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2017-03

古民家再生で人生が変わった - 2017.03.27 Mon

あんまり、タイトルのような詩的で大袈裟な文句は僕は好まないのだけれども。
3年3ヶ月の古民家再生と、1年間の古民家生活を経ての改めての感想というか、俯瞰的な視点で見えたものをお伝えします。

古民家再生をするということ - 2016.06.21 Tue
以前にこちらの記事でも詩的で大袈裟なことを書きました。
その最後の締めが、「古民家再生をすると人生が変わる」というような文句だったのですが、こうして古民家生活1年を経て改めてその文句の正しさを実感するわけです。

これは、これから古民家再生を始める方、あるいは古民家再生を始めたばかりの中野さんのような方にぜひとも伝えたいことです。

古民家再生とは、古民家を買って直して住むというような表面的な行為ではなくて、「古民家再生という生き方」をすることだと思います。
あるいは、そういう生き方を選択すること。

公私共に生き方が変わります。
仕事の仕方だって変わります。
家族との接し方も変わります。
プライベートの時間ももちろん変わります。
人との付き合い方、友人、新しい仲間、人間関係全般が変わります。


自分に与えられた1日24時間、1年8760時間という限られた時間の中で、古民家再生という大きなミッションをこなし、多大なる時間を割かなければなりません。

それまでのように、友人と遊ぶ時間もなくなります。
その代わり、友人のうちの何人かは助っ人になってくれます。
助っ人とはそれまで以上に多くの時間を一緒に過ごすことになります。
助っ人以外の友人とは疎遠になるかもしれません(僕の場合はほぼすべての友人が助っ人になってくれた)
そして、ネットなどで発信することによって、古民家再生を通じて新しい仲間や友人が出来ます。

古民家再生は多くの場合、家族全体のミッションなので、家族のあり方も変わります。
家族で協力して当たらなければなりません。
家族で共同作業することもあるでしょう。
我が家のようにチビたちがいるばあいは、嫁さんがチビの面倒を見ながら、僕が作業をするという分担が基本となりました。

そして、買う家にも寄りますが、古民家再生というミッションは多分完結しません。
いくつかの区切りはあるのでしょうが、たとえば「3年間かけて再生して、完成したらおしまい。ちゃんちゃん」みたいなことはなかなかないと思います。
この辺は新築とは明らかに違う部分です。
常にあちらこちらと、いじりたい部分が残ります。
家屋や敷地も含めて。

これは古民家というのはただでさえいじりやすい上に、古民家再生の中でスキルが上がってしまっており、道具も揃っているので、何を見ても「自分で出来る」という発想になってしまうからです。
たとえば敷地内に邪魔な岩が一つあっても、通常ならば諦めるところですが、自分で出来ることを知っているので「どかそう」となってしまいます。

しかし、ここで逆説的な言い方をすると、古民家再生で人生が変わるわけではありません。
そもそも古民家再生をするという人は、多かれ少なかれDIY的傾向があるからです。
元々DIY的傾向がある人が、古民家再生を始めてしまったことにより、よりいっそうそちらの世界に入り込んでいく。
後戻りできないほどに。
そう考えると、古民家再生というのは人生を変えるターニングポイントというか、越えてしまった「一線」という感じもします。

だから、なんというか、僕を含めて古民家再生をやっている人に対しては、「一線を越えてしまったんだから、まあがんばりましょうや」程度の気持ちは抱きます。
そして、古民家再生をこれから始める人に対しては「それ、一線越えるよ」くらいに言いましょう。

といっても、直接知っている古民家再生の施主施工者。
古民家野郎さんは僕のことを「先輩」って呼んでくれるけれども、彼のほうが年上だし、古民家でないにせよ施主施工を1件終わらせた経験者でもある。
後輩って感じはしないですね(笑)
素人大工さんも梟の子さんも里山古民家さんも僕よりは結構年上と思うので、やっぱり後発であっても後輩という意識はないです。

やっぱり中野さんだな。
後発だし、年下だし。
そして彼の場合は、DIY的雰囲気もあまりない。
中野さんの人生は、古民家再生をきっかけに大きく変わる気がする。

僕の人生も変わりました。
それまでのような時間を持て余す休日はなくなりました。
忙しくも、楽しい、やりがいのある世界にいます。

こちらの世界に来たい方はお早めにどうぞ☆
(古民家の劣化や、職人の高齢化的に・・・)



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移住から1年 - 2017.03.26 Sun

今日で移住からちょうど1年経ちました。

というわけで「移住から1年」をテーマにシリーズ物を書こうかとも思ったのですが、考えてみるとシリーズにするほどのネタがないことに気づきました(笑)
これって、つまり「問題なく古民家生活を謳歌している」と捉えてください。
問題多発ならば、むしろネタの宝庫なのでしょうけれどね。

1年経って、一番安心したことといえば「季節を通じて住み心地が良い」ということです。

夏は間違いなく極楽です。
冷房なんて一切無しで、時々扇風機を使うくらいで、昼も夜も涼しく過ごせました。

P7101609_R.jpg
真夏のある日のお昼寝タイム。
室温が25℃ちょっとしかないので、タオルケットか何かをかけて寝るくらいでちょうど良いです。

古民家にとって夏が涼しいというのは当たり前のことで、夏の間はずっと冬の寒さに怯えていました。
「移住したのは3月末だったから良かったけど、真冬は寒いんだろうなあ」と。

P1070023_R.jpg
これは1月の厳冬期に同僚一家が遊びに来てくれたときの写真ですが、寒くないことがなんとなく分かりますね(笑)
来客も室内に入ってまずの感想が「暖かいね!」というのがほとんどです。

以前に書いたとおり、寝る前の室温は27℃を超えます。
28℃・29℃になることもありますが、流石にこれは薪ストーブの焚きすぎで失敗です。
そして朝は厳冬期でも大体14℃くらいは余熱があります。
これは僕が今まで住んできたどの家よりも暖かいですし、室内の夜間の水が凍る長野県においては結構すごいことだと思います。
ましては新築ではなく、古民家なのですから。

という風に、夏は涼しく、冬は暖かい古民家生活を満喫しています。
冬はもちろん、薪ストーブのおかげで暖かいのですがね。

困ったことといえばいくつか。

①屋根裏にネズミが住み着いた
http://zenhankai.blog.fc2.com/blog-entry-1543.html
こちらの記事で書いたとおり、超音波のネズミ撃退器を設置しました。
その記事を書いた2月7日時点ではまだネズミの気配はあったのですが、それから超音波撃退器を置く位置を変更してみたらネズミは退去してくれたようです。
もう一ヶ月以上もネズミの気配はありません。

②布団にダニ
これは今まで住んできた家ではなかったことです。
古民家でダニといっても、床組みから畳からすべてを新しくした状態。
原因は冬場の暖かさです。
冬に室内が暖かいとダニが増えるのか・・・。
布団乾燥機で撃退しました。

③薪ストーブによる乾燥
これは以前にも書きましたね。
薪ストーブのおかげで、大きな加湿器を使っても湿度は30%をちょっと超えるくらいです。
これはもう我慢して、慣れるしかありません。

以上、古民家で1年暮らしての感想を書き連ねました。
ブログ内でも折々で触れているので、それほど目新しい記述はありません。

ちょうど1年前。
古民家に移住した翌日に新聞取材があって、そこで僕は最後に「古民家は魔法の家ではありません」という事を付け加えました。

それから1年後の今、再び言います。
古民家は魔法の家ではありません。
しかし、僕にとっては理想の家です。


食後、体を伸ばして眺める無骨な天井は、今でも惚れ惚れします。
帰宅するときに見える、平屋のくせに2階建ての家よりも高い屋根はかっこいいです。

あと、もう一つ思い出しました。
古民家に住むと起こるいいことの一つが、「人がたくさん遊びに来てくれる」ということです。
特に、冬場、薪ストーブの季節には。
うちは2組の家族(中野さん一家と嫁さんの同級生一家)が泊まりに来て、4組の家族(同級生や同僚)が夕食を食べに来て、3人の同僚が夕食を食べに来て、後は全半会の仲間とか助っ人の人だとか親戚だとか。

もともと密な交流のある友達は別にして、同僚とか「古民家を見に」「薪ストーブを見に」という理由で来てくれます。
これって、僕は「いいな」と思うわけです。
なかなかそういう理由が無ければ、人を家に呼ぶ機会もないですよね。

古民家は魔法の家ではありませんが、「人が集まってくる」という部分については魔法のような力を感じます。

以上、古民家に移住して1年の雑感でした。



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給湯システムが完成⑤ざっくりした費用対効果 - 2017.03.25 Sat

給湯システムの件につきましてはもう少し書きたいこともいろいろとあるのですが、とりあえず今回を区切りにします。
今日はざっくりした費用対効果の話です。

なぜ「ざっくり」かといいますと、まだちゃんとは分からないからです(笑)

まず、費用がまだ確定していません。
設備屋さんの請求がまだだからです。
設備屋さんは前回の母屋の施工の際にはなんと竣工から7ヶ月遅れでの請求という離れ業をやってくれたので、今回は「3月中にはお願いしますね!」と言ってあります(笑)

しかも、こういうことを書くと皆さんからは常識を疑われるのではないかと思うのですが、今回は見積もりすらありません。
前回だって、目安程度の見積もりで始めたのですが(汗)

なぜ見積もりがないかというと、一つには、こんなことは本当は言っちゃいけないのですが、信頼関係です。
僕は設備屋さんに対して「この人は安くやってくれる」と、信頼しています。
そしてもう一つには、施工に関して不透明な部分が大きいからです。
ウッドボイラーや太陽熱温水器を置く場所や、配管の経路はその都度現場で相談しながら決めました。
というのと、たとえば今回の場合ですと、給湯用の配管溝は僕が掘っています。
というように、施主が手伝うことを認めてくれている(通常は設備屋さんはこういうことを嫌がる)ので、どこまでこちらで、どこからあちらで、というのがやってみないとわからないんですよね。

という不透明な部分を残しながら見積もりを作っても、結局は無理ですし無駄ですし労力がもったいないです。
ただでさえ、施主が手伝うような収益性の悪い現場であるうえに、見積もりの作成まで要求したら申しわけないです。

というわけで、見積書無しの、実費請求です。
真似しちゃいけませんよ。
信頼関係や、施主側の覚悟が無ければトラブルの元ですから。

さて、それで請求はまだです。
3月中に来ることを願っています。

費用についてざっくり言いますと、
ウッドボイラーが備品込みで47万円。
太陽熱温水器が備品込みで217,080円。
太陽熱温水器の基礎が5000円くらい。
ソーラー接続ユニットが15,649円。
電気配線が5000円くらい。
ここまでで712,729円。

あとはここに配管の費用ですが、20万円弱かかると考えて、合計90万円くらいかな、なんて考えています。
分かりませんけれどね。

対して、経済効果はといいますと。
こちらはつい最近、ガスの請求が来たのでざっくりの計算は出来ました。

2月分 23.7㎥ 従量料金9,742円 (26日分)
3月分 19.3㎥ 従量料金8,174円 (34日分)

(基本料金は月1,836円)

あれあれ??
余り変わらないじゃん、とは思ったのですが。
よく見てみると、それぞれの検針の日数が大分違っていました。
こうやって見てみると、検針というのは毎月同じ日辺りにやるようなのですが、数日の誤差があり、誤差が重なると今回のように8日もの差になるようなのです。

なので、上記をそれぞれ30日分の数字に直してみますと、以下のようになります。

2月分 27.3㎥ 11,240円
3月分 17.0㎥ 7,212円
差額 4028円


ということで、30日換算にしますと、再生可能エネルギー給湯を始めた3月分は従来よりも4千円程度の節約が出来たことがわかりました。

しかし、これもまだ正確な数字ではありません。
3月分の指針は2月14日から始まっており、ウッドボイラーは2月18日から、太陽熱温水器は3月1日からの稼動なので、3月20日の検針までの間に全日稼動したわけではないからです。
また、太陽熱温水器はまだ温まりづらい3月の稼働状況でもあります。

ただし、これからの節約効果を甘く見積もって、皮算用しても仕方ないので、月平均4千円、1年で5万円程度の節約になるとしましょう。

すると、先ほどの導入費用90万円から考えまして、18年間で元が取れる計算になります。
これがざっくりした計算です。

費用対効果については導入から1年間の観察を経て、また詳しく報告したいと思います。

あと、費用対効果についてもう少し書きたいことを思い出しました。

実は明日からは違うシリーズを始めないといけないので、給湯システムシリーズはまた近いうちに続編を書きます。
とりあえず今日はここまで☆

P3160995_R.jpg




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給湯システムが完成④使用しての実感 - 2017.03.24 Fri

今日は再生可能エネルギー給湯を使用しての実感を書きます。
そろそろ稼動から一月近く経ちますし。

まず、ウッドボイラーから。

本当に素晴らしいボイラーです。
ダンボールでも剪定枝でも端材でも廃材でも、可燃物ならば基本的に燃料に出来ます。
ウッドボイラーが稼動してから、徐々にですが敷地内の片づけが進んでいくようになりました。
目標としては1年くらいかけて敷地内の余計な可燃物を消費したいと考えています。

P9070531_R.jpg
ほんの一例ですが、たとえばこういう朽ちた建具の山とか。
こういうものは薪ストーブではとても燃やす気になれません。
屋内に持ち込みたくありません。

ウッドボイラーのすごいところはいくつかありますが、他と差別化できているところは大きく3つくらいかなと思います。
①熱交換式なので、お湯が新鮮であり、飲めること
②燃焼室をぐるりと水槽で囲んでいるので、熱効率がよく、お湯が沸くのが早いこと
③ブロワ付きであり、燃焼を促進できること
あとは、ステンレスで頑丈に作ってあったり、いいところはたくさんあるのですが、他のボイラーでも重複する部分なので割愛します。

しかし、これからウッドボイラーを導入する人のために敢えて書きます。

古民家が魔法の家ではないように。
薪ストーブが魔法のストーブではないように。
ウッドボイラーも魔法のボイラーではありません。

というのも、焚き方しだいでは煙が出ます。

焚きはじめはもちろん、白い煙がもくもく出ます。
これは薪ストーブでも一緒。
低温燃焼している以上は仕方ありません。

そして、巡航運転に入ってからも、焚き方を間違えると白い煙や黒い煙が景気よく出ます。
このあたり、メーカーもはっきり書かない部分です。
嘘をついたり、誇大に書いていないだけ良いとは思うのですが・・・。

実はメーカーもHPなどでは「煙が少ない」とは謳っていないんですよね。
「生木でも良く燃えます」とは謳っています。
確かにブロワを使えばよく燃えますよ。
煙ももくもくですが(汗)

つまり、ウッドボイラーは何でもよく燃えるけれども、燃料や燃やし方に気をつけないと煙がもくもくすると思ってください。
燃料と燃やし方しだいです。

P3150985_R.jpg
たとえば、こういう風に乾いた燃料で巡航運転に入っているとき。

P3150986_R.jpg
見上げると、煙突からは煙は目視できません。
もちろん煙は出ています。
高温で炭素を含まない煙なので、目視できないだけです。
こういうときでも風向きの影響で、煙が降りてくると薄っすら匂います。

あとは、前述のように、焚きつけ時や低温燃焼時、水分を含んだ生木なんかを燃やすときには白い煙がもくもくします。

あと、枯れ草とか、枯れた蔓の塊とか、そういうものを燃やすときには酸素が足りずに不完全燃焼するらしく、黒煙が出ます。
酸素が足りないならば、ブロワを回せば良いじゃないかと思いますよね。
僕もそう思いました。
しかし、ブロワを回すと、黒煙は余計に増しました。
酸素供給が増えれば完全燃焼するんじゃないの??

このあたりのことは僕も勉強して知ったのですが、前述のように黒煙の正体は燃焼しきらなかった炭素です。
燃焼ガスのうちの燃えやすい水素のみが燃えて、炭素が残ってしまった煙です。
ではなぜ、ブロワを回すと黒煙が出るのか。
これ、僕の思うにブロワによる強制排気で、よりいっそう炭素が燃焼する前に排出されるようになったからだと思うのです。
なので、黒煙が出てしまったときにはブロワを止めるのが正解です。

逆にブロワをつけるべきはどういうときか?
これは、燃焼はじめでさっさと燃やして炉内の温度を上げたいとき。
あるいは、燃焼終わりで、炉内の温度が下がってきて、熾きになりきっていない木がぷすぷすと煙を上げているときも、ブロワを回すと炉内の熾き火が元気になって、また完全燃焼が始まります。
こういうときはブロワの力によって、煙を少なく出来ます。

完全燃焼に近づければ煙は減るし、完全燃焼するためには酸素が必要。
これは正解なのですが、問題はブロワから供給される空気は直線的であり、必ずしも炉内の燃焼ガスと上手く混ざり合って完全燃焼するとも限らないわけです。
場合によっては、未燃焼のガスを煙突に押しやってしまうわけです。

煙を少なくするためにはこのあたりのメカニズムをちゃんと研究する必要があります。
僕はまだ導入して一ヶ月の初心者ですから下手ですが、少しずつ煙の少ない燃やし方を見につけていければと思います。
ちなみに薪ストーブとは燃焼の仕組みがかなり違うので、薪ストーブの経験を生かすことも出来ずに、ウッドボイラーについては一から研究のし直しです。

ただ、上手くやれば煙を減らせるのも事実です。
剪定枝も蔓も草もよく乾燥させてから燃やします。
剪定枝は半年~1年くらい乾燥させたほうが良いかもしれません。
そして、よく乾いた燃料を酸欠にならないように、少量ずつ投入するのです。

薪ストーブもそうですが、くれぐれもご近所トラブルにならないようにお気をつけください。
我が家はクレームは貰ったことはありませんが、日々気をつけています。
あと、「物を燃やせば煙が出る」という当たり前の事実も直視したほうが良いです。

もう一つの太陽熱温水器ですが、これも素晴らしいです。
3月であっても、晴天の日には30℃ちょっとの温度上昇することが分かりました。
説明書どおり解釈しますと、真夏には60℃ちかく上昇することもあるようです。
大切なのは気温よりも日照です。
真夏でも日照が無ければ温まらず、真冬でも日照があれば温まるはずです。

そして、夜間のタンク内温度低下は2~5℃くらいです。
保温性はかなり高いです。
たとえば今の時期で、20℃→50℃に上がったとして、これだけでは浴槽に溜めるのが精一杯で、シャワーではガスを併用しないといけないときには、敢えてウッドボイラーを使ったりします。
太陽熱の蓄熱を蓄えておくためです。
すると、翌日には50℃→80℃にまで温度が上昇し、シャワーまで含めたすべての給湯を賄えます。

再生可能エネルギーを2つ併用するからこそ、「今日は太陽熱は温存して、ウッドボイラーで沸かそう」みたいな使い方が出来る訳です。

「ウッドボイラーは魔法のボイラーではない」と先ほど書きました。
対して、天候に左右されるとはいえ、人間が何もしなくても勝手に沸いてくれる太陽熱温水器はそれこそ「魔法」のように感じてしまう今日この頃です。



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給湯システムが完成③機種の選定 - 2017.03.23 Thu

今日の記事では再生可能エネルギー給湯での機種の選定について説明します。

まずは、簡単なウッドボイラーの方から。

選択肢は大まかに言うとモキ製作所の「無煙薪ボイラ」かATOの「ウッドボイラー」の2択です。
一番小型のサイズですと、値段は余り変わりません。
ウッドボイラーが200リットルサイズで48万円ほど(ネット価格)
無煙薪ボイラが150リットルサイズで47万円ほど(ネット価格)

正直、無煙薪ボイラの方は僕もあまり知らないし、ネット上にも情報が余り出ていないので、分からないんですよね。
直圧式かどうかも分かりません。

僕の場合は侍やM君(大学の後輩)や井戸屋さんの情報などでウッドボイラーについてたくさん情報があったので、最初からウッドボイラーの一択でした。
特徴なんかはこちらをご覧ください。
http://www.ato-nagoya.com/boiler/
ざっと言うと、直圧式で、熱交換式だからお湯が清潔で、ブロワー付きというものです。

あとは、サイズです。
ウッドボイラーの場合、業務用を除いては2番目に小さいN-220NSBを選ぶ人が多いようで、多分これがメーカーとしても主力のサイズとなります。
ただ、僕の場合は一番小さいN-200NSBにしました。
これは実は迷ったのですが、我が家の場合は台所とお風呂が離れている関係で、台所給湯はまた別のガスボイラーを使っているせいで、ウッドボイラーでの給湯がお風呂と洗面所に限られるということが一番の理由です。
あと、少しでも費用を抑えて、減価償却を早くしたいというのもあります。
(ネット価格ではN-200NSBのほうが5万円ほど安い)

結果を言いますと、これでよかったと思います。

N-200NSBとN-220NSBはタンク容量は20リットルしか違いませんが、燃焼室の広さは1.5倍ほど違います。
実質、N-220NSBは燃焼室を大きくしたモデルだと考えていいと思います。
このあたりは好みと使い方の兼ね合いもありまして、何箇所かで同時に給湯したり、あるいは床暖房に利用する際は燃焼室が大きいほうが良いのでしょうが、我が家の使い方では一番小さいモデルでも問題ありませんでした。
これから買われる方はサイズ選定の参考にしてください。

続きまして、太陽熱温水器。
こちらのほうが種類もサイズもメーカーもたくさんあって、選定は大変です。

まず、歴史から紐解きますと、太陽熱温水器は日本でも40年だか30年だか前にブームがあって(オイルショックの頃)、それなりに普及していたらしいのです。
それがなぜここまで下火になったのか?
僕が生まれてない時代のことなので、伝聞しか知りませんが、どうも当時の訪問販売のやり方に問題があったのだとか・・・。

さて、太陽熱温水器の種類ですが、以下のようなものがあります。

①パネル式
 昔ながらのものですね。
 冬場は集熱能力が弱くなって使えないと聞きます。
 また、「パネルがダサい」とか言って太陽熱温水器が下ろされる原因になったとも聞きます。
 これがダサかったら、ソーラーパネルだって・・・。

②分離式
 これはパネル式の派生品です。
 パネルとタンクの一体式は水まで入れると300キロの重さになってしまい屋根に負担をかけるので、それを回避するための製品です。
 パネルとタンクの間を不凍液が循環して熱を伝えます。
 当然ながら熱効率は悪くなり、価格も高くなります。
 自然循環式と強制循環式があるようです。

ここまではいずれもパネル式であり、国産メーカーが扱っているものです。
これらについては僕は選択肢から除外しました。
高価であり、冬場にはほぼ使えなくなるからです。

ここからが真空管を使った製品になります。
真空管は日本ではブラウン管工場でついでに作れていたようなのですが、ブラウン管が廃れるのと同時に国産では作らなくなりました。
なので、現在ある真空管を使った太陽熱温水器は中国産だと思って間違いないです。
しかも、日本の会社が開発したものを中国で生産しているのではなく、中国のメーカーが製造販売している品を日本のメーカーが輸入して、自社のラベルを貼って売っているもののはずです。

③真空管式
集熱部である真空管ガラスの中に水が入り、温められて、自然循環でタンクに溜まる方式です。

④ヒートパイプ式
これも真空管ですが、真空管ガラスの中には水は入らず、真空管が集めた熱をヒートパイプを通じてタンクに伝えます。
真空管式との違いとメリットですが、
(1)水道圧がそのままタンクにかかる直圧式に出来る
(2)水の表面積が減るので、夜間の温度低下が少ない
ということです。

僕はというと、④のヒートパイプ式にしました。
理由は一番安かったからです。
しかし、結果としてこれが僕にとっての正解でした。
直圧式で、かつ冬季でも温まって、かつ夜間の温度低下が少ないものがたまたま一番安かったのです。

中国では太陽熱温水器が非常に普及しているみたいで、しかも主力はこのヒートパイプ式のようで、国内メーカーも多数が輸入して販売しています。
しかも、どの国内メーカーで買おうと、驚くほど酷似しています。
違いは間違い探し程度で・・・。
一応挙げますか。
いずれもタンク容量200リットルです。

寺田鉄工所
サントップ
http://www.2.solars.jp/suntop-top
値段不明(オンラインショップでも取り扱っていない・・・)
ちなみに、メーカー名は国産っぽさを出していますが、中国製です。

テラ・アンビエンテ
タンク一体加圧型(水道圧力給湯型) 真空管+ヒートパイプ集熱式 太陽熱温水器
http://ikasou-shigen.shop-pro.jp/?pid=34720305
243,000円(税込み・送料別途)
アルミ架台

とちぎエネット
http://www.tochigi-e.net/index.php?%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E5%BC%8F%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%86%B1%E6%B8%A9%E6%B0%B4%E5%99%A8
256,000円(税別・送料別)
アルミ架台・予備真空管2本

FUJISOL(株式会社太陽光)
FUJI-IP522
http://taiyouko.cart.fc2.com/ca8/59/p-r-s/
213,350円(税込み・送料込み)
温度計付き

JAPAN ECOL LLC
熱交換ヒートパイプ式 (水道圧型) サンヒート
http://jp-ecol.com/archives/product/snh
(あ、なんかここ、HPとオンラインショップで扱っているモデルが違っていてわけが分からん)

MMC SOLAR
クリアホットウォーター200-ST
http://www.mmc-solar.com/products/detail.php?product_id=26
209,520円(送料込み・税込み)
温度計付き

なんて、本当に間違い探しみたい。
他にもいくつかのメーカーを見かけました。

ちょっと気になったのが、今回調べた中でも2つのメーカーがHPとオンラインショップの連動が出来ておらず、不安を感じました。
寺田鉄工所はオンラインショップがサナース(ヒートパイプ式でない真空管)だけになっており、JAPAN ECOL LLCはオンラインシップが100Lのみになっている。
中国製品を輸入して、検品して、ラベルを貼って売る商売というのは別にいいと思うのですが、HP上の明らかな不備というのは不安を呼びますね。

さて、ともあれ僕は一番安かったMMC SOLARのものを買いました。
近県ということもあって、配達してくれましたし、1本あった真空管の破損も速やかに交換してくれました。
信頼できるメーカーだと思います。

これから太陽熱温水器を導入される方は、選択肢に加えていただければと思います。



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プロフィール

野人

Author:野人
こんにちは。
野人っていいます。
前職はラーメン屋台を経営していました。

伊那谷にて2012年暮れに築150年の古民家を購入し、3年4ヶ月かけて最低限の面積を再生して、2016年3月末に移住しました。
全ての再生は10年計画なので、まだまだ続きます。

もちろんプロの方々にもお世話になりますが、お金があまり無いので、なるべく低予算と自力での再生を頑張っています。

ブログの記事数は膨大なので、手っ取り早く内容を知りたいという方はこちらのスライドショーをご覧ください。
ブログの内容を25分に凝縮しました。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpFnv9gLmJM

自分が古民家再生をする上で、他の人のブログを参考にしたり、あるいはHPから知識を得たり、ネット社会には本当にお世話になっています。
なので、自分自身も再生の過程を発信することで、少しでもネット社会から与えてもらったものに対して恩返しできればと思っています。

皆様からいただけるコメントに励まされ、またブログを通じて広がってゆく人の輪がとても楽しみです。

当ブログはリンクフリーですので、ご自由にお使いください♪

ご用件のある方は
zenhankai@yahoo.co.jp
あるいは
090-1707-2071
までどうぞ。

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