁が落ちるので、下に降りるわけにはいきません。
すぐに落ちないとしても、危険です。
切断面にバールを入れてこじ開ければ、チェーンソーは抜けそうです。
でも、チェーンソーが落下して壊れてしまうかな・・・。
いろいろ考えた挙句に、考え付いた方法は、「チェーンソーの電源を抜いて、コードを梁に巻きつけ、バールでこじ開ける」でした。

130317-095827_R.jpg
成功☆

130317-095927_R.jpg
ついでに、バールでこじ開けた影響で、梁もここまで開いています。
130317-095931_R.jpg

下から見るとこんな感じ。
本当にちょっとのところで踏ん張ってますね。
後はこの残ったところを下から切ってきます。

130317-100050_R.jpg
ドーン!!

130317-100054_R.jpg
ドーン!!
見下ろした感じです。
こう言っちゃなんですが、わけが分かりません。

とりあえず成功☆
蔵は壊れていない。
退路も塞がれていない。
そしてなにより、自分が無傷です☆

いったん外に出て、確認します。
130317-100258_R.jpg
うーん。
接写で比べてみますか。

130316-162431_R.jpg
ビフォー。

130317-100308_R.jpg
アフター♪
よく分かりませんが、瓦礫がボリュームアップした感じですね♪
肝心の梁は、瓦礫に埋もれて見えなくなりました。

ここまでで作業開始から1時間。
10時ってところです。
午後からは家族で作業ですので、午前の残りの時間は僕一人で瓦礫を出していくことにします。


2時間、正午まで働いた成果がこちらです。
130317-115038_R.jpg
分かりにくい?
そんなこと言わないで(汗)
これでもたくさんの瓦礫を出したんですよ。

出した瓦礫は午後から片付けるので、とりあえずは野積みにして置きます。
130317-115055_R.jpg
蔵の正面。

130317-115048_R.jpg
蔵の正面右手は燃え残った木材。

130317-115105_R.jpg
母屋側には家財道具。
左の木箱にはぎっしりと4~500ほどのお椀が詰め込まれています。

午後からはまだまだ出していくわけですが、午前中はとりあえずこんなところで。

最後に変わったものを。
130317-103247_R.jpg
玉が多い昔のそろばんですが、なぜかこんな場所に安置。
なぜ?


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蔵の燃えた部分の片付け(2013年3月17日午後) - 2013.03.19 Tue

午前中の作業は正午に終えて、帰路に着きました。
帰る前に嫁さんに電話して「午後丸ごと作業するから、ご飯を食べたらすぐに出かけるつもりでいて」と伝えて。

そうなんです。
燃えてしまった部分については、その日の午後にほとんど片づけを終了させないといけないんです。
なぜかというと。

雷で燃えた蔵の模式図4
左半分は、午前中に2階床を落としたことによって、完全に瓦礫の山です。
吹き抜けといっていいんでしょうか?
さらに屋根についても、模式図ではそこそこ残っている感じですが、実際には8割くらいありません。
吹きさらしです。

なぜこの日の午後にやるかと言うと、雨が降る前にやっつけないといけないからなんですね。
この日は春にしては珍しく、数日間の晴れが続いた日。
土日共に快晴で、翌月曜日は雨というか、大荒れの予報でした。

だから、この日に作業をする分には大抵のものは乾いているからいいんですよ。
それでも大変ですけどね。
でも雨が降ると瓦礫がすべて濡れて、泥だらけになります。
きっとそうなると作業は更に大変で、ストレスフルなものになるでしょう。
なので多少無理をしてでも、乾いているうちに進めないといけなかったわけです。

家族4人で現場に到着したのは1時半くらい。
今までのような屋内作業ならば嫁さんか長女のどちらかは必ず車に残って、次女(5ヶ月くらい)の面倒を見ているんですが。
この日は屋外作業で車の様子もすぐに見れるので、基本は3人で、次女の様子を確認しながらの作業となりました。
次女も車の中ですやすやと眠っていてくれて、助かった☆

さて、それでは作業開始です。

130317-151927_R.jpg
僕が出していくゴミを片付ける長女。

基本的に僕は午前中と同じように、ヘルメットを被って蔵に入り、どんどんと瓦礫やゴミを出していきます。
それを長女と嫁さんで分別して、いつものように土間に運んでいきます。

1時間ちょっとたったところでトラブル発生。
ゴミ袋が足りなくなってきました。

ゴミ袋は前回、生徒達が片付けてくれたとき(2週間前)に90リットルを100枚程度買っておいたんだけど、早くも品切れです。
嫁さんに急遽ダイソーに行ってもう100枚買ってきてもらいました。
多分ですね、90リットルのゴミ袋は既に300枚は消費していると思います。
300袋代に突入か・・・。
ゴミ袋代だけで5000円ですorz

130317-151937_R.jpg
作業を始めて2時間後くらい、3時20分の様子。
うーん、まだまだ!!

130317-165710_R.jpg
ほとんどは瓦礫の中で傷みまくってるゴミなので、これまでのような掘り出し物は余りありません。
ちょっと面白かったのはこちら。
松下幸之助からの内祝い。
さすが、ナショナル。

130317-170735_R.jpg
5時ちょっと過ぎくらい。
この日は6時に作業終了予定だったので、瓦礫の搬出はここまでです。
残りの時間を使って外のゴミを仕分けて、土間に置いていきます。

えーと。
作業終了しても依然として蔵の中は瓦礫だらけですよね。
自分でも悲しいくらいに(涙)
自分への慰めも含めて、時系列で比べて見ましょう。

130316-162431_R.jpg
朝の9時くらい。作業開始時。梁を落とす前。

130317-100308_R.jpg
10時くらい。梁を落とした直後。

130317-115038_R.jpg
午前中の作業終了時。

130317-151937_R.jpg
午後3時半頃。

130317-170735_R.jpg
午後5時頃。

やばい、ちょっと自分で感動しちゃいました。
うちの家族ってすげえ!!
やれば出来るじゃん。
最後の写真でもまだまだ瓦礫だらけだけど、ちゃんと時系列で比べると成果が見えるものですね☆

ちなみに正面以外はというと。
130317-170748_R.jpg
入り口から左手に有った棚。
この棚にはこれまた数百という数の茶碗と湯飲みが入っていました。
今回の作業はとにかく陶器・磁器との戦い。
嵩張らないのにひたすら重く、ちょっとでも入れすぎるとゴミ袋が裂けます。
(ゴミ袋が安物のせいもあるけどね・・・)
だからこの棚がすべて片付いたのは大きな成果です。
片付いた後ですが、ちょっと片付け切れなかった本の類を入れておきました。
雨に濡れると厄介なので。

130317-170756_R.jpg
こちらは入り口から右手のタンス階段。
タンス階段の中も焼き物や金物の類がぎっしりと入っていました。

130317-174339_R.jpg
この日の作業では欲しいものはほとんど出てこなかったんだけど、唯一取り置きした五徳。
囲炉裏や火鉢の必需品ですね。

130317-175034_R.jpg
無垢材や燃え残りはこちらに集めました。

130317-175026_R.jpg
この辺りにも。
多少は雨に当たってしまうと思いますが、この際仕方ないです。

ともあれ、時間通りに作業終了。
ゴミはすべて土間に安置し、きれいさっぱりです。
蔵の瓦礫の中にまだ幾分がゴミが残っていますが、仕方ありません。
またいつか、晴れが続いた後にでもいじることにします。

130317-175854_R.jpg
最後に、片づけが終わってご機嫌の嫁さんと長女。
楽しそうですね☆

毎週末、へとへとになるまで働く古民家再生ですが、写真のとおり、我が家は元気一杯で楽しんでやっています。
家を一から作るようなことは時間的にも労力的にも僕達には出来ませんが、古民家再生なら程よく家族の力で出来ます。
家族みんなで、自分達の家のために働く。
お金を払うのではなく、自分達でできることはやる。
古民家再生というのはずいぶん粋狂なことだとは思います。
ただそれを家族でやることによって、我が家は今まで以上に団結できている気がしますし、そういったやりがいと実益のあるライフワークがとても嬉しいです。
なんてことは、もう少し再生計画の成功が見えてから言うことなんですけどね。
まだ再生どころか、ゴミと瓦礫の片付けしかしていませんから(笑)

この日は本当に働きすぎて、9時には爆睡。
翌日は筋肉痛です。

さて、明日は2週間ぶりに生徒達と作業です。


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シュークリームとキャラメルポップコーン - 2013.03.20 Wed

今日はUITTG BABYたちと作業をしてきたのですが、その内容はまた明日書くとして。
お菓子作りの話です。

作業から帰ってきたのは7時前で、お風呂に入って夕食を食べて8時。
それからいろいろあって、9時くらいからお菓子作りをしています(現在進行形)。

作っているのはシュークリーム20個と、たくさんのキャラメルポップコーン。
というのも、明後日が終業式で、明日はその前日ということでクラスの生徒を登校させます。
1年間使った教室のペンキ塗りとワックスがけのために。
そして、それが終わったら、1年生を無事に終えるということで、1年間の総括とちょっとした祝賀会をやろうと思っています。
みんないろんな想いを抱えながら、何とか1年間頑張りました。
ぱちぱちぱち。
みたいな感じで。
バレンタインデーのお返しもまだだしね(汗)

そんなわけで、3時間以上かけて、まだ作っています。
130320-231606_R.jpg
シュークリーム。
いつものことだけど、かなりでかいです(汗)
中身はバニラたっぷりカスタードとホイップをブレンドした、特製のクリームが入っています。

130320-221949_R.jpg
キャラメルポップコーン。
これで全体の半分です。
クラスみんなで食べるとちょうどいいくらいかな・・・。
ハチミツをたっぷり入れて、甘い香りに仕上げました。

当日はこのほかに飲み物として、アールグレイティーと杏仁茶を作ります。

なーんて。
久々に古民家に関係ない記事でした。

明日も頑張ろう☆


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駐車場の整地(前半)(2013年3月20日午前) - 2013.03.22 Fri

(この記事は一度間違って削除しちゃいました。何とか復活できましたが・・・。2名の方からいただいたコメントは復活できませんでした。お詫び申し上げます。)

そういえば、今日。
仕事の用事で外出して、そのまま6時ちょっと前に直帰して、まだ微妙に明るい時間でした。
なので、車2台のタイヤ交換をすることに。
古民家再生で忙しいから、こういった生活の隙間を活用するしかありません。

で、いつものように長女を駆り出して、二人でタイヤ交換。
ジャッキアップとか着脱はもちろん僕がやるけど、タイヤを運んだりというサポートは長女にやって貰います。

やっていると驚いたことに、長女はタイヤ二つをいっぺんに運んでしました。
前までは一つずつがやっとで、しかも持てないから、転がして運んでいたのに。
そのことを長女に言うと、
「そりゃ、これくらい持てるよ。古民家再生で鍛えられてるから
との返事。
ちなみに14インチのタイヤです。

うーん、頼もしい!!
古民家再生を通じて、一家で団結して、心も体も丈夫になってくれ。
なんて思った本日の夕方でした。

さあ、では本題に行きましょう。
昨日、3月20日の話です。
ブログでやり取りがあったとおり、UITTG BABYとN君の2名が手伝いに来てくれました。
前夜に電話してみて、どこの作業をするのか聞いてみると、「駐車場の整地をしたい」とのことでした。
ふむふむ。

当日、朝の9時に集合。
N君はちょっと遅れてくることになったけど。
家からありったけの農機具みたいなのを持っていって、UITTG BABYに見てもらいます。
「ジョレンが欲しいな」
みたいな返事。

ジョレンって、ネットで調べても用途ごとにいろんな形があって、「これがジョレン!!」って物が良く分かりません。
だから彼の求めるジョレンというものも、いまいち分からない。
鍬じゃ駄目なんかやあ?
くらいの感想。

じゃあ、ホームセンターまで行ってジョレンを買いましょう。
って、出かけたのが開店直後の綿半。
ジョレンはまず2000円くらいでありましたが、UITTG BABYのお目には適わず。
「楔が無いなあ。抜けそうだなあ。柄が邪魔だなあ。歯がしょぼいなあ」
みたいなことをぶつぶつ言っています。
まあ、彼にしてはいつものことなんですけどね(笑)

もう一つランクが上のジョレンは7000円超えで、手打ちで、とてもホームセンターにあるとは思えない奴。
うーむ。
いくら必要とはいえ、ちょっと買えないかな・・・。
UITTG BABYの言うには「他所にはもっとお値打ちなのがあるはず」とのことだったので、とりあえずは剣先スコップ(980円)を買って、店を出る。

その後、カインズホームに行くも、売り切れ。
続いていったコメリでは、3480円で売っていました。
これまた立派な奴が。
近所には他にホームセンターはないので、これで手を打つしかなさそうです。
3480円か・・・。

古民家に戻るとN君が来ていたので、3人で作業開始です。
古民家の敷地3

この平面図での左手、生垣と荒地となっているところに駐車場を作っていきます。
ちなみに地図上では、土地利用は畑ですね・・・。

130320-102127_R.jpg
生垣と荒地。
生垣は特に意味が無く、邪魔なだけです。

130320-102134_R.jpg
生垣の向こうの荒地。
畑も数年放置すると、こうなっちゃうんですね。

130320-105541_R.jpg

130320-105524_R.jpg
まずは生垣の余分な枝や幹をチェーンソーで切っていきます。
後で抜きやすいように、太い幹を一本だけ残して。

130320-104714_R.jpg
なんじゃこりゃ?
荒地の中から朽ち果てたソファーが出てきました。
不用品を畑に放置するなって・・・。

130320-110953_R.jpg
そしたら今度は、残された根っこの周りを掘っていきます。

130320-113021_R.jpg
うーん。大変だ。

130320-112655_R.jpg
ここまで掘っても、まだまだ抜けません。

130320-112900_R.jpg
掘れるだけ掘って、根っこも切れるものは切って、最後は3人で引っ張ったり押したり。
上に残した幹を力点に、てこの原理でぐりぐりと抜いていきます。
やっと一本抜けたので、記念撮影。
ちなみにこいつは、この日に抜いた中では3番目に強敵でした。

130320-114644_R.jpg
2本目。
こいつは2番目の強敵。


130320-115037_R.jpg
3本抜いたところ。
この時点でお昼近いです。

ふう。
あと5本くらいあるから、全部抜いたらお昼にしようか、と思っていたらトラブル発生。

130320-115202_R.jpg
剣先スコップが折れちゃいました(涙)
あーあ。
安物とはいえ、使って1時間ちょっとでゴミになっちゃったよ。
とか思っていたら、UITTG BABYが、
「いや、ひどすぎでしょう。返品しましょう
という爆弾発言。
こいつ、なかなか図太いな・・・。

「じゃあ君が交渉してくれるのね」
と聞くと、
いや、それは先生がやって下さい
はあ。
コノウチベンケイメ!!

スコップが折れたので作業は中断。
お昼ごはんを兼ねて、折れたスコップを返品するために、ダメモトでホームセンターに向かうのでした。



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駐車場の整地(後半)(2013年3月20日午後) - 2013.03.22 Fri

昨日の記事の続きです。

折れたスコップの代わりになるものはないかと古民家の敷地内を散策することにしました。
だってこれだけ広くて、物もたくさんあるんだから、スコップくらいあってもいいでしょう。
といって、崩れたほうの蔵を見るも駄目。
うーん、と思って覗いたのが3坪くらいの物置。
そういえばここはまだ開けたことがなかったよな。
物件を見つけて半年、購入して3ヶ月経つのに、まだまだ開けてもないところが結構あるものです。

開けてみると・・・。
130320-115838_R.jpg
ふーむ。
よく分からない(汗)

130320-115844_R.jpg
奥にも区切られた部屋が。
ちなみのこの物置ではヤギを買っていたと聞いてはいますが・・・。

130320-115902_R.jpg
木製のトイレでした(汗)
とっくの昔に埋められてはいますが。
母屋にあるトイレは明らかに後から増築された部分だったので、かなり昔はここがトイレだったようです。
木製ってすごいな・・・。

結局スコップがなかったので諦めて、綿半に行くことにしました。
綿半のレジでスコップを差し出し、
「朝に買ったばかりで、もう折れちゃったんですが・・・」
と、申し訳なさそうに差し出すと、レジのおばちゃんは
「あらまあ。最近こういうこと多いんですよ。ひどいですよね!!」
と、全面的にこちらの肩を持ってくれました。
おばちゃん、ありがとう。
というわけで、スムーズに返金。
代わりに、3180円もする、綿半の中では最高級の剣先スコップを買いました。
今度のは根切り用で、刃先が付いています。

あーあ。
ジョレンに続いてスコップも高いよ・・・。
とか腹の中では思いつつ、生徒の手前、「やっぱり長く使える方がいいよね」なんて言って、気前よく買いましたとも。
だって、生徒が無償で手伝ってくれているのに、教員が道具代をケチるってのはかっこ悪いじゃないですか。
無償で働いて貰う分、いい道具をそろえて、なるべく気持ちよく作業をして貰いたいものです。

そのまま「すき家」に行って昼食。
午後から作業再開です。

$R27FAUS.jpg
午前中はここまで進みました。
生徒二人は抜根作業の続きを、僕は荒地に散らばっているゴミの片づけをしていきます。

なんかですね、ゴミだらけなんですよ。
空き缶とか空き瓶とか。
しかもこんな感じ。
$R7XPL5J.jpg

$RR0WLJE.jpg
画像では伝わりにくいかと思いますが、ゴミが燃やされています
いや、普通じゃないかということなんですがね・・・。
でも内容がさっき言ったようなビンや缶やペットボトル。
明らかに燃えないもの。
そんなものまで含めて、まとめて灯油でもかけて、無理やり燃やしたような感じなんですよね。

実はですね、この家の前の家主の奥さんは、3年位前に庭でゴミを燃やしていて、服に燃え移って大やけどを負い、そのまま帰ってきていません。
そんなことを聞きました。
そしたらですね。
燃え跡から、燃え残ったような衣服が出てきたんですよ。
まさしく焚き火から燃え移っちゃったような・・・。

あーあ。
嫌なものを見ちゃったな・・・。
みたいな心境で、黙々と片付けていきました。

そんなことをしていると、抜根作業をしている生徒からヘルプがかかりました。

$RQIE70Q.jpg
出ました。
本日の大ボスです。
掘っても掘ってもびくともしません。
仕方なく小回りの利く移植小手で地道に掘り、根をむき出しにし、チェーンソーで根切りをしていきます。
刃が土に触れてしまう危険があるので、本当はチェーンソーでの根切りは良くないんだけど・・・。

で、1時間くらい苦戦して掘り起こしたのがこちら。
130320-142124_R.jpg
やっとのことで大ボス退治です。

2時を過ぎていたので、ここでちょっと休憩。
そしたら休憩後から雨が降ってきました。
130320-142242_R.jpg

130320-142318_R.jpg
みんなタフなので、雨のことには一言も触れず、整地作業を続けてゆきます。

130320-152216_R.jpg
楽しく、談笑しながら。

130320-163640_R.jpg
着実にきれいになっていきます。

130320-164500_R.jpg

130320-164737_R.jpg
5時ちょっと前、整地はひとまず終了。
本当はもうちょっとやりたかったんだけど、雨も止まないし、地面がぬかるんで整地できなくなってきたので終了。

比べてみますか。
130320-102127_R.jpg
ビフォー♪

130320-164737_R.jpg
アフター♪
かなりの成果が見えますね。
開拓してみてびっくりしたんですが、この土地だけで30坪以上あります。
駐車場だと詰めなくても6台くらいは停められます。
「ここだけで家建てれるじゃん」
と、生徒もびっくり。

5時で、まだ明るかったですが、雨も降っていたので母屋に入って休憩します。
130320-171222_R.jpg
いやあ、いつ見てもこの土間の雰囲気はいいですね。
お茶を飲みながらお菓子を食べ、談笑します。
話してみて分かったのは、この二人は重機マニア。
この家の開拓や開墾に関して、重機の名前を並べながら相談しています。
僕はついていけない(汗)

そのまま雨が止むまで休憩して帰ろうと思ったら、若くてエネルギーが余っている二人。
蔵から発掘された農機具で遊び始めました。
130320-172720_R.jpg

130320-173016_R.jpg
※雨がザーザー降っている中です
通称「カタカタ」で20分くらい遊ぶ二人。
あはは。
面白いね。

「カタカタ」遊びが終わって、どこかに行ったと思ったら今度は敷地すぐ横の用水路にいました。
130320-175104_R.jpg
蔵から発掘されたジョレンで石をすくう。
そんな石どうするの?
って思っていたら、
130320-175111_R.jpg
家の目の前にある段差を塞いでくれていました。
さすが土木マニア!!

整地はできたけど、どうやって駐車場にしようか・・・。
手順としては転圧して、砕石を敷いて、もう一度転圧すると、ちゃんとした駐車場になるらしいです。
問題は転圧をどうするか・・・。
転圧機を借りてくるか。
ローラーを借りてくるか。
あるいはたこ突きを自作して、地道に固めるか。
どうにか考えなければなりません。

雨も止みそうにないし、暗くなってきたので、とりあえずこの日はお開きにしたのでした。


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下屋物置の片付け(2013年3月23日午前) - 2013.03.23 Sat

今日は一日作業できるので、午前中は一人で行ってきました。

一人だと出来ることも限られるんだよなー。
とか思いつつ現場に到着すると、土間のゴミはすべて片付けてありました。
130323-093216_R.jpg
やった☆
これで今日の作業ははかどる♪

じゃあ一人で出来そうなところ、ってことで目をつけたのがこちら。
平面図7(現状・番号付き)
実は土間の横に3つ、下屋の物置があるわけですが、その中の「い」の物置を片付けることにしました。
他の物置と違って、「い」は内側、つまりは土間側からしか開けられません。
なので、普段のように土間がゴミだらけだと開けられないんですね。
土間が片付いているうちにやってしまいます。

130323-093454_R.jpg
「い」の物置の入り口。
ゴミだらけのときが多かったので、あまりここが扉だって意識したことはなかったなあ。

初めてですが、開けることにします。
130323-093517_R.jpg
うーむ。
ここもひどいな・・・。
片付けてしまえ!!

130323-103337_R.jpg

130323-103326_R.jpg
わずか1畳のスペースでしたが、片付けるのに1時間半くらいかかりました・・・。
半分屋外のため、埃が多くて大変です。

130323-103207_R.jpg
片付けてみると物置の床は、意外なことにコンクリートでした。
しかも明らかに素人が打った、ど下手なコンクリート(汗)
写真で言うと右上のところに排水溝みたいなのがあったので、もしかしたら洗濯機とか置いてあったかもしれません。
この家って、洗濯機があちこちに在ったのね・・・。

物置が片付いたのが11時くらいだったので、まだ時間はあります。
そんじゃあ、午後からは雷で燃えた蔵の2階をやるから、その段取りをやっておくか。
そんなわけで1週間ぶりに、2階に登りました。
今回は投光機を持っていったので、ちゃんと見ることが出来ます。

130323-110708_R.jpg
??
葬式か何かで使うような・・・。

130323-110717_R.jpg

130323-110727_R.jpg

130323-110749_R.jpg

130323-111203_R.jpg
母屋や、今まで片付けてきた蔵みたいに、ゴミが山積みにされている雰囲気ではありませんが、それでも物は多そうですね。
1日で片付くのでしょうか・・・。

130323-110924_R.jpg
ねずみの糞・・・。

雷で燃えた蔵の模式図5
よく見ると2階は1階よりももう一つ部屋が区切られていました(青色の部分)。
今日は赤で囲った領域、燃え残った2階部分を片付けていきます。

ただここで、今までの片づけとは違う問題があります。
蔵の断面図
下手な断面図で書くとこういう感じなんですが。
本来ならばタンス階段を登ると2階ですが、2階は既に落としてしまってあるんですね。
だから、タンス階段から隣の部屋の入り口までは床がなく、梁とかで体重を支えながら、「よいしょ」と渡るしかありません。
普通に移動する分には不便なだけでいいんですが、これじゃあゴミを持ったまま昇り降りは出来ません。
どうしようか・・・。

130323-111350_R.jpg
もうね、単純です。
2階からゴミを放り投げます。
である程度1階に溜まったら、それを外に出していきます。
野蛮ですが、仕方ないですね(笑)

そうするともう一つ問題が。
風雨の影響か、ダンボールが劣化して、着地の衝撃で高確率で壊れます。
中身が散乱します。
うむ。
午前中はこれでおしまい。
ホームセンターに寄って、ガムテープを買って帰ろう。


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蔵の燃え残った2階部分の片づけが完了(2013年3月23日午後) - 2013.03.24 Sun

ダンボール補強用のガムテープを買って、昼食を食べ、午後からは家族で片付け再開です。

僕が蔵の2階部分に入って、ゴミを放り投げるのを、嫁さんと長女が片付けていきます。
130323-145126_R.jpg
2階から下を見るとこんな感じ。
左の方に、僕が前の週に切断した梁が見えますね。

いくつか面白いものが出ました。
まずは籐編みの椅子。
別に面白くもないはずなんですが、蔵の前に置いて座ってみると、なんだか笑えてきました。
ついでなので家族でバカっぽい写真を撮ります。

130323-140309_R.jpg
額縁と、ガットの無いラケットを添えて。
二人とも明後日の方向を向いていますが、何か「新しい光」でも見えたんでしょうか・・・。

130323-140424_R.jpg
嫁さんが持っているのはタイ製の象の置物です。

130323-141142_R.jpg
サインも何も無い油絵。
捨ててしまおうかとも思ったんだけど、よく見ると「入母屋の茅葺き屋敷が湖畔に建っている」感じ。
悪くないな。
タッチもなかなかいいです。
ちょっと汚れているけど、取っておくか・・・。
茅葺屋根の油絵っていいですね。

130323-140605_R.jpg
塩ラーメンかと思いきや、「塩ラーメン味のポテトチップス」でした。
およそ20年前の商品ですか・・・。

130323-143759_R.jpg
ちょっと困ったのがこちらの机。
一見事務机っぽいですが、実際には学習机です。
おまけにすごく重い。
無理やり落として、片付けました。

130323-141709_R.jpg
一部個人名を消してありますが、不思議な形の長持です。
何を入れるんですかね?
2つ出てきました。

130323-150029_R.jpg
これは何かのテーブルゲーム?
足つきでした。
算盤の「玉」みたいなのが、はまっています。
しかも手作りのような・・・。
どんなゲームかご存知の方はいますか??

130323-161209_R.jpg
唐箕の部品??
本体はありませんでしたが・・・。

130323-171211_R.jpg
これも不思議。
木箱の蓋が座卓になっています。
もともと座卓風の蓋だったのか。
それとも、蓋がなくてたまたま座卓がぴったりはまっただけなのか・・・。

130323-175127_R.jpg

130323-175216_R.jpg
6時ちょっと前、5時間近く続いた片づけが終わりました。
途中は15分くらいの休憩を挟んだだけで、みんな良く働きました。
蔵の2階部分は、使えそうな棚を一つだけ残し、後は何も無い状態になりました。
やったね☆
蔵が再生できたら、いろいろと使えそうです。

130323-175224_R.jpg
ゴミをどかして見つかった穴。
ふーむ。
こっち側ももうちょっとで燃えちゃうところだったんだな。

最後に、今回片付けたゴミをお見せします。
130323-180545_R.jpg
玄関右手。
中に入りきらない粗大ゴミ。

130323-180552_R.jpg
玄関左手。
こんなソファーも蔵にありましたよ。

130323-180608_R.jpg
土間右手。
可燃ごみです。

130323-180618_R.jpg
土間左手前。
不燃ごみ。
蔵の2階は衣類と紙や本の類がほとんどだったので、不燃ごみはこれだけです。

130323-180627_R.jpg
家電など。
これも少なかったですね。
いくつかスピーカーが出てきたくらい。

さて、ゴミとかの紹介はこれでおしまいですが、他にも面白いものが出てきました。
まさしくこの家の歴史をちょっと知れるものです。
それはまた明日、ご紹介します。


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ご先祖様の痕跡(2013年3月24日午後) - 2013.03.25 Mon

ご先祖様といっても自分のではなく、この家のですけどね(笑)

訳あって、あまり自分のご先祖には興味が持てないので、実質的にこの家のご先祖様の方に親しみを持つわけですが。

3月24日に片付けた蔵の2階にはたくさんの書類や本がありましたが、大体は昭和初期のものでした。
今まで片付けてきた母屋は明治期や昭和後期のものがメインでした。
これだけ家が広くて、あちこちに物(ゴミ)が散在していると、ある程度の年代ごとにまとめて置かれているものですね。
それこそまるで「地層」の様であります。

さて。
今までこの家のご先祖様について知っていたこと。

・江戸時代は庄屋さんだった(農家ではない)。
・明治期からは県会議員や衆議院議員をやっていた。
・浜口雄幸の総理大臣秘書官をやっていた。
・前の家主が子どものときはこの家は空き家で、家族ともども東京で暮らしていた(秘書あるいは衆議院議員の仕事のため?)。
・前の家主は成人した頃に、この古民家(当時で築100年くらい?)に住み始めた。ちなみにこの頃には、裏手の蔵は崩れていたらしい。
・前の家主の父親(秘書官で議員?)が亡くなった際に、遺産を兄弟で相続したが、前の家主は金品ではなくこの家をあえて選んだ。当時はこの古民家も朽ちているわけではなかったが、それでもこんな田舎の家を継ぐのは奇特なことだったらしい。ニュアンス的には相続できるはずのお金を犠牲にして、この家を選んだということだが、相続後の裕福な暮らしを見ても、ある程度のお金も相続していたものを思われる。
・前の家主は地元で電気店を経営していた。

この後の出来事については、随分とプライベートな問題になってしまうので、伏せておきます。
ただ言えることは、この家は前の家主の代を最後に、没落しました。
決定的に。
もう少しで更地にされて、分譲される運命だったこの家を買い取ったのが、僕でした。

ざっとこんな感じです。
はっきりしなかったり、前後関係が分からなかったり、信憑性が無かったりといった部分もありましたが。

ただ、それらの部分については、ゴミの片づけをする中で補完されてきました。

まずですね、先々代です。
130310-160853_R.jpg
先々代は「由丸」というようです。(苗字は伏せておきます)
この人の代で、明治初期~中期に県会議員をやっていたと思われます。
根拠はありませんが、年代的に考えて。

130217-174827_R.jpg
その息子、先代は「由美」といいます。
以前にも載せたこの書類を見る限り、明治38年に東京の慶應義塾大学部に行っています。

遊学ってことは、下宿をしていたわけですから、父の由丸は長野県で議員をやっていたと考えるのが妥当でしょうかな。
で、息子の由美を遊学に出したと。

その後、由美の足跡は明らかでは在りませんが、
130217-174530_R.jpg
昭和4年7月5日に浜口雄幸の秘書官に任命されています。

えーと、東京に遊学に出たのが18歳とすると、秘書官になったのが42歳。
どういった経緯で秘書官になったのかは分かりませんが、年齢的には働き盛りの頃ですね。

ところが、順調に行っていた由美に、転機が訪れます。
総理大臣になってわずか1年3ヵ月後に、浜口雄幸が凶弾に倒れたのです。

ただ、この衆議院議員と秘書官の関係は良く分かりません。
兼務できたのか。
あるいは議員の中から秘書官が任命されるのか。
本人の名前で調べてみると、大正13年の第15回衆議院議員選挙から、昭和7年の第18回衆議院議員選挙までの4期は議員をやっていたようです。
この辺りのことは良く分かりませんな。
第19回衆議院議員選挙以降はどうなったのか?
落選してしまったのか??
手がかりがありません。

ただですね。
日本史的な感じになってきますが。
昭和7年2月20日にあった第18回衆議院議員選挙ですが、
そのわずか11日前(2月9日)に前蔵相の井上準之助が血盟団事件で殺されています。
さらに直後の3月1日には関東軍の独断で満州事変が勃発します。
3月5日には同じく血盟団事件で、三井合名理事長の團琢磨が殺されています。
更に5月15日には五・一五事件で、総理大臣の犬養毅が殺されます。

政党政治が始まって、やっと普通選挙が始まったばかりなのに、早くも民主主義に限界が来ていたんですよ。
言論や民意や多数決ではなく、戦争や軍隊といった狂気が暴走する時代でした。
戦争の意味や解釈はありますよ。
ただ、その中では民主主義は徹底的に潰されたのは確かです。

昭和11年に行われた第19回衆議院議員選挙では由美の名前は出てきません。
議員という仕事に身の危険を感じたのか。
民主主義の限界を感じて、引退したのか。
体調でも崩したのか。
あるいは単に落選しただけなのか。
その経緯は分かりませんが。

130323-175535_R.jpg
議員の名刺が出てきました。

130323-165718_R.jpg
ビスマルク公講話。
「ビスマーク」っていう表記がまたいいですね。

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『平民宰相 浜口雄幸』という本。
普通に「平民宰相」といえば原敬というイメージが強いですが、浜口雄幸も当時はそんな扱いだったんですね。
この本を読めば由美のことも出てくるかもしれません。

130323-163248_R.jpg
ちなみに値段はというと1円50銭。

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ゴミの山から嫁さんが見つけてくれた新聞記事。
浜口雄幸が撃たれた時の物です。
そりゃ秘書として、とっておいたんでしょうね・・・。
内容については、またじっくり読んでみたいです。

そういえは3月24日はもう一つの収穫が。
130323-180039_R.jpg
ずっと保証人さんが保管していた浜口雄幸の胸像が戻ってきました。
まさにそんな日にいろいろな歴史を物語る資料が発掘されたりして。
偶然というのは面白いものですね。


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そういえば間接照明(2011年9月) - 2013.03.26 Tue

明日で最後ですが、4日連続で岡谷まで大会引率に行っています。
朝、自宅を出るのが6時半で。
かなり寝不足(汗)

今日もいろいろとあってこんな時間になって、ブログで書きたい事はたくさんあるけれども、書く元気は無く。
なので今日はチョイネタです。

およそ1年半前、2011年9月の頃でした。
まだそこまで本格的に「家を買おう!!」などとは思ってもいなかったあの頃。
なぜか住宅関係の本を読んでいて、そこで「間接照明」というものが取り上げられていました。

曰く。
日本では部屋の真ん中にメイン照明を置く「直接照明」がメインなのに対して、外国では間接照明が主流となっている。

曰く。
直接照明は大きな照明が真上に来るので、動物的には日光が登っている状態。
交感神経が働いて、神経が興奮する。
一方、横方向から弱い明かりで照らす間接照明は夕方や、月明かりに近い。
副交感神経が働いて、リラックスできる。
よって、居間や寝室には間接照明の方がいい。

曰く。
白人は目の色素が薄く、たくさんの光を感知できるので、間接照明のような弱い光でも十分に暮らしていける。
白人がサングラスをかけているのもこのため。

曰く。
日本も昔は提灯や行灯というような間接照明を使用していた。
しかし、戦後の復興の中で、「明るい=文化的」というような憧れが広まり、家庭はどこもかしこも直接照明ばかりになってしまった。
いくら家作りに凝っても、それを演出する明かりを操れないのは、文化レベルとして大きな欠損である。

大まかには以上のような内容でした。
僕も照明にはほとんど興味なかったんですけどね。
ただ、リラックス云々というのは、心が動きますね。
僕は、年中リラックスして、のほほんと生きていたいタイプですから。
あと、文化的という言葉にもちょっと弱いです。

で、気になったのが、我が家の照明。
どの部屋も直接照明・・・。
文化的じゃないなー。

本を読んだ翌日にはホームセンターに行って、材料を買いそろえてきました。
で、作ったのがこちら。

120902-111246_R.jpg

120902-111227_R.jpg

電球色のスパイラル管を買ってきて、部屋の四隅と真ん中に合計5つ設置し、周囲を1ミリ厚のバルサで覆っています。
光は基本的にバルサの上下から漏れ、更にバルサを透過する光はオレンジ色に染まっていて、とても美しいです。

120902-111215_R.jpg
アップだとこんな感じ。
柔らかな光でいい感じですね。

こだわったのは、5箇所の明かりをいちいち点けたり消したりするのは面倒なので、一括スイッチにすること。
材料費は5つで1万円弱でした。
うーん。
この価格はちょっと微妙で、バルサの選択を間違えました。
安い杉の経木にしておけばよかった・・・。

今でこそ古民家再生一色ですが、その前だって間接照明を作ったり、レザークラフトをしたり、楽しい人生です。

さて、このときに作った間接照明は僕のパソコン部屋用で、もちろん今も現役で使っています。
嫁さんと晩酌するときなどに、この間接照明だけをつけると、ロマンチックで、とてもリラックスできます。

古民家でもなるべく照明機器は自分で作りたいな。
各部屋にあわせて、手作りしていこう。

そのためも含めて、今年は電気工事士2種の資格を取ります!!



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「あゆみ大工」さん登場 - 2013.03.27 Wed

さて、この1ヶ月間、ちょっと進めていたことがありました。
それは再生計画の中心となる大工さんの選定です。

物件が見つかるずっと以前から、高校の同級生で、全半会の副隊長である「侍」が関わってくれることを前提で話を進めてきました。
侍は地元愛知県の工務店2代目で、13年間に渡って一緒に全半会をやってきた仲間です。

5年位前には「いつかは古民家再生を」ということで話はしてあって、手伝ってくれる(というか、メインでやってくれる)ことになっていました。
9月に今の物件が見つかると、これまでに3回も見に来てくれて、平面図まで作ってくれました。

ただですね、心配な要素もありまして・・・。
まずは侍自身は5年間の大工の修行も終えていますが、実家の工務店では経営者の2代目という立場。
うちの古民家再生に長時間付きっきりにはなれません。
基本的には侍のところの職人さんにこちらで、住み込みで働いて貰うことになります。
だから宿泊場所や食事の確保はもちろん必要です。
それに僕としては職人さんたちとは一切の面識が無いため、どんな人が、どんな施工をしてくれるのかは見当が付きません。

もちろん信頼する侍のやってくれることですから、大丈夫かとは思いますが、なにせ現場が命ですからね・・・。
新築でさえも現場管理が必要な中で、古民家再生はまさにアドリブの連続。
どこまでこちらの意図が現場に伝わって、それがどうやって管理されるのか。
そういった点は不安ではありました。

そんな中、「木の家ネット」というところに所属している「あゆみ大工」さんと繋がれたのでした。
「あゆみ大工」さんは中川村ですので、現場までも1時間弱で来れます。
こちらの希望もダイレクトに伝えられます。
文化財改修の経験もあるので、古民家のような伝統工法の建物にも詳しいです。
そしてこれも大きいですが、「茅を残して板金を被せる」ことに非常に前向きに考えてくれています。
(いや、普通は嫌がるんですよ。これは)

「あゆみ大工」さんと繋がれたのはおよそ一ヶ月前。
でも、ずっと侍に頼むつもりで話を進めてきたので、ここで乗り換えるのはいかがなものかと、一ヶ月間迷いました。
その間に、「あゆみ大工」さんにも、この仕事を引き受けてもらえるか、考えていただきました。

『やるかやらないか』なんですよ」
「あゆみ大工」さんの言葉です。
こういった案件ですから、見積もりを取って、予算との兼ね合いで決めるという方法は出来ません。
やってみないと分からないことが多く、見積もりは有って無いようなものだから。
なので、やるかやらないかだけ決めて、やるのであれば、予算の許す範囲で知恵を絞るしかない。

やりましょう。

日曜日に「あゆみ大工」が新築している建物の棟上だったので見学して、昨日の夜にもう一度打ち合わせて、お願いすることに決めました。

ただ、当然ながら問題が。
侍になんて言おう・・・。

「あゆみ大工」さんにお願いする以上、侍には早く連絡しなくてはいけません。
今日、さっそく電話しました。

「あ、そう。別にいいよ。気にするな。その方がいいと思うよ」
侍はいつものように、屈託無くそう言うんです。
ごめんよ。
ありがとう、侍(涙)

というわけで、再生計画の主軸は「あゆみ大工」さんに担っていただくことになりました。
しかし「あゆみ大工」さんも仕事が立て込んで忙しい身。
うちの物件のために費やせる時間も労力も限られています。
まずは5月の着工を目指して、必要な部分を詰めていきます。


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古民家再生覚書(1)(2013年3月26日) - 2013.03.28 Thu

今日は書く記事を決めていたんだけど、職場にデジカメを忘れてきてしまい・・・orz
急遽の差し替えの記事なので、手抜きです(汗)

一昨日に、あゆみ大工さんと会って、「古民家再生覚書」というものを交わしてきました。
契約書ではないけれども、こちらの希望を文書で示さないといけないなと思って。

こんなものは無くて済めば、その方がいいんですよ。
ただ、世知辛い世の中ですからね・・・。
屋根の防水処置の時の様な「言った、言わない」の行き違いはごめんです。

本来であれば大工仕事というのは、
「頼むよ、棟梁」
「へい、ようがす」

という、非常に簡潔且つ、ハートウォーミングな言葉のやり取りだけで十分だと思うのです。
ただそういったやり取りというのは、大工をはじめとする職能集団がコミュニティーの中で完結している場合にのみ成り立つと思うんです。
昔は移動手段が限られていたから、基本的に職能集団はコミュニティーの中で自給していた。
だから細かな取り決めなんて必要なかったんですね。

ともあれ「覚書」を作成して、持って行きました。
そしてその覚書を基に2時間半ほど打ち合わせをしてきました。

以下、覚書は黒字で、打ち合わせ時のコメントは青字で書いていきます。


【全体の方針】
・予算1000万円でやれるところまでやる。
→通常のような見積もりは作れないので、予算の上限を決めて、その中に納まるように知恵を絞る。
・優先順位は①屋根、②構造体の補強・よろび直し、③床(畳下地と板の間)とする。
→これは予算配分の優先順位。
・全体として、伝統工法による、無垢材を用いた施工を希望する。
・使用する木材については、可能ならば県内(上伊那)産の天然乾燥材を使用したいが、これは予算との兼ね合い。
→基本的には有賀製材の中温乾燥の地元産材を使う予定。

【屋根について】
・屋根に求める要素は「耐久性」と「意匠性(建物とのマッチング)」。
・第一希望は「茅の上から板金屋根の施工」。
 理由は茅葺きの風合いや軒の長さを残しやすいのと、茅を降ろす手間がないため。
→あゆみ大工さんも茅を残すことに賛成。
 やり方については工夫していくしかない。

・第二希望は「茅を降ろして、小屋組みを作り変えて板金屋根の施工」。
・茅を残す場合のリスクがあれば把握したい。
 (傷んだ茅が悪さをする。傷んだ茅の上からの板金下地では平行が取れず、強度も不足する。などがあれば)
→これは絶対とはいえないが、茅を残すリスクはほとんど無いと考えられる。
 茅を残すことで弊害が発生するのなら、茅葺きの上から板金という工法はここまで定着しなかったはず。
・現在のところ、ステンレス板金で350万円程度という見積もりが出ている。
・茅を残したときの、薪ストーブの問題。
 茅があると、煙突屋さんに断られるという噂もあるが、本当でしょうか?
 茅を残しつつ、薪ストーブを使う方法を模索する必要あり。
→茅を残しながら煙突を作るのはいくらでも可能。
 ただ、煙突屋さんはリスクを恐れて、嫌がるかもしれない。

【構造体について】
・よろびについては、可能な限り直したい。
・構造体の補強はやったらキリが無いが、私1代(60年)は最低でも持つように。
 建物自体は出来れば、あと150年くらいは持たせたい。
 そういった長期的な視点から見て、必要な部分をやれればと思う。
 後からでもいじれる部分ではなく、今でないと直せない部分は特に。
・構造体の補強についてはなるべく金物を使いたくないが、あゆみ大工さんの意見を伺いながら考えていければと思っています。
→金物を極力使わないのは賛成。

【床・土台について】
・現状の石場建てを維持する。
・大引きや根太については、傷んでいないものは現状のままで使いたい。
 しかし床断熱を希望しているので、断熱材を入れる上で無理が生じるのなら、床組みを作り直す覚悟。
→大引きや根太は現状のものは曲がり材であるものの、貴重。
 それをそのまま使うつもりで、床断熱はパーフェクトバリアなどの吹き付け材を使っていけば、隙間もなく、楽に施工は出来る。

・1~2部屋くらいのみ無垢材(予算的には杉ですかね・・・)の板の間とし、残りは畳下地までの施工とする。
 畳については使用頻度の高い部屋を優先的に、居住するまでに揃えていく。
・床下の地面について。
 雨漏りや霜のせいでぶかぶかになっており、束石が沈んでいる。
 余分な土を取り除いたり、たこ突きでつき固めたりする必要があるか?
 必要があれば、ゴールデンウィークに仲間達とやります。

【壁について】
・施主が土壁を塗る。
・間柱や貫については相談させて下さい。
→間柱や貫の施工は素人でも出来なくはないので、やり方を教えてあげる。
【その他・相談】
・5月に着工するとして、それまでに施主がやっておくべきことと、優先順位をお知らせ下さい。
 予算削減のために、こちらで出来ることは最大限やっておきます。
→①下屋の解体 ②建具の取り外し ③床の解体 の優先順位でやる。
・下屋はどの程度まで解体していいのか?
・床組みを剥がすときの注意点。どこまで剥がす(根太・大引きまで外すか)?
 畳下地は保管する?
→畳下地まで解体する。
 ただし再利用できるので、番付をして保管しておく。

・職方との連携の仕方。屋根板金、足場、住宅設備については既に見積もりは取ってあります。しかし、実際にどの業者にするかは、あゆみ大工さんの人脈もあると思うので、相談させて下さい。
・屋根については梅雨入り前を目処に、その他については特に急がず、遅くとも2年後までに出来ていればいいです。

長時間の打ち合わせだったので、実際にはもっと細かな意見交換でしたが、大まかには以上です。
このような内容を盛り込んで、覚書を作り直し、それを基にまた意見交換をして。
覚書を常に更新していくことによって、再生計画を齟齬無く進めていこうと思っています。


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燃えた蔵の瓦礫片付け(2013年3月29日) - 2013.03.29 Fri

今日は仕事のはずですが、お休みをいただきました。
5月の改修着工に向けて、このままのペースでは作業が追いつかないからです。
午前中は職場に行って、いろいろとやってきましたが・・・。

午後から、嫁さんと次女を連れて現場に行きます。
あ、そういえば、長女は昨日から佐久の嫁さんの実家に遊びに行っています。

まずは現状確認をと思っていると、先週土間に溜めておいたゴミは保証人さんがほとんど処分してくれたみたいです。
それどころか蔵を覗いてみると・・・。
130329-142319_R.jpg
ん?
ちなみにこの部分を最後に片付けたときの状況はこちら。
130317-170735_R.jpg

130317-170756_R.jpg
随分とタンス階段の下を中心に、片づけが進んでいます。
きっと保証人さんがやってくれたのでしょう♪
思わぬ助太刀に感謝感激です。

それではと、作業を開始していると今度はT開発がやってきました。
家電ゴミ片付けの段取りをしに来たようです。
保証人さんも、T開発もお疲れ様です。
ホント、売買は終わっているのに、よく面倒を見てくださって・・・。

さて、それでは片づけをしましょうか。
今日やるのはこちら。
雷で燃えた蔵の模式図6
左側の燃えてしまった部分です。
既に8割程度は完了しているのですが、その続きをしようかと。
ただですね、写真を見てのとおり、ゴミというか、ほとんどが瓦礫なんですよ。
瓦礫の中にゴミもたくさん埋まってるんですけどね(笑)

130329-154107_R.jpg
なんじゃこりゃ?
鮮やかな黄色い塊が出てきました。
嫁さんは「何かの卵じゃない?」って言うんだけど・・・。

もうね、何が嫌って。
まず春になったせいか、瓦礫がミミズだらけ。
すごい数がいますよ!!

あと、僕が懸念したとおり、雨に当たった瓦礫はひどいものです。
特にダンボールとか本のゴミ。
溶けて崩れて、ひどいね。

瓦礫の山からごみを書き出している間にあっという間に2時間ほど立ち、ハーフタイム。

130329-160054_R.jpg
休憩中に敷地内で見つけたもの。
明らかにお風呂です・・・。

さて、おやつを食べて作業再開。
といっても、残ってるのはほとんど瓦礫なんだよなあ。
(その中にたくさんのゴミが埋まっていたんだけどw)

瓦礫ってどうやって処分するんだろう?
ゴミとしては出せないし。
庭に埋める?
でも、埋める場所だって無いよなあ・・・。

そう悩んで、以前に整備した駐車場に埋め立てることにしました。
そうはいっても瓦礫。
ちゃんときれいにしてから埋めます。

130329-162413_R.jpg
ほら、こうやって箕の上でフルイを篩ってね!!
2人用の大きなフルイがあったので、嫁さんと頑張って篩います。

夢、破れました(涙)

もうね、篩えない(涙)
この瓦礫ってほとんどが土なんですね。
しかも屋根の上に乗っていたり、土壁だったりの、非常に粘度の高い土なんですね。
しかも雨で濡れている。
篩えません(涙)
ダマになります。

うーん。
何らかの方法で乾燥させないと篩えないか・・・。
乾燥さえしていたらいい作戦だったんだけどな。

というわけで、仕方なく手でゴミと土を選別して、運びます。
地道に。

130329-175410_R.jpg
夕方6時。
作業終了時の成果。

130329-175418_R.jpg
成果のアップ。
埋まっているゴミもほとんど掘り出して、残っているのは土と屑だけです。

130329-181110_R.jpg

130329-181100_R.jpg
今日の作業は派手にゴミを掻き出して行くのではなく、地道に瓦礫とゴミを分別する感じでした。
だから半日働いても、ゴミはこの程度。
お上品なものですね(笑)

明日明後日は丸ごと作業できます。
といっても明後日は雨で、嫁さんもいないけど・・・。
とりあえずのところ、崩れたほうの蔵を片付けようかな・・・。


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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
zenhankai@yahoo.co.jp
あるいは
090-1707-2071
までどうぞ。

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