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2013-02

消えた浜口雄幸 - 2013.02.02 Sat

古民家を片づけしていても「お宝発見!!」なんて状況からは程遠く、出てくるのはガラクタばかり。
もちろん古いタンス類は使えるものは貰いますが。
そんな中で僕がほぼ唯一狙っているのがこちら!!

DSCF2601_R.jpg
浜口雄幸の胸像でございます♪

え?知らない??
みたいな・・・。
そうなんです。
意外に知らない人が多いのが残念でならないのですが。

浜口雄幸は戦前の、今から80年くらい前ですけれど、日本の首相をやっていた人です。
当時の写真はこんな感じ。

Osachi_Hamaguchi_posing.jpg

Osachi_Hamaguchi_and_lion.jpg
「ライオン宰相」の異名を持っていたので、ライオンとツーショット♪

ね!かっこいいでしょ?!
もうね、僕が歴代総理大臣で一番好きな人は誰か?なんて聞かれたら迷わず「浜口雄幸!!」って答えますよ。
もうかっこよくて!!
他でいえば日本酒片手に国会で答弁していた高橋是清も別の意味で好きですけどね。

時代をいえば政党政治が始まったばかりの、激動の昭和初期。
田中義一内閣の総辞職を受けて、たった一日で組閣してしまったり。
ロンドン海軍軍縮会議では野党や軍部の反対を見事に封じ込め、条約の締結を成功させたり。
しかもそれらの政治駆け引きでは、根回しをせずに、直球勝負で挑んでいったり。
もう本当にかっこいいんですってば!!
見た目もダンディだしね。

そんな浜口雄幸ですが、最後は東京駅で暴漢に撃たれて、骨盤を砕かれるという重傷を負います。
普通だったら静養すべきところを、野党の鳩山一郎(鳩山由紀夫のじいちゃんで、この人も後に首相になった)から執拗に国会への出席を求められ、無理を押したところ、傷が悪化して亡くなりました。
という、なんとも気の毒な最期の人です。

歴史的には浜口雄幸も殺され、五・一五事件では犬養毅が、二・二六事件では前述の高橋是清が殺され、軍部による暴走を政府が止めることが困難となり、日本は軍国主義へと突き進んでゆくわけですが。
とまあ。
一応社会科の教員ですから、これくらいは語れるわけですけれども(笑)

そんな浜口雄幸の胸像がなぜこの家にあるか?
というと。
この家の前の持ち主の家系は江戸時代は庄屋さんで、明治以降は議員をやっていました。
そんで、ご先祖さんが浜口雄幸の秘書をやっていたということなのです。
だから胸像があって、僕の前の持ち主の名前は浜口雄幸につけてもらったので「雄」の字が入っているわけなのです。

だから他のものは大して欲しくないけれども、浜口雄幸の胸像だけは貰おうと思っていました。
ところが昨日、中日新聞の取材を受けながら久々に奥まで入ってみると、他のものはそのまま残っているのに、なぜか胸像だけが亡くなっていました。
なぜ?!
うーん。
きっと前の持ち主が、持ち出したんだろうな。
でも欲しいな。

ちょっと保証人さんに相談してみるか・・・。


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庭木(屋敷林??)の様子 - 2013.02.02 Sat

一昨日の記事で敷地内の建物を紹介しましたが、今日は敷地の様子です。

うちの古民家はとおりからちょっとだけ入った場所にありますが、周りは疎らな民家と田畑なので、目立つはずです。
でもこれが、全然見えないんですな。
なぜならばこんな状況だから。

PA270626_R.jpg
ものすごい高さの庭木(屋敷林?)に覆われています♪
その中に埋もれるように、ちょこんと茅葺屋根の棟飾りみたいなのが見えて、かわいいですね☆

もう少しいくつか画像を出してみましょうか。

PA270617_R.jpg

PA270615_R.jpg

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PA270619_R.jpg

PA270611_R.jpg

PA270616_R.jpg
こちらは例の雷で燃えた蔵ですけどね・・・(笑)

とまあ、こんなに立派過ぎる屋敷林で覆われているわけなんですよ。
枝が敷地内にはみ出して、めちゃめちゃ迷惑です(汗)
友達の林業者に見せたら、「俺じゃ切れねえな」なんて言われちゃいました。
いや、周囲に民家に迷惑をかけないためには、クレーンなどを使った特殊伐採をする必要があるということですけれど。
あと、もう一つ問題が、雷で燃えた蔵辺りの木が何本か、火事の影響か立ち枯れています。

救いは、南側にはあまり木がないこと。
だから日照は良いんです。

でも、敷地をはみ出したり、どの道、普通の家が持つにしては大き過ぎる木であることは確か。
なんかね、神社の御神木みたいなんですよ。
だから、再生の中でいくつかは切っていかないといけないなと。
家には薪ストーブを置くつもりだから、暫くは薪は自給できそうですが(笑)

もう一つ、とおりの反対側から見た風景も載せておきましょう。

PA270625_R.jpg

PA270624_R.jpg

PA270623_R.jpg

PA270622_R.jpg

PA270621_R.jpg
茅葺屋根が山か竪穴式住居みたいでしょ??
もうね、大好き♪
しかも、最後の写真を見て下さい。
お隣の2階建ての家よりも、平屋の古民家の方が屋根が高いんです。
写真だと同じくらいの高さにも見えますが、実際には古民家の方が遥かに奥にありますからね。
もう、男心をくすぐりまくりです♪

高すぎる木々といい、でかすぎる古民家と屋根といい、必ずや僕を困らせるでしょう。
そんなことは分かってるんです。
でも僕はこの家に恋しちゃったんです。
僕が恋しちゃった家の魅力は伝わりましたか??


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無事、新聞に載りました♪ - 2013.02.03 Sun

今日はですね、たくさんのことを頑張ったので、3回に分けて書いていきます。

まずは、木曜日に予告した中日新聞への掲載について。

昨日の夜からまた侍と、K(造園業を副業でやっている友達)が遊びに来てくれたので、夜中までブラックベリーバーで飲んだくれていたわけです。
で、今朝起きてみると、玄関に中日新聞が数部。

ん?
気を遣って配達してくれたのか?
そんなわけない。
記者さんにもうちの住所は教えてないし。

嫁さんが早朝からコンビニに行って買ってきてくれたそうです。
もう、嫁さんったら。
僕のためにいつも頑張ってくれてます♪
感謝感謝。

で、みんなでコンビーフサンドイッチなんていう小洒落たブレックファストを食べながら、中日新聞をペラペラ。
記事発見。
僕は遠目で眺めます。

何回やっても、自分がマスコミに取り上げられるってのは慣れません。
大体、遠目とか周辺視野で記事が載っているのをちらっと確認して、他の人に読んで貰って、感想を聞いて、それから遅い場合は1週間くらいほとぼりを冷ましてから、やっと自分で読みます。
新聞も苦手だし、テレビの場合は自分では見ないときもあります。

侍が見出しを読み上げると、「箕輪進修高の鈴木教諭が伊那の古民家再生」なんて読まれて。
え?
何で職場まで出てるの?
なーんていっても、後の祭り。

僕はマスコミに取材してもらうときには、ひとつポリシーというか、気をつけていることがあります。
それは、「必要以上に注文をつけないこと」。
記者さんでも、ディレクターさんでも、ぼやいているのは「取材の対象者が注文をつけてきたり、場合によっては記事(あるいはVTR)を事前にチェックすることを希望する」ということです。

僕は「せっかく取り上げていただくんだから注文をつけたら失礼」と思ってますし、「こちらとして伝えたいことを最大限伝えたら、そこからの表現の仕方は先方に任せるのがマナー」だと思います。
本当、チェックまで希望するのなら、取材なんか断って、自分で広告でも作ればいいんですよ。
だから今回僕が伝えたささやかな希望は「前の持ち主のことだけは伏せて欲しい」ということです。
もう所有権は移転していますし、無駄な迷惑はかけたくないですからね。
あとはもう任せよう、って意味も込めて、3時間もの取材に応じたわけですが。

あーあ、勤務先が載っちゃった(汗)
明日教頭に謝っておくかな。
事務から来客の電話があって、玄関に下りていくと、見知らぬ男性が僕を訪ねてきていた、なーんてことが起こったらどうしよう(笑)
いや、先週の月曜日にあったんですけどね・・・。

まあでも、記者の小佐野さん、あれだけ込み入った内容をうまく纏めてくださってありがとうございました。
以前の記事でも述べたとおりですが、こんな無名の教員を見つけ、取り上げていただいたことにはとても感謝しています。
ただ、一言だけ言わせてください。
全半会はサークルではありません(笑)
じゃあ何だよ?
って言われると答えに窮するわけですが・・・。
「サークル」みたいなお洒落な、トレンディな感じではなくですね・・・。
うーん。うまく言えないや(笑)
野宿愛好家団体??みたいな(汗)
わかります。
言葉の限界ですね。

あと、もう一つ考えたこと。
ラーメン屋のときは、かなり積極的に取材は受けていました。
単純に「取材の数≒知名度≒売り上げ」だったから。
今はそのような直接のメリットは無いんですね。
でもそうだとしても、自分の頑張っていることを取り上げてもらえるのは嬉しいことです。

中日新聞様。
小佐野慧太様。
ありがとうございました。

新聞記事


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最初で最後かも。茅葺屋根の前で集合写真。(2013年2月3日) - 2013.02.04 Mon

昨日の朝、10時からタッキーさんと古民家で待ち合わせをしていました。
タッキーさんには年末に一緒に古民家に行って、躯体の腐朽箇所を指摘してもらっていたので、今回は侍と一緒にその確認です。

この日はもう一つやっておきたいことがありました。
それは茅葺屋根の前での、家族の集合写真。
そんなのいつでも撮れるかと思いつつ、次女の首が据わって、家族で動けるようになったのが年明けぐらいから。
でも、今年は雪が多いせいで、なかなか古民家には家族で来れず。
しかもタイマーでってのも大変だから、誰かにシャッターを押してもらわないといけないし。

それにですね、現在の茅葺屋根はもう限界を超えていて、あちこちから雨漏りしています。
だから、古民家再生を本格的に始める以前に、まずはシートを被せて防水する必要があります。
防水に関しては、色々な方法を探っておりましたが、T開発の伝で10万円で大工さんがやってくれることになりました。
そのシート被せが今週の早いうちにやるとすると、もう茅葺が隠れてしまうので、昨日に集合写真を撮るしかなかったのです。
古民家は再生する中で、もっともっと素敵になっていくわけですが(多分)、せっかく現状は貴重な茅葺であるので、それが見納めになると思うと寂しいものです。

というわけで、約束よりも30分早い、9時半にみんなで古民家に行きました。
で、タッキーさんが来る前にさっさと写真を撮ってしまおうと。
そしたら、僕らがついた直後にやってきたのが、保証人さん。
片づけをしに来てくれました。
で、保証人さんとうちの嫁さんが会うのは久々だし、娘は初対面だしで、挨拶をしていたらタッキーさんも現れて(汗)
あはは。
すみません。
古民家の敷地辺りが4台の車で大渋滞です(汗)
いや、もちろん敷地は広いんですが、現状では木がたくさんあって、車が入れるスペースは狭いんですよね。
えーと。どうしよう。

なーんて困っていると、都合よくタッキーさんと保証人さんがお話を始めて、仲良くやってくれてます。
保証人さんが持っていこうとしていたザルをいくつかタッキーさんが貰ったりとかして、いいですね。
さすがタッキーさん。
いろんな人とすぐにお友達になれます(笑)

保証人さんが帰って、じゃあ集合写真を撮ろうかというと、なんとタッキーさんがシャッターを押してくれることになりました。
いいんですか?
僕としてはその辺で暇そうにしているK(保育園からの友人で、造園業を副業でやっている)にでもやらせようと思っていたのに。

フットワークが軽く、何でも引き受けてくれるタッキーさんに感謝です。
で、撮ってもらったのがこちらの写真。

P2030929_R.jpg
ちょっと寂しい気もしますが、これで心残りなく屋根にシートを被せられます。

さて、写真も撮り終わり、嫁さんたちは家に帰して、男達による下見が始まります。
本当は今日はそこまで書きたかったんだけど、ここまでで長くなってしまったので、また明日にします。

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躯体の腐朽部分を確認する - 2013.02.05 Tue

さて、写真撮影が思いのほか手間取りましたが、いよいよ物件の確認です。

侍には既に2回見てもらっていますが、一方で昨年末に見ていただいたタッキーさんも経験豊富な材木屋さん(兼工務店)。
侍とは違った視点からのアドバイスをいただいていたので、その件について、実際に現物を見ながら確認していきます。

これから写真をつらつらと掲載していきますが、ほとんどが腐朽のやばい箇所です。
こんなの直るのかよ??
ってな、古民家の悲惨な現状です。

P2030930_R.jpg
18畳間の隅の天井辺り。白いのが腐朽菌でやられている箇所です。

P2030933_R.jpg
腐朽箇所を棒で叩きながら説明するタッキーさんと、それをメモしていく侍。

P2030931_R.jpg
これは18畳間の真ん中辺りの天井。同じくやられています。P2030936_R.jpg
いつもの平面図でいうと、18畳間の左に位置する10畳間の天井と欄間。

P2030937_R.jpg
同じ10畳間の床。古民家全体の中では2番目に痛んでいる床。ひどいものです。

P2030935_R.jpg
これは腐朽していませんが、囲炉裏の上辺り煙出し。雨漏りでやられていない箇所の躯体は本当に素晴らしいです。

P2030939_R.jpg
土間辺りの欄間。

P2030938_R.jpg
土間にある大黒柱当たりを確認するタッキーさん。叩いたときの音で判断していきます。

P2030940_R.jpg
叩いて確認するタッキーさん。

P2030941_R.jpg
で、その大黒柱の上部にある仕口。大黒柱はケヤキなので割りと無事なのですが、梁が地松で濡れると腐朽しやすいそうです。

P2030944_R.jpg
今度ははしごで屋根裏に登っていきます。これだけ明るいということは、そういうことなんです・・・。

P2030945_R.jpg
なんていうんだか忘れましたが、建てたり改築したりするたびに大工さんが差し込んでいく木のお札みたいなの。これを解読すれば、この家の歴史がちゃんと分かるはずです。

P2030948_R.jpg
屋根裏の腐朽箇所。ちょうど1枚目の写真の上部に位置します。

P2030949_R.jpg
ここも腐朽。

P2030950_R.jpg
おしゃれな言い方をすると、「トップライト」です(笑)

P2030951_R.jpg

P2030953_R.jpg
こちらは腐朽していない小屋組み。

P2030952_R.jpg
かっこいいですね。

P2030955_R.jpg
うん。おしゃれ。

最後に、今まで写真にとっていなかった、もう一つの蔵です。
蔵は新しい方は雷で半焼しているわけですが、もう一つの方はもっとひどい状態なんです。
どんな状態かというと。

P2030957_R.jpg
こんな感じ♪

P2030958_R.jpg
もうね。
なんですか?
このおびただしい数のお札は??

と、問いたい。

これらの写真を見て、ほとんどの人はびっくりするだろうし、こんな物件を買った僕の神経を疑うだろうな。
決して安くはない、大金をはたいているから。

でもまあ、購入までに4ヶ月近く、いろんな人から、いろんな角度から調べてもらって、「価値がある」と判断できたから購入に踏み切ったわけです。
もちろんまだまだ不安だらけですよ。

しかし、今まで見てくれた人たちの眼力を信じ、そして何より侍の腕を信じてやっていきましょう。


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第2次断熱材の敷設(2013年2月3日) - 2013.02.07 Thu

2月3日は僕にとっては長い一日で、夜中2時まで侍達と飲んだくれ、寝て、起きて、古民家に行って写真を撮って、下見をして、というのは前回までの記事で書いたところ。
下見が終わった後は、ラーメンを食べに行き、下見で被った埃を流しに温泉に行きました。

で、男3人で温泉に浸かっていたのですが、僕は憂鬱な気持ちで一杯。
なぜかというと、せっかくさっぱりしたのに、すぐに自分の家の天井裏に登らないといけないから。

というのも、侍が使用済みだけれど程度のいいグラスウールをたくさん持ってきてくれたんですね。

グラスウールはこちらの記事のとおりだけれど、10月の半ば頃に一回敷設しております。

でも、以前の敷設では予算の都合で10坪分しか敷けず、微妙に敷ききれませんでした。
だから今回侍から貰って、前回出来なかったところに敷き、さらに余った分は居間部分に2重に敷きつめようという魂胆です。
ただグラスウールはかなり嵩張るので、車から降ろしたらいったんは娘の部屋に置くとしても、すぐに施工しなければなりません。
P2030959_R.jpg
どう見ても娘が生活するのには邪魔な、グラスウールの山。
僕はへとへとに疲れて、温泉でトレビヤーン♪だけれど、これからすぐにこのグラスウールを片付けなければならない。

それともうひとつ、やっておかないとならないことが。
実は前回敷き詰めたときに、なんとグラスウールの上下を逆さでやってしまったのです。
どういうことかというと、グラスウールというのはガラス繊維の綿をビニール袋で包んだような形をしているのですが、そのビニールが片面が防湿面で、もう片面が透湿面なのです。
で、本来は防湿面を下向きにするところを、反対向きでやってしまっていたのです。

どういうことか、図示すると。
グラスウールの説明
下手な模式図ですが(笑)
黒い矢印が湿気の動きです。
正しく敷くとこのように、室内の湿気がグラスウールに入らず、万が一グラスウールに入ったとしても、透湿面を通って蒸発するようになっています。
つまり、グラスウールは乾燥しているわけです。

では、僕のように間違った敷き方をするとどうなるかというと。
グラスウールの説明2
このように室内からの湿気をグラスウールがぐんぐん吸収してくれます。
しかも、もう片面が防湿面なので、いちど吸収した湿気は逃がしません
て、オムツのCMみたいですね(笑)

しかも、グラスウール内の湿気が増して飽和点に達したところで、小屋裏の温度は室内よりも低いために、グラスウール内は結露をし始めます。
で、このグラスウール、濡れると断熱性能が急激に落ちるんですね。
それだけならまだしも、結露した水分が周りの構造体まで腐らせる危険性があります。

建築の歴史を紐解くと、1980年代の日本。
当時の日本の建築界は、海外に遅れをとりながらも、断熱の必要性に目覚め、グラスウールの施工を始めていました。
で、とにかく壁の中にグラスウールを入れればいいだろうってやっていたら、壁の中のグラスウールがいっせいに結露して、構造体まで腐朽し、挙句はシロアリの温床となってしまいました。
ほんとう、当時の該当物件は新築後わずか3年で、構造体がボロボロになってしまったっていいます。
このような出来事をナミダタケ事件といいます。
この事件の教訓から、グラスウールを防湿することが必要と分かったわけですが。

なので、今回の私は図らずしも、このナミダタケ事件を再現するところでした。
ところが危機一髪、間に合ったみたいで、グラスウールの中は多少結露している程度。
すぐにひっくり返せば、時間はかかっても、自然に乾燥してくれそうな感じでした。

そもそも何で逆に敷いてしまったかというと、このグラスウール、透湿面が銀面だったんですね。
一方、アウトドアの世界だと、銀面は人のいるほうに向けるのが基本です。
赤外線を反射してくれるから。
なので、その感覚のままでやったのが間違いの元でした(汗)
まあ、当時は僕も、建築のことは勉強したてでしたから。

では、本題に戻りますが。
侍達を見送った午後5時半頃、嫁さんに嫌な顔をされながらですが、天井裏に登っていきました。
で、まずは40分くらいかけて、96枚のグラスウールをひっくり返していきます。

P2030960_R.jpg
ひっくり返し終わったところ。
アウトドアの常識と違って、人間のいない方に銀面がくるのね・・・(汗)

それからひたすら、新たなグラスウールを敷き詰めていきます。
P2030962_R.jpg
これで居間と僕の部屋だけですが、グラスウールは200mmの厚さになりました♪

施工時間は全部で1時間半。
正直、10月にやった前回よりも楽でした。
自分自身が天井裏での作業になれたせいもあるかな。
それにプラスして、10月は夕方とはいえ天井裏はかなり暑かったのですが、今回は動き回るにはちょうどいい気温でした。

施工後は暖かい日々が続いているせいもあるけれども、断熱性がワンランクアップした実感があります。

さてさて。
断熱性が増したことで、暖房費がちょっとでも減ってくれるといいな・・・。
相変わらずの緊縮財政ですから(笑)


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母屋の現況 - 2013.02.07 Thu

今日は今まで断片的にしか書いてこなかった、母屋の現況について一通り書いていこうと思います。
その上で、明日は再生計画の全体像を書こうかなと。

では、まず母屋の平面図を。
平面図(現状・番号付き)

番号順に説明していきましょう。

①20畳の土間
P1200870_R.jpg
あまりいい写真じゃないけれど・・・。
広ーい土間があって、ゴミだらけだったんだけど、今は大分片付いています。
ただ、三和土はぼろぼろで再生が必要。

②4畳の畳と2畳の板の間
なんて呼ぶんでしょうかね?この空間?
よくありますよね。
土間から上がって、建具で区切られていない空間。
上がり框ではないし・・・。
ここも現在はかなり片付いています。

③18畳間
DSCF2611_R.jpg
これもあまりいいアングルではないけれど・・・。
現状の18畳間は12畳分の畳が敷いてあって、あとは囲炉裏と台所です。
前の住人が主にいた場所です。

④8畳間
通路兼物置と化していた8畳間。
現在はほぼ片付いています。

⑤6畳間
DSCF2596_R.jpg
もっとも雨漏りのダメージが激しい6畳間。
床は僕が踏み抜きました(笑)

⑥1畳の物置
ゴミだらけでしたが、年始の片づけできれいさっぱりしました。

⑦⑪10畳間×2
P2030937_R.jpg

6畳間についで雨漏りの被害を受けています。

⑧⑨5畳の納戸×2
共にひどい物置と化している中に、仏壇と神棚が安置されている。

⑩⑫⑬10畳間×3
比較的雨漏りのダメージが少ない3部屋。
DSCF2601_R.jpg
⑫にはこの家唯一の床の間があって、浜口雄幸の胸像が飾ってあった。
DSCF2599_R.jpg

DSCF2600_R.jpg
ただしご覧のとおり、壁や畳には多少のダメージはある。

⑭トイレ
DSCF2616_R.jpg
おしゃれな便器だけれども、もちろん汲み取り式。
屋外にあるし、ここをそのまま使うのは現実的ではない。

⑮お風呂
DSCF2614_R.jpg
たった1坪に脱衣所と浴室が何の仕切りもなく押し込まれている。
不便この上ないお風呂で、再生する価値は無い。

とまあ、ざっと現状を写真と共に確認していきました。
明日は再生計画の全体像について書いていきましょう。


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大まかな再生プラン(前編) - 2013.02.08 Fri

昨日の記事では古民家の現状を説明したので、今日は予告どおり大まかな再生プランについて書いていきましょう。

こちらが再生後の平面図です。
古民家平面図(予定図番号付き)

見てもらって分かるとおりですが、間取り自体に大きな変更はありません。
よくある古民家再生だと間取りを大きく変更というのが沢山行われていますが、僕は出来れば間取り自体は変更を加えたくありません。
フローリングは嫌いだから大きなLDKも不要だし、襖の緩やかな区切り方が好きだから。
家を緩やかに区切って、一つ一つの部屋を特定の用途に使うのではなく、ある程度の汎用性を持たせるのが日本の住宅の本来ある姿だと思います。

では、一つ一つ説明していきましょう。

①20畳の土間
三和土は再生するとして、土間はそのまま活かします。
ここの奥を6畳分くらい潰して台所にする案もあったのですが。
農家をやるわけではないのでここまで大きな土間は不要なわけですが、収納と作業場と接客場と汎用性に富んだこのスペースは古民家の象徴として残したいと思います。
特に再生計画の中では、作業場として活躍してくれることでしょう。
また、他の場所は天井を貼ってしまうので、唯一勾配天井で、小屋組みが見える場所でもあります。

②6畳の小上がり(?)
やっぱりなんて呼ぶか分かりませんが。
こちらも素晴らしい汎用スペースです。
わざわざ上がっていただくまでもないお客さんをお迎えする場所ですね。

③手水(ちょうず)
片付いた物置は侍のアイデアを借りて、WCにするつもりです。
呼び方はトイレ?お手洗い?便所?ご不浄?厠?雪隠?はばかり?
どれでもいいのですが、なるべく横文字のない生活をしたいので、手水(ちょうず)でいいかな?
また家族で相談しておきます。

④8畳間
通路を兼ねざる得ない場所にある8畳間。
嫁さんとしては板の間にして真ん中に囲炉裏を置きたいみたいだけど、これから子育てで忙しいから、どうだろうな。
子育てが一段落するまでは普通の畳の間にしておくかもしれない。
ちなみに居間にテレビは置きたくないので、置くとしたらこの部屋の隅を考えています。
でも普段は電源を入れずに、布でも被せておきたいな。

⑤脱衣・洗面所
今のところ予算との兼ね合いとヒートショックのことを考えて、この6畳間に洗面所とお風呂を設置したいと考えています。
もう少し考えないといけないけれど、いびつな4畳っていう、中途半端な間取りですね。

⑥お風呂
というわけでお風呂も母屋の中に設置するつもりです。
昔の家は水を使う場所は離れにしたらしいけれど、いろいろ勉強してみたところ、現在のようなユニットバスならば湿気の問題もクリアできるようなので。
ただこの場所に入れるとなると、1坪のみならず、1.25坪でも1.5坪でも入っちゃうんですよね。
離れのときは建築基準法で3坪までって縛りがあったから、おのずとお風呂は1坪に限定されたんだけど。
せっかく1坪でもいいやって諦めがついたのに、また大きなお風呂にしたいっていう欲が出てきちゃいました(笑)

⑦台所
これまでもっとも悩んできて、そして今も悩んでいる台所の場所。
プランとしては土間を6畳分くらい潰そうかとか、18畳間の左側にある10畳間に設置しようかとか。
僕としてはですね、厨房なんて広い方がいいんです。
ピザをこねたりうどんを打ったりも楽に出来るから。
今のところ18畳間の右半分を板の間にしてしまって、うち6畳分くらいを使って台所にしようかと考えています。
台所の件はまた改めて記事にしていきます。

⑧薪ストーブ
この薪ストーブの場所も迷いました。
18畳間に居間を置いて、台所を置いて、囲炉裏もあってとなるととてもスペースは間に合わないから、いっそ8畳間に置こうかとも考えたんだけど・・・。
結果的に囲炉裏がコンクリで潰れていたので、この辺りに薪ストーブを置く案が浮上してきました。
この辺りだと、台所からもすぐちかくだから、オーブン料理もしやすいしね。
細かな設置として、全方向から当たれるようにするか、よくログハウスにあるように、部屋の隅に耐熱煉瓦の壁を作って設置するか、イエルカとももう少し相談してみないといけません。

⑨は・・・あれ?無いじゃん。ご愛嬌・・・。

⑩お茶の間
せっかく18畳なんていう広い空間があるものだから、ここを今風に言えばLDKにしようと考えました。
ただし純和風のLDKです。
9畳分の畳の間です。
夏は座卓で、冬はコタツです。
家族みんなが基本的にここで過ごして、集まって、しかも僕が台所で料理していても家族と同じ場所にいられる。
平日でも何時間も台所で料理してしまう僕にとっては、この配置が理想的です。
対面式でなくてもいいから、せめて同じ部屋にいたいね。
名前はリビングやダイニングなんていう小生意気なものにせず、「お茶の間」あるいは「居間」で決定でしょう!!

ここまででちょっと長くなってしまったので、残り半分は明日書きます。


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大まかな再生プラン(後編) - 2013.02.09 Sat

昨日の続きです。

古民家平面図(予定図番号付き)

⑪夫婦の部屋
家族の個室は設けないにしても、夫婦の部屋くらいならバチは当たらないでしょう。

⑫WIC
いわゆるウォーク・イン・クローゼットですね。
間取りについてはなるべく日本語を使いたいものですが、WICに該当する日本語はあるのだろうか??
古民家らしく押入れがほとんど無いので、いっそこの5畳間はWICにした方が機能的かなと思います。
衣類の収納としては古ダンスもいくつかありますが、虫害やら、取り出しやすさやらを考えると、WICにカバーつきのハンガーで保管した方がいいような気もします。
5畳もあればスペースとしては十分ですよね?!

⑬納戸
これも押入れが無いから。
納戸としては5畳ってのもかなり広いから、大体のものはここに収納できそうです。

⑭子ども部屋
子ども部屋といっても個室ではありません。
理由は個室の子ども部屋なんて百害あって一利なしと僕が考えているから。
(気分を害する方がいたらごめんなさい。理由はまたいつか説明します)
10畳もあれば子ども3人くらいなら楽に生活できるでしょう。
引っ越すときには上の娘が高校1年生で、下の娘が3歳。
上の娘が受験やらで勉強に集中したいときは、必要ならば納戸当たりに勉強スペースでも設けましょうか。

⑮普段は使わないスペース
ここまでの部屋で家族が暮らす分には事足りるので、一番左の1列は普段は使わないスペースとなります。
でも、完全に遊ばせておくのはもったいないですよね。
1部屋はレザークラフトなどの趣味部屋として使うのもいいかもですね。
1部屋は全半会のための部屋。
1部屋は母親がリタイアした後に長野県に移住してくるのならば、謹呈したいと思っています。
この部屋に限らず、20年後とかに子育てが終わったら、大部分の部屋は使用しなくなってきます。
民宿でもやりましょうかね?!

⑯広縁・濡れ縁
平面図には番号は振っていませんけれども。
現在ある広縁と濡れ縁は傷みが激しいので、再生計画の中でいったんは取り壊します。
そこからは、優先順位としては低くなるけれども、いつかは復活させたいですね。
縁側も通路に、物置(人が集まるときに取り外した建具を一時的に置く)に、お茶飲み場に、理想的な汎用スペースですから。

大まかな再生計画は以上となります。
そろそろ個別の再生計画についても述べていきます。


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嫁さんの誕生日 - 2013.02.09 Sat

続けての記事になりますが、今日は嫁さんの誕生日でした。

といっても、わが家は緊縮財政中。
去年は奮発してこんなものを作ってあげましたが。
P8310242_R.jpg

今年はもう次の給料日までどうやって食べていこうってな感じ。
ささやかなパーティーくらいしか出来ません。

午後から周を上の娘に預けて、1時間ばかし嫁さんとデート。
リサイクルショップに行って、景色のいいところに車を停めて持参してきたコーヒーを飲んで。
家に帰ったら夕方までDVDで映画を見て。

せめてもの感じで、夕食はご馳走を作りました。
P2090970_R.jpg
・フライドチキン
・フライドポテト
・シーフードピラフ
・ミネストローネ
・ベリーベリーショートケーキ

あまり変わり映えしなく、定番のご馳走メニューを組み合わせただけで恐縮ですが。

P2090973_R.jpg
フライドチキンは一昨日から下味をつけておいたので、スパイシーに美味しく揚がりました。

P2090974_R.jpg
ベリーベリーショートケーキ。
上に乗っているのはブルーベリーとラズベリーです。
生クリームが微妙に足りなかったから、デコレーションがいい加減(汗)

P2090977_R.jpg
ショートケーキ断面。
中身はみかんの缶詰です。
冷凍ベリーと缶詰みかんにすると、イチゴを使うよりもだいぶ安くなって、しかも美味しいと思います。
スポンジも上出来♪

P20909751_R.jpg
家族で記念写真。
ちょっと加工しておきました。

P20909791_R.jpg
ケーキを持って喜ぶ嫁さん(ちょっと加工)。
この笑顔が見るために、料理も頑張れます。
本当、いつもこんな僕を支えてくれる、自慢の嫁さんです。
これからもよろしくね☆

料理でなんだかんだ、1000円かからなかったくらい。
お祝い料理にしてはなかなか安く、美味しくできたと思います。
嫁さんへのプレゼントはヘア・トリートメント。
ちょっといい奴を取り寄せてプレゼントしてみました。
子育ても忙しいけれども、ずっとずっときれいでいてください。

そんなわけで、今日は久々に家族の話でした。
これからお風呂入って、もう一本映画みましょう☆


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家の障子を太鼓張りにしてみた - 2013.02.10 Sun

昨日はあれから寝る前に映画『アメリカン・グラフィティ』を見ました。
見るのは高校生のときから数えて、おそらく4回目。
昔はそれほど面白いと思わなくて、でも劇中にでてくるグッド・オールド・ロックンロールが好きで見ていたわけですが。
昨日見たらすごく面白かったです!!
初めて見た嫁さんも絶賛。

自分も歳をとった証拠かな?
自分にとっての青春が終わってしまったから、他人の青春劇を面白く見れたのかな??
なーんて考えると、ちょっと感慨深い。
村上春樹も29歳だか、30歳だかで青春が終わったことを確信する瞬間があったそうだけど、ちょっと解る気がします。

おっと、話が逸れてしまった。

今日はOFFだったので、午前中から家をちょっといじりました。
障子の太鼓張り。

えーと。
どういうものかというと・・・。
障子の桟の両側に、太鼓のように障子紙を貼るのです。

窓とかでペアガラスってありますよね。
サッシにガラスが2枚入っていて、そのガラスの間が中空やらアルゴンガスになっているやつ。
高気密高断熱の現代となっては、寒冷地に限らず、ペアガラスが主流となり、更にLOW-Eやら複合サッシ・樹脂サッシやらトリプルガラスやらという選択肢が生まれてくるわけですが。

太鼓張りというのは言ってみれば、ペアガラスの障子版です。
2枚の障子紙の間は中空でも、アルゴンガスでもありませんが(笑)
障子紙の間に1センチほどの空気の層ができるので、ある程度の断熱ができます。

初めて見かけたのは、今年の年始に積水ハウスのモデルハウスに行ったときです。
和室の建具として、襖代わりに使われていました。
ちょっとおしゃれな感じで。
ただですね、両面から障子紙が貼れるように特殊な桟だったし、障子紙自体も特別な大きい奴でないと駄目みたいなので、自分の選択肢としては「無いな」と思ったわけですが。

そんなある日、M君と電話で話していて、日本家屋の建具で断熱性に優れるものは無いか?という話をしていると、
「えー。特別これといったものは無いけれど、襖だって和紙だからそこそこ断熱してくれますよ。あと、障子なら太鼓張りがお勧めですね。普通の障子の桟でも、ちょっとかっこ悪くなるけれども出来ますよ」
って、彼はいつもの眠そうな声で答えるわけです。
なんですと?!

まあ確かに、家の障子の桟を見てみると、紙を貼らない面は段差とかもあって貼りにくそう。
でも、出来ないことはないか。
嫁さんに相談してみると、「やってみなよ」とハートフルな返答。
うーむ。
嫁さんが僕の腕を信用して許可してくれるとなると、こりゃやってみるか。
(嫁さんが許可しないのに無理を押すと、大抵失敗する。嫁さんは失敗しそうなときの「匂い」でもわかるらしい)

というわけで、時間のある今朝に施工。
まずは障子の現状から。

P2100981_R.jpg
見て下さい!
この悲惨な現状!!
障子紙が汚れてますね?
黴てますよね?!
でもですね、これ年末に貼ったばかりなんです!!
しかも気を遣って「断熱障子」なんていう、ちょっとお高いものを貼ったんです。
それがすぐに黴てしまって(涙)
それくらいうちの湿気や結露はひどくて、電気代が高いところを泣く泣く除湿機を回しているのですが。

さあ、いくら黴ているとはいえ、そう毎月のように障子紙を貼り替えるわけにはいかない。
これならば、太鼓張りにして、内側にもう一枚の障子を見せる方が得策な気がします。

さらにはうちには、2年くらい前に凧作りをしたときの障子紙がまだ残っている!!

というわけで、貼っていきました。
ちょっと貼りにくかったけれど。
段差は何とかごまかして。

すると。
P2100982_R.jpg
じゃーん!!

P2100983_R.jpg
うまくいきました!!
細部はちょっと荒いですけどね。

あと、誤算が。
それほど沢山の障子紙が残っていたわけではないらしく、3面貼ったところで紙が切れました。
近いうちに買って来ないと。

まあでも、きれいに貼れて大満足です。
さすがに障子紙が2枚あるので前よりも若干、日光の透過が減って薄暗い感じではありますが。
太鼓張りはよく茶室に使われるみたいですが、まさにそんな感じの上品さがあります。

では、肝心の断熱性は??
というと・・・。

これもまた上出来。
というか、予想以上です!!
開口部周辺のコールドドラフトが激減しました。
手をかざしても冷気をほとんど感じません。

試しに壁のほうに手をかざすと、こちらの方がはっきり冷気を感じる。
いろんな家がありますが、壁よりも開口部の方が断熱されている家というのは珍しくないですか?!

とはいっても、うちの壁はコンクリートブロックにビニールクロスを貼っただけの物だから、断熱性が少なくて当たり前なんだけどね。

ネットで調べてみると、案外DIYでの施工例が少ないのがこの太鼓張りです。
障子のあるお宅は試してみてはいかがですか??
わずか数百円で驚きの効果ですよ!!


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施工者のモラル(2013年2月10日午後) - 2013.02.11 Mon

物件の購入が無事に終わって、片付け物をして。
もう一つやらないといけないことが、雨漏りの応急処置。

屋根はゴールデンウィークに茅を降ろして、ブルーシートで覆うので、それまでの雨漏りについてどうにかしなければなりません。

いろんな人からアイデアや提案をいただいて、もう2月になってしまったし、やらなくてもいいかと迷いつつ。
結局やることにしました。
T開発の社長が紹介してくれた大工さんの提案する方法で。

条件としては、
①費用は税込み10万円。
②ブルーシートで覆って、ゴールデンウィークまでに万が一めくれても、ちゃんと直してもらえる。
③ブルーシートは使い終わったものはこちらで貰える(茅を降ろした後の防水に再利用できる)。
④施主(僕)の了解があれば、すぐにでも施工を始める。

侍にも相談して、いいんじゃないのってことで、GOを出したのが先週の日曜日。

で、うちが見に行ったのが昨日。
もうすぐに施工するって言ってたもんで、終わってるんだろうなと思ってみると。

P2100993_R.jpg

P2100992_R.jpg
まだ5分の1程度でした。
しかも、T開発の説明よりも随分大掛かりな感じ。
これで10万円でいいの??

と思って、歩いてると・・・。
ん?

P2100991_R.jpg
何かが落ちています。
(写真はピンボケしてるけど)

P2100990_R.jpg
あ、タバコの吸殻!!

P2100989_R.jpg
ここにも!!

他にも空き缶やペットボトルが5本くらいと、ブルーシートの梱包も散らかしてありました(怒)
ブルーシートの梱包は風で散乱してる・・・。
空き缶の中には明らかに「投げ捨てただろう」としか思えないものも・・・。
タバコは全部で15本くらい。

いくら空き家で廃墟同然とはいえ、ひどくないですか?!

すぐにT開発の社長の抗議。
T開発の社長もびっくりして、「そんなことやる奴らだったんだなあ・・・」と残念そう。
ひどくすまながって、謝ってくれました。
ちゃんと社長から伝えてくれるそうです。

あと施工の仕方についても、当初考えていたやり方では無理だったみたいで、大掛かりに単管で抑えるようにしてあるそうです。
でもそれについても社長は「10万って約束だから、それ以上は出さないよ」と、釘を刺してくれているそう。
社長、ありがとう☆

今回の施工してくれてる大工さんは、今回限りで長くお世話になるわけでないからいいけど。
再生計画の中心を担う施工者がこんな感じだったら大問題ですよね。
どんなに仕事が丁寧でも、任せたくない感じです。

「大工(工務店)が信頼できるかどうかは仕事の仕上がりよりも、現場の整理整頓が出来ているかを見れば解る」とあちこちに書いてありますし、僕自身もそう思ってます。
今後も信頼できる人たちと一緒に、再生計画を進めていきたいものです。

今回の話を聞いた侍が一言。
「あはは。そりゃ切れていいよ
とさ。


【2013年2月13日追記】
すみません。
あれこれ書きましたが、事実が明らかになってきたので、訂正します。
ポイ捨てをしていたのは、大工さんではなく、近所の不良少年だと思われます。

まあでも、ブルーシートの梱包は大工さんですけどね・・・。



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家族で古民家の大掃除(2013年2月10日) - 2013.02.12 Tue

昨日の記事の続きですが、家の周りのタバコのポイ捨てにうんざりした後に、古民家の片づけを始めました。
今回は初めて、家族全員で。

といっても次女はまだ一人で車で待てません。
最初は長女が車で待機して、途中から嫁さんと交代するようにしました。

今回やるのはこの部屋。文字色
平面図2
赤い丸を打った辺りです。
別に「ここをやろう!」という明確な意思を持っていったのではなく、現場についてからの成り行きですが。
それと片付けはなんというか、秩序を持った順番や、明確なプランがあるわけでなく、思いついた順にやっていきました。
なんというか、色々やってみて、もちろん順序良く片付けていけた方がいいんですが、当のゴミさんが無秩序に転がってるものだから、難しいんですね。
「やりたいときに、やりたいところをやる」これが膨大なゴミを前に、長期戦を挑むときのセオリーではないのかとすら思えるわけです。

あっと。
作業に入る前に一つ写真を。
P2100988_R.jpg
わかりますか?
18畳間と10畳間を区切る建具にあった戸車です。
この建具は永らく開かずの間であったのですが、実は固着していただけで、建て付け自体はいいんです。
そして何と、木製の戸車。
どれぐらいレアなものかは解りませんが、侍とかタッキーさんも「初めて見た」と驚いていました。
後々わかってきますが、この家の建具にはこの「木の戸車」が多用されています。

さてさて、じゃあ作業にかかっていきましょうか。
作業の進捗をビフォーアフターで見ていきましょう。

P2100985_R.jpg
ビフォー♪
P2100997_R.jpg
アフター♪

って、ごめんなさい。
ビフォーアフターであれこれ比べられるほど写真は撮ってませんでした(汗)
とにかく先ほど赤丸で示した辺りのゴミは大体片付きました。

その成果がこちら。
P2101011_R.jpg

P2101013_R.jpg

P2101014_R.jpg
片付いて何も無くなったはずの土間と6畳の小上がりが再びゴミの山
うーむ。
4時間近く働いて、辺りも暗くなったし、そろそろ撤収かな。
そう思いながら雨漏りの被害がひどい部屋(18畳間隣の10畳間)の床を見ていました。
床はビニール製のゴザと、防水シートがしてあって、それを剥ぐと土と化した畳と、同じく風化しつつある畳下地が出てきました。
P2100999_R.jpg
んー。
ついでだから床下の状況も見ておきたいな。
と思いながら畳下地を取り外す。
固定されてないから、すぐに外れるのね。
P2101001_R.jpg
フラッシュ無し
P2101000_R.jpg
フラッシュ有り
P2100995_R.jpg
別アングルから

根太がね、丸太を半分に割っただけのものが使われてるんですね。
ファジーで素敵です♪
雨漏りの被害が激しい場所だから心配だったけれども、写真でいえば真ん中の一本がシロアリにやられているだけで、後は大丈夫そうでした。
特に大引きは太いものが、まだまだ健在な様子で安心しました。

ついでなので床下にもぐっていきます。
床下はさすがに雨漏りの被害で、霜柱は出来ていましたが、それ以外は乾いている理想的な状況でした。

そして。
P2101004_R.jpg

P2101003_R.jpg

P2101002_R.jpg
石場建ての基礎と感動のご対面!!
やばい。
かっこよすぎる!!
なんだよ。石の上に柱が立ってるだけじゃんかよ。
って、何も知らない人は思うだろうけど。
日本人が永らく積み上げてきた建築技術の結晶であり、理想的な免震構造である(と、僕が思ってる)石場建てとやっとご対面できたわけです!!
伝わらない人には伝わらないだろうなー。

さらに、平面図でいうと一番左上の部屋を片付けていて発見しました。
歩いてると、一箇所だけ床が変な場所があったんです。
そこを剥いでみると。
P2101007_R.jpg
でました!
2つ目の囲炉裏!!
どこかにあるとは思っていたんです。
というのも、昔の大きな家には囲炉裏は2つあるのが普通で。
一つは台所の近くに、煮炊きで薪を炊くように。
もう一つは客間にお客さん用で、こちらは煙が出ないように貴重な炭を使います。
こちらはもちろんお客さん用で、囲炉裏というより、埋め込み式の火鉢みたいな雰囲気もありますね。

ってな感じで、囲炉裏に感動していると、娘から「巻物があったよ!!」と声がかかります。

P21010051_R.jpg
なんと!?
ゴミとガラクタだらけのこの家から、いよいよお宝発見か?!
いままでのゴミとは明らかに違う、巻物の出現に胸が高鳴ります。
で、開けてみると・・・。

P21010061_R.jpg
じゃーん!!
ゴミでした。
単なる習字の作品じゃん。
やっぱりこの家からお宝は出てきそうにありません。

そんなこんなしているうちにいい時間、6時くらいになりました。
おうちに帰りましょう。
最後に片付け途中の古民家をパチリ。
P2101010_R.jpg
まだボロボロの状態ではありますが、やはり趣がありますね。
美しい・・・。

翌日は丸一日片付けに来ようと誓って、帰路に着いたのでした。


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「ポイ捨ての犯人」と「行き違い」(2013年2月13日) - 2013.02.13 Wed

一昨日書いた記事で、屋根の防水を頼んだ大工さんにポイ捨てされたということを書きましたが、T開発伝いに聞くところによると実はそうではないようです。
その大工さんたちはタバコを吸わないのだとか。
だから、ここで訂正いたします。

では誰か?
ということですが。
大工さんたちの話では、施工をしにいったら15~6歳くらいの少年が3人、敷地から出てきたそうです。
そんで、大工さんたちが声をかけたら、逃げてしまったのだとか。

タバコや空き缶をポイ捨てしたのはおそらく彼らではないかということです。

まあそうは言っても、大工さん達がブルーシートの梱包を放置して散乱させたのは変わりないんですけどね。
というわけで、大工さんたちの名誉のために訂正いたします。
(でも、ゴミの片付けはお願いしますよ)

それにしても困った。
不良少年達のたまり場になってしまいかねない。
何か対策を考えないとな・・・。

今日はまたも大雪が降ったので、心配になって古民家を見に行きました。
ブルーシートの防水は週末に見に行ったときはまだ5分の1ほどの面積で、全面が終わってなかったので。
雪が降る前に、昨日のところで全面終わっていたらいいなと思いつつ。
ちょっと有給をとって、行きました。
(現地滞在時間は30分にも満たないですが)

そしたらお隣さんのご主人が雪かきをしてらして。
奥様には以前にご挨拶しましたが、ご主人は初対面です。
車から降りるとさっそく「鈴木さんですか?」と声をかけてくれました。

そんで成り行き上、一緒に雪かき。
いろんなことをお話しながら。

でもとてもそんな短時間じゃかききれないので、雪にはまりながら屋根の様子を見に行く。
週末と変わってないじゃん(汗)

T開発の社長に電話してみる。
僕「屋根ですけど、全面にやって貰えるって話でしたが、まだ終わってないんですね」
T「え?全面にやるって話でしたっけ??」

え??
驚くのはこっちのほうですよ。
だって寄棟の屋根の4方向ともが雨漏りしてるんだから、全面やらないといけないに決まってるじゃん。
タッキーさんの見積もりだと16万円ちょっとで雨漏りしてる箇所を波板で塞ぐかたち、T開発の見積もりだと全面をブルーシートで覆うかたち。
T開発の方が安いし、ブルーシートはどの道、茅葺屋根をとった後の防水に必要だから、ということでタッキーさんには申し訳ないけれど、T開発にお願いしたわけです。
という内容は一昨日の記事にも書きましたよね。
僕も安すぎると思ってはいたから「本当に全面ですよね??」と念は押していました。
なのにそれもT開発には伝わっていなかったみたいで。

んー。
でも、こういったことって、よくあるんですよね。
だから最近は打ち合わせの内容を記録にとったりとか、あえて打ち合わせ後にメールで確認しあったりということが行われているわけですが。
だから口約束でこうなってしまうのは、ある程度は仕方ないと思います。
T開発の社長だって良い人だから、「そいつは参ったなあ」と困った様子。

でもなあ。
やっぱり4面ともやらないといけないのは、分かりきったことなんだけどなあ。
建物の状況を良く知っている社長が、なぜ部分的な補修だけでいいと思ったのかは謎。

さあ、こちらも困った。

施工してくれた大工さんは、T開発の見積もりどおりにやってくれただけなので、責任は無いし。
T開発も、ミスがあったとはいえ、もう売買は終わっているので、そこからもまだ沢山動いてくれているのはほとんどボランティア。
再生が一段落するまでは面倒を見ようという気持ちがあってのことだと思います。
だから、T開発を責め、今回の差額(つまりは予期せぬ追加工事になるわけですから)を負ってもらうわけにもいかない。
うちはっていうと、こちらも条件を念を押しての施工。
責任はありませんよ。
でも、誰かが負担を負わないといけない。

・・・。
うちが負いますよ。
T開発の、
「これからも再生のお手伝いをしていきますから」
の言葉に負けて。

うーん。
すっきりしないけれど、頼みますよ。社長。


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二つ目の蔵に侵入する(2013年2月11日午前) - 2013.02.13 Wed

週末に行った片付けの続きですが、翌日2月11日も片付けに行きました。
まず午前中は一人で。

あらかじめ保証人さんとも連絡を取り合って、特に一緒にやるわけでもないですが、同じ時間帯に片づけをすることになりました。

着いてみると保証人さんも随分と驚いた様子。
そりゃそうですよね。
自分がゴミを捨ててきてスペースを空けておいた土間辺りが、我が家の前日の片付けによって再びゴミの山になってしまったんですから。

で、保証人さんに渡されたのが「蔵の鍵」。
P2111016_R.jpg
ドラゴンクエストならファンファーレでも鳴るところですかね??
いやー。懐かしい。
特に上の鍵は、市川荘の共同浴場の鍵にそっくりです!!
こんな無骨な鍵を片手に、蔵を物色しに行きます。

といっても、蔵はこんな状態。
P2111021_R.jpg
左側の扉は瓦礫に埋もれています。
右側のお札だらけの扉から行こう。

P2111018_R.jpg

P2111017_R.jpg
んー。
一枚の扉に鍵穴が二つ。
なんだか昔やっていたMYSTっていうアドベンチャーゲームを思い出します。

まずは下の鍵穴から。
こちらは共同浴場の鍵と一緒なので、仕組みは知ってます。
ただこのタイプの鍵の欠点として、開いたかどうかが微妙な感触でしかわからない。
ん。
開いたと思う。

次に上の鍵穴。
こちらは普段我々が使っている普通の鍵のご先祖様みたいな奴だから、回せばいいんだろう。
でもどっち方向に?
分からないままとにかく回してみる。
開いたかな??

で、開けてみようとするんだけど、残念ながらこの扉、取っ手が一切無い
だから普通には開けられないので、仕方なくバールでこじ開けようとするも無理。
うーむ。
バールで開かないとなると、やっぱり鍵自体が閉まったままなのか??
でもそれさえも、確認する術は無い。

じゃあってことで、左側の瓦礫に埋もれた扉に取り掛かる。
こちらは瓦礫に埋もれてはいるけれども、鍵はかかっていない。
だから、瓦礫さえ取り除けば何とかは入れそう。
というわけで、せっせこと瓦礫をどかしていきました。

P2111023_R.jpg
ちょっと分かりづらいけれど、僕の足元から1メートルくらいの段差があります。
ここから進入しよう。

P2111022_R.jpg
お邪魔しまーす。
ちなみに扉に貼ってあるのは、1950年の官報です。

ん?
P2111027_R.jpg
中は案外きれいな座敷。
作り付けのタンスがたくさんあります。

よし、じゃあ中からさっきの扉を開けにかかろう。
P2111033_R.jpg
下の鍵はやっぱり開いていました。

P2111032_R.jpg
上の鍵もOKじゃん。
じゃあ何で開かなかったんだろう?
って、内側からバールでこじ開けると。

P2111025_R.jpg
開きました♪
外にいるのは保証人さんです。

どうやら扉が固着してたのと、取っ手がなかったのが原因のよう。

P2111030_R.jpg
一度開いてしまえば例の戸車があるので、開閉は割りとスムーズです。

P2111026_R.jpg
外から見た感じ。

P2111034_R.jpg
蔵は2階建てになっているので、タンス階段があります。

P2111035_R.jpg
2階はこんな感じ。
割と普通に見えるけれど、これはフラッシュを焚いているからで。

P2111036_R.jpg
フラッシュ無しだとこうです。
素敵なトップライトがありますね♪

色々とやるつもりが、午前中はここまでタイムオーバーとなりました。
なんだかんだで、扉を開けるまでに1時間以上orz

もう一枚写真を。
P2111038_R.jpg
午後から家族で来たときに嫁さんを蔵の中に案内しました。
憧れのタンス階段を発見できて、嫁さん大喜び♪

さて、午後からはいよいよ、母屋の片付けの続きです。


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井戸の発見と古民家の片付け(2013年2月11日) - 2013.02.14 Thu

二つ目の蔵に侵入した日の午後、再び家族で古民家の片付けに行きました。

どこからやろうかと考えていて目に付いたのは、玄関横にある井戸小屋。
うーむ。
ここに井戸があるという噂なんだけど、本当かいや??
つい最近まではゴミの山だったし、それがどけられてからも井戸らしい痕跡は無い。
いわゆるガッコンも無いし、電動ポンプも無い。
ただ床板みたいなのがはまっているだけ。

じゃあ剥いでみるか。
と、この間買ってきたばかりの必殺兵器(世間ではバールと呼ぶ)を取り出す。
剥いでみると出てきました。
巨大な穴。
しかし暗すぎて、よく分からない。
ヘッドライトで照らしてみても、全然駄目な感じ。
こんなときはデジカメが便利ですよね。
暗い箇所は目視よりも、デジカメで撮影して、画面で確認した方が効率がいいです。
で、パチリ。

P2111040_R.jpg
かなーり深い、井戸が確認できました。
すごいですね。
そして怖いです(涙)
水はありません。
噂どおり、夏だけ湧いて、冬は枯れてしまうようです。
うーむ。
これはどう活用したものか・・・。

じゃあ、中の片づけを始めていきましょう。
前日と同じように、まずは嫁さんと一緒に片づけをして、途中から娘と嫁さんが交代します。

P2111043_R.jpg
嫁さんは相変わらず、ゴミの片づけをして。
僕は作りつけの家具類を片付けることにします。
まず目をつけたのがこちらの棚。
厳密に言えば作り付けではありませんが、解体しないと運び出せない大きさです。
バールの餌食にしてくれよう!!
とりゃー!!
ってやったんだけど、悪戦苦闘した結果がこちら。

P2111067_R.jpg
夢、破れました(涙)
他の腐朽していてサクサク壊れてくれる箇所と違って、雨漏りの被害を受けていない箇所は丈夫なんですね。
しかも作り付けではないので、バールで殴っても、棚自体が揺れて衝撃を逃がしてしまいます。
断念。
うーん。
地道に釘を抜いていくか、丸鋸で解体するしかないな。

続いて取り掛かったのがこちら。
平面図3(現状・番号付き)

最近まで知らなかったのですが、③の部屋のちょうど丸印がうってある辺りが作り付けの棚になっていたんですね。
外観はこんな感じです。
P2030932_R.jpg
あまりいい写真がなかったorz
幅1間、奥行き半間、高さ2メートルくらいの巨大な棚があったわけです。
最初はえらいでかい棚だなと思っていたのですが、⑦の部屋から見るとそれが作り付けで、しかも③と⑦と両方の部屋から使えるようになっていることが判明。
立派だけど、残念ながら雨漏りをもろに受けて、腐朽しまくってる。

じゃあってことで、⑦の部屋から片付けていくことにします。

⑦の部屋から繋がってる扉を開けると、⑦の部屋は子ども部屋にでもなっていたようで、漫画やら玩具やら学習道具やらがたくさん出てきます。
それらをどけて、棚を解体し、更に奥の壁も破壊します。
すると③の部屋から使っていたと思われるエリアに突入。
こちらは食器棚兼食品庫になっていた模様。

P2111044_R.jpg

P2111045_R.jpg
写真でみるとこんな感じ。
本来なら向こうの部屋側の扉を開けて使用する部分です。
で、それらのゴミをどかしてゆく。

P2111047_R.jpg

P2111048_R.jpg
③と⑦の部屋が繋がりました。
フラッシュあり。

P2111049_R.jpg
フラッシュ無し。

さらに棚の外側の枠も壊してゆきます。
P2111061_R.jpg
これが。

P2111062_R.jpg
こうなりました。

P2111068_R.jpg
同じ箇所を反対側の⑦の部屋から見た様子。
きれいさっぱり♪

6時くらいまでみんなで働いて、母屋は9割がた片付いた感じです。
ゴミに関しては。
今週末は京都からM君がはるばる手伝いに来てくれるけれど、天井や壁や床の解体に取り掛かれそうかな。

P2111074_R.jpg
帰り際に撮影した、③の18畳間の様子。
中央右に前の住人がいた机が残っています。
つい最近まで人が住んでいたとは思えない状況ですね。

さて、11日に作業した部分は、おおまかには以上となりますが、もう一つ知られざる隠し部屋を発見してしまったわけです。
その話はまた明日・・・。


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入ってはいけない部屋(2013年2月11日午後) - 2013.02.15 Fri

さて、昨日の続きですが、11日の片付けの際に見つけてしまったもの。
平面図4(現状・番号付き)

ちょうどこの図面でいうところの⑪の部屋。
2つ目の囲炉裏が見つかった部屋であります。

この部屋には押入れらしい引き戸がありまして。
この押入れも片付けないといけないなとか思いつつ、開けてみたんですよ。
P2111050_R.jpg
うん。
やっぱり、押入れに見えますね。

で、開けてみると。
P2111053_R.jpg
なんじゃこりゃ??
垂れ幕みたいなのがぶら下がっています。
「入るなと言った筈だ
お前は自分で信用をすてている」

達筆な字でこうもはっきり書いてあると、心にぐさりと突き刺さります。
そうだよなあ。
自分で信用を捨ててるよなあ。
って、僕のことじゃないって!!

まあでも、いまだかつて無い入りがたい雰囲気。
あからさまに、「入るな!!」って言われてますからね。

でも入らないことには片付かないし、入るなと言われればなおさら入りたくなるもの。
というか、こんなところにまだ部屋があったことが驚きで、わくわくしながら入っちゃいました。

P2111055_R.jpg
ん?
本棚??

P2111057_R.jpg
あと、茶箪笥みたいな。
床には本が散乱しています。

何の本だろう??
って見てみると・・・。

P2111058_R.jpg
エッチな本でした。
見てみると、僕が生まれる10年位前、今から40年近く前のエッチな本。
それが、んーと、50冊くらい??
たくさんありましたとも。

別の場所で作業してた嫁さんを呼んで、しばし鑑賞(笑)

うーん。
よく分からないけれど、およそ40年前にこの家で、エッチな本をめぐる男達の攻防があったと思われます。

さてさて、これはどうしようか?

このブログを読んでる皆さん!!
きっと考古学的な価値があるに違いありません。
欲しい方はいらっしゃいませんか?
非公開コメントでもいいので、こっそりお知らせ下さい。
漏れなく送料着払いで進呈いたします。

沢山のご応募、待ってますね☆


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わが物件に対する客観的評価 - 2013.02.17 Sun

物件の購入がとっくに終わったつい最近、伊那市周辺で他にいい物件はなかったかなと、ネットで見ていました。

もう購入は終わっちゃったのにね。
自分の選択は正しかったかな?と気になるものでしょう。

そしたらですね。
いい物件を発見してしまったんですよ。古民家物件情報3
おお!!
かっこいい茅葺じゃないですか?!
写真を撮ったのが春なのか、桜も満開で美しいです。
いいな、まだこんな物件あったんだ。

しかも、場所はうちの物件と同じ伊那市○○○。


・・・。

・・・。










うちの物件じゃん!!

まったく違う不動産屋で、涼しい顔ででてるけど。
紛れも無くうちの物件です。


しかもですね、こんな記述。


古民家物件情報1
古民家物件情報2

赤いアンダーラインはこちらで引いたものですが。

物件情報の中に3箇所も「廃屋」なんていう素敵な記述が。

そうか。
廃屋か。

薄々気づいてはいたけれど・・・。
こうやって物件情報なんていう、あるていど客観性のあるものでそうはっきり言われると、納得してしまいます。

まあでも、この物件情報が乗った当時、住人がいたわけですけどね。

さあ、今日もこれから「廃屋再生」を頑張ってこよう☆



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再生計画を邪魔するもの - 2013.02.18 Mon

ちょっとブログの更新が開いてしまいましたね。
M君は結局予定よりも1泊多く、3泊していきました。
久々に学生時代のように、2人でのんびりと、いろんなことができました。
それで夜はM君と話しこんでいたので、ブログを更新できなかったわけですが。

さて、毎週末物件に行って、片付け物やら解体作業やらしているわけですが、邪魔してくれるものがあります。
それは

えーとですね。
伊那谷ってのはあまり雪は降らないはずなんですよ。
僕はここに住んで3年近くなりますが、昨シーズンまでで雪かきをしたのは多分3回くらい。

なのに今年はもう6回くらいドカ雪が降っています!!

雪掻きが2本も折れてしまうくらい。

物件を見つけて、購入のための準備をしている頃から、雨が嫌だったんですよ。
雨漏りすると、また躯体の腐朽が進んでしまうから。
と思っていたら、物件を購入したとたんに今度は雪ですか?!

特にこの一週間はひどい!!

先週水曜日の未明に20センチくらい降り積もったかと思ったら、それが溶ける前に金曜日は朝から夕方まで降り続け、そして今日も昼過ぎまで大雪でした。

もうね、どんだけ降り積もってるのかと。

ちょっと写真を見てみましょうか。
先週土曜日朝の写真です。

P2161094_R.jpg
軒から見上げた感じ。
完全に雪国ですね♪

P2161095_R_R.jpg

P2161093_R.jpg
庭の様子。
長靴を履いていても、雪が侵入してきます。

P2161092_R.jpg
雷が落ちた蔵。

雪がこうもあるとどう困るかというと。

①屋外に出るたびに濡れる。
あんまり屋外に出なけりゃいいじゃんと思いつつ。
例えばですね、床板を剥いだりとか、作り付けの家具を解体したりとかしてですね、大量の廃材が出ます。
それを家の中に置いておいても作業場が狭くなったり、邪魔なので、家の外に出します。
すると、地面はべちょべちょだし、屋根からは雪解け水が滴っているわけですよ。
ご存知のとおり、茅葺屋根には雨樋なんてものは無いですから。
そんな作業を繰り返しているうちに、服も、靴もびしょびしょに濡れてしまうわけですよ。
冷たい!!
テンションが下がります・・・。

②雪解け水がうざったい
雨が降るともちろん雨漏りをするわけですが、雨ならばそれは降っている間だけのこと。
雪は屋根に積もって、ゆっくりゆっくりと長時間にわたって雨漏りを供給してくれます。
だから雨よりも長時間、躯体は雨漏りにさらされるし、せっかく土間に集めてあるゴミ類も濡れて、再びがちがちに凍ってしまうし。
さらには、これから片付けるゴミ類も凍ってしまって、大量の本の山なんて、バールで剥がさないと片付けられない状態。
困ったものです。
ああでも、バールで剥がした氷漬けの本は、縛らなくても一塊になっていて楽ですけどね。

③保証人さんの作業が遅れる
特に役割分担が決まっているわけではありませんが、大体、僕が家にあるゴミを分別して土間に置き、保証人さんがそれを処分場に運んでくれている感じ。
だから雪が降って保証人さんが作業できなくなると、その分だけゴミの片づけが遅れてしまう。
正直土間は既にゴミの山だし、これを片付けてもらわないことには、こちらの作業も進まない状態。

④屋根の応急防水が遅れる
以前にも書きましたが、T開発に紹介してもらった大工さんに、ブルーシートによる屋根の応急防水を依頼しています。
現在は全体の5分の1程度しか覆われていませんが、続きの施工をしようにも、雪が邪魔をしています。
こちらも雪が降っている限りはちっとも進まない感じ。

なーんて。
雪が降るたびにブルーになりながら、作業を進めております。
M君と一緒に行った作業については、次回からの記事に書いていきます。

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次々に見つかる囲炉裏(?)炬燵(?)(2013年2月16日) - 2013.02.19 Tue

先週の土曜日ですが、M君と一緒に物件に到着して、雪の多さに辟易しながら、午前中はまず古民家の物件検証をしました。
もう、買ってしまった後なんですけどね。
M君自身も今回の古民家購入には大変に心配してくれた一人。
実際の物件を見て安心して貰ってもいいですし、逆に駄目な箇所を指摘してもらうのも良しです。

まずは各部屋から。
平面図(現状・番号付き)
一通り見て、⑦の部屋、前の週末に床板を剥いだ場所からM君が潜っていきました。

どうもよく分からんのですが、家の格で床の高さが決まっているようで。
うちの物件は庄屋さんだったので、床が結構高いらしいです。
だから、匍匐前進ではなく、四つん這いに近い状態で進んで行きます。
M君はそうやって長い時間をかけて、床下を一周し、一通りの状態を見てきました。

柱も束も乾いていて、シロアリの被害もほとんど無いとのことでした。
ほんとう、雨漏りのさらされていた物件にしては、意外なくらいに良好な状態です。

もう一つ。
「そういえば、ほとんどの部屋に囲炉裏みたいなのがありましたよ」

ん?

囲炉裏は18畳間に大きいのがあって、前の週末には⑪の部屋でもう一つ見つかったばかり。
まだあるの?
ってな訳で、すぐ近くにある⑦の部屋の床を剥いでみました。
P2161097_R.jpg
この辺に埋まってそう。

P2161098_R.jpg
断っておきます。
屋外っぽくも見えますが、ちゃんとした家の中です。
床の上です。
畳が風化して、半分土に戻ってるんです(笑)

P2161099_R.jpg

P2161102_R.jpg

P2161103_R.jpg

P2161104_R.jpg

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P2161106_R.jpg

P2161107_R.jpg

P2161108_R.jpg

P2161109_R.jpg
ありました♪

こんなのが各部屋にあるようです。
小さな囲炉裏かな?
埋め込み式の火鉢かな?
この前発見した隠し部屋に3つくらい炬燵櫓があったから、埋め込み式の炬燵かな?
詳細はまだ分かりませんが、いずれにせよ各部屋にある辺り、お金持ちっぽいです。

続いて屋根裏に登っていきました。

P2161110_R.jpg

P2161111_R.jpg
こんな感じで、躯体のあちこちを玄翁で叩いたり、錐を刺したりしてチェックするM君。

躯体はやはり雨漏りの被害はあるものの、M君が思っていたほどひどくはないようです。
雨漏りがひどくなったのは比較的最近なことと、躯体に太くていい材を使ってあることと、そもそもの立地が乾いた場所にあるのが幸いして。
あと、シロアリは木材全体を食い荒らすのに対して、腐朽菌は外側から侵食していくので、内側はまだ生きているようです。

屋根裏に登ったついでに、囲炉裏を見下ろしたところを撮影しました。
P2161112_R.jpg
フラッシュなし。

P2161113_R.jpg
フラッシュあり。

この煙抜きは塞いでしまいますが、なかなか面白い眺めですね♪

さて、午前中の下見が終わり、午後からは片付けと解体に入っていくことになります。


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6畳間の床組みの解体とか(2013年2月16日午後) - 2013.02.20 Wed

2月16日の話の続きです。
午前いっぱいまであちこちを見て回ったわけですが、とても寒くて、ひとまずは昼食を食べに行きました。

午後から作業再開です。
とはいっても、保証人さんの片づけが雪のせいであまり進んでいないので、土間は相変わらずのゴミの山。
母屋のゴミを片付けようにも、片付ける先がありません。
色々と考えながら、この日片付けたのがこちらの範囲。
平面図5(現状・番号付き)

まずは⑤の6畳間の床組みを解体します。
130216-130625_R.jpg

130216-130632_R.jpg
6畳間は小さいし、ご覧のとおり既に雨漏りで崩壊しているので、何の躊躇も無く。
いけね。
解体後の写真を撮るのを忘れた・・・orz

更に土台の腐朽箇所を確認していきます。
130216-143201_R.jpg

130216-143141_R.jpg
白くなっている箇所は腐朽菌にやられています。
まあでも、一番雨漏りの被害を受けているこの部屋で、この程度の腐朽で良かったです。
これならば他の部屋の土台は期待できるかも?!

あと、ちょっと残念なことに、6畳間を解体した後の廃材を家の外に出すときに、あちこちの床とか畳の上とかが汚れまくりました。
土みたいなのが沢山落ちて。
いくら解体するとはいえ、ちょっとテンション下がりますよね。
やっぱり日本人なので、感覚的に畳の上が汚れるのが嫌なのだと思います。
畳の上の土を片付けようにも、家からは箒ばかり沢山出てきて、なぜかチリトリが無い。
うーん。
チリトリ買ってこなきゃな・・・。

続いて、前回途中までしか壊せなかった⑧の納戸にある棚を壊します。
130216-152351_R.jpg

130216-152343_R.jpg
さすが、M君は解体の手順も心得ているので、玄翁一本で破壊してゆきます。
それでもやっぱり大変そうではありましたけどね。

130216-152651_R.jpg
前の週にも片付けたところですが、これで⑧の納戸は作り付けの棚以外に何もなくなりました。
この棚だけは再生できるか分かりませんが、取っておくことにします。

次に、⑦の広縁のゴミを片付けてゆきます。
⑦の部屋は前の週にほとんど片付けたので、後は広縁を片付ければ終わりそうです。
でもこれが大変でしたよ。

130216-162103_R.jpg
こんな様子♪
単なるゴミの山に見えますが、これ、みんな氷漬けになってるんですよ!!

130216-163824_R.jpg
こんな風になってる本の山を、バールで剥がしてゆきます。
なんか、バールの使い方が間違っているような・・・(汗)
出てくるのは、大昔の教科書類。
僕が生まれる5年位前の、高校の生徒手帳とか。
うーんと。
35年前に高校生だから、現在は50代??
生徒手帳の仕様って昔から変わらないんですね。
ちょっとした発見でした。

で、氷漬けのゴミに悪戦苦闘しながら、最後の作業がこちら。
130216-170021_R.jpg
⑦の部屋の左隅のほうに張ってある、プリント合板です。
無垢材だらけのこの家で、プリント合板が貼ってあるのは多分ここを含めて2箇所だけ。
家全体が味のある黒色というかこげ茶色になっている中で、いつまでたっても新しい色のプリント合板は浮きまくりです(笑)

130216-170028_R.jpg
まったく。
なんだってこんな素敵な家に、無愛想なプリント合板を貼るんでしょうかね?!

剥いでしまえ♪
130216-170038_R.jpg

130216-170047_R.jpg
出てきたのはそれほど傷んでるとは思えない、無垢材の板。
いや、寧ろ合板を貼った貼り跡が汚いだけ。
M君の予想では、隙間風を防ぐために貼ったのではないかとのこと。

それにしてもセンスがないよなあ。

ともあれ、ここまでの作業で午後5時過ぎ。
ひとまずは上がることにしました。

明日はどうしようか?
片づけをしようにも、ゴミを置く場所がないよなあ。
そんな風に思いながら。


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トランプ再開!! - 2013.02.21 Thu

どうやら昨日の記事で100件目だったみたいでorz
ずっと「そろそろ100件目だな」って覚えていたのに、いざとなると忘れてしまうものですね。

さて、そんな記念すべき100件目とはちょっと違う、今日は家族の記念すべき日。
トランプが再開した日です。

どういうことか説明しますと、我が家はテレビを見ないので、ラジオを聴きながらご飯を食べて、食後にトランプをします。
大体は大富豪を3回勝負して、最後に負けた人が皿洗いをします。
こんなことを結婚以来、2年以上続けています。

ところが当然だけど、次女が生まれたときから暫くお休みしてたんですね。
もちろん嫁さんはそれどころじゃないし、暫くは「家事はみんなで協力!!」という体制でしたから。

でも、嫁さんと昨夜、皿洗いをしながら「そろそろ再開する?」みたいな話になって。

というわけで、今日から再開しました。
久々なのでちょっと緊張します(笑)

さて、勝てるでしょうか?

まずは1回戦目。
130221-194556_R.jpg
いきなり駄目じゃんorz
革命が起ころうと何が起ころうと、駄目駄目です。
唯一の救いは8の2枚出し??
話になりません。
というわけで、1回戦目は長女・嫁さん・僕の順位。

2回戦目いきましょう。
130221-195332_R.jpg
おおっと!!
いけるかも。
カード交換で長女にジョーカーを上げた後にでもこのカードです。

不要な1枚出しを次々に捨てて、2も惜し気もなく使い、最後は8切り革命の3単品で上がり。
僕・長女・嫁さんの順位になりました。

3回戦目は写真は撮っていませんが、僕は余裕勝ち。
最後も僕・長女・嫁さんの順番で。

久々の勝負でしたが、家族みんな燃えました(笑)
今回はたまたま勝ちましたが、勝率で見るとみんな同じくらいなんですよ。

今日は嫁さんに皿洗いをお願いしまーす♪


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仏間と台所を片付ける(2013年2月17日午後) - 2013.02.21 Thu

この間の日曜日の話。

M君はこの日も手伝ってくれる予定なのでしたが、残念ながらゴミを片付ける先がない。
どうしようか・・・。
朝から現場に行っても、きっと作業自体があまり無いだろうな。
雪が無かったら庭でもきれいにするんですけどね。

じゃあどうしようかと。
そんなわけで、午前中は近所にあるグリーンファームに行ってきました。

グリーンファームはこちら

グリーンファームというのはいわば産直市場みたいな感じですが、一言では言い切れないんですよね。
出荷者は1500件を超えて日本一の規模だといいますし。
動物も売ってるし、庭木も売ってるし、リサイクルショップも兼ねています。
M君はずっとパーマカルチャー(持続可能な生活?)というものに取り組んでいるので、きっと興味を持ってもらえると思って連れて行きました。

そしたら何と2時間くらい、午前中丸ごと居てしまいましたよ!!
やっぱり面白いですね。
特に今回は今まで行ったことがなかったリサイクルコーナーに行きました。
他のリサイクルショップにはまず無いような古道具の数々。
面白かったです。
特に古民家を買ってしまったから、余計に面白くなってきたんでしょうね。
再生が一段落したら、ゆっくり気に入ったものを揃えていこう。

いつまでも遊んでられないので、午後からは古民家に行きました。

そしたら土間がちょっと片付いていて。
どうやら保証人さんが午前中のうちにゴミを捨ててきてくれたようです。
これで内部の片付けを再開できます。
平面図6(現状・番号付き)
この日に片付けたのはこの辺り。
これで母屋のゴミはほぼ終わりそうです。
ああ、大量のエッチな本以外は・・・。

130217-141930_R.jpg
台所を片付けるM君。
大量の食器と食品とそして漬物が出てきます。
漬物は大小あわせて10個以上の容器に入っていました。

130217-165229_R.jpg
台所の上にある作り付けの神棚を片付ける。
一応お参りしておきます。

130217-170131_R.jpg
ありがとうございました。

あ、ちなみに。
M君ばかり働いているように見えるけど、僕もちゃんと働いてますよ。
そりゃ僕のカメラには、M君の作業風景ばかりになってしまいますから(笑)

僕が作業していたのはこちら。
130217-161231_R.jpg
これまで触りがたくて、手をつけなかった仏間です。
放置していましたが、他にやるところもないので、仏壇や神棚以外は片付けてゆきます。

130217-161216_R.jpg
仏壇の上の棚はこんな感じ。
何か仏具の空箱??

130217-161224_R.jpg
これは仏間にある神棚。
ちなみにこの家には神棚が5個くらいあります。

130217-174108_R.jpg
さて、小一時間でこのように片付きました。

130217-174119_R.jpg
ついでに前日に片付けた⑧の納戸もゴザを片付けて仕上げ。
この仏間と納戸は建具で仕切られているだけなので、行き来できるようになりました。

130217-174211_R.jpg
台所もこんな感じで片付きました。

残りの時間で、奥の土間を片付けてゆきます。

さあ、6時になったし、これでおしまい。
と思っていたら、M君が「野人さん!!こんなものがありましたよ!」って僕を呼んだのでした。

(続きは明日の記事で・・・)


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カラダとクルマと家のメンテナンス - 2013.02.22 Fri

今日は職場の健康診断みたいなのがあって、伊那健康センターに行っていました。
うーんと。
人間ドックの簡易版みたいな奴??
夕方近くまであれこれ見られました。

僕の体はというと、そこそこの運動と、極端に健康的な食生活のお陰で、体は健康そのもの。
褒められました。
ただ、歯がよくない・・・。
歯が中学生のときに自転車で人類の限界に挑戦したら10本近く折れてしまって、前歯はほとんどブリッジなんですよ。
だからブリッジと健康な歯のつなぎ目が磨きにくくて虫歯になってるのと、親知らずが出てきているのと、歯石が溜まって軽度の歯周病になっているのが指摘されました。

うーむ。
じゃあ、今日はせっかくお休みをいただいているから、行ってみるかと、ついでに歯医者を受診。
まずは歯石を取ってもらう。
歯周病の状態は良くないみたい・・・。
歯石を取ってもらいながら、磨き方にも気をつけていかないと・・・。

自分ももうじき30歳で、そろそろ体のメンテナンスに気をつけていかないといけない年齢だなあ。
そんなことを改めて感じた1日でした。

もう一つ。
偶然にも、明日は車の車検なんです。
しかも僕のと、嫁さんのと同時に。
何も無ければ2台で15万円弱・・・。
何かあれば青天井??
体ではないけれども、日頃のメンテナンスですよね。

なんかね、自分の中ですごくリンクしてくるんですよ。
家の再生のことをずっとやっていて。
結局僕がこれからやっていく、総額千何百万の再生ってのは、前の持ち主がメンテナンスを怠っていた部分が大半。
「当面はだましだまし使える」って思っていた部分でしょうか・・・。

でもそれが結局のところ大規模な雨漏りとなって、躯体部分は腐朽し、畳は腐り、土壁は剥がれ、家財道具が傷んでしまった。
完璧なメンテナンスは難しいとしても、やはりそれを怠ると大きなツケが回ってくるんだな。
毎週末片付けに行きながら、そんなことを実感しているところです。

そう思っていたところに、今日の健康診断での歯の話。
規模は違うけれども、自分もちゃんと出来ていないですね。
明日の車検も怖い。
日々のメンテナンスはやってるつもりでも、専門外だから、自分の思わぬところで重大な故障が発生しているかもしれない。

まあ、ずぼらな自分ですが。
今日でカラダを、明日でクルマをしっかり検査して。
これからはそれに加えて家のメンテナンスもしっかりしていかなきゃな、と思ったしだいです。


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ついに発見!内閣総理大臣秘書官辞令(2013年2月17日午後) - 2013.02.22 Fri

M君との片付けの続きです。

作業終了間際、土間のゴミ山を片付けていたM君が僕を呼びました。

で、見つけてきたものがこちら。
130217-174530_R.jpg
内閣総理大臣秘書官の辞令です。

うーん。
確かに前住人はそう言ってましたけどね。

以前のこちらの記事にも書いたとおりですが。
この家の家系は江戸時代までは庄屋さん、明治以降は県会議員、総理大臣秘書官、衆議院議員と、名家といった感じの地位を気付いていたわけです。
で、しかも、どの総理大臣の秘書官かっていうと、僕の大好きな浜口雄幸なものですから、大興奮ですが。

でもですね、僕自身もこの話、いまいち信じていなかったんですよ。
前の住人は年齢の割にはしっかりしている人なんですが、いまいち信用できない部分もありましして。
(例えばですね、この家の屋根を全部一人で葺き替えてしまった、だとか。本当かいや??)
そう、だから、話の大筋は合っていても、誇張している部分もあるんじゃないかなと、心の中では思っていたわけです。

そしたらでてきたのがこの辞令。
どこから出てきたかといいますと、なんでもない長持からです。
しかもその長持、もろに雨漏りの真下で、被害を受けていました(汗)
えーっとですね。
こんなものが見つかって、喜んで開けてみようとしたんですが・・・。
残念ながら凍っていて開けられませんでした。
だから雨漏りを受けない場所に避難させて、溶けるのを待ちます。

ついでに、同じ長持からこんなものも出て来ました。

130217-1748271_R.jpg
遊学費帳です。
うーんと。
下宿中の小遣い帳みたいなもの??
それらしき中身ではありましたが・・・。

面白いのは、慶應義塾大学ではなく慶応義塾大学部ってなってるところですね。
慶応義塾は1890年(明治23年)に大学部を設置し、1920年(大正9年)に旧制大学となっているようです。
つまりはこの家の子どもは大学部があった短い期間に、遊学に行っているようですね。

うーん。
面白い!!


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ダイナマイト発見??(2013年2月23日) - 2013.02.23 Sat

今日は午後から車検なので、午前中は僕一人で古民家にお出かけ。

まずはグリーンファームに紹介してもらった、「導楽園」という所に行ってみる。
茅葺屋根を降ろしたときの茅の引き取り先をずっと探していて、昨日グリーンファームに相談してみたんです。
そしたらうちじゃ駄目だけど、導楽園ってところなら燃料として使ってくれるかもしれない、ってことでした。

で、導楽園に行ってみる。
うちの古民家から車で5分ちょっとのところです。
そこの社長に相談してみるも、やっぱり茅じゃあ燃料にならないということでNG。
すぐ近くの畑でいろんな枝とかを堆肥にしているところがあるからと紹介してもらうが、そこも茅は堆肥になりにくいということでNG。

茅の引き取り先は暗礁に乗り上げました(涙)

このブログをご覧の皆さん、引き取り先を紹介していただけませんか??

グリーンファーム曰く、導楽園が駄目だったらうちに募集のポスターを貼りなよ、ってことなので、明日さっそくポスターを作って持っていこうかな・・・。
まだ茅を降ろすこと自体、決まったわけじゃないんだけどね。

さて、その後、気を取り直して古民家に行きました。
今日は一人だし、時間もそんなにないので、明日の作業の段取りだけ。

130223-111421_R.jpg

130223-111517_R.jpg
屋根を見ると防水の作業が進んでいるのが確認できました。
今で3分の1くらいかな・・・。

130223-112035_R.jpg
前回、写真を撮り忘れた、床を取り外した後の6畳間の様子です。

130223-112027_R.jpg
アップ。
6畳間なのに束が3箇所(?)くらいしかなく、しかも場所が偏ってます。
うーん。
昔の大工さんの勘というか理屈ってすごいな。

土間の辺りはかなり荷物が片付いていて、これで明日は蔵の片づけを始められそうです。
残されていたゴミ山に置かれていたのがこちら。
130223-111914_R.jpg
も、もしかして。
ダイナマイトさんですか??

まさかね。
発炎筒とかかも知れないね。
すごく興味津々。
火をつけて、何もない原っぱに放り投げてみたいです。

さあ。
1週間ぶりの古民家見学はこれくらいにして、作業していこうか。

今日の作業はこちら。
130223-112501_R.jpg
明日は蔵の荷物を整理して、ゴミを母屋の土間まで運ぶため、この雪道をきれいに掻いておくことにします。

130223-114031_R.jpg
さらにこの辺り。
蔵は雷で燃えてしまって以来、放置されています。
だから、蔵の入り口のところには燃え残った材木だとか、トタン板だとかが散乱していて、しかも枯れた草みたいなのが邪魔しています。

材木をどかし、大きなものは鋸で切って、草を刈りました。
うん。
これで明日はゴミを出しやすくなるぞ。

ついでに明日の作業領域の現況確認。
130223-114627_R.jpg
蔵、左手。

130223-114634_R.jpg
蔵、右手。

130223-114639_R.jpg
蔵、正面。

うん。
ゴミの山だ。
ダンボールとか、空き箱が多いから、案外早く片付くかも?!
果たしてここから使えるもの、価値のあるものは出てくるでしょうか?

今からわくわくします♪


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蔵の片付けを開始 - 2013.02.24 Sun

母屋が9割5分ほど片付いて、残りはいじれない物ばかりになったので、今日からいよいよ蔵の片づけが始まりました。
蔵は二つあって(「雷が落ちた蔵」と「崩れた蔵」)、まずは雷が落ちたほうの蔵です。

あ、その前に嫁さんと娘が始めて屋根裏に上りました。
僕自身はかれこれ10回くらい上ってはいるんだけど、二人は初めてです。
嫁さんはこの物件を見つけたときには妊娠後期で、それから出産後は暫く動けなかったですから。
というわけで、今日の作業前にちょっくら上ってもらいました。
130224-134511_R.jpg

130224-134519_R.jpg
ついでに撮影した、土間を見下ろしたところ。
2人とも以前に見せてもらったM君の古民家の屋根裏との違いにびっくりしてしていました。
そりゃ建物の大きさが違うせいだろうけど、うちの屋根裏はバカみたいにでかいですから。

屋根裏の見学が終わって、蔵の片づけを始めます。
外観はこんな感じ。
P2161092_R.jpg

中はというと昨日の記事で載せたとおりですが、こんな感じです。
130223-114639_R.jpg

130223-114634_R.jpg

130223-114627_R.jpg
母屋も十分ひどかったですが、蔵もひどいものですねorz
よくも一家族でここまでゴミを溜めるものです。

さて、やっていきましょうか!!

出てきた面白いものをいくつか紹介します。

130224-141439_R.jpg
ホルマリン・・・。
中身入りです。
何のために??
処分に困るなあ・・・。

130224-150105_R.jpg
石版。
うわー。
本物ははじめて見る。
戦前とかの小学生が、ノート代わりに使っていたやつですよね?!

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僕が生まれた年の年賀状。

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魚を取る道具??
手作りかもしれない・・・。
竹とすだれとタコ糸で作られているような。

130224-165250_R.jpg
自転車が2台・・・。
つくりが今の自転車と違いすぎているから、直そうにも部品がないんだろうな。
トトロでかん太が乗っていた奴みたいです。

130224-170524_R.jpg
感謝状。
江戸時代は庄屋、明治以降は議員をやっていただけあって、公共の精神という奴が強かったんでしょうか。
道路の改修のために寄付でもしていたようです。
城南町??
小黒川の辺りにあるそうです。

そんなこんなで片付けは進んでゆきます。
130224-165309_R.jpg

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今日の作業でいうと、半分くらい終わったところの途中経過の写真。
全然片付いていない感じもしますが、めげてはいけません!!

6時ちょっと前、休憩時間を除いても4時間を超す今日の作業が終わりました。
作業終了後の蔵の状態。
130224-173708_R.jpg

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蔵の入り口に立って、4方向に向かって撮った写真です。
ちょっとは片付いた??
大体今日作業した部屋は3分の1くらいは終わりました。

ただですね。
この蔵は2階建てで、各階に部屋が2つあって、おそらく合計4部屋あると思われます。
なのに、今現在開けられるのはこの一部屋のみ。
あとの部屋も近いうちに開けなければなりませんし、もちろん片付けなければなりません。
しかし、開かないのです(涙)
バールでやっても。
もうちょっと頑張って、開けてみないとな。

たった一部屋なのに、半日掛りで3分の1しか片付かないなんて。
他の部屋を見るのも怖いです(涙)

ちなみに母屋はほとんどが一般家庭のようなゴミでした。
それに対して、蔵のほうはこの家の主が経営していた電気店関係のゴミが多い。
配り残した粗品とか。
ほんとう、ひどいものです。

ゴミの片付け先である母屋の土間周辺はこんな感じになりました。


130224-174125_R.jpg

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保証人さんが処分しやすいように、分別して置いておきます。
つい先日、僕達が積み上げておいたゴミを処分してもらったばかりなのに、仕方がないこととはいえ、お気の毒です。

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自転車は土間に置くと狭くなってしまうので、玄関辺りにおいておきました。

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帰る前に、屋根の防水施工の途中経過を撮影して終了。

誇りまみれになって、くたくたになった休日でした。
でも毎週楽しいです。
家族で力をあわせて頑張っている感じがします。

さて、来週末も頑張りましょうかね!!


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屋根で大迷走(1)屋根断熱の必要性 - 2013.02.25 Mon

多分再生計画ってのは紆余曲折を続けていくと思うんだけど、今現在、一番迷っているのは「屋根」です。
屋根ってのは色々迷って、「茅を降ろして、小屋組みから作り直して、ステンレス板金を葺く」という風に決めたはずなんです。
詳しくは「屋根について」のカテゴリをご覧ください。
僕もさっき読み返したんですが、当時の自分の迷いっぷりがよく分かりました(笑)

では、なぜ一度決めたやり方に迷いが生じているかというと、侍の言葉から。
「今さらだけどさ、茅葺きを残してその上から板金にしないかって、うちの親父が言うんだけど・・・」
ってさ!!

その選択肢は一番最初の頃に侍からは「やったことが無いし、寒いから止めとけ」と言われ、除外されていたものでした。

うーむ・・・。

今までの計画では、こんな感じになるはずでした。
板金屋根の断面図
茅を降ろし、小屋組みを作り変え(垂木と母屋から作り直す?)、ステンレス板金を葺くというもの。
更に垂木の間に入れる形で、屋根断熱も作って。

それが、茅を残すとこんな感じになります。
茅葺屋根の断面図
方法の違いによっていろんな違いがでますが、この断面図で言うと一つは屋根断熱が取れなくなることでしょうか。
この方法だと屋根断熱が取れないから、寒くないの?
って侍に聞くと、
「あはは。気密性がないからどの道寒いよ(笑)
と、元々のプランさえも覆す、見も蓋もない発言(汗)

まあいいや。
どの道、居住空間のほうは天井断熱と床下断熱を取るし、元々古民家の気密性なんてたかが知れてる

さて困った。
まさかの侍方面からの「茅を残さないか?」発言。

今日は屋根断熱という切り口から述べていますが、僕の意見としては「可能なら、気休めであっても屋根断熱したい」という考えです。

まずもって、根本的な考えとして僕は「全館暖房は人間を弱くする」と思っています。
季節感もなく、年中快適な気温に保たれている家なんて、人間にとって良いわけがありません。
ましてや、そんな家で子育てをするなんて。
夏は暑くて汗を掻き、冬は寒くて暖をとる。
そういった生活こそが本来の我々の生活のはずです。

(そういえばつい最近読んだ本、『建築知識』のバックナンバーだっけか?、に「寝たきりのまま生きるよりも、元気なうちにヒートショックで死にたい」みたいな、極論が書いてありましたが。)

そう。
だから基本的な考え方は全館暖房ではなく、「寒い冬でも暖かく出来る部屋を作る」というものです。
暖房面積は小さく抑え、そこだけをきっちりと暖かくしてきます。

じゃあ、屋根断熱なんて不要では??
ということになってしまうんですが。
実は今現在もそうなんですが、茅葺き屋敷の中は屋外よりも寒いです。
だから再生したときも、このままだと吹き抜け天井の土間が寒すぎるなと・・・。

ああ!軟弱でごめんなさい!!
でも、土間は貴重な作業スペースだから、外気温プラス2℃くらいは欲しいんです!!
現状だと、体感温度では外気温マイナス7℃ってところですから・・・。
なので、小屋組から作り変えるってプランの際には、多少の価格アップに眼をつぶって屋根断熱を予定しているわけです。

ちょっと暫く、屋根の迷走中の件を書いていくと思います。
今日はエピローグってことで、屋根断熱についてでした。

最後に、知っている人がいたら教えて下さい。
茅葺きは断熱性に優れているor優れていない、という2つの説があります。
どちらが正しいんですかね??
僕としては「数値だけで断熱材と比べたらお話にならないけれども、茅葺きの厚さ(50センチくらい)があるので、総体としては断熱性に優れている。しかし気密性はほとんど無いから、結局のところ寒い」ってところかなとは思っていますが。

この問題に対する見解や、根拠となる資料なんかありましたらご紹介下さい。


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屋根で大迷走(2)小屋組から作り直すプラン - 2013.02.26 Tue

さてさて。
昨日の僕の疑問について、各種のご意見ありがとうございます。

また個々にご返答はするとして、今日は当初考えていたとおりの「小屋組みから作り直して、ステンレス板金にする」というプランについて、長所と短所を説明していきたいと思います。

そもそもこのプランは物件を発見した初期の頃にM君やら侍やらに相談して、茅葺きの上から板金を被せるよりも、小屋組みから作り直した方がいいだろうということで始まったものです。
(でも、僕の認識違いか、改めて最近確認してみるとM君は「茅葺きの上から板金の方が良い」という意見らしかったです。おかしいなあ。僕の聞き間違いかなあ・・・)

そこから屋根葺き材料の検討が始まって、ガルバリウム、瓦、銅板などいろんな材料を検討する中で、ステンレスにしようと考えていたのでした。

それが今になって、また迷っているんですがね(汗)

じゃあ、このプランでの長所と短所を述べていきましょうか。
【長所】
①施工は確実で、強度は出るっぽい
茅葺屋根の小屋組みはただ母屋(おもや)の上に乗せてあるだけのものです。しかも母屋(もや)や垂木は縄で縛ってあるだけ。
そのうえ母屋(もや)と垂木は丸材。
それをちゃんとした角材に代えて、釘などで固定できます。
じゃあ本当に確実なのか?って言えば、侍のことだから「そりゃあんな家だから、確実って言えるものはないよ」なんて言われそうですが(笑)

②屋根断熱が取れる
垂木の上なり、垂木の間なりに断熱材を入れることは出来ます。
機密性は未知数だけれど・・・。

③煙突を出せる
これはもう少し調べる必要があるかな。
とりあえず茅を降ろしてしまえば、板金屋さんが嫌がるかもしれないけれど、普通の家と同じように煙突は出せるようになります。

④トップライトをつけられる
特に土間の勾配天井の部分ですが。
暗くて日光が差しにくい古民家。
下手に窓を増やすよりは、土間にはトップライトをつけた方が早くて安いです。
これも雨漏りの心配があるから、板金屋さんは嫌がるけど・・・。

⑤ソーラーパネルが乗せられるようになる
茅葺き屋根でも乗せられないことはないけれど、保証の対象外となるようです。

⑥ジャッキアップが楽になるかも??
これは不確定要素が多く、しかも副産物的なものではありますが。
家の不同沈下を直すためにジャッキアップをしますが、その際には建物はなるべく軽い方がいいのです。
だから茅を降ろせば、そのタイミングでジャッキアップできます。
うまくいけば建物の沈みや、傾きが直しやすいかもしれない??

まあ、色々と書きましたが、要するに茅を降ろして、小屋組みから作り変えると、屋根に関しては普通の新しい住宅と同じように出来るということです。

【短所】
①茅を降ろさなければならない
これは大仕事です。
10人で働いて、真っ黒になって、2日間くらいはかかります(多分)。
昔は(ゆい)というものがあって、お互い様の共同作業だったんですけどね。
じゃあ僕みたいな人間が降ろすにはどうするかっていうと、そんな人工代も払えないので、全半会のみんなを集合させようかなという算段ではありますが(笑)
いつもどおり「全半会春合宿のお知らせ」みたいなのを配って、なぜか集合場所がうちの古民家で、っていう感じでやってしまうつもりです。
出来ないことはないな。
後は茅の引き取り手も探さないと単なるゴミになって、処分代もかかってしまう。

②お金がかかる
母屋(もや)と垂木辺りから作り直すわけだから、その分の材料費や人工代はかかりますよね。

③茅葺きならではの意匠性が失われる
これはわりと大きな問題ですね。
古民家で、茅を降ろして、小屋組から作り変えてという施工例は良く見かけますが、うまく出来ているものは案外少ないものです。
なんか変に不自然になっていたり。
CGっぽく、浮いてしまったり。
屋根がのっぺりしてしまったり。
日本の古民家なんてのは「屋根で建っている」と称されるくらい屋根自体が大きく、外観に占める要素としても大きいです。
だから屋根の選択を間違えることは、古民家自体の美観を大きく損ねかねません。
これはやり方の問題ですが、意匠性を保つのは難しいもので、決して性能だけで屋根を選んではなりません。

④軒の問題
これは重要な問題なので、ちょっと長く述べていきます。
まずもって最近は軽視される傾向がありますが、軒の長さは家の寿命に大きく影響します。
もちろん長い方が、躯体が濡れないので良い訳ですが。
ところが最近は軒の短い家が多いんですね。
それは外壁の防水性が確保されたり、軒が短い方が日当たりや眺めが良くなったり、材料の節約だったり、色々でしょうが。
しかしいくら外壁で防水するとはいえ、軒を軽視することは永い眼で見れば家の寿命を短くすると、僕は考えています。

じゃあ、茅葺屋根の軒はいかがでしょうか。
こうなっています。
茅葺き屋根の矩計図
うちの物件はこんな感じです。
と、下手な矩計図みたいなのを書いてみましたが。
母屋の外に下屋が付いていて、下屋の柱のところまで垂木が続いています。
ただ、そこから茅葺き自体の厚さがあるので、軒が1メートルくらい余分に延びているんですね。

これをそのまま茅を降ろして、板金屋根にするとこうなります。
板金屋根の矩計図
板金は垂木以上には伸びないので、下屋の柱から見ると極端に短くなります。
かっこ悪い。
しかも下屋(うちの場合は濡れ縁や広縁になっている)が濡れます。
下屋の柱も濡れます。
良くない。

じゃあってことで、垂木を伸ばせばいいじゃないか?となりますよね。
やってみましょう。
板金屋根(垂木を伸ばした場合)の矩計図
垂木をただ伸ばして、従来どおりの軒の長さを確保すると、今度は軒が低くなりすぎます。
人間っぽいのを書きましたが、僕の身長(175センチくらい)で考えても、目線や首くらいの高さまで軒が下がります。
うーん。
これも変だし、頭をぶつけそう。

垂木の角度を変えてみましょうか。
板金屋根(角度を変える場合)の矩計図
出来るかどうかはわかないけれど、アイデアとしてはありかもしれません。
軒の高さと長さを確保できますし。
板金も横葺ならば、途中で角度を変えられる??(この辺は専門家に聞かないと分かりません)
後もう一つ大きな問題が、外観の問題。
この選択肢を選ぶならば、ネットなり現物なりで、同じような施工をしてある建物を見つけて、検証して見なければなりません。

あと、ちょっとやり方は違いますが、茅葺きの下屋に角度の浅い瓦屋根を乗せている家がありますが、同じ発想でしょう。
軒の長さを確保しながら、軒の高さ(つまりは日当たりの良さ)を保つという。
いずれにせよ、もう少し検討する価値のある案ではあると思います。

僕と侍がずっと考えていたプランはこんな感じでした。
板金屋根(2×10)の矩計図
11月頃のビフォーアフターにも出てきたのですが、垂木に2×10(ツーバイテン)材を使うというものです。
これによって、垂木の厚さが30センチになって、ある程度は茅の厚さを表現できますし、垂木の間に断熱材を入れるスペースも十分にあります。
今でも茅を降ろすプランではメインに据えられているものです。
難点は2×10材を沢山使う材料費と、垂木にしては随分大きいので、小屋組の重さが増してしまうこと。
しかし、僕達の見立てではいずれも許容範囲内です。

さて。
茅を降ろす場合の長所と短所について書いていきました。
一気に書いてしまったので、取りこぼしがあるかもしれませんが・・・。

沢山いただいたコメントのお返事になっている部分もありますが、お風呂に入ってからまた改めてお返事は書きまーす。

うちのお風呂は追い炊きできないから、冷める前に入ってこなきゃ(汗)


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屋根で大迷走(3)茅葺きの上から板金を葺くプラン - 2013.02.27 Wed

昨日に続いて、今日は改めて出てきた「茅葺きの上から板金を葺く」プランについて説明していこうと思います。

経緯をもう一度いいますと、今回の物件が見つかって、茅葺き屋根を維持できないとなったときに、真っ先に思いついたプランではありました。
兄貴が住んでいた家も、M君の家も、真田で僕が住んでいた家も同じだったから。
まあ、メジャーで、手堅い方法だろうと。

でもですね、このプランが立ち消えたのは侍とかのアドバイスもありますが、もう一つ大きかったのが「茅葺きの上から板金を葺いている施工者が見つからなかった」ということです。

戦後に農村社会における「結」の崩壊や、農村人口の減少によって、茅場が維持できなくなって。
(茅場ってのは毎年茅を刈り取ることによって、植生の遷移を食い止めていたんですね。だから茅の刈り取りをしなくなるとあっという間に雑草地となり、低木が生え、森林へと遷移していきます。)
となると、もはや茅はコミュニティーで自給できる身近な屋根葺き材料ではなくなっていくわけです。

もう少し追求して言うと、身近に無料の茅場があり、屋根から降ろした古茅が肥料となり、結という無償の協働体制があったからこそ、茅は長らく農村での屋根葺き材料でありえたわけです。
その頃は屋根を葺き替えることは、田畑が肥えることに繋がったので、寧ろ屋根を長持ちさせようという考えすらなかったとも言われています。
どの道、時代の変化によって茅を買うのも、茅を処分するのも、葺き替えの人工を雇うのもお金が必要となり、茅葺きを維持するのが困難になってきました。
茅葺き屋根というのはあっという間に、貨幣経済の中に飲み込まれていったのです。

そしたら、茅葺き屋根をそのまま維持するよりも、トタンの板金を被せてしまおうという施工が広まっていきました。
どうも最初にそれを始めたのは、仕事が減って困った茅葺き職人だということです。
なので、当時の茅葺きの上からのトタン屋根というのは、元茅葺き屋根職人が施工をしており、茅葺屋根の意匠性に非常にこだわっていたということです。

でもそれも、今となってははるか昔の話。
今時そのような施工を表立ってやっているところは、少なくともネットでは発見できません。
というのもあって、侍の勧める「小屋組みから作り直す」というプランでずっと進めてきたのでした。

では、なぜ今さらになってそのように立ち消えとなったプランについて、再び考え始めたのか?
昨日と同じように、メリットとデメリットに分けて説明していきます。

【メリット】
①意匠性が発揮できる
これは施工者のセンスによるところが大きいですが、少なくとも形に関しては元々の屋根の形を再現しやすいです。

②安い?
これは未知数の部分も大きいですね。
侍も「材料代は安く抑えられると思うけど、手間は余計にかかるかもしれない」って言っています。
要するに、板金下地の木材を、いかに簡単に、きれいに作れるかというところだと思います。
その作り方については、侍もやったことがないので模索中だとか。

③軒の長さが保てる
詳しくは昨日の記事のとおりですが、茅葺きならではの軒の長さを保てます。

④小屋組みがかっこいい
丸太材の母屋と垂木を縄で縛っただけの小屋組みはかっこいいです!!
板金屋根で覆うようにしても、家の内側からならいつでも見ることができます。

⑤断熱性と吸音性
いまいち未知数の部分も残っていますが、茅葺きにはある程度の断熱性があるといわれています。
ましてや50センチくらいの厚さで葺いてあるので、厚さを考慮すれば、結構な断熱性があるのではないでしょうか。
また、板金屋根は雨音が五月蝿いらしいですが、50センチもある茅が雨音くらいならほとんど吸音してくれるそうです。

⑥茅葺きを保管できる
これは副産物的ですが。
とある茅葺き職人さんのサイトに書いてあったのだけど、「茅葺きの上からのトタン屋根は『茅葺きの缶詰』であり、タイムカプセルのように茅葺きを保存できる」というような説明がされていました。
しかもその記事では、実際に施主さんが「何十年振りにトタンを剥いで、再び茅に葺き替える」などという、信じられないようなことをしてしまったわけです。
うちで考えると、多分茅に戻すなんていう選択肢は生まれてこないんだろうけどね(笑)
それでも「いつかは茅葺きに戻せるかも」という気持ちを抱きながら、缶詰の中で茅葺き屋根を次世代に繋げていくのも一つの浪漫だと思います。

【デメリット】
①寒い?
断熱性はあるけれども、気密性は無いから寒い??みたいな話。
でも侍に言わせると、うちの物件みたいな気密性の無さなら、どんな屋根にしても、断熱にしても、どの道寒いだろうってことです(笑)
M君は「寒くは無いですよー」なんて言ってます。

②ダサい?
これは美的感覚の問題ですが、人によってはこのトタン屋根によって戦後の農村の景観が破壊されたということを言っています。
うーん。よく分からない。
確かに昔の施工だと、原色のカラートタンが多かったからな。
でも昭和末期生まれの僕の感覚だと、農村とカラートタンってのは妙にマッチしているようにも見えます。
特に現在残っているような、古びた感じのトタンだとね。

③ 重くなる??
茅葺きの上に木で下地を組んで、更に板金を被せるわけだから、そりゃ重くなりますわな。
ただこれも見方の問題で、雨で濡れた茅は瓦よりも重くなるって言う人もいます。
だから、板金によって茅が濡れなくなると思ったら、これも許容範囲内だと思います。

④ジャッキアップしにくい?
これも未知数。
ジャッキアップをするときに、建物は少しでも軽い方が水平や垂直は直りやすいです。
ただ、未知数すぎて。
茅を降ろして軽くしても直らないかもしれないし、茅が乗っていても直るかもしれません。
やってみなきゃ分からない。

⑤茅の中に虫が湧く??
ってことを脅しのように言う人もいます。
でもこれもM君に聞いてみると、「そんなことありませんよー」というお返事(笑)

⑥煤が降ってくる??
囲炉裏で火を焚いていた場合、茅に付いた煤が降ってくるそうです。
だから、茅を残してしまうと、日々降ってくる煤に悩まされるかも??
ってことですが、うちの場合は最後の葺き替え以降はそれほど頻繁に囲炉裏を使っていなかったらしく、茅についている煤はうっすら。
しかも吹き抜けの勾配天井になるのは土間だけなので、大丈夫。
天井板を貼るところには、例えばうちは竿縁天井になりますが、天井板に室内側から和紙を貼るといいらしいです。
すると、天井板の隙間に詰まっているような煤が降ってくるのを防げ、気密性も出るから、すごくいいみたいです。
って、M君が教えてくれました。

⑦施工経験のある業者が見つからない
これが見つからないことには始まらない。

⑧古いままの茅や小屋組みを残すのが不安
って、意見もあります。
いやー、でも、これを言っちゃうとな。
古いままの躯体を使用する古民家再生自体が成り立たなくなっちゃうよな。
不確定要素はあるにせよ、板金を被せて、乾燥状態を保てれば、茅も小屋組みもそれほど劣化していかないと思いますが・・・。

ってな感じで、つらつらと述べましたが。
結局のところメリットが思ったよりもあって、デメリットはあるけれども解決策があったりとか、不確定の要素が大きかったりとかで。
結局のところ、決定的かつ確かなデメリットが無い気がするんですよね。

じゃあ、誰が施工するの?
ってのを探さないことには話になりません。
まだまだ悩む要素は多いですが、とりあえず施工したことのある経験者の話を聞かないと始まりそうにありません。
侍だって下地の組み方が分からないことには、材料費や手間賃も出せませんから。

というわけで、施工経験のある板金業者を探すのでした・・・。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
zenhankai@yahoo.co.jp
あるいは
090-1707-2071
までどうぞ。

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