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2017-05

茅葺屋根の維持について真剣に考えてみた(2012年9月下旬) - 2012.12.08 Sat

大工のIさんに「再生可能」とのお墨付きをいただいて、いよいよ「どのように直すか」という検討に入ってゆきます。
といっても、現在に至るまでのその検討の道程というのは、かなり曲がりくねっていて、説明するのも大変ですが。
自分の思い出せる範囲で、順を追ってゆきましょう。

まず自分が考えたのは、当然ながら屋根の補修でした。
他の部分は百歩譲って我慢できるとしても、屋根だけは無理ですね。
あの雨漏りは我慢の範疇ではないですし、何より構造体へのダメージが大きすぎます。
他の部分を後回しにしてでも、真っ先に補修すべき箇所です。

では、どうするか??
茅葺を維持するのか?他の屋根に葺き替えるのか?

実を言うと、自分としてはそこまで茅葺屋根へのこだわりはありませんでした。
とにかく維持が大変なものというイメージが強かったためです。
以前に物件に求める条件の中に「出来れば茅葺」という感じに挙げたのは、ある種の憧れです。
「茅葺が残っているくらい、昔ながらの物件がいいなあ」
なんて思っていたら、本当に茅葺のままの物件が見つかってしまいましたが(汗)

そしたらですね、茅葺屋根にも恋しちゃったわけなんです。
なんだからしい!!
60センチ近くありそうな厚み!!
茅葺独特の長い軒のお陰で、手に届きそうな高さまで茅葺がきています。
惚れてしまいました!!
でもなあ。維持するのはなあ。

茅葺屋根について、周囲の人々の感想。

茅葺の上からトタンを被せた古民家に住んでいるM君の感想。
「うちの集落はみんなトタンを被せてるから、茅葺のままってのはよく分からないなあ。うちもそうだけど、暖気が上に抜けちゃうから寒いですよ」

同じく、昔茅葺の上からトタンを被せた古民家に住んでいた兄貴の感想。
「ありゃ維持が大変だ」

大工の侍の感想。
侍「茅はやったことがないな。葺き替えにいくらくらいかかるの?」
僕「65坪だから多分700万円くらい」
侍「あはは。そりゃ道楽だな」

皆さんなかなか的確なアドバイスです。

さて、僕なりに調べたことを載せましょう。

【茅葺の長所】
・究極のエコ素材(もちろんケミカルフリーw)
・夏はすごく涼しい
・雨音がほぼかき消される
・かっこいい(これは主観です)
・通気性がいいから、屋根裏が結露する心配がない

【茅葺の短所】
・冬が激寒。通気性がよすぎて、暖気がどんどん抜けていく。
・価格が高い。先ほど書いたように、65坪だと職人さんに頼めば700万円くらいと推定される。この辺りは昔の結(ゆい)で協力し合っていた頃とは事情が違いすぎる。
・耐久性が無い。茅葺が長持ちするのは囲炉裏の熱で乾燥し、煙で燻されるからで。そうすれば5~60年くらいはもつ(上手に差茅をした場合)とのことだが、日常的に火を炊かなければ耐久は半分以下の20年程度。ちなみにヨーロッパの茅葺は日本の半分の厚さで、2倍もつらしい。やっぱり日本の湿気って大変。
・現代は茅場が消滅してしまって、自給できない。

やっぱり短所の方が多くて、大変な感じですね。
普通に考えて、現代の生活で毎日囲炉裏で火を炊くわけには行きません。
そんな余裕もないし、煮炊き用の囲炉裏は薪を焚くので、家中が燻されてしまいます。
そうすればきっと我が家の子供は学校で「燻製ちゃん」なんてあだ名が付けられて、いじめられることでしょう。
なにより、普通の生活をしていても毎日の埃が気になるわが妻。
埃の上に、煤までもが積もるなんていったら、きっと彼女は1日中部屋の掃除をしてしまう!!

僕一人なら平気でも、家族は大変な思いをするだろうなあ。

茅葺屋根については散々ネットで勉強して、youtubeなんかで葺き替えの動画を見たりして、勉強しましたが、結局のところ維持するのは諦めました。

普通に考えて最初の葺き替えで700万。
以後20年おきに700万円で葺き替えるなんて、侍の言うように道楽になってしまいます。

購入代金はさておき、リフォームは屋根と床だけで1000万円を予算として考えています。
もっと現実的な方法で考えていこう。

そう考えながら、リフォームの第一の課題である屋根問題が始まりました。

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本命はステンレスかガルバリウムで考えてみる - 2012.12.09 Sun

屋根の補修ですが、素人の僕が知っているのは茅葺屋根の上からトタンを被せる方法。
M君の家も、兄貴の家も、真田で住んでいた古民家もこの方法でした。

ただし調べてみるとこの方法も今はほとんど無いんですね。
理由は単純で、茅葺屋根の家がほとんど残っていないから。
これは茅葺屋根を金属屋根に変える方法としては昔は主流で、茅葺職人がいっせいにトタン葺職人に鞍替えして、意匠を凝らしていたと以前も書きましたが、それも昔の話。
現代のように茅葺屋敷がトタンに代わり、あるいは瓦や金属屋根に葺き替え、あるいは取り壊されてしまってからは、ほとんど失われた手法のようになっています。
少なくともネットで調べても出てきませんし、ここまで連絡を取ってきた板金屋さんも扱っていません。
ちょうど年齢的・年代的考えても、トタン屋根を被せる職人さんは引退してしまったのではないでしょうか。
と、これは僕の推測も含みますが。

もちろんちゃんと探せばあるのでしょうが、主流ではないことは確かです。

念のためM君とかに聞いてみても、「やっているところはあるけれど、暖気が上から抜けてしまいますよ」とのことでした。
侍も「うちじゃあ、やったことないな」ってことでした。

ではやっぱり金属屋根に葺き替えか。
そして調べてみると、すでにトタン屋根そのものがほとんど使われなくなっているんですね。
建築なんて疎かったから、ちっとも知りませんでした。
現在の金属屋根の主流はガルバリウムということです。

ふーん。
アルミニウムと亜鉛合金のめっき鋼板か。
名前はかっこいいな。
モビルスーツでも作れそうですね♪
(それはガンダリウムw)

一方、ステンレスはまあその名のとおり、錆び難い合金の総称で、鋼にニッケルやらクロムやら混ぜているもの。
個人的には大好きです♪
というのも、屋台をやっていたときの厨房が壁から天井からオールステンレスで。
磁石のまったく付かないやつだったから、錆びずにいつでもピカピカだったんですよ。
なんだか紛い物のステンレスも多い中で、高級のステンはいい!!って日々実感しながら仕事していました。
だから、ステンレスの話が出たときには「とにかく丈夫!」ってのは分かりました。
(でも実際のところ屋根用に使われるステンレスもピンキリだから気をつけないといけない。18・8ステンレスなら大丈夫??)

ステンレスなら基本的にメンテナンスフリー。
塗り替えも60年後くらい、僕一代くらいは何とかなりそうです。
一方で、ガルバリウムなら最初の20年で一度塗り替え、それからは10年ごとくらいの塗装になるそうです。
これは屋根面積が広く、勾配のきつい古民家ではかなり費用がかかります。
ステンレスとガルバリウムの値段差は1.5倍程度ということなので(侍談)、可能なら最初からステンレスを乗せた方がいいでしょう。
(しかしガルバリウムも色々な種類があって、現在のは改良されているので30年くらいは無塗装でもいけるそうです)

いやいや。
今に至るまで屋根の話は調べるほどにいろんな話が出てきますよ。
でも結局のところ、現在使われている素材が何十年持つかなんて、実際にやってみないとわからないようです。
気候や風土にも左右されるし、ステンレスだって貰い錆とかあるし・・・。

では金属屋根の長所と短所をまとめてみましょう。

【長所】
①耐久性がある。
素材にもより、そこそこですが。少なくとも、スレート(セメントに玄昌石の石粉を混入して高圧プレス加工したもので、7年ごとくらいの塗り替えが必要)よりは耐久性があると思われます。

②加工しやすいので、いろんな形に対応できる。

③瓦より安い。

④軽い。

【短所】
①熱を帯びやすく、熱くなる。
これはM君の家でも感じたことです。「夏を旨とすべし」という日本古来の建物とは逆になりますね。

②雨音がうるさい
これも金属なら仕方の無いことです。特に天井板をつけずに勾配天井にした場合は結構な雨音になると思われます。
それを防ぐためには勾配に吸音材を挟むか、断熱材でもある程度吸音してくれるんだろうか・・・。

③やり方によっては安っぽくなる
ガルバでもステンでもやり方次第では、安っぽいトタンみたいになってしまいます。
あまり書いてもなんだけれども、11月にやっていたビフォアアフターの事例ではガルバリウムの茶色っぽい屋根だったけれども、すごく変だったな。
のっぺりしていて。
そこだけCGのように浮いて見えました。


この頃は「借金をしてでもソーラーパネルを乗せたい」と考えていたので、特にメンテナンス性を最重要視していました。

さてさて、屋根をどうするか考えていったわけでございますが、調べていくうちに金属屋根の思わぬ弱点が分かってきたのですよ。
(つづく)


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瓦屋根を検討してみる(2012年9月下旬) - 2012.12.11 Tue

さて、屋根の話の続きです。

この頃はネットで片っ端から屋根のリフォームについて調べていました。
その中でたまたまたどり着いたのが、屋根のこと専門ではないけれども、「木の家・古川設計室」のホームページ。
http://www.sumai-f.com/index.htm

その中の「こんなもの要らない」「こんなものほしい」という連載コラムが面白くて面白くて!!
以前にたまたま読んだ宮脇壇という人の建築に関する本も面白かったけれども、それに通じる部分があります。
(宮脇壇は僕がたまたま読んだその本を遺作にして、1998年の惜しくも亡くなっている)
なんというか、みんなが薄々気づいていることとか、言いにくいこととかをはっきりと言っちゃってる辺りが楽しいです。
ときどき偏っていたり、根拠が不明なこともあるけれど・・・。
しかし、この古川先生の国産の無垢材や伝統工法を愛する気持ちは十二分に伝わってきますし、共感できます。

その古川先生がコラムで勧めているのが「いぶし瓦」。
曰く、金属屋根は金属板1枚に少しでも傷がつけば、1枚丸ごと交換になる。
曰く、瓦は台風で仮に200枚飛んでも、修理は手間賃込みで10万円程度。2時間で終わる。
曰く、金属屋根は高温になり、内外の温度差で結露する。
曰く、瓦は自然素材のため、最後は土に還せる。
曰く、金属屋根は軽いため、台風で丸ごと飛ばされる。

最後のが結構効きましたね。
金属屋根のデメリットは以前も書いたとおり、一応把握していましたが、そうか強風で飛ばされるのか。
確かにアメリカだかどこかのニュース映像で、家の屋根が丸ごと紙切れのように飛ばされる映像はたまに見かけます。
ふむふむ。怖いな。

この頃の僕は、このように新しい発見があるとすかさず侍に電話して聞いていました。
(というか今も結構そうです。奥さんごめんなさい)

屋根吹き替えだけどさ、瓦なんてどう?と聞くと、
「確かに瓦は究極のメンテナンスフリーだよな(塗り替え不要って意味で)。でも地震に弱くなるけど、大丈夫か?」
とのことでした。
なに??
なるほど。
考えてみれば当然のこと、重い瓦が乗ると重心が高くなって、揺れには弱くなります。

いや、でも。
そこは素人の浅はかさ。
瓦が重いってのが、そこまでぴんと来んのです。理屈は分かってもね。
瓦と、金属屋根と、茅葺で重さはどのくらい違うのだろう。
茅葺って水を含んだら、瓦より重くなるのだろうか?
なんてことを考えながら、調べてみると、ありました。
『重要文化財(建造物)基礎診断実施要領』というところに掲載されていました。
http://www.bunka.go.jp/1hogo/pdf/kokko_hojyo_taisin13.pdf

これによると、床面積当たりの基準屋根荷重Wr(単位:N/㎡)は
本瓦で3,300
金属葺で1,000
茅葺で1,500
ということです。
つまりは本瓦は茅葺に比べて約2倍、金属屋根に比べて約3倍の負荷を構造体に対してかけると言えます。

この数字自体も面白いのが、意外な発見として面白いのが金属屋根よりも茅葺の方が重いということ。
やっぱりあれだけの厚さがあるもんなあ。
多分この数字は乾燥状態で、水を含んだときはもっと重くなるんだろうな(根拠は無い)。

じゃあいったいどうするの??
単純な話、地震に強い金属屋根か、風に強い瓦か。
無理やり単純化すると、このような2択になります。
値段は、侍曰く、本瓦にしてもステンレス葺と同じくらいに納まるそう。

このときは何となくの感覚で、金属屋根かな、なんて思いました。
理由は2つ。
一つはあれだけ大きい古民家の屋根(2階建ての家の屋根より高い)がすべて瓦になったら、かなり重々しいというか、重苦しいというか、重厚感が出るというか。
古民家ならではの素朴な感じではなくなってしまうと思うから。

もう一つは古民家の屋根が風で丸ごと飛ばされるというのが想像つかなかったから。
これは長野県という場所柄もあると思います。

僕の生まれ育った愛知県では、そりゃ台風が来るたびに結構な騒ぎになりました。
大雨、高波、暴風。
なのに長野県に来てからは・・・、台風が来るたびに実家にいるときのような感覚で警戒はするのですが、毎回肩透かしにあっています。
雨は降るにせよ、あの荒れ狂ったような暴風は吹きません。
やっぱり山に囲まれているからでしょうね。

僕の住んでいる伊那谷も、もちろん谷に沿って吹く南北の風はありますが、やはり台風の風をもろに受けるような場所ではありません。
だから、台風による風の被害も想像しにくいのでしょう。

一方、地震はそれこそどこでもあるしなあ。
この伊那谷、上伊那地方にもいくつかの断層があります。
それに、地震によって古民家が全壊する姿は容易に想像できます。

いや、これは想像力の問題かもしれませんが。
想像力に限界がある以上、自分が想像できる方のリスクを重視するのは当然なわけで。

というわけで僕は、伊那谷には暴風が吹かないという独自の理論の元、やっぱり金属屋根かなあなんて考えるのでした。

(補足)
10月の末くらいに現在の住人とゆっくり話をする機会がありました。
そのときに屋根の話が出ましたが、「瓦だと梁が反る可能性がありますよ」とのことでした。
なるほど、軽い茅葺を前提に作られていますからね。
後づけですが、「やっぱり金属屋根でいいみたい」と思いました。

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屋根。銅板葺きっていいな、と考える。(2012年9月下旬) - 2012.12.20 Thu

さて、急ですが話は基礎から屋根に戻ります。
行ったり来たりで恐縮ですが、この頃の僕の思考はまさにこのとおりで、基礎やら屋根やらを同時進行で勉強しまくっていた臨場感をそのままにお伝えします(笑)

屋根に関しては値段が安いガルバリウムか、耐久性のあるステンレスか、同じく耐久性があって重い瓦かというところが選択肢でした。
以前も書いたとおり、ガルバリウムは塗り替えが必要、瓦は重厚感がありすぎて、しかも重いという理由があって、ステンレスかななんて思っておりました。

しかしですね、調べてみると新しい選択肢「銅板」なんてのが浮かんできたのでございますよ。
あはは。
銅板ね、って最初は馬鹿にしておりました。
あんなペラペラてろてろして、錆びやすいのなんて乗っけてたまるかよ。
なーんて思っておりました。
なんだかね、「銅=錆びる」という偏見があったのです。

しかししかし、調べてみてびっくりしました。
銅ってすごい!!
完全なるメンテナンスフリー?!
皇居かなにかの銅板葺屋根を葺き替えたら、50年経っていたのに僅か数十ミクロンしか腐蝕していなかった?!
なんじゃそりゃ??

って、調べてみると、銅って表面が錆びることによって強くなるのね。
えーと、「緑青(ろくしょう)」って言うんだそうです。
その青錆みたいなのが言わばトップコートのようになって、守ってくれるんだとか。
だから、きれいに緑青になったあとはもうメンテナンスフリー。
色も日本人好みの味わいある感じで、神社や仏閣に多く使われ、民家にはこだわった人が屋根の一部に使う程度だそう。

450px-Kamakura_Budda_Daibutsu_front_1885.jpg

273px-StatueOfLiberty01.jpg

緑青が使われている鎌倉の大仏と自由の女神像。
洋の東西は違うのに、同じ色をしているってのは面白いですね(笑)

うーん。
数十年かかるとはいえ、あの緑青色は捨てがたいぞ。
というか、うちの物件のあの大きさの屋根で銅板葺きにしてしまったら、遠目には神社にしか見えません(汗)

ただし欠点もあって、値段が高いです。
どれくらいとは言いがたいけれど、とにかく高い。
しかも時期による値段の差が激しい(3倍くらいは軽く上下するらしい)。
だから、銅板葺きの屋根は見積もりをとっても、その有効期限が極端に短い。
はやく執行しないと、値段がすぐに大きく変わってしまうかららしい。
すごく安いときでステンレスや瓦と同じくらい?!
今の時期はやや安い??
侍に聞いてみると、「見積もりとってもいいけど、多分びっくりするよ(笑)」って言われました。

一時期は本気で考え、今すぐは無理でもまずはガルバリウムで葺いておいて、20年後とかに銅板葺きにやり直すのもいいな、とか思っていました。

でもですね。
現在は諦めています。

それは思ったよりも耐久性が高くないかもしれないから。
侍も「案外銅板葺って駄目になって、ガルバリウムに葺き替えるって工事が多いんだよな」って言っていましたが。
調べてみると原因はどうも「酸性雨」のようです。
これはいろんな事例とか条件とかがあるから分かりにくい問題ですな。

僕が調べてみた限りでは腐蝕の原因は多分酸性雨。
そして、銅の状態から緑青に変わっていく途中でやられるらしい。
緑青に変わってしまったら、やはりトップコート効果で酸性雨も平気になる??
まあ、この辺りは僕の仮説ですが。
緑青になる前にやられると、腐蝕がまだらに広がっていくようです。

結論としては、銅板葺きはこれからも神社・仏閣では使われていくのでしょうが、価格の問題や酸性雨の問題があって、民家の屋根にするのは現実的でないなと。
そういう風に思いました。

さてさて。
屋根や基礎以外のことについても勉強しないとな。

お??
誰かがやってきたようだ・・・。



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施工者のモラル(2013年2月10日午後) - 2013.02.11 Mon

物件の購入が無事に終わって、片付け物をして。
もう一つやらないといけないことが、雨漏りの応急処置。

屋根はゴールデンウィークに茅を降ろして、ブルーシートで覆うので、それまでの雨漏りについてどうにかしなければなりません。

いろんな人からアイデアや提案をいただいて、もう2月になってしまったし、やらなくてもいいかと迷いつつ。
結局やることにしました。
T開発の社長が紹介してくれた大工さんの提案する方法で。

条件としては、
①費用は税込み10万円。
②ブルーシートで覆って、ゴールデンウィークまでに万が一めくれても、ちゃんと直してもらえる。
③ブルーシートは使い終わったものはこちらで貰える(茅を降ろした後の防水に再利用できる)。
④施主(僕)の了解があれば、すぐにでも施工を始める。

侍にも相談して、いいんじゃないのってことで、GOを出したのが先週の日曜日。

で、うちが見に行ったのが昨日。
もうすぐに施工するって言ってたもんで、終わってるんだろうなと思ってみると。

P2100993_R.jpg

P2100992_R.jpg
まだ5分の1程度でした。
しかも、T開発の説明よりも随分大掛かりな感じ。
これで10万円でいいの??

と思って、歩いてると・・・。
ん?

P2100991_R.jpg
何かが落ちています。
(写真はピンボケしてるけど)

P2100990_R.jpg
あ、タバコの吸殻!!

P2100989_R.jpg
ここにも!!

他にも空き缶やペットボトルが5本くらいと、ブルーシートの梱包も散らかしてありました(怒)
ブルーシートの梱包は風で散乱してる・・・。
空き缶の中には明らかに「投げ捨てただろう」としか思えないものも・・・。
タバコは全部で15本くらい。

いくら空き家で廃墟同然とはいえ、ひどくないですか?!

すぐにT開発の社長の抗議。
T開発の社長もびっくりして、「そんなことやる奴らだったんだなあ・・・」と残念そう。
ひどくすまながって、謝ってくれました。
ちゃんと社長から伝えてくれるそうです。

あと施工の仕方についても、当初考えていたやり方では無理だったみたいで、大掛かりに単管で抑えるようにしてあるそうです。
でもそれについても社長は「10万って約束だから、それ以上は出さないよ」と、釘を刺してくれているそう。
社長、ありがとう☆

今回の施工してくれてる大工さんは、今回限りで長くお世話になるわけでないからいいけど。
再生計画の中心を担う施工者がこんな感じだったら大問題ですよね。
どんなに仕事が丁寧でも、任せたくない感じです。

「大工(工務店)が信頼できるかどうかは仕事の仕上がりよりも、現場の整理整頓が出来ているかを見れば解る」とあちこちに書いてありますし、僕自身もそう思ってます。
今後も信頼できる人たちと一緒に、再生計画を進めていきたいものです。

今回の話を聞いた侍が一言。
「あはは。そりゃ切れていいよ
とさ。


【2013年2月13日追記】
すみません。
あれこれ書きましたが、事実が明らかになってきたので、訂正します。
ポイ捨てをしていたのは、大工さんではなく、近所の不良少年だと思われます。

まあでも、ブルーシートの梱包は大工さんですけどね・・・。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
zenhankai@yahoo.co.jp
あるいは
090-1707-2071
までどうぞ。

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